『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
高く高く収入を望む僕
そんな僕はいつも本を見てる
そんな僕はいつも夢を見てる
高く高く
いつしか意識だけが昇っていってしまった
いつしか僕は意識におきざりにされてしまった
仲良くしたいのに、一緒に居たいのに、繋がっていたいのに
高くてもいい、低くてもいい
今を生きることがココロを満たす
今を生きることが幸福感を高くしてくれる
だからそのままの、ありのままでいい
たかくたかく飛んでみた。
飛んでみたら案外何も無くて
下を見たら落ちた。
下は心地よくて
ずっとここに居たい。
また飛んでみようと思ったけど
飛べなかった。
住んだ空気が恋しい。
「高く高く」
いつも君には届かなかった。
だから日々努力した。
もっと見てもらいたくて、そばにいたくて。
でも君との関係が崩れた時、努力が足りなかったんだ。
頑張れなかった。と深く後悔した。
君の人生に僕が必要ではなくなって空っぽになった。
もっと僕が頑張って、君に届いても更に高く高く上を目指して
君の横に立てたら良かったのだろうか。
✍
初投稿です。
拙い文章ですが、誰かの心に響き、気に入られたらいいなと思っています。
「高く高く」
女王はひとりきりになった。
王位をつぐ新しい女王も臣下たちも、みな無事に逃げのびた。女王は満足していた。
からっぽになった地下の宮殿を出て、女王は久しぶりに地上へと登っていった。
宮殿の上にそびえたつ木は、気が遠くなるような高さだ。ごつごつした樹皮は岩盤のように硬く分厚い。はりだした枝は世界中を覆いつくすようだ。幾千という葉はすっかり黄色にかわり、そのすきまから光が降り注いでくる。
何度みてもこの巨大な木には圧倒される。どれだけの生き物がここで暮らしてきただろうか。この木はまるでひとつの宇宙のようだ。
だが、永久にそびえているように思えたこの木にも、やはり寿命があった。
木の命がつきるのを、女王が予期したのは、夏のおわりだった。次の春が来てもこの木は芽を出さず、そのまま枯れてしまう。
その前に「彼ら」がやってきて、木を根本から切り倒してしまうだろう。自然にまかせて木が朽ちて倒れてしまうのは、彼らにとっては都合が悪いようだ。木を切った後、彼らはどうするか。
たぶん今、この木のまわりを囲んでいるのと同じ、灰色の硬く冷たい岩で、ここを覆ってしまうだろう。その後には何の生命も残らない。
脱出作戦はすぐに始まった。
女王はこの木に住むものは一人残らず落ち延びさせよ、と命じた。ツバサビトたちはもちろん飛んで逃げる。地下にいるものは安全な場所までトンネルを掘る。地上を歩くしかないものは一番大変だったが、危険をおかして、灰色の荒野を渡っていった。
女王はゆっくり歩いた。最後に木の根元を一周しようと思った。が、しばらく行くと、ふと足を止めた。
木の根の陰の、湿ったこけの中に真珠色に光る丸いものがあった。ツバサビトかウタイビトの卵のようだ。
女王はため息をついた。卵もひとつ残らず運ぶようにと命じてあったのに、見落とされてしまったらしい。
今さらこの卵のためにできることはなかった。もうノロノロとしか歩けない女王がこの卵を抱いて、どこか安全な場所まで運ぼうとしても、とても行きつけそうにない。
まあ、これも運命というものだろう、と女王は思った。うまれることができなかった卵は、星の数ほどもある。
あきらめて、行き過ぎようとしたそのとき、女王はかすかな空気の震えを感じた。
「もしかしたら?」
女王は木を見上げた。気は進まなかったけれど、上の枝にいる宿敵に会いに行ってみようと思った。
木の枝に住む魔物のイトクリは、自分の身内以外は誰でもからめとって喰ってしまう。女王は何度もこの魔物を追い払おうとしたが、一度も成功しなかった。
イトクリはひどく機嫌が悪かった。女王が現れたとき、ちょうど、捕らえてぐるぐる巻きにした茶色いツバサビトの頭をかみ砕こうとしているところだったのだ。
「まだ邪魔をするのか。最後の食事くらい、ゆっくり楽しみたいものだ」
これまでに食べたツバサビトの羽根のかけらが無数にはりついた巣が風にさびしくゆれている。イトクリの子どもたちは、もう全部逃げ延びたらしい。年老いたイトクリはこの木と運命をともにするようだ。
そこのツバサビトにお願いがあって来たのだ、と女王は言った。
「ひと働きしてもらいたいのです。」
イトクリは女王の顔を見返した。
「何をしようというんだね。話によっては食べないでやってもいい。たいしてうまそうでもないし」
女王はこけの上で見つけた卵のことを話した。このツバサビトなら、卵を運んでくれるのではないか。
イトクリはため息をついて、ツバサビトを放し、糸を解きはじめた。
「あのう、」
口がきけるようになったツバサビトは言った。
「私の意見も聞いていただきたいですね」
命びろいしたというのに、ツバサビトは不服そうだ。
「私はこのまま食べられたほうがいいんです。どうせもう長く生きませんし。泥の中で冷たい雨に打たれて弱って死んでいくなんてまっぴらです。ここでばりばり食べられたほうが、なんだか華々しい最期のような気がします」
いまさら働きたくない、とぶつぶついうツバサビトを間にはさんで女王とイトクリは顔を見合わせた。
「第一、こんな羽根ではもう飛べません」
糸をはずされたツバサビトの茶色い地味な羽根はぼろぼろにやぶれて、もうほとんど残っていなかった。
「まあ、そういうことだ」
イトクリは大きな口を開いた。
どうぞよろしく、とツバサビトは頭を差し出した。
「ちょっと待って」
女王の頭の中に考えがひとつ、ひらめいた。大急ぎでふたりにそれを話すと、イトクリはけらけら笑い出した。
「最期に今までやってきたことの逆をやらせようっていうんだな。おもしろい」
ツバサビトも、少し考えてから答えた。
「まあ、いいでしょう。やれる限りのことはしましょう」
***
駅前の大きなイチョウの木。
幹の中が腐敗してもろくなっているので、年末には伐採される予定だ。
黄色く色づいた葉がつぎつぎと散って、風に舞い上げられる。その葉に混じって黄色い蝶が飛びたった。
イチョウの葉や、巣に残っていた色とりどりのかけらを縫い合わせて作った新しい羽根をつけ、ツバサビトは誰も見たことがない美しい蝶になって空に舞い上がった。
真珠色の卵を抱いた蝶は、近くの公園を目指すのか、遠くに見える山まで行くつもりなのか。こがね色に輝きながら高く高く昇って、やがて見えなくなった。
高く高く?
目標は高い方がいいとか、上をめざせっていうけど、上ばかり見て歩いてごらん。躓くよ。
大切なのはたまに空を見上げて、目線は真っ直ぐ歩くこと。まっ直ぐって何?って思うと結局は今から目を逸らさないってことなんだと思う。
下を向いてばかりだと気分が落ち込むことだけじゃなくて本当の今を見えてない。見れてない。結果今から逃げてる。
じゃあ上を向くことは?それも同じ、高揚感や昂りは感じられても、それって今の身の丈にあってる?
だから、空を見上げるのはふとした時ぐらいがちょうどいい。
そしていつか高く高く飛べる日が来ると夢見て前を見てその日に向かって歩き続ける。
高く高く
遥か彼方に
色んなロマンがある
そう信じたい
そうであって欲しい
少しずつ
高く昇って行きたい
#高く高く
ここよりも遠くに行くと旅がしたい
体は地にあり心だけ飛ぶ
浮き上がり高く高くと宇宙からの
景色楽しみ身は地に縛る
何処ならば夢かなうのか彷徨って
心だけまた高く飛行く
書く習慣 DAY1 |高く高く
私は今まで他人と自分を比較して生きてきた。
妹だったり友人だったり、自分の周りにいる人たちはいつも自分の上に立っているような気がして、羨ましく妬ましく思ってしまう。
それは子供の頃から自分の考えや行動に自信を持てないからだ。
「なんであの人みたいに上手くできないのだろう……」と自分自身を追い込み、その人に近づくため試行錯誤を繰り返し、階段を登っていく。
登っても登っても、周りはいつも自分の上にいる。
「もっと高く、もっと高く」
そう思いながら登った先には何があるのか。
達成したときの喜びはあるが、さらに高い階段に気づいたとき、結局は届かないもどかしさと虚無感で辛くなるだけだ。
他人と比較することは、自分の価値を下げること。
それはただ自分を苦しめるだけ。
しかし、高みを目指して積み重ねた努力は裏切らない。
後ろを振り返れば、努力という名の宝がある。
「自分は自分、他人は他人」
そうやって今度は「他人の人生」ではなく、「自分の人生を生きること」を目標にし、階段を登っていきたい。
秋の空は澄んでいて清々しい。
青い空には手が届かない。
憧れってそういうもの?
『でも』と私は手を伸ばす。
高くて高くて今は届きそうもないけど、いつかは目の前に感じられる時が来るから。
あなたは、手を伸ばしてみないの?
「高く高く」
どこまで行けば、見下されずに済む。
考えることはもうやめた。
同じように見下したやつを見下してた底辺仲間が落下していくのを見てから、全てがどうでもよくなった。
馬鹿にするのも優しくするのも見下してるからできること。
なら別に見下されるのは悪いことじゃない。
でも落下したあいつは、なにか見えたんだろうか。
ざまぁみろと言って落ちたところで誰かの心に風穴を開けることすらできなかっただろう。
人から外れたかったんだろうか。
もし僕をまだ見ているなら、僕より少し上の場所から僕を見ていることだろう。
高くなった視界はさぞ優越感あるものだろうね。
悲しんでる人は見えたかい、怒ってる人は見えたかい、喜んでる人も見えたんじゃないかな。
君の意地が間違ってたと言えるほど僕は頭が良くない。
でも君は、君自身じゃなくて他人を変えようとしてたんだね。
自分自身を変えることしか、僕らみたいなのにはできないのに。
君の純粋な心を導く誰かに出会えていたら、僕はまだ君を見下せただろうか。
.....僕だって君と同じか。本当に惨めだよ。
【高く高く】
どんどん高く もっと高く
雲にも届け痛みの塔
そのてっぺんに あぐらかいて
神様気分の王様
聴こえるのは風の音だけ
千個目の箱積み上げた
下を見たら目眩がした
掛けた梯子飛ばされた
そして 本当に寂しくなった
誰にも見えてないようだ
声も出ない程 怖くなった
ふいに聴こえたハンマーソング
下から順にダルマ落とし
誰かが歌うハンマーソング
皆アンタと話したいんだ
同じ高さまで降りてきて
ハンマーソングと痛みの塔/BUMP OF CHICKEN
2022.10.15
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高校時代、すごく好きになった歌
学生の時のように、歌詞を掘り下げて聴くことがなくなった
またそんな風に聴こうかな
特にBUMP OF CHICKENの歌詞は深い…
高く高く
誰よりも高く
青い広い空
もし感じられたら
私は何を望むだろう
ここから
あなたに届くよう
ずっと歌うかしら?
ここから
あなたに届くように
気持ち伝えるかしら?
叶うなら
此処にあなたを連れてきて
一緒に歌うかしら
誰にも邪魔されず
ずっと一緒にいてね
ずっと笑っていたい
そしたらずっと晴れかな
そしたらあの綺麗な花も
育たないかな
そっか2人で
思いを語り合い
想いいっぱいで
泣けばいいんか
高く高く
誰よりも高く
青い広い空
もし感じられたら
私は何を望むだろう
私はここにいても
歌い思い紡ぐんだ
いついつまでも
私だけの愛の詩-うた-
きみがくれたものを
僕はだいじにする
それがどんなに不完全なものでも
僕には愛おしいから
なにが宝物なのかは僕が決める
中学生になった僕は、近所に住む先輩2名に拉致されるように吹奏楽部に入部した。
後から知ったけど、地元では有名な伝統校で、コンクールも全国大会は行けないけど、県大会通過は当たり前で支部大会常連だった。
2年生の時にまさかの県大会止まりとなり、雪辱を果たそうと意気込んで迎えた3年生の県大会。
努力の甲斐もあり、県大会突破。そして迎えた支部大会。
2年振りのステージはとても気持ちよく、そして楽しく、でもこれが最後のコンクールになるのかと言う思いもありちょっと切なく。
この部活で積み上げた思い出がフラッシュバックしてくる中で迎えたエンディングは、今までの中で1番のいい音をして、ホールの中で名残惜しそうに響いていた。
演奏が終わり、席を立ち客席を向く。
「あぁ、これで終わってしまうのか」
そんな思いでステージを後にする。
演奏の後は、会場の外で恒例の記念写真撮影だ。
ホールの外に出ると、雲一つない青空。
演奏が終わるまで、天気のことなんて気にならないほど集中してたんだな。
僕たちが奏でた響きは、風に乗って、この青く澄んだ空に向かって高く高く響いていった。
〜高く高く〜
高く高く
高みを目指し、達成するまで諦めないなんて出来ない。
高みを目指して、達成出来なくて自分にガッカリするのが怖いから、初めからそんなところは目指さないというクセがついているのか?
自分には向上心というものがないのか?
こんな発想も子供染みているなぁ
努力の果てに掴み取ったものは、どんなに小さくても自分を力づけてくれるはずなのだが、出来なくて落ちこみたくない私は、今日も見てみぬふりでやり過ごす。
シャボン玉が飛んでいく。
子どもの頃以来だ。
空が透けて青く見える。
時々虹色が見えて、
消えるまで見とれてしまう。
ある時、シャボン玉の歌は
子を亡くした親の悲しい歌だと知った。
それ以来、シャボン玉そのものが
悲しいものに思えて触れずにいた。
小さな球体の中に
どれだけの悲しみが詰まっていたのだろう。
どれだけの愛が詰まっていたのだろう。
どれだけの未来が詰まっていたのだろう。
ふぅっと吹いたシャボン玉。
ほとんどが壊れてしまったのに、
一つだけふわふわと登っていく。
壊れないでと願いながら、
見失うまで見つめていた。
-高く高く-
「高く高く」 10月15日
1日1つ、お題に合わせて何か書くことを続けているけれど、私の文章力も発想力もないせいか、ついに書くことが無くなった。
「高く高く」…か。
最近、そんなこと考えたことがないなぁ。
年だから。
ジャンプする時は少しかがんでからやる
そうすると、高く高く飛べる
いったい、僕は何処まで飛びたいのか
僕は…
僕は本当は君なんて飛ばして
もっと先の未来まで飛んでいきたいんだよ
「もう少しだ、手を伸ばせ。」そう自分を鼓舞して今までやってきたけれど、今は上を見れない。顔を上げれない。そんな時間があってもいいんじゃないか。私は今、自分の足元を見つめながらそう考えてる。
でも、でも、だってって上を向けない、向きたくない理由をつらつらと並べて私の影と向き合う。どうしたって太陽は眩しくて私の心は陰っていて、そんな自分にうんざりして。あぁ、あの空に一筋の線を描いている飛行機雲のように気持ちよく空を彩れたら、どんなに幸せなんだろう。「そう考える時間も必要だろう」そう自分自身に言い聞かせながらこの影と向き合う。
高く高く飛んでいけるように。
2022/10/15『高く高く』
空飛ぶ魔法にかけられて
澄んだ秋の空を
どこまでも高く高く…
飛んで行けたらいい
どこまでも遠く遠く…
知らない街まで
風に乗って
雲と一緒に
世界の果てまで