『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨に佇む
タブレットでこのアプリを使っているんだけどこのタブレットの予測変換がごみなのか佇むが出てこなかった。
でもグーグルで一回佇むって打ったらちゃんと覚えて出てくるようになった。やればできるタブレットだ。
前々からタブレットの予測変換じゃ出てこない漢字が割りとあったからこのタブレット使えねぇなって思ってたけどグーグルを経由して覚えさせればよかったんだな。一つ知識が増えた。
それでお題は雨に佇むか。家の中で窓越しに佇むのか外で傘をさしながら佇むのか、あるいは外でずぶ濡れになりながら佇むってのもあるな。
どれも絵になる描写だけど一番ドラマチックなのはずぶ濡れになりながら佇むだよな。これが一番絵になるし実際漫画とかだとこの描写が一番多いんじゃないかな。
傘を持って佇むのは恋愛漫画とかでありそうな描写だな。まぁ雨に佇む描写ってのがそもそも恋愛漫画に多そうな気がするけど。
一番見ないように思えるのが家の中で雨がふってる外を見ながら佇む描写かな。でもこれは洋画とかで結構ありそうな感じもある。
なんにせよ雨を見ながら、あるいは雨の中で佇む様子は絵になるね。具体的な作品とかは出てこないけど結構見る描写だと思う。
放課後、人の少なくなってきた校舎。吹奏楽部の練習の音が聞こえる。部活動に参加しない生徒は帰宅し、部活動中なので人の出入りがほとんどない昇降口でひとり、空を見上げていた。
小雨であればそのまま帰宅の途についただろうが、そうするには少し強い雨。当然手元に傘はない。
教室はもう鍵が掛けられている。図書室に向かうことも考えたが、おそらく直に止むだろう。空の様子から推測する。十数分のために図書室へ行くことすら億劫な自分に脳内で苦笑する。
――小説や漫画ならここで好きな人が通りかかる等のイベントが起こるのだろうな。
時間を潰せるようなものも持たず、軒先から雨の降る様を見ている。好きな人はおろか、気になる人もいないので通りかかる人は友達がいいところだ。彼らも帰宅しているか、部活動中かのいずれかだから、こんなところで出会すはずもない。
たとえば、好きな人とふたり、雨が止むのを待っているとしたら、どのような会話があるのだろう。折り畳み傘を持っていることを隠して、その時間を過ごすこともあり得るのだろうか。
雨が止むまでの僅かな時間。空想に耽ってみる。
「雨に佇む」
このまま同化して、溶けてしまいたい。
・7『雨に佇む』
土曜日。
迷いインコは飼い主が現れるまで預かることにした。
私はこの小さな生き物が死なないように気を使っているつもりだが当のインコはそんなことは考えもせず呑気に過ごしているように思えた。
健康そうで良かった。
買い物の返りに雨に当たった。
雨の中、私の住むマンションを見上げている人物がいて訝しんだ。
【続く】
雨に佇む
朝の当校の時に1人の女性を見かけるようになったのはいつ頃からだろうか。いつも決まった時間に線路の見える橋に立つている。ただそれだけだ。友達は笑いながら薄気味悪いことを言う。
「お化けじゃない」
足があったし歩いてたから幽霊ではない。
人間だった。
もちろん薄気味悪いのも事実だが、あの橋のところで何をしているのか不思議だ。はっきり言ってあの橋から見える景色なんて、ただの線路と高層マンション、あとはビルぐらいだ。時々、鉄道ファンの人が写真を撮っていることがあるが、あの女性が鉄道好きとは思えない。本当に何をしているのだろうか?
雨の朝。橋の上で雨に佇む女性を見たときは、本当に幽霊かと思うほど静かに佇んでいた。どうしよう?思いきって声をかけみるか。幽霊ではない、なんとかなる。
「おはようございます。」
女性の肩がピクリ揺れ、ゆつくりと視線だけがこちらを向いた。それは驚くだろう。こんなところで知らない女子校生に急に声をかけられたら、誰だって驚く。
「すみません。いつもいらしやいますよね。雨なのに何見てるのか気になって。」
女性がふっと笑った気がした。
「夫は痴漢ではありません」
は?
何って言った。
私の心の声が聞こえたかのように女性は同じ言葉を繰り返してから話し始めた。
「私の夫は痴漢ではありません。真面目に会社に行って働いて、私と子供のために温かい家庭を作ろうと頑張っていただけの人なんです。それなのにあの駅のホームで痴漢だと言われ、警察に連れて行かれた」
「あなたに。言われた」
女性は白い顔に太陽のような笑顔を乗せてこにらを向いた。
「あなたをずっと待っていたの。いつ声をかけてくるかなって。だって、あなた、自分の思ったことは何でも口にしてすぐに行動に移すでしょ」
「だから、夫は痴漢に間違えられ、会社にも行けず、近所からは白い目でみられ、実家でも馬鹿扱いされ、私たちの生活はめちゃくちゃになったの」
女性がまくし立てながら近づいてくる。
逃げなきゃ。
でも、足が氷のように固まり動けない。
「本当に痴漢だつたのよ。あの男がやったのを見たのよ」
私は思わず叫んでいた。
女性との距離がさらに縮まってきている。
「あなたはたいして確認もせず、そうやって叫んだ。ねぇ、そうでしょ」
刺される!
女性の手には包丁もナイフもなかった。
「そんなに怖がらなくても大丈夫よ。あなたを殺したりしないから。」
女性の顔がもう目の前だ。
体中の毛穴から汗が吹き出す。
「そう。私はいつまてもここで駅を見ているだけだから。」
気がついたときには走り出していた。
雨も制服のスカートも気にせず全速力で走った。
あれから、おの橋には行ったことはない。
まだあの人あの橋に佇んでいるのだろか
《雨に佇む》
降り止まぬ雨の中
傘をさして佇む
耳を澄ませば
雨音たちの賑やかな音
私たちは自然に生かされている
(と感じる瞬間)
わかば
━━━
《雨に佇む》
空から落ちてくる
雨たちを見上げる
わたし、泣いてないよ
流れ落ちていく雫とともに
あなたの思い出も流れていったら
さみしくないのかな…
あおば
通り雨、土砂降り、ちょっとの外出のつもりだったのに一瞬でずぶ濡れ。
雨に滴るほど濡れる、なんて学生時代以来だなぁと思った先日の出来事。
そういえば。学生以来、または20代以来、もしくはコロナ禍前以来。やっていない事あっていない人行っていない場所、それらはどれだけ沢山あるんだろう。
雨に打たれて呆然としたあの瞬間の、懐かしくて新鮮な気持ち。
人生の迷子もたまには悪くないのかもしれない。
#雨に佇む
降りしきる雨は、未だ止まず。
涙すらかき消して、悲しみすら揉み消してゆく。
…ああ、私は…誰だったのだろうか。
私は、大切な何かを亡くしたまま…それを忘れた。
まただ、また…同じ誤ちを繰り返してしまった。
結局、また『君』を救えなかった。
涙の雨は、降り止まず。
血の雨は、大地を紅く染める。
【雨に佇んでいたようなあの日々】
ある好きな女性に
僕の想いが届かなかったとき
その日は暖かい日の昼過ぎだった
雨が降る時期ではなく
気温が良くて
快適に過ごしやすい日だった
それでもその日は
僕の心に雨が降り続けた
どうしてなんだろう
なぜだめなのだろう
何度も何度も
「どうして」
「なぜ」
という単語が
僕の心の中を巡り続けた
その次の日も
またその次の日も
気温が良くて
快適に過ごしやすい日が続いた
ただひとり僕だけは
雨の中に取り残されたかのように
すべてが灰色に見える日々だった
恋愛詩人よしのぶ
#散文詩
#恋愛散文詩
#失恋
#失恋散文詩
#詩
#雨に佇む
#雨は冷たいけどぬれていたいの思い出も涙も流すから
#恋愛詩人
「雨に佇む」
学校の帰り道に雨宿りをしていると、同じように雨宿りをする女性がいた。2人きり。
互いが互いを意識しながら雨が止むのを静かに待つ。話しかけようにも緊張で言葉が出ない。
すると女性から一言、、、
これが僕らの馴れ初めだ。
゛この話はフィクションです ゛
(こんな青春を送ってみたかった)
実つけなお 雨に佇む 弟切草
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せっかく七語のテーマなので俳句にしました。季語は名作サウンドノベルゲームが有名すぎる弟切草で、なんだかおどろおどろしいものと思っていましたが、その実態は有用な薬草なんですね。
鷹の秘伝の名薬であることを暴露し兄に斬られた弟の血飛沫、西洋では聖ヨハネが処刑された時の血飛沫なんて云われる黒点が主に葉にあって、それが薬効のもとで、抽出しても血の色っぽいからそんな俗説が産まれたのかもしれないそうです。
漢方にするには実をつけたものを採って枯らして煎じるようですが、実の付け方も結構美しくて、赤色を上向きにつけるのだそう。亜種も多くて、なんと、園芸種のヒペリカムにキンシバイもオトギリソウの種類なのは驚きました。ヒペリカム、可愛くて好きなんですよね。
そんな弟切草が名前の為に忌み嫌われても意に介さず雨の中すっくと佇む姿を想像して歌にしました。
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傘照らす 雨に佇む 岡山城
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季語がないので俳句とは言えないけれど、雨に濡れる城が好きなのです。
岡山城は8月に和傘灯でライトアップされてるらしい。雨を遮る為の傘を使った灯で照らされるなんて面白かったので、季語よりこちらを選んでしまいました。いつか行きたいな。来年もされるかな。
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佇むって、漢字が似ていることもあって侘びしい感じがしますよね。雨なら尚更。
そんな姿に憧れて、雨に打たれる青春ごっこしようぜと友達とふざけたことがあります。雨の中傘も刺さずに佇むのは、美人が1人で悲劇とともにやるから絵になるのであって、複数人でやるのは側からみたら怖かったかもしれない。ものの数十秒でおかしくなって噴き出しました。良い想い出です。お勧めしません。
「雨に佇む」(一行詩)
雨のバス停に佇む中でドロップス缶を振る
◆
待合室でただヒトリと一匹で雨に佇む様子
◆
漁港に放置された鮪の頭をカモメがただじっと見る
雨の中、黝方石を握りしめた。心と同じ温度がする。水晶、結晶は、成長して行くのがいい。成長すれば変われるのかな。変われない大問題を、放置していた事に気が付いた。やるせない気持ち、、、雨に佇む、、、期待。
私には羽がある。纏ってる場合じゃない。今遣ってる事や、遣ろうとしているを大切に頑張ります。
🪄🪄🪄
dakara...nakanaide
熱が下がりました。思ったより大丈夫でした。ご心配をお掛けしました。
只々、夏祭りなんです。ゆかたが着れなかった残念です。
雨に佇む89
臨時
また来週月曜日
傘マークがなかったから
外に干してきたのに
突然の豪雨
この辺だけなのかな
家も降ってるのかな
雨に佇む洗濯物をおもう
帰ると乾いているから
濡れたかどうかも分からないけど
やっぱり雨に佇む洗濯物をおもう
雨に佇む君の背に、
かける言葉が見つからなくて。
だけどそのまま、放っておくこともできなくて。
風邪ひくよ、と傘を差し出し、
ただただ隣に寄り添っていた。
→短編・雨に別かつ。
雨に佇む。
天を仰ぐ。
曇天の緞帳は大粒の雨。
高校時代からの友人が消えた日のこと。
あの日、お前を連れて海に行ったのは、俺。あいにく空は曇天。降り出しそうな雲の下、二人で浜辺に座った。
お前の沈んだ様子が気になって。何か話してくれるかなって。
なのに、お前が話題にするのは俺の最近できた彼女のことばっかりだった。彼女は元気か? お前には勿体ないくらいにいい子だよな。大事にしろよ。
お前は妙にはしゃいでそんな話をした。
お互いフリー期間が長くて、ようやく二人して彼女ができたところだった。俺が先、お前がそのすぐ後だった。
気分転換になるかと思って、4人で遊びに行こうと誘ったら、「別れた」と静かに呟いた。
「そりゃあ、辛いな。俺で良けりゃ、いつでも付き合うぜ?」
一瞬お前は何かを言いかけ、その言葉を飲み込んだ。俺、何か良くないことを言ったっけ? 怖気づいて俺は黙り込んだ。高校時代からの何でも知ってるお前の、何もかもがわからなくなった。
そんな俺を気遣うようにお前は言った。
「やっぱりお前もいい奴だよ。彼女とお似合い」
雨が降ってきた。大粒の雨だった。二人で立ち上がった。俺は雨宿りできる場所を探そうとしたが、お前は浜辺へと歩いて行った。
「……俺みたいなヤツに構わず、彼女を大事にしろよ」
振り向いたお前は、よそよそしい笑い顔を浮かべていた。
あんな顔、初めて見た。
降りかかる何千何万何億もの雨が幕を引いてゆく。
何故だか「こっちとあっち」とかイヤな言葉が浮かぶ。
「俺のことは気にするなよ」
何かを断ち切るような冷静なアイツの声は、まるで知らない人ようだった。
それが、最後にあった日。
雨の日、後悔ばかりが心に積もる。
テーマ; 雨に佇む
雨に佇む
全てを洗い流して欲しい
まるでこの世にたった独りのような
視界不良の中
取り残された私
聞こえるのは雨の音だけ
きれいな場所ではない
よごれた場所
でもきれいな場所
きみがいるからか
ここに憧れをもっていたから
かはわかんないけど
きれいですき
深夜
きみの隣を歩く
ひとつの傘をさしながら。
きみとどこかにいきたいわけじゃない
きみとすこしでもながくいれたらいい
そう想いながら歩く
きみといく場所は全部
私にとって思い出の場所だから
このよごれた街で
雨が降ったとき
傘をささないで走って
たてものに入ったこと
そのあとのこと
それも思い出
きみのためにぬれたあのとき
雨に佇む
あの日、君があの母親に自分の気持ちを伝えると聞いたときはとても心配した
あの人は…なんと言うか君のためだと思い込んでいるところがあるから話してちゃんと伝わるのだろうか…
心配で君のところに行こうとした途中で雨の中佇んでいる君を見つけた
どうして自分がこんなところにいるのかわからないようだったけど、それでも僕を頼ってくれたことがとても嬉しかった
雨に佇む、君を見た
そういえば雨が好きだったな
ぼんやりと考えたのは
通り過ぎた車が君の残影をかき消した後のこと