『雫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幼い頃から
雨は空の涙だと思っていた
空にも感情があるのだと思っていた
わたしの頬をつたうのは
わたしの涙
頬を落ちる涙は
雫となり地に落ちるだけ
雨の雫で何度涙をごました
何度洗い流してもらったのか
『れいん君のVoice』
夜の帳が、下りて星は輝く⭐✨
静寂の中で、われは目醒めた。夢か現か?
心の中居さに残る、あの名前……、
『また、会おう。』
ナイトメア、僕は、これでいいのか?!
桜かすみさんが僕のことを慕ってくれているのを何となく、理解っていた。
僕には。そんな余裕がなかった、恋なんて。
親からのプレッシャーや、成績の首位の座。
絶対に、いい大学に入って、いい会社に入る。それだけが、僕の夢。
リアリストかな?
桜かすみさんとは、雨の日の書店で会った。2、3言話した。僕にとってはどうでもいいことなんだ。
彼女に、とっては大切なことらしい。女のコって。じ邪魔くさいな。
ある日、桜かすみさんは消えたのだ……。
ある時に、大学卒業のいぢかんで実習生ぎやってきた。黒いブラウスにリボンが胸に結ばれていた。スカートは、フレアスカートの紺色。茶色のローファー。髪の毛は茶色のセミロングヘアーの、
ゆるふわ系。ま、カワイイ〜。か。
名簿を呼んだ。
『たなか文也くん……、あれ、何処かで聞いたことがあるけれどなぁ〜』と、実習生は首を傾げた。ハイと文也は、返事した。
『付は、え〜と、谷川れいん君。!?やっぱり、保育園の実習に来たのをえていてるかな〜?!』『ハイ。』と、僕は、淡々とした返事をした。憶えていないが、正解だった。
実習生は、黒板に、名前を書いた、『私の名前は、中村陽葵です(*^^*)🎵、よろしくネ(*^^*)🎵文也君、れいん君、あの日、エビカニクス🦐したり、みんなで、歌ったね、虹🌈、私は
大切な想い出だよ〜(*^^*)🎵あっ、それから、あんずが書いたオズの魔法使い(。>﹏<。)楽しかったなぁ〜(*^^*)🎵』と陽葵さんは言った。
僕は、立ち上がっていた!!『あんずって、坂野あんず先生ですか〜??』
『そうだよ〜。あんずも高橋君も木田君も夏音ちゃんも、みんな。元気にしているヨ〜、夢に向かって頑張っています(*˘︶˘*).。.:*♡』と、とびきりの笑顔をみせた、陽葵さん。
僕の中に、大切にしてしまっておいた宝物を開けたような気分だった。
ーー私な名前は坂野あんず。憶えていて……。何処かで…聞いたことのある名前だった……。僕は、つたったまま、涙が止まらなかった。
真夜中のマリアのバリトーンの音階が何処まで、まるで、空なんてないように聴こえたら。
終わり……続く。
雨が降る 雲が欠けていく
修学旅行の帰りのバス みんなが疲れて寝ていた
カーテンの隙間から見た外
灰色の雲が世界を 食らおうとしていた
その隙間から 雫のように差し込む白い光
誰かが 「天使の階段」と叫んでいた
あれから僕たちも大人になっただろう
木々の雫にも 雲からの光の雫にも
もはや目もくれない日々
雨が降る 欠けていく空
自然は変わらぬと自惚れるなかれ
雫
寒さが増す深夜の出来事でした
目が覚めてトイレに行くと
ポチャン…ポチャン…ポチャン
えっ!カタカタ( ;´꒳`;)カタカタ
ポチャン…ポチャン…ポチャン
私の首筋に水のようなものが滴ってました
頭上を見ても水滴のようなものはありません
怖い⁝(ᵒ̴̶̷᷄ᾥ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝うちゅちゅぅ〜
私は叫びました!
もうやめてぇぇぇーー(⌯˃̶᷄ᗝ˂̶̥᷅⌯)
すると私はベッドから起き上がり
夢だと気づきました!
なんとも恐ろしいドリームよ(。•́ωก̀。)…グス
頬を伝って落ちるそれは嫌に美しく透き通っていた。
そこで泣かれたって、俺にはどうしようにもできない。
ごめん
と、口先ばかりの謝罪をすることしか出来なくて、生と死という明確な壁に隔たれた俺らはよく物語で見るような切なく悲しい恋人そのものだった。
死後の世界とか言うのか、妙にふわふわとした心地の足元で、俺の死体を見下げて、俺は変な面持ちになる。
そりゃそうだ、死んだなんて自分が一番受け入れきれていない。
来月には彼女に結婚を申し込もうとまで思っていたのに。
あっさり事故なんかで押っ死ぬなんて予想もできるはずがないだろう。
自分が死んだことも悲しかったが、何より人生の中で一番愛した彼女を悲しませることが、どんなことよりも心残りで悔しかった。
ただただ、立ち尽くし、憔悴しきった顔で涙を流して濡れた頬に、触れられぬとわかっていても、彼女の悲しみと涙を同時に拭い去ってしまえるようにと、奇跡が起こることを願って、手を伸ばさずにいることは出来なかった。
しかし、伸ばした手は、何にも触れられず、静かに虚空を掴むばかりで、頬から伝って顎先から落ちた雫は、虚しく床に染みをつくるばかりであるのだった。
―――別れ
お題【雫】
「雫」
私は落ちない。
まだ、このままで。
もう少ししたら、人気者になれるから。
【#62】
#雫
「雨」の「下」と書いて「雫」
雨雲の下にはたくさんの人や生き物が暮らしている。
それはまるで「雫」のように、儚く、切ない。
ああ、あなたが泣いている。
雨のようにぼろぼろと涙をこぼしながら。
綺麗さなどなく、けれど醜い訳でもない。
これは雫と言うには多すぎるな、と私はぼんやり思う。
背中をさするこの手に、何故か太陽を感じた。
あなたが泣き終わったらあなたの好む飲み物を入れて、少し沈黙に浸るのもいい。
その後でいいから、あなたの声を聞かせて?
雨が降る日だった
朝から憂鬱
ちょこっと試しに外に出た
なんとなくそんな気分だった
つまらないと思っていた
偶然にもその日の雨は狐の嫁入りで
雨に打たれながら空を見上げた瞬間
空が「世界は美しい」と泣きながら笑っているような
そんな気がして言葉をつまらせてしまった
私も泣いていた
泣いていたけど笑っていた
憂鬱な気分がいつの間にかどこかへ行ってしまっていた
テーマ︰雫 2024年4月21日
雫が海の中に落ちると、きっと、ほかの周りの水とひとつの水溜まりになっちゃって、もうその雫は見つけ出すことが出来ない。
なんで?
君のことも見つけ出せないみたいじゃん
その1滴1滴は柔らかく
ただ、しとしとと落ちていく。
その1滴1滴の雫が、
やがて大河をつくる頃には
受け止めていた巌をも穿つのだろう。
その雫は
悲しみの雫ではなく
努力の雫でありたい。
#雫
ぽたっと落ちた雫がアスファルトの色を濃くする。
雨だろうか。
随分と、局所的な雨だ。
だけど、濡れるのが私だけなら、まあ、いいか。
ハチ
2024/04/21㈰日記
ゲームソフトの8番出口を買う。
配信者さん達がしているのは知っていた。
でも配信を見ていないから
ネタバレなしでゲームを楽しめる。
怪獣 8号 というアニメ、OPが
日本ぽくなくって良い。
内容も面白いと思ったんだけど
世間の評判は違うの?
米津さんの新曲を 巷でよく流れているのを聞く。
米津さんのおさげ、違和感ない。
ハチで米津さん思い出した人、ボカロ好き?
僕は今もシャルルを聞く。
違和感ないといえば、ちびまる子ちゃんの声が気になって、さっき
TVer で確認したら、違和感ない。
小さい子は気づかないかもしれない。
なるべく子供には 大人の事情とか知らずに アニメを楽しんでほしいと思う。
アニメの力っていう野沢雅子さんの動画は泣けるよ。
今日はよく眠れました。
おやすみ。
傘から雫がぼたぼたと落ちる
今日は部屋に閉じこもってネトフリ見たり、ネット見たり、少しだけ家事もした。
カーテンを閉めていると、外から遮断されたようになる。
カーテンから漏れる明かりが暗いので、雨なんだろうなと思っていたけど、見てはいない。
置き配を取りに玄関を開けると、お隣さんがちょうど帰ってきた。
左手には使っていたであろうビニール傘
ビニール傘から雫がぼたぼたと落ちる
あぁ、意外と大雨だったんだ。
そこで初めて外の様子を伺い知れた
そんな日
#雫
何度も泣いて悩んで苦しんで。雨が長い年月をかけて石を穿つように、悩み抜いた先に見える景色を見たいから。何度壁にぶつかっても、何度涙を流しても、絶対にこの勝負からは降りない。立ち止まることも、振り返ることもある。でも、絶対に諦めない。上り詰めたその先の景色が輝いたものだと信じて。
テーマ:雫
雫
雫にはたくさん種類がある
目から流れる雫で
嬉しい時悲しい時悔しい時
辛い時怖い時心配な時安心した時
それら全部の雫を受け止めてくれる
そんな時はそばに居てくれる
そんな人と出会いたい。
雫
雨が去り、青々しい新緑の葉の先っぽから雫が滴り落ちた
ぽたり、ぽたり
それは何度も続き、なんとなくその動きに目を留めてしまう
ふっと最近は考えることが多くなったせいで自然をじっくり観察する機会がいつの間にか無くなってしまったに気付いた
ぽたり、ぽたり
もう少しだけこの音を聞いていこう
まるで心の中に雫が溶け込んでいくように
雫は落ちるものなのです。
だから「沈く」と言うでしょう。
「何見てるの?」
池の前にしゃがみ込む子に声をかける。彼の名前は……名前は何だっけ。覚えてないけど日本人で俺の友達。画家の親とイタリアに渡ってきたらしい。
「雨が」
「雨?」
「はい。池の中に沈んでいったので」
彼はかなり芸術家気質だった。不思議な雰囲気があって、近寄りがたくて、俺はどうも苦手だった。
それに
「――君」
「なーに?」
彼は
「わ」
俺のことが嫌いだったと思う。
ばしゃん、と飛沫があがる。彼の言う雨の雫はいま跳ねただろうか。
待てど暮らせど彼は上がってこなかった。俺が思っているよりずっと深かったらしいその湖は、後に心霊スポットだと囃し立てられた。
ほんの意地悪のつもりだった。そんな俺の幼さが彼を殺したんだと思う。
雨の雫よりも深く沈んだ彼が、二度と這い上がってこないことを願う。
【雫】2024/04/21
雑駁
【雫】
この道を濡らしているのは何
雨かしら
空を見上げても晴れていて
雨なんて一滴も降っていない
あぁ私の涙ね
気づかなかった
自分が泣いていることなんて
人って無意識に泣くことがあるのね
私の目から雫がとめどなく溢れて伝っていく
私から出た雫は
誰に拭われるでもなく落ちていき
静かに地面を濡らしていく
私の涙を拭ってくれる人なんていない
それを望んだのは私自身なのに
こんなに虚しくなるのね
私の周りにはいつも人がいる
でも誰一人として本当の私を知らない
こんなに弱い私を誰にも見せたくない
だから隠してきた
そしたら本当に困ったときに周りに人は居なくて
私は常に孤独と隣り合わせ
少し強がりすぎちゃった
もう戻れない
もっと頼ればよかったな
今からでも遅くないかな…
誰でもいいから
私を見つけて…
助けて…お願い……
詩『時速25キロ』
(裏テーマ・雫)
暗い宇宙に飛び出せば、落ちる、落ちる、落っこちる。真っ逆さまに、ぐんぐんと、意志の無いように、情けなく。
仲間に気づき、見渡すが、首が痛くなるばかり。しかし、無数の、何万?の、運命を感じてホッとする。ひとりじゃないって暖かい。ひとりじゃないって幸せだ。
約2グラム、時速25キロの流れ星。水の惑星だ。
そのスピードに慣れてゆき、飛び出たふるさと見返せば、そこには新たな弟たちが、不安そうに下を見る。震える足を少しずつ、ずらしてまえに進んでく。そして目をつむり、思い切って飛び出して、落ちてく弟たちの惑星は、キラキラと、夢見るように、光って見えた。
人生、半ばを、過ぎたなら、下の明かりに気づくんだ。赤や黄色や青やオレンジ、あれが、東京という街か。まるで天竺(てんじく)、夢の国、願いを叶える、魔法の世界。
僕らは、選ばれた、ソルジャーなのか、あそこで、何が、できるのだろうか、何を、すべきなのか、いや、何もできない。僕らは死ぬんだ。生きるって、一瞬だけの夢なのかな。
その時、強い風が吹き、仲間の半分は飛ばされた。流され、漆黒の山へと、向かってく。あらがい、泣いてる子供もいたが、どうすることも、できなくて、僕も泣いて、眺めてた。
そろそろ、落ちて、ぶつかって、僕らはきっと、死んじゃうね。
痛いのだろうか、苦しいだろうか、生き延びることは、できないのだろうか。
その時、生きてる生物が、手を差し出して、僕らを、受け止めていた。僕らの仲間の、死体を見つめ、美味しそうに?、ほほえんだ。そして、僕らに、名前をつけた、
「ねぇ、ママ、雨って、どこから来るの?」
僕らは、雫は、雨?らしい。
そして、悲しい、葬儀のように、東京の街を、濡らしてく。まるで地球が泣いて、淋しがって、いるように。
落ちて、落ちて、スピード、あげて、真っ逆さまに、落ちてゆく。
パシャ、パシャ、パシャ。
どうやら、僕は、アスファルト、首都高とやらに、ぶつかって、いろんなタイヤに、踏まれてる。意識が、しだいに、遠くなる。初恋の彼女を、思い出す。
流れて、古びた、景色が見える。
遠くの高い建物の上に、大きな看板があった。
あの看板は、子供の頃に下をのぞいて、そして見た看板だった。女神のように美しい、女優という笑顔がこちらを見てる。
僕の初恋だ。
やっと会えた。
死んでく僕はいつか、雨水から、嬉し涙の、雫になった。