当時、「からの〜」という煽り言葉が流行っていた。
友人はちょくちょくツッコミを入れる人だった。
私の話が終わるたび「からの〜」とあるわけない話の続きを尋ねてきた。
どんな話でも「からの〜」っと言ってきた。
無理やりにでも明るくなれたため、鬱陶しかったが彼の「からの〜」は嫌いでは無かった。
そんな昔のことをボーッと思い出していると関係悪化中の恋人からお別れのメールがきた。
「からの〜」と送った。
既読スルーされた。今もそのままだ。
「からの〜」の魔法は友人にしか使えないらしい。
また0からやり直そうと思う。からの〜
2/21/2023, 10:51:08 AM