『雪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は雪が好きだ
毎年冬になると
『ねぇ、ママいつになったら雪降るかな?』
これが毎朝の口癖。
「そんなに急がなくてもきっと降るわよ」
そう答える母に
私は
『はやく降るといいな〜!』
・
パチッ
『わぁッッ!!』
朝、目を覚ますと
窓の外には
パラパラと白い雨が降っていた。
雪だ。
私は嬉しくて飛び起きて
ドタドタ
と急いで階段を下がる。
『ママ〜、雪だよ!!雪!!』
朝食を食べて
雪だるまを作ったり
かまくらを作った。
『ふわぁ、、』
冬は寒くて嫌いと言う子が多いけど
雪が降ると
かまくらの中で
暖かくなって
眠るのが1番好き
だから
私は
この季節が大好きだ────。
雪
いつもより静かな朝
けれどのんびり眺めていられない
雪景色
早く家を出ないと
運転は慎重に
歩くのだって気を付けないと
これ以上降らないで
雪は
日常を動揺させる
雪国の人にわらわれようと
慣れないものは慣れない
冬は
どんなに寒くても
どんなに乾燥して肌荒れしても
雪は降らないでほしいと
願ってしまう
そんな大人になってしまいました
【雪】
寒いのが許せない。
許す、許さないの問題じゃないのだけれど
それでも雪が降ると、寒くても許せる。
「あー、雪が降るくらいだから
寒くてもしゃーないか。」となる。
雪の結晶を見るのは好きだし
モチーフも集めてる。
雪の名の入るアイドルも好きだ。
…まぁ、これはたまたまか。笑
雪が積もることは滅多にない地域に住んでいるから
珍しいのもあるけれど
雪は特別感があるんだよな。
幼い頃、学校のグラウンドに
うっすら積もる雪で作った薄茶色の雪だるま。
みんなで並べて笑いあった日が
懐かしいや。
雪
長女と長男が小学生の時に大雪が降り… きっと通学路で雪遊びするだろうから早く登校させた。ちょうど長女の誕生日で今日は絶対に怒るのやめようと!決意した日………
1時間後位に、いつも一緒に行く近所の友達のお母さんから電話があり「今日はお休みなの?」と言われて…慌てて外に出ると、二人で楽しそうに雪遊びをしてた。
「え?ほんの少ししか遊んでない!」って言ってたけど、軽く1時間遊んじゃってますから…
決意虚しく激怒した。
1/7「雪」
雪を蹴散らしながらボールを蹴る。ドリブルからのシュート。だが雪の重さでコントロールが効かず、ゴールの手前に落ちる。
「行くぞー!」
キーパー役の兄がボールを投げる。ヘディングで受け止めると、飛び散った雪が目に入った。
膝までの雪が降り積もった朝、他に誰もいないグラウンド。遊び放題遊んで、大の字に寝転ぶ。雪に遮られて聴覚が消える。息は白く、空は澄んで青白い。
小さい頃の思い出だ。
今。雪の上に寝転んで、同じような空を見る。
サッカー少年は、少年の時代と共にサッカーを捨てた。けれどこの雪の冷たさは、温かく懐かしい。
(所要時間:10分)
1/6「君と一緒に」
カプセルに君を乗せ、ドアを閉めて、2基分の射出タイマーを掛ける。それから僕は隣のカプセルに入った。
カプセルは棺。命の灯を失った君と、共に宇宙に散るのだ。死亡管理官の僕にはそう難しい事ではなかった。
胸の上で手を組み、まぶたを閉じる。
僕は太陽に灼かれ、この広い宇宙を彷徨うだろう。君と一緒に、永遠に。
(所要時間:7分)
1/5「冬晴れ」
「憎らしいね」
白銀を照らす太陽に、姉貴は目を細めた。
かつてないほどの大雪だった。村のほとんどは雪に埋もれた。家も、倉庫も、人も、何もかも。
生き残った人々は、汗だくになって雪除けと懸命な呼びかけを続けている。もっとも、除けた雪を捨てる場所の確保もままならない状態だ。一晩中、いやそれ以上続く雪との戦いに、人々は疲れ切っている。
昨日の猛吹雪が嘘のように、今日の空は晴れ渡っていた。
恵みのはずの太陽と青い空を仰いで、俺はうなずくしかできなかった。
(所要時間:11分)
1/4「幸せとは」
童話の青い鳥が身近なところにいたように、幸せって案外近くにある、というけれど。
幸せなんてそんなにない。そんなにないものだからそれを幸せと感じるのかもしれない。
寒い部屋に帰ってきた。ため息とともにこたつの電源を入れ、ダル着に着替えて肩まで潜り込む。
「はーーーーー」
冷えきった体に当たる赤外線が温かい。
「あ」
あった。幸せ。
(所要時間:7分)
都会には珍しく積もるほどの雪が積もったあの日。
君は、楽しそうにはしゃいでいたね。雪を固めて投げつける姿が愛おしく感じた。
投げつけた雪が服に当たって雪が飛び散る、
砕け散った雪から君の匂いが拡がった。
元気でいますか?
真っ白な雪に、黒い雫が一粒垂れた。
そんな一粒垂れただけで、その雪は何も変わりはしない。
けれど、真っ白が似合う雪にとっては自分を汚された気分だろう。
次の年、黒く染まった小雨が降った。
以前よりかは量が多いけれど、雪はまた降る。
どうせすぐ誤魔化せる。
そう思った雪は、雪が小雨に染まるのを許してしまった。
また、次の年も。また、次も。
雪は黒い大雨に汚される。
もう間に合わない。隠せない。
取り繕うことさえできなくなる。
汚されても許し、次は以前よりも多く汚される。
寛大なほど、繊細なほど。汚いものに素早く汚される。
私達人間も同じだ。
#雪
シンシンと降る
哀しみも歓びも眠らせるように…
思い出ごと覆いつくして
それでも消えない
それでも眠らない
全てがキミへの記憶に繋がる
愛おしくせつない
六花の舞
キミの涙だろうか
キミの願いだろうか
シンシンと降り積もる
ワタシのキミへの思い
待ち望む、雪。
かまくら、雪うさぎ、雪だるま。
しもやけがストーブに当たると痒い。
#雪
【雪】
新陳代謝しか無い!雪とは、新陳代謝しか無い!
【雪】
雪がふってきた!
すごい!どこを見ても真っ白だ!
はじめて見る雪だ!
お父さんがかまくらを作ってくれてる!
おっきい!すごいなあ!
ぼくはこっちで雪だるまを作ろう!
あれ、知らないおじさんが遠くにいる!
お父さんの後ろに行ったぞ?
あれ、あれ、あれ?
おかしいなあ
真っ白な雪がたくさんなのに
お父さんのまわりだけ
真っ赤だ
まだ真っ白な雪がふってる
真っ赤なのも
お父さんも
かくれていく
そうだよ
全部真っ白だよ
真っ赤なんてなかったんだ
お父さんもいなかったんだ
真っ白だよ
全部、全部
真っ白な雪だよ
朝に電車の中から見た、木が生え並ぶ緑の場所は綺麗だった。
帰ったらおばさんがケーキを持って待ってくれている。
なにがこんなに難しいのか。
ほんとうに少し、1日の中で10分くらい。
景色に感動して、言葉に感動して、音楽に感動する。
その時間が減っていきさらに消えてしまったら、心も消滅してしまうのだろうか。
『雪』
全部覆ってしまえばいい
綺麗なものも 汚いものも
覆って 凍らせて 眠らせて
春になったら
綺麗なものだけ
ゆっくり溶かしておくれ
ちらほらと舞う雪に手を伸ばす。
「ゆみちゃん。雪、雪だよ!」
親友のななえは珍しいものを見たようなリアクションをしてはしゃいでいる。
何がそんなに楽しいんだか。
「雪、積もればいいのに」
彼女は手のひらで溶ける雪を名残惜しそうに見つめるけど、雪国出身の私はこの無責任な言葉を聞く度にうんざりする。
何が積もればいい、だ。積もったら雪かきも大変だし寒いし、家に篭りきりになる。いいことなんてない。
雪遊びができるなんて笑っていられるのも最初だけだ。
こういう能天気な言葉にはイライラが募る。
校門の前に理科の先生がいた。
おはようございます、彼は眼鏡をクイっと上げ、心のこもっていない挨拶をする。この人はいつも仏頂面で冷たい。私があんまり好きじゃないタイプ。
「おはよーございまーす」
ななえもななえで、気の抜けたような返事。
私たちがすーっと通り過ぎようとした時、彼がボソッと囁いた。
「こういう牡丹雪の場合はすぐ溶けて積もらないよ」
ななえが私の手を掴んで下駄箱まで走る。
「何あいつ、きっも」
息切れしながら彼女は言う。
私はその時心底気分が良かった。彼女の歪んだ顔を見られたから。追い討ちをかけるように言う。
「雪なんて積もらないよ」
ばーか、と最後に小さな声で付け足した。
親友の心を弄ぶのは、やっぱり楽しい。
長崎県で30年ぶりの大雪が降った日に私は産まれた
母はめったに見たことのない雪に感激したのだろうか、「雪美ちゃんにしよう!」とその場のノリで名前を提案した
けど期日ギリギリに出された出生届は「夏美」
一体大雪の日から2週間の間に何があったのか私は聞かされていない
今降りしきる『雪』よ、雪よ。
凍える彼らを痛めつけないでほしい。
雪、ねぇ。
辺り一面が純白で包まれるなんて、美しい以外に言葉は無いだろう。
はらはらと舞い落ちる雪の花弁が、僕の頬をくすぐる。
それはまるで、惨めな僕を慰めるかのように。
綺麗だね、と想いを交わせる人が隣に居ればいいのだけれども。
どうやら僕のこの心も、空っぽで真っ白みたいだ。
「純白の雪が降る。
降るなら積もってね、汚くなるだけだから。
そんなことを思った私はどんな顔してた?」
今宵の僕には可笑しいくらいに、この曲がお似合いだよ。
〝雪〟
灰色の空から、ひらひらと。舞い降りてくる姿は、白い綿毛のよう。
舞い降りてくるのを見た人は、全員上を見上げてる。
みんなが笑って、微笑んで。舞い降りる所を見上げてる。
積もると危ない、綿毛たち。なのにみんなは、笑ってる。
なんで、みんなは笑ってる?
それは、心のどこかで、子供の頃の記憶が、残っているから。
雪は楽しい。雪は嬉しい。そんな気持ちを、知ってるから。
なーんだ。みんな、子供なんじゃん。大人、大人って言うけどさ、心はみんな、子供だね。
無理して大人になってても、子供のままの、未熟な僕ら。
僕らは、いつも大人ぶってる、大きな子供。雪が降ったら、ちゃんと子供。
遊びたくて、甘えたい、可愛い可愛い、子供たち。
雪って、魔法みたいだね。
白く積もる結晶の下で眠る。その種は、芽吹かせてはならないとされていた。
咲いたところで、祝福されない花の種子。
けれど、誰かが。いや、おまえが春を連れて来たから。雪解けの後に、芽が出たんだ。
もっと降り積もっていたら、迷惑かけないで済んだのかもな。
九州ではほとんど雪は見られません。
だから、雪が降った日は嬉しそうに弟が小学校に行きます。かわいいです。高校生の私はただただ凍えるばかりです笑
石川で雪が降るというニュースを聞いてとても心配です。どうか安全に過ごされてください。