『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
[飛べない翼]
体に合わない大きさだから
片翼しかないから
飛び方が分からないから
飛ぶことを諦めてしまったから
飛べない翼、にはそれぞれの理由がある
その理由は間違いではないから
飛べないことを責めたりしてはいけない
その心まで、責めてはいけない
〜飛べない翼〜
「よいしょ… うひぇっ! いててて…」
「もえみちゃん!大丈夫??」
「うぅー」
「おーい、大丈夫か?何か骨折でもしたの?」
「ううん… 大丈夫。」
「本当に?」
「うん、大丈夫よ。ちょっとお尻を打っただけ。ほら、立てるよ。」
「出血は?」
「ないよ」
「ちゃんと確認した方がいいよ。内出血とか。」
「なんて?声がちっちゃくてここから聞こえないよ」
「内出血もないか、と聞いてる。」
「多分大丈夫。そんなに高くないし。高円寺君も降りていいよ。」
「…かすり傷とか?」
「え?なんて?」
「かすり傷があれば言ってね。消毒液あるから投げようか?ほら、山奥だからバイキンとか多量発生してるだろう。気をつけないと。」
「いいって。それより早く降りてきて。日が暮れちゃうよ。」
「…」
「何?」
「もえみちゃんはものすごく運が良かったよ。いきなり飛んでいってびっくりしたよ。無謀すぎる!」
「ここしか帰れる経路がないって、何回も確認したじゃん!早く高円寺君も降りて。2メートルしかないし、運動不足の私でも平気だったし。」
「めっちゃ痛がってたじゃないか」
「ちょっとだけだよ!バランスを崩して尻餅をついただけ。ねえ、夜になったら本当に遭難しちゃうよ!」
「…」
「ひょっとしたら…」
「…」
「…高円寺君、2メートル飛ぶのが怖いの?」
「…」
「あきれた。一人で帰るわ。」
「えっ!」
その夜22時30分頃に、中原萌美(17歳)の通報により、救助隊が遭難者・高円寺翼(17歳)を発見、梯子を用いて無事救助しました。
今日は少々真面目で長い話になってしまう。
先日教育関係の講演会で意外な光景を見た。
講演は子どもの可能性に関する内容だったのだが、
その中で、ある話に聴衆が涙する場面があった。
その話というのは、
自分は不器用だと思いこんでいた女子大生が、
ひょんなことから小さなロケットを作り、
それを飛ばすことになった。
発射時手を震わせていたその学生は、
無事ロケットが空に上がったとき、嬉しさのあまり泣いてしまう。
振り返れば、不器用だと思い込むきっかけは、
小学校の図画工作の評価が低かったことだった、
と女性が語ったという話だ。
この話に多くの大人が涙していたのだ。
驚いた。
その涙を見て、
大人たち自身も、昔学校教育で自信を失い、
それを引きずって生きていたり、
不得意の烙印を押され苦しんだ経験があったりするのではないかと思った。
ふと、私は大学で、意中のアメリカ人の学生に
告白出来なかったことを思い出した。
英語に自信がなかった。
受験のために少なくとも2000時間は勉強しのに…。
と、これは自分の中での笑い話になっているが、
果たして今の学校教育は、子どもたちの可能性を磨く場になっているかどうか。
子どもたちが、自己実現のための大きな翼を手に入れる場になっているのかどうか。
泣いている隣の女性の、その背中には
飛べない翼がぐったりと垂れているように、
私には見えた。
ということで、少しでも将来の大人たちが自由に飛び回れるように、私もなにかしたいと思ったのでした。
ダチョウ、エミュー、キーウィ。あとペンギンか。結構いるよね。鶏とかも長距離は飛べない。フラミンゴは助走がないと飛べないから動物園は狭いとこにいる。必要性がなくなったり、改良されたり。進化っていうより適応化って感じ。
さあ、自分はどれだったよ。今からでもいいぞ。
雨がやみ空は青空が出て
鳥が飛んでいる
僕には翼がない
空を飛べたら楽だろうな
飛べない翼を持つ
鳥もいるのだろうか
そんなことを考えながら
空を見上げて考えていた
あぁ… 鳥になりたい。
空の王の鷲
それが贅沢だと言うのならば、トンボでもいい。
「だから、僕に翼をおくれ神よ!」
僕は、本気で叫んだ。
そしたら、背中から新たに部品が出てきたように、激しい痛みが走った。
そしたら、大きな翼が自分の背中にある。
あぁ… でも、動かし方がわからない。
崖から落ちた僕は、涙を流しながら、落ちていったのだ。
「飛べない翼はいらないかい?」
そう男は言った。
普通は何言ってんだと思う言葉のはずがこの絵を見れば
「欲しいです。」こう言うしかなかった。
何も考えずに生きていたあの頃に飛んでいけそうなくらい
大きく、美しい翼の絵は飛べるか飛べないかなどうでもよしに私には今最も欲しいものだった。
今年も白鳥が渡ってきた。
隊列を作り、大きく翼を広げて飛ぶ姿はとても優雅だ。
人に翼は無いけれど、飛べないとは不自由な事のように思える。
件のアレが蔓延する前は良く旅に出た。
札幌、京都、大阪、金沢、屋久島……沢山の場所を訪れた。
今は全く行けていない。
でも、この翼は本当に飛べないのだろうか。
ただ羽を休めているだけかもしれない。
いつかまた白鳥達のように自由に旅ができるまで。
私は、白い羽を授かった。それは、一定時間しか飛べなかった。ある日の事、私はいつもなら、一定時間しか飛べないけどなぜか、たくさん飛べるようになった。鏡を見て見ると、黒い羽だった。たくさん飛べるようになった。けど1つ困った事があった。それは、ガンが続くようになった。人には、羽がないけれど、きっと感情がみえたんだ。
閉じてはダメだ。
今は、飛ばなくていい。
でも、とにかく、開いておけ。
いいな?
黄色い口たちがかすかに頷くのを見て、両親はまた飛び立つ。
もう巣立ちは近い。この温まった家を出たら、強者だけの世界なのだ。
柔らかなその羽が、空を統べる日が来る。
さあ、開け。
「腹へったー」
「腹へったー」
※ツバメをイメージしてます。
【飛べない翼】
冷たい暗闇でうずくまる
飛べない翼を持つ
白い小さな鳥は
その翼をそっと広げる
いつか大空を
羽ばたくことを夢みて
飛べない翼
※私事です
前に書いていたアカウントが消えてしまって、
いただいたハートも消えてしまって、
結構落ち込んでいる。
飛べなくなった翼が背中に生えている。
今までのことは何だったんだろうと。
まあでもいっか。
再スタートだ。
これから飛べばいいさ。
パックのヨーグルトをひたすらに口に運ぶ君の心根の先に、なにが生まれたのだろう
君は私に、スプーンまで食んでと促した、熱からさらされた指の末端がぬるい
どろっとしたぬかるみを咥えても、酸っぱくて、にがくてあまい、ぬるい、それだけ
決して好き、には至らなくてそれどころか
きもちわるくて、それよりひどく胃もたれして、それでも君はすきだとばかり呟いている
君の愛している、の密度に犯されそうになる、ふたつの喉仏がずっと浮き立っていた
飛べない翼
私は、片翼を嵐でなくしてしまった。
もう飛ぶことも、助けを呼ぶことも出来ない
詩的表現は苦手だ。
けど、私なりにしっくりくる表現もある。残念だけど、そうでなものがある。
#飛べない翼
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飛べない翼?
絶対に飛ばなきゃ行けないの?
のんびり歩いて少し遠回りした方がいい事あるんじゃない?
人生でもそうだよ。周りがこうだから、じゃなくて
自分のペースを大切にしよ!
飛べない翼を
走れない足を
見えない目を
自然界なら淘汰されている
保護するのは
生かすことは
自己満足か
生かすのは
生きるのは
生まれてきたのは
何か意味があるはず
選ばれた君と
選ばれた私
私の罪悪感を
あなたができることで
忘れさせてほしい
愛しい君も
生きたいのだと
『飛べない翼』
「とべない翼」
狭い鳥籠の中に囚われて
自由を奪われ、羽ばたくことも禁じられ
何も無い鳥籠の中1人寂しく。
助けを呼ぶことも諦め
夢見ることも諦め
羽ばたくこともまた。
ただそこにいることしか出来ない
死んでないだけで、死ねないだけで
心は朽ち果てていた。
どうでもいいと思い始めた頃だろうか
私の翼も段々と羽が落ち小さくなっていった。
そして体も衰弱していった。
死を感じた時だった
やっと死ねるのだと、今まで死を望んできたはずなのに、いざ死ぬのだと思うと無性に生きたいと思ってしまう。
でも、生きたいと思ったところで、どうにもなりはしない。
翼は羽が落ち小さくなり、依然、鳥籠の中
心だけ動いたところでどうにもなりはしないと思った。
けれど、翼は心に応えてくれた。
羽がまた、生えそろい始め
以前にも増して大きな翼となった。
それはもう何処までも飛べるほどに大きな翼
それでもまだ鳥籠の中
しかし、鳥籠の扉は最初から空いていた
視野が狭くなり、鳥籠の扉は閉まっているのだと思い込んでいただけだった。
出てみようともせず、閉まっているのだと決めつけて、自分はなんと愚かだったのだろう
こんなにも自由に飛べたというのに。
飛べない翼
あなたの持っている、飛べない翼は何ですか?
心の奥に仕舞い込んだわたしの〜わたしの飛べない翼は、音楽家になること。飛び立って、ソリストとして活躍するのがわたしの仕舞い込んだ翼です。
持っている人、いない人。そして、持っていたことも忘れてしまった人。
思い出だして、翼を毛づくろいしてみるのも良いかも知れません。
未来に羽ばたくって、決めたあの日
僕のセカイは色に満ち溢れていた。
けれど、その後、悩みが降り注いで
その雨の1粒1粒が、重すぎて、
自ら、翼を切った。
だから、もう、飛べない