『麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
最強の男が持っている帽子
絆の帽子
夏の暑い日の子どもの定番
よく飛んでいく帽子
麦わら帽子
#麦わら帽子
あのサヨナラの夏
夕映えの丘
風に揺れる草の波
長く伸びた影
いつのまにか少しずつ
見つめる世界が変わっていった
それに気づかないフリをしてた二人
麦わら帽子をそっと
私の頭にのせながら微笑むキミに
ナミダだけ溢れた
大好きだけじゃどうにもならない心
あの帽子に隠したまま
何処へ消えたの
なぜか麦わら帽子を被りたがらなかった子供の頃
りぼんがついてとても可愛らしかったのに。
祖父が何か作業するときに好んで被っていたから、
そのイメージが強かったのかな
今にして思えば、
ツバで日差しを遮り、通気性がよくてとてもいいのにね。
大人の言うことはある程度聞いておくもんだ。
街中で麦わら帽子をみると、決まってそんな事を思い出している。
131:麦わら帽子
ひまわり畑の中に麦わら帽子を被る君
僕を振り向いてはしゃぐ君が可愛くて可愛くて
繋いだ手に力を込めた
天真爛漫って言葉が君のためにあるみたいなんて
そう言ったら君は笑うかな?
帽子が似合う君だけれど
そんな中でも麦わら帽子が一等似合うなと思う
いつまでも隣で笑っていて欲しい
そのためならどんなことでも出来る
ずっとずっと傍にいて
そう言えば君は顔を赤くして
真っ直ぐに僕を見るのだろうな
愛おしさが増す夏空の下
僕の目に映る君だけが鮮明だ
【記憶】
買ってもらった麦わら帽子を被り、オトウサンの背に乗って散歩をした。
踏切を渡るとトウモロコシ畑が見えた。
オトウサンはトウモロコシ畑の間の道を通った。
だいぶ大きなトウモロコシだ。
トウモロコシ畑を抜けてしばらく歩くと、古びた小さなお店が見えてきた。
駄菓子屋だ。
中に入ると、色とりどりのお菓子が目を引いた。
黄色くて小さいジェラートを1つ買ってもらった。
オトウサンに手を繋がれ、ジェラートを食べながら、しばらく歩いた。
誰もいない道。
ただただ田園風景が広がっていた。
ひまわり畑に着いた。
「好きなように遊んでこい」
オトウサンの手を離れた私は、ひまわり畑の中に飛び込んで走り回った。
キャッキャとはしゃぐ私を見つめるオトウサンの眼差しが温かく感じた。
「次は此処でギター弾いてあげるからな」
オトウサンがそんなことを言っていたような気がする。
しばらくして私達は帰路に着いた。
幼い私に空の青さが降っていた。
これが、私が物心つく前の話だ。
「思い出」ではなく「記憶」が蓄積していたときの話だ。
オトウサンに関する記憶は、これしかない。
その年の冬だっただろうか、
オトウサンは亡くなった。
【麦わら帽子】
遠い夏の日の記憶
陽炎に揺らぐ道路
夕暮れに響く虫の声
窓辺に揺れる風鈴
川辺に作った秘密基地
回数を競った水切り
あっという間に消えていく手持ち花火
麦わら帽子をかぶって
出かけた小さな大冒険
二度と戻らない遠い夏の日
忘れることの無い
永遠の思い出
(麦わら帽子。)🦜
・僕・・・がね。
古い瓦屋根のお家に、
マイホームを
作ったんだんだよ。🦜
・枯れ葉や
枯れ草を
集めて、丸くして
くぼみも付けてね。
・麦藁帽子を、
逆さまにした様な
形になる様に
一生懸命作ったんだね。🦜
(でもね。)
「娘雀しゃん。は
稲穂のミルク状の
種を食べる、のに
一生懸命で
僕が、作った
マイホームに
気がつかないんだよ。」🦜
✣婚活は、すずめ、・・も
人間しゃん。と
同じで
《難しいものなんだね。》
麦わら帽子
高校生になってから、初めて父の実家に帰省した。
父の実家はかなりの田舎で、畑や田んぼばかりだ。
私は両親と一緒に向かっていると、田舎に近づくにつれ、自然が多くなってゆき、両端の道には向日葵が咲き乱れていた。
やっと父の実家に着くと、祖父たちは優しく私たちを迎え入れてくれた。
荷物を置くと、私は日焼け止めを塗り、銀色のラメが入った白いワンピースを着て、麦わら帽子を被り、田舎道を散歩しに行った。
ゆっくり田舎道を歩くと、向日葵がそこらじゅうに咲いていた。
「綺麗に咲いてるなぁ。」そう言いながら、歩き回っていると、急に強い風が吹き、私の帽子を攫って行った。
慌てて追いかけると、誰かが帽子を取ってくれた。
「すいません!ありがとうございます。」
そう言って顔を上げると、幼馴染だった。
お題「麦わら帽子」(雑記)
麦わら帽子って子供かおばちゃんかみたいな二択の印象だったのに、友達がカンカン帽被っててアリだなと思った。
日除け効果薄そうだから自分では買わないけども。
夏はガチおばちゃん向けの日除けクソダサ帽子被っている……。
でも帽子のつばがすぐに翻るからワイヤー入ったの欲しいんだよなぁ。
ワイヤー入りの翻らないやつ買ったのに出先で置き忘れてしまってつらい。って前にもこのアプリで同じこと書いた。日差しの時か。
何でもかんでも英語にするの嫌いだけど、ストローハットって麦っぽさが全くない。中が空洞で、飲む時のストローの語源なんだっけ?
今調べたら、カンカン帽って糊やニスで固められていて、叩くとカンカンと音が鳴るからカンカン帽と呼ぶらしい。いや今時そんな硬い通気性ゼロの麦わら帽子売っていないだろ……。
ついでに調べたら、ストローの意味に麦わらとかストローとか以外に「一縷の望み」だの「つまらないもの・価値のないもの」だのという意味があるのを知った……。何があった。
形容詞として「他人の身代わり、相手を惑わす隠れ蓑の」って意味もあるらしい。どこで使うんだそんなの。
熟語でストローバイヤー:銃や不動産の代理購入者とかペーパーカンパニーはまだ理由が分かるんだけど。
straw in the windで将来起こりそうな事を示す物、も意味が分からない。まあcats and dogsで大雨の意味らしいからきっと英語なんてそんなもの。
今気づいたんだけど、海外にもかかしってあるんだよな。オズの魔法使いでかかしが出てくるし。
藁人形とかめちゃくちゃ日本的というか東洋的な雰囲気バチクソあるけど。え、西洋人って丑の刻参りとかすんの??
書いてて思ったけど、麦わら自体が価値がないもの扱いされているからつまらないものって意味がくっついたの、か……? 分からん!
It is the (last) straw that breaks the camel's back.ラクダの背骨を折るのは最後に乗せた麦わらである。/たとえ僅かでも度を超せば大事になる。とかなるほど確かにそうなんだけど知らなかった。
麦わら帽子から麦わらに話が逸れてきた。
でも麦わらって印象派の定番画題だし。麦わらというか積み藁だけど。
……むしろ子供が被っているのか? 大人というかおっさんおばちゃんの印象が強まってきた。
いやおばちゃん代表例は私の母なんだけど。夏は草むしりが大変な一軒家。
子供ってチューリップハットみたいな可愛い帽子か野球帽の印象がある。男の子は特に大きくなっても野球帽みたいな印象……。私の周りがそうなだけだと言われると何も返せないけども。
そうだよ私が通っていた小学校の帽子も男の子は野球帽型だったんだよ。女の子は……何だろあれ。クロッシェかな?
紐付きスカート可愛くねえなぁと思っていたんだけど、幼児体型だと腰の抑揚がないからずり落ちるのを防ぐためだと聞いて納得した。
でも襟なしの上着はダサいと思う。珍しく茶色系なの良かったけど、帽子と色合わせてほしい。(なお教師の質で何もかもが台無し)
ごく一部の私立高校でしか導入されていない盛夏服に憧れたなー。まじで全国で導入した方が良い気候だけど。
話を戻そうとしても帽子の話にしかならなかったから諦める!
麦わら帽子
投資では,「麦わら帽子は冬に買え」という格言がある。
人々が求めていない時期に麦わら帽子を安く買い,求めている時期に
高く売るというものだ。
洋の東西を問わず,人間という生物は想像しているよりもずっと機械
的で,同じような行動を取る事が分かる。
投資なんて下らないが,少しは人間の心理構造に対する示唆も与え
てくれる。
否,人間の心理の裏をついて利益を得るのは,つまらないか。
矢張り,欲しい時に欲しい物を買うのが良いかも知れない。
魔法が解けたのかもしれない
男性の私物なんて欲しくない、気味が悪い。
魔法なんてほど綺麗じゃない、呪いって言ったほうがいいくらいよ。
貴方、貴方貴方貴方貴方貴方貴方貴方にずっと心のなかで叫んでた。
でも、今はもっと軽いかもしれない。
まだ手放せない私もいるけどね。
麦わら帽子
「麦わら帽子が欲しい」
自由人な弟が呟いている。さっきまでONE PIEC◯を読んでたか見てたのかな。麦わらと聞いて一番最初に出てくるのがそれなんだもん。
「昔さ、俺とお前でおそろいの奴あったじゃん。リボンだけ色違いの」
「あー!」
あれは、ママが買ってきてくれたんだっけ。男女とはいえ双子だから、ママも張り切って服を用意していたんだよね。
色違いのお揃いや、男女でも似たようなコーデができるものが多かったかな。ちなみに麦わら帽子は、私が赤いリボンで弟が青いリボンだった。偶然にも好きな色が被らなかったから、ママも集めやすかったかもしれない。
「どうせもう入らないしさ、改めておそろっちしようぜ」
「やだ」
「なんでだよ」
「あんたがいろいろ調子に乗りそう」
「仲良しアピール付き合えよ」
「いまさら要る?」
おそろいの帽子を手にしたその日のうちに、かまちょの弟なら「昔みたいにイロチコーデしようぜ」って迫ってきそうだ。予め断っておこう−−って、思ってたんだけどね……。
なんともまあ運命ってのは皮肉で、断った矢先にフォルムも色合いもすごく好みな麦わら帽子に出会ってしまった。しかも、リボンのカラーバリエーションがすごく豊富だ。私の赤と弟の青どころの話じゃない。あれかな、昨今の推し活に対応してる説ある?
「……たまにはいっか」
乗ってやろうかな、今回は。本当は欲しかったし。
綺麗な緑色のリボンも選べるようだから、ふたりでお揃いじゃなくって翠目の後輩も巻き込んでしまおう。思わずニヤリと笑っていた。
(いつもの3人シリーズ)
吹き飛んだ麦わら帽子空に拾う
かの日の幻影焼けた水筒
♯麦わら帽子
夏はきらいだ。
どうしたってあの夏のことを、麦わらの彼女のことを、思い出してしまうから。
事故だった。
公園に行く予定だった彼女は、行く途中で赤信号の歩道に飛び出してしまった。
だから麦わら帽子を見ると苦しくなる。
俺がしっかりしていればと何度も悔やんだ。
夏は罪悪感で潰されそうになる。
…ああ、なんであの夏きちんと前を見ていなかったんだろう。
きちんと周りを見ていたら、あの子をはねることもなかったのに。
俺が滅多に運転をしない理由はこんなとこだ。
─麦わら帽子─ #30
【 麦わら帽子 】
潮のかおり。
気がつくと僕は見知らぬ海岸にいた。
寄せては返す波の音を聞きながら考える。
ここはどこだろう。
知らない海岸。だけど確かに知っている。
強い風が吹き、飛ばされた帽子を追いかけ僕は走る。慣れないビーチサンダルのせいで転んでしまう。
慣れないビーチサンダル?
ビーチサンダルなどもう何年も履いていない。
転がる麦わら帽子を拾い上げ、思い出す。
ここは僕が失くした記憶。
赤いリボンが巻かれた子供用の小さな帽子。
僕は確かに知っている。
この帽子の持ち主を。
ふと、記憶がとめどなくあふれだす。
ヒト夏の思い出。
日焼けたはにかんだ笑顔のあの子。
うだる暑さと風鈴の音。
扇風機とスイカと宿題と、夏祭り。
夜空に打ち上げられる花火と高揚していく心。
いつも隣にいた顔のないあの子の顔。
夏の終わりに海に消えた麦わら帽子。
もう逢うことのできない麦わら帽子。
僕はもう一度その懐かしい麦わら帽子を目に焼き付けて、力強く風に飛ばす。
帽子は風に舞い上がり、ゆっくりと海に落ちていく。
やがて帽子は波にさらわれ、しばらくゆらゆらと揺れていたがやがて沖に流され消えていく。
「 さようなら。」
僕は呟く。あの時、伝えられなかった言葉を。
夕日の浜辺はただ波が寄せては返すだけで、何も答えてはくれない。
僕はまた歩きだす。
きっと今度は忘れない。
あの麦わら帽子の赤いリボンを。
「一人暮らしをもう少ししてから始めようと思って今荷造りをしていたら懐かしいものを見つけたからせっかくだからみんなに共有したくて!」
友達の帆乃夏がそう投稿していたからつい気になって見ることにした。
これは...麦わら帽子?
なんか懐かしいよなぁ、麦わら帽子って
そういや家にあったっけ?麦わら帽子って
多分押し入れの中かな...?って軽い気持ちで探してみた。
「あった...!」
ピンクのリボンがついた麦わら帽子
そういや小さかった時に夏になったらよく使ってたよなぁ...
暑いからってのもあるけど、麦わら帽子を被るとなんか大人になれた感じがして...!
思い出に浸っていたらもう2時間近く経っていた。
こう過去のことを思い出す機会ないから帆乃夏には感謝しないとな!
そう思いながら私は麦わら帽子を押し入れにしまった
麦わら帽子は
たくさん見て来たけれど
お父さんの帽子が
1番かっこいい
色はこげ茶
日に焼けて
表面がカサッとなっている
夏は田んぼと畑に
行く時に被る
小屋の柱の上の方に
太い釘を打ちつけて
ひっかけている
麦わら帽子
夏の太陽と
涼しい夕風
麦わら帽子は
外で吹かれているのが似合う
彼女と付き合い始めて初めての夏。
2人で向かった先は、隣の県にあるひまわり畑だ。
彼女は今日のデートにものすごく気合いが入っているようで、いつも以上に可愛らしい服を着ている。
赤いリボンが付いた麦わら帽子、ピンクのワンピース、コンバースの靴。
特に彼女がポイントだと語るのは麦わら帽子だ。
強く吹く風から守るように、必死に帽子を押さえている。
「写真撮るよー」
そう声を掛けると、彼女は大量のひまわりを背にカメラに目線を向けた。
そのとき、振り向くときに手が離れてしまい、帽子が飛んでいってしまった。
「!!」
写真を撮るよりも先に、彼女の大切な麦わら帽子を拾いに行く。
幸い風はすぐにやみ、少し離れたところに帽子は落ちた。
走ってそれを拾い上げると、彼女に手渡した。
「ありがとう」
そう言って浮かべた笑顔は、ひまわりよりも輝いていた。
ある夏の日
幼馴染とひまわり畑に行ってみた
その時その子は麦わら帽子をかぶってて
顔があまり見えなかった
だけど、その子が背丈の高いひまわりや空を見てる時にだけはその子の目が見えた
その時のその子の目はとてもキラキラしてて
僕はついつい見惚れた
多分、その時だと思う
僕はその子に惚れた
そこから数年
僕は昔来たひまわり畑にまた来てみた
するとそこには
僕が惚れた君がいた
、、、今日は僕も思いきってみるよ
昔は、出来なかったから
お題『麦わら帽子』
[あの夏]
少女が置いていった麦わら帽子をくるりと回す。
彼女の軽い足取りが聞こえる。
無邪気に笑う。
白いワンピースをきた少女はひまわりを抱えて笑う。
幻覚のように。呪いのように。悪夢のように。
反芻する。
私を苛んでいる。
彼女が残した夏はまだ、終わらない。