『0からの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
0からのスタートを切るために
何が必要か、知っているか?
それは、勇気でもなく 覚悟でもない
〝無”だ。
友人も、お金も、家も、家族でさえも、
〝無”に帰す。
それがどんなに大変なことか、虚しいことかも
わかっていないくせに
高校デビュー?社会人は新しいスタートを?
馬鹿馬鹿しいったらありゃしない。
お前達は知らないだけだ。
0というものがいかに恐ろしいかを。
少なくとも私は、
0からスタートなんてそんな恐ろしいこと
とてもじゃないけど口にできないね。
もとから0の人間からしたら、ね。
それでも、こんな話を聞いてもまだ、
0からスタートしたいと言うほど
追い込まれているのなら
私は止めない。どうぞご勝手に、
私と同じスタートラインに立ってくれ。
0からの
わかりあえないもの
敵と味方
もう…
むりしないでね
合わなかっただけ
あなたが、
悪かったわけじゃ
ないよ
そばにいるから…
テーマと逸れて
ごめんなさい…
すべてを捨ててその場を離れたくなる。
何もかもがどうでも良くなり、新しい世界に行きたくなる。
すべてから逃げ出したくなる。
何もかもに興味がなくなる時がある。
すべてが遠くて。
何も聴こえない。
そんなときに思い出すこの感じ。
0からの
くりかえしを。
コーヒーを頼んだ束の間に、別れ話をはじめる。
それに乗り気じゃない恋人が、必死にわたしを繋ぎとめようとしてくる。
「また0からスタートしないか?」
と言うから「いいよ」と答えると、恋人は目の前から消え、恋人がいたことすら記憶になくなった。
頼んでいたコーヒーが運ばれてきて、「1からのスタートだったら違ったんですけどね」と店員に言われる。なんのことかわからないけど、次の章が始まった気がしている。
0=1=…
造られし器
崩れて逝く性
型どりし器
未完的奇形物
注がれし朱黒は
巡り廻りて
静かに脈打ち
瞼開き凍る眼孔
非情な醒め
無感的な思考
哀しみの記憶は
消せやし無いから・・・
苦しみの孤独は
纏わり続けるから・・・
望んだ事も
叶える事も
無いから
「ワタシヲ・・・ イマスグ・・・」
0は始点
0は期待
真っ暗な 波ひとつない海が
太陽を待つように
静寂のあとにおとずれる
鮮やかな祝祭の予感
全ての希望 全ての可能性
緊張をもって高まる
無音の鼓動
「0からの」
#24
0からの
人間関係はいつでも
0からのスタート
それを相手と
どう築いていくか
数十年続くこともあれば
上手くいかない時もある
色んな人と接しながら
日々学んでいる気がする
コイツは0からの天才だ
何も教わっても見てもいないのに1を作り出してしまう
だが、2以上を作り出すことができない
それでもこの1ビットの世界では十分だ
今日もコイツは1ビットの世界で無数の0からを産み出す
「君のこと、恋人として見られなくなった。」
なんとなくそんな気はしていた。無意味な時間にでもすがりたくて気付かないふりをしていた。
「わたしはあなたのこと、好きだよ。」
とりあえず、自分の気持ちだけは言ってみる。
「でもわかってる。」
二人が想い合ってない関係なんて続けられないって。「わかってるよ。もう、終わりだね。」
「うん、ありがとう。」
どういう意味のありがとう?別れてくれて?これまでの感謝?わかったところで、もう再び道が重なることはないのだろう。
「お互い、別々の場所で0から始めよう。」
0からのスタート、なんてできない。そんなに簡単に折り合いなんてつけられない。
勝手にあなたの中で良い思い出として締める言葉で飾らないで。
願いは
完全燃焼
ひとひらの
灰も残さず
再び
君と出会うため
0からの旅立ちを
# 0からの (45)
『0からの』
ドン底から
裸一貫 再出発
とか聞くと
まさに0からのスタートって感じ
でも本当は マイナスからのスタート
ってことの方が多い気がする
今どき このご時世
借金返済に追われてたり
更に 物価高騰
毎日 家計は火の車
限られた収入の中で
赤字をどうやって補えばいいのさ
なんて ぼやきたくもなる
あれ? 何の話してたんだっけ?
「私とあなたじゃ住む世界が違う 第七十一話」
志那は、マンションの庭掃除をしていました。その表情は落ち込んでいました。
「最近は嫌な出来事ばっかだなぁ…。カインドにはフラレちゃったし、パズルの皆は帰って来ないし…」
志那は、ふと空を見上げました。空は、青く澄んでいました。
「私に才能があったら、何でも願いが叶って、悩みのない生活を送ってるんだろうな。才能が無いって辛い…」
志那の表情は、曇っていました。
「そりゃあ、勉強もせんと遊び呆けて、なーんも努力しないで、ウジウジしてばーっかだったら、周りの人間からゴミ扱いされるわな!」
志那の側にガーネットが座っていました。
「失礼ね!犬の分際で何よ!」
「俺にはガーネットって名前がちゃんとある。少なくとも、能無し人間のお前とは違って、俺は価値のある人間だからな!」
「犬なのに?」
「お前は犬以下。笑えるーww」
ガーネットは、志那を見るなりゲラゲラ笑っていました。
「何コイツー!」
「どうしました?騒がしいですが…」
アメジスト達、林檎のメンバー達が志那の所に集まりました。
「アメジスト、アンバー、ローズ!俺だよ、ガーネットだよー!」
ガーネットは、アメジストの足にしがみつきました。
「悪いけど、ガーネットは人間だ。犬じゃないぞ」
「迷い犬か何かか?ナイトメア一味やケブバガミの手先だったらやっつけないと…」
ローズは、ガーネットを攻撃しようとしました。
「わー!待ってくれー!話せば分かるってー!」
「二人共、待ちなさい。この犬は嘘は言ってないようですから、話を聞いてあげても良いと思います」
アメジストは、二人を止めました。
「アメジストぉ~ありがと〜」
ガーネットは、涙目になっていました。
アメジストの部屋に入るなり、ガーネットは次々に話し始めました。
「俺、ケブバガミの幹部に追われてて、極地から出たのがシャクに触るのかソイツらから追われている。あと、元の姿に戻せる術師を探している。言っとくけど、俺の外見は薄いベージュの肌、赤い隻眼、赤いアシメカットのショートヘア、細身、ピアスとチョーカー付けてて、クールなビジュアル系ファッションでサバサバしている男だ。覚えてるよな?」
「……」
林檎のメンバー三人は固まってしまいました。
「ゴメンな…思い出せない」
「合ってるかな…?悪い」
「すみません。俺も鮮明には出て来ません」
当時、「からの〜」という煽り言葉が流行っていた。
友人はちょくちょくツッコミを入れる人だった。
私の話が終わるたび「からの〜」とあるわけない話の続きを尋ねてきた。
どんな話でも「からの〜」っと言ってきた。
無理やりにでも明るくなれたため、鬱陶しかったが彼の「からの〜」は嫌いでは無かった。
そんな昔のことをボーッと思い出していると関係悪化中の恋人からお別れのメールがきた。
「からの〜」と送った。
既読スルーされた。今もそのままだ。
「からの〜」の魔法は友人にしか使えないらしい。
また0からやり直そうと思う。からの〜
「はぁ、だめだ…」
この言葉を言うのは何回目だったか。
やってやるぞと思って、やっぱりだめだと止めてしまう。
こんなにも真っ白だから、僕が汚してしまいそうで怖くてできない。
別にこれが初めてではない。毎回躊躇ってしまう。
1度始めてしまえば同じ、どうせ汚れてしまうのだから。
気にしなくていいんだと自分に言い聞かせる。
それでも身体は重く動かない。
こうしている時間ももったいない。
意を決して身体に力を入れる。
「あっ…!」
やっぱりやってしまった。
グシャッ
それからは落ち着いた気持ちで書くことができた。
新品のノートに書くのは毎回緊張するな。
『0からの』
もう一度出会い直せたら
もう恋なんてしたくない
#出会い#0からの
1歩進んだ状態からまた2歩めを踏み出すのって
簡単だと思うんだけど
静止した0歩めのとこから最初の1歩めを踏み出すのって大変なんだ
同じ"1歩"なんだけど
なんってったって行動の"動き出し"だからね
それと同じ感じで98から99にするのと
99から100のすることも全然違う
完璧に近づけるのか完璧にするのか
なんてったって99は"完璧"じゃないからね
その1歩が世界一ムズいんだまじで
以上です もう言いたいことない
完
「0からの」
今まで全ての経験を壊して、
0から人生始めてみようか。
0から何が始められるだろうか。
0は無限だ。
きっとなんでもできる。自由だ。
しかし、制限のない自由は本当の自由なのか
制限があるからこそ自由は輝く
仕事や学校があるからこそ、休日の有り難みを感じるように。
0からの____
君の前前前世から僕は
君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけて
やってきたんだよ
君が全然全部なくなって
チリヂリになったって
もう迷わない
また1から探しはじめるさ
むしろ0から また宇宙をはじめてみようか
- 0からの -
さぁ、ここからだ!
空は晴れ
視界は良好
未知の世界を
また初めから歩いてく
新しい鞄と靴で