『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自分が気づかず、あるいは避けて通っていたことがある。ただそれを知ること。目を逸らさず立ち止まること。それが時として自分が自由であるための試練となる。
それを乗り越えた時、人はより高く高く飛ぶための翼を得て羽ばたいていく。
高く高く、崇高であれども、一時的な物に流され、壊れやすい物、私は『思い』『夢』など、遠くとも近い、人が渇望する、誰にでもある、あった、生まれるであろう希望。高く高く、届かない場所にあるように見える…、それでも強い力、思い、才、様々なものを使えば届く、高い、それでも近い物。
高く高く
何処からどうみて高いのか
地面からだろうけど
地面は低いのかね
基準はそこからであって
高さも低さもここから見ている
海は深いし広い
空は広いし遠い
地球の空より向こうに宇宙はあるけど
地球の外側にしか宇宙はない
では地球は低いのか高いのか問題
そんな考えは置いとくとして
高さは高くけれど限界がある
どんなに高くても高いから無理がある
無理ってか無駄と言うか
無理なのも無駄なのも他人である
200㎖コップならそれ以上は入れれない
ギリギリなのもよろしくない
7〜8割くらいが丁度いいと言われている
人間の正確な容量が解らないから
分量がどうにもならない
それで掴めなくても全体的に見れれば
その視点から脱出出来る
情報が多いのではなくて
見ようとしてる視点が細かいんじゃない
細かいとこはある程度は
他人に任せてしまうしかないよ
あなたはそこから何が見たいのか
ここが重要で
その為にどう見て見るのかだと思う
高さなら登り方があるはずだよ
牛乳は1日3杯。
1cmでも背が高くなりますように。
願いながら、コップをぐいっと傾ける。
高く、高く
高く高く飛んでゆく
風船のように
君のこころも
軽くなるといいな
#高く高く
私は毎日人を羨んで生きている。私がダメなんじゃない。他の人ができすぎているんだ。そう思わないとやっていけないから。でも、そんな考え方は高校3年生になり、進路も固めなければいけない。やりたいこともない。なりたいものもない。何にも希望を持てなくなった。そんな状況になり、もう人のことすら気にできないくらいに追い詰められた時に変わった。先生や親に圧をかけられ、自分がダメなんだと認めざるを得なくなった。もう終わってしまおうかと考えたこともたくさんあった。それでも勇気が出なくて。また落ち込んで。生きてきたことを後悔した。誰かに共感して欲しかった。安心させて欲しかった。でもそんなことを考えていても何も変わらないことはわかっていた。私は何かに優れているわけでも、何かに恵まれているわけでもない。どん底に落ちた時、急に自分を客観視できた。そして、人生なんて死んで仕舞えば終わりだ。もし次耐えきれないことあったら死んでしまおう。と考えた。そこから必死にもがいた。もちろん悩んだこともあった。今思えば死にたくなかったのだろう。私は上にいる人たちを眺めて、上に行こうともがいていた。でも上に行く必要はなくて。誰の目にもつかないくらい高く羽ばたいて仕舞えばいいのだと知った。誰の影響も受けずに誰からの視線も気にならないくらいに。高度が高ければ高いほどたくさんの星と空が広がっているから。
陸上選手に憧れる。
単純に早く走ったり高く飛んだり長く走ったり、自分の身体だけで勝負するのが羨ましい
もっと、もっと、上に成らなければ……。
もっと、もっと、強く成らなければ……。
あの頃は、かなり思い詰めていた。
強さばかりを追い求め、いつも努めていた。
強く成らねば、生きる意味は無い。そう、感じるほどに。
己の有する全ての才能を、研ぎ澄ませることしか……眼中に無かった。
若さ故に……無知が故に驕り、傲慢だった。
かつて、誰よりも完璧で無ければ、己を許せなかった。
かつての己は、苛烈で独善的だった。
まるで反面教師にしていた、師匠のように。
何も考えず、いとも容易く、躊躇も無く、淡々と命を奪ってきた。
命の重さは、皆等しく同じだ。
重罪人とて、それは変わらない。
かつて、命を奪うことは己を強くする手段の一つでしか無かった。
でも、今は違う。
今の己は、命を奪うことの重さを知っている。
己の強さは、他者を思い遣らねば、成立しないことを知っている。
研ぎ澄ませてきた……己の強さは、他者が苦しまぬ為に在る。
高みを見るのでは無く、眼の前のことに集中する。
そして、その一瞬が生涯に幕を閉じる者の『人生』を決めるのだと思う。
高く高く
周りは、自分より綺麗な人や歌やダンスが上手な人、そこに加えてプラスアルファを持っている人がたくさんいた。
アイドルに向いてないのでは?と悩んだ日々もあった。
それでも、トップアイドルになりたいって夢は諦めきれなかった。
たとえ届かない夢だとしても、叶うわけないと笑われてしまっても…。
小さい頃の自分に元気をくれたあの人たちみたいになりたいて願いは捨てられなかった。
雲を突き抜けるくらい高く高く手を伸ばした。
一番星は遥か遠くにある。それでもいつか誰かを照らすアイドルになろう。
【78,お題:高く高く】
小さい頃お父さんによく、たかいたかいしてもらったなぁ
あれ結構凄くない?子供と言ってもそれなりに重いだろうし、手ェぷるぷるするよ?
一回も落っこちたことないし、やっぱ親って凄いのな
『高く高く』
僕の友達は高い所をずっと飛んでいる。
翼を大きな羽ばたいてずっと飛んでいる。
僕はどこに向かっているの?って聞いたことがある。
「俺は誰も届かない所に行くだけだよ」
そう笑顔で答えた。
僕はかっこいいと思った。
僕は低い所しか飛べない。
高い所が怖いんだ…
けど今日は少しいつもより高い所を飛んでみようも思う!
「天候、良し。風向き、良し。水面、良し。絶好の飛行日和だ!」
ゴーグル越しに空を見上げて少女は満足そうに微笑む。
鼻歌を歌いながら桟橋を歩き、愛用している白い飛行艇の操縦席へ乗り込んだ。乗った際にちゃぷ、と艇底が小さく波をたてて揺り籠のように揺れる。
手慣れた手付きでエンジンを起動すると、プロペラが激しく回転しゆっくりと艇が前へ進んでいく。凪いだ水面に白波を立て、滑るように走る。ここからが好きな瞬間だ。
段々と空へ浮き上がり、完全に水面から離れていく感覚が少女を高揚させる。目の前には真っ青な空と沸き立つ雲が一面に広がっていた。
「まだまだ。もっと高く、高く…!」
操縦桿を強く握り締め、少女を乗せた飛行艇は天高く飛ぶ。
「---わぁ…!」
飛行艇は雲の上へ到達し、下を見ると海に浮かぶ島々が小さくなっていた。さっきまで自分がいた場所も、まるで豆粒のよう。
「サイッコーーっ!」
無邪気に叫ぶ少女の笑い声が空に響いて溶けていった。
お題「高く高く」
高く高く
「おかーさん。とりさんってどのくらいのたかさまでとぶの?」
「そうねぇ〜。お家の屋根くらいまでかな?」
「そっかぁ〜。じゃあもっとたかくとべるとりさんもいるのかなぁ?」
「いるわよ。」
「そうなんだ~!!!」
窓越しにスズメの鳴き声がする。
もう何年も昔の会話。何度も夢に出てくる。
カーテンを開けて上を覗くとスズメがいる。
もっと高く高く飛べるのかな?
~高く高く~
空を飛ぶ夢をよく見る。空を飛んで逃げることが多い。
うちに特殊能力があったら戦争だって止めれるなんて想像してしまうけれど。
夢が私の本性を物語ってるんだろう。
もっと高みを目指さなければ 。
首領の役に立てるように 。
「 ……… ま 、 ンな事これっぽっちも思っちゃいねぇけどさ 。 」
木刀を振る 。
静かなトレーニング室に空を切る音が響く 。
高みを目指しているのは本当だけれど 。
「 …………… 」
部屋の隅でトレーニングをただ眺める少年が 、
幾度かの空を切る音の後に口を開いた 。
「 首領のために強くなろうと思わないのか ? 」
暗く沈んだ深海の底のような瞳を向けて
質問の答えをひたすらに待つ 。
やがて振っていた木刀を止め 、
乾いた音を立てて剣先を床に当てた 。
「 勿論 。 」
良い笑顔だった 。
「 首領のためじゃねぇ 、 俺のためだ 。 」
少年は黙ってしまった 。
下を向いて 、 何かを考える 。
しかしその時間はあまり長くは無かった 。
「 俺は ……… 強くなりたい 。 首領のために 」
これまでに無い程 、 真っ直ぐな目で 。
その瞳は 、 太陽の射し込む海の色だった 。
「 ……… そうか 。 じゃあ特訓するしかねぇな 」
狂犬は笑う 。
木刀を少年の方に投げた 。
「 高く高く昇って見せろ 。 そうじゃなきゃ首領にゃ届かねぇぜ 。 」
- 高く高く
- 山吹シュヴェールト 、 柑子浅葱
高く高く
私は飛びたい。この現実世界から逃れたい。
私は親に毎日殴られご飯も三日に一回、学校でも虐められている。毎日毎日この繰り返し、
私はもうこの世界、この人生に希望がないと知った。
学校の屋上、4回建てだから死ぬだろう。
次の人生は幸せだろうか、、そんな思いを胸に一歩前に出て飛び降りた。
私は飛んだ、高く高く
天国へ
夢に向かって走り続けるキミが眩しいよ
ジリジリと照らす真夏の太陽みたい
置いてきぼりのわたしはドロドロに溶かされていく
このまま負けてられないな
すぐに追いついてみせるよ
高く高く
高く高く
みんなが普通の場所にたつのは簡単でも
私からその場所は
遠くて高くて
どれだけ前に進もうと
どれだけ高く高く飛ぼうとそこにはたどり着けない
高く高く空を登る繊維
幼子だったのは遥か昔数秒前
定刻通り 一切のキモさなく
線たる線であることを強いられている
自覚的な彼らは
自身が持たない欲望にまみれ
むず痒い体表のほつれを捩っては
よじれて 解けかけて
四時の方向へと進む
秋晴れ 夕暮れ
下で寝ぼけて絡まる酩酊の兄弟達には
子供の駆け足が聞こえたらしい
行こうよ まっすぐ 圧縮へ
重力を捨て大気圏越えて
天体掠める光のように
行けるよ まっすぐ 圧縮へ
どやされても気にせず
潰れても面倒がらず
立ち上がる
湿気るまでは飽きぬ 性分だからこそ
高く高く
何処迄も続く青空を飛べたなら…千切れ雲の間を縫いながら飛ぶ姿を思い描いてみる…真っ白な翼をはためかせられたなら…
どう仕様もない行き詰りを感じる今、せめて自由に空を翔べたら、どんなに救われるだろう…何からも解き放たれて、あの山を超えて、太陽に近付いて、そして…