『風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『風に乗って』
風に乗ったら、どこまでも行けるのかな?
僕たちはどんなに遠くても、辿り着いた先で芽を出す
ひっそり花を咲かせ、そして散る
運が良ければ、誰かの目に留まって評価されるかも
評価されなくたって、僕がここで咲いている事を認識してもらえればいい
散る時まで、僕は花を咲かせ続ける
風に乗って
何も考えず、風に乗って、どこに行こう。
できれば、誰も知らないところへ。
私のことを、誰も知らないところへ。
今までのすべてを、全て捨て去って。
風に乗って
軽い人生を送ってゆきたい
かわいくて
キラキラしてて
ふらーっとツチノコでも探しに行けるような
軽くてさらさらした人生を送りたいなー
ぼちぼちいこーっと
[ お題 - 風に乗って ]
俺たちはあの日
思いがけない出会いをした
きっかけは...些細なことだった
風に乗って今日も1日が始まりそして終わる。
風に乗って人は、何かを考える事もある。
しかし時には、躓く事もあり。
風の声に頼りながら人は、生きてる事もある。
風に乗って
風に乗って行き着く所は何処だろう。
しばらく身を任せて楽しもう。
何処に着くかは風まかせ。
そんなふうに身も心も軽やかに生きてみたいな…私の人生。
【風に乗って】
君の歌が風に乗って空気に乗って私の耳に届く
私はその歌を子守唄にして眠りにつく
そんな素敵なことができたらどれほど幸せだろう
愛する人の歌を聞きながら眠りにつくなんてもう私には不可能なのだけれど・・・。
風に乗って
風に乗って届く花粉。
このやろう。
風に乗って
いくらでも速度は上がる
たとえ風邪が弱くても進む
しかし急には止まらない
絶対に誤差が生まれる
帆が広ければ広いほど
速く進んで、止まらない
焦るな
いや、自分の足で歩け
【何もいらない】【今日の心模様】
【もしも未来を見れるなら】
【たとえ間違いだったとしても】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
4/7 PM 2:00
「《君さえいれば、他は何もいらない》
なんて、信じられないと思わない?」
部活の休憩時間。
水分補給をしていると、
綾音(あやね)がそう言い出した。
「……また綾音は今日の心模様が
宜しくなさそうなこと言ってるわね」
「荒んでるよねー」
美羽(みわ)と心愛(ここあ)がそれに答える。
綾音は投げやりな口調で続けた。
「だって人間なんて欲の塊よ?
何か1つ手に入っても、
次を求めずにはいられないでしょ。
なんか自分に酔ってるって言うか、
のぼせ上がってるって言うか……、
イマイチ本気と思えないのよね」
「――綾音」
瑠宇依(るうい)が綾音に呼びかけて、
アタシの方をチラリと見る。
「あ。」
「あー……」
「……そうね。あたしが悪かったわ」
「なんで揃って何かに気づいたような
顔したあげく、綾音に至っては
謝ってるのよ」
「よく考えたら、宵の身近に
本気で言う人間がいるわ、って思って」
「そうだよねー、真夜(よる)くん、
すごく言いそう」
「純度100%の本気よね、きっと」
綾音も心愛も美羽も、アタシを見て
真顔で返答してくる。
……そう言われてしまうと、
返す言葉がない。
確かに真夜は本気で言いかねないから。
「宵の恋愛への興味の薄さも心配だけど、
真夜くんの宵への傾倒っぷりもだいぶ
心配よね」
「だから、なんで心配するのよ。
アタシも真夜も、誰かに迷惑かけてる
訳でもないのに」
「いやまぁ、そうだけど。そうなんだけど、
なんていうかねー……」
「えーと。……これ、もしも未来を見れる
なら、っていう仮の話ね? それで、
宵のことを騙したり泣かせたりする人が
いるって分かったとするじゃない?」
「その場合、真夜くんて、その人物に
容赦しなそうでしょ? 法律的には
たとえ間違いだったとしても、
相手を亡き者にしそうっていうか」
「そうそう。宵が大切なあまり、
犯罪も厭わなそうで心配になるのよ」
仮の話に対して、想定された真夜の
行動が物騒過ぎる。
「アンタたちは、人の兄をなんだと
思ってるのよ……」
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結局全然お題に追い付かないまま、
4月が終わろうとしています。
GW中にはなんとか……なるといいな。
風に乗って
風に流されて
風と散る
風って実は地上から生まれる
空からは生まれない
だから必ず地上に帰ってくる
もちろん空にもいるけど
その空の上は宇宙なのです
宇宙にも風はあるけど
名前は違うね
重力だったかな?
他にも知らない風の様な力は
沢山色々な名前がつけられてそう
空間の中を流動するもののその流れ
何処へ向かっても
問題はここに帰ってくる
でもまずは問題を見つける為に
ここではない何処かへ行って見てみる
見るって行為が
距離を取らないと出来ないから
だからまず
何かにつまずいたりしたら
離れたらいいよ
ちょっと距離を取るその余裕が
風を操る手始めなのかもしれない
書いてみて
読んでみる
それから修正
同じだね
書くことと
しゃぼん玉が風に揺られている。
遠く遠く飛ばされて、音も立てずに消えていく。
3秒程の生涯を終えたあの子は、どこへ行くんだろう。
「お、いいところに来た!」
エメラルドの髪の少女が、風に話しかける。
「ちょっと、ある人に言伝を頼みたいんだけど…いいかな?」
「…今日は特別多く言伝を頼まれる。なんだ?そういう記念日かなにかか?で、お前はなんだ匂いでも運べってか?それとも紙飛行機か?今日はたんぽぽの綿毛とかも頼まれたぜ。お前も綿毛にするか?」
「んー、私は音を運んで欲しいな!君ならいけるでしょう?私の吹く口笛の音でも運んでよ。」
そういうと少女は、楽しそうに口笛を吹き始めた。
風はそれをそっと運びだす。野原を越えて、小川を越えて、扉を通ると配達は終わる。
椅子の上で楽しそうに足をバタつかせていた少女は、風に気付くと動きを止めた。
「いらっしゃーい!配達ご苦労様!はい、これ音の発信源にお願いします!」
黄色の髪をした少女は、風に紙飛行機を渡した。
風はそれを受け取ると、黙って引き返していった。
扉を通って、小川を越えて、野原を越えると、配達は終わる。
「紙飛行機、なるほどなるほど。よーし!会いに行くかあ!」
紙飛行機を受け取り、解体した少女は元気に走り出す。
『早くおいでよ』
解体された紙飛行機にはそう、書かれていた。
お日様におはようを言って
朝ごはんは食パン
お花畑にお散歩しに行こう!
赤、ぴんく、黄色のお花
童話に出てきそうなお花がいっぱい
空飛ぶふわふわ綿毛さんは風に乗る
風さん、私の歌も風に乗せてくれない?
綿毛さんといっしょに風に乗りながら
みんなでたのしい童謡を歌おう!
〜風に乗って〜
風に乗って
最近、風の日が多い。朝方は少し寒い位。同時に砂塵や肥料の臭いも。田舎特有の日常。砂埃のする道を歩きながら、連なる山並みと広々とした田畑を眺める。時々強めの風が吹き、遠くにある学校から微かな子供達の声や、大きなトラックの走行音等が聴こえてくる。そんな音や埃の臭いに混じって、微かに匂いが伝わる。そう、あの懐かしくて、刹那い…
私の気持ちが風に乗って貴方に届きますように。
お題 風に乗って
風に乗って、どこへ行こう
風に乗って、ひらひらと
行けたらいいな、遠い場所
風に乗って飛んでいく。たんぽぽは 飛んでどんどん長い旅をする。自分もそんなふうに…そんな憧れをもっていた。叶いなんて、しないのに。それでも
信じてみたいんだ。きっと明日も飛んでいく。私の願いは飛んでいく。
#3 風に乗って
桜は青々としは葉を繁らせ、
じんわりと汗を感じる季節になった。
火照った身体を冷ますように
風が少し強く撫ぜていく。
何とも言えない爽やかな心地は、
あの人と過ごした時を思い出させた。
からりとした空気とは裏腹に、
心は湿っぽい感傷に囚われる。
私の想いも風に乗って、
あの人のところへ届けばいいのに。
しばし歩みを止め、目を閉じる。
もう遠い過去、だから。
目を開けて再び歩き出したときには、
火照りも、ほんの束の間感じた未練も
ひと雫こぼれた涙と一緒に
風に乗って遠くに飛んでいった。
僕の友人は、少し、いや、かなり変わっていた。
ひょろりとした背と、細身だけれど、しなやかさに富んだ体つき。
切れ長の目は、見方によっては笑っているようで。
楽しげに弧を描いた口元は、心地いい声を紡ぎ出していた。
性格は、正直、解りにくかったっけ。
気紛れで、自由で、一度でも嫌いになったら容赦しない苛烈さもあって。
ーーーでも、何故か僕が困ることはしなかった。
からかったり、冗談を言ったりはしたけど、僕が本気で嫌がったらそれ以降はしなくて。
どんなに気が乗らない風でも、最終的には折れてくれたから、結構面倒見がいいのかもしれない。
そんな友人が、僕は大好きだったし、とても大切に思っていた。
……そんな友人が起こした、ある夜の奇跡。
いつもと変わらない、楽しげな笑みを浮かべて、夜の空に僕を誘った。
季節に似合わないヒンヤリとした手と、重さを無視した様な浮遊感。
目を見張る僕に、友人はからからと笑い声を上げた。
”風に乗って”空を飛ぶ、なんて、お話の世界にしかないはずなのに。
夢を見ているような、正直、夢だと思った事態を引き起こした友人は、悪戯が成功した子供の様に笑っていた。
風に乗って