『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨に佇む
人生、焦り過ぎず、時には、立ち止まり、ゆっくり自分を見つめ直してみることも大切なのかなと思います。
雨に佇むように。
人は恋をするとどうなるか。それは『恋は雨上がりのように』を読めば分かると思う。感情表現が少ないクールな女子高生が、バイト先の歳の離れた冴えないファミレス店長に密かに想いを寄せる恋愛漫画だが、初めて読んだ時少しホッとした。わたしの密かな恋心も、この女子高生とおんなじだなって思えるところがたくさんあったから。わたしはあの人に本気で恋をしている。そう確信が持てた。
雨の日の2人のシーン、純粋な気持ちや切なさが滲み出る台詞が印象的。もう一度読み返したい漫画だ。
【雨に佇む】
coming soon !
めっちゃ書き直した…………(;´Д`)
受験生は進路が忙しい。けど将来のためにここを頑張らないといけない。だからといってやるぞという気持ちになれない。受験が近づくにつれて少しずつ嫌というか心配というかなんとも言えないこのモヤモヤ。けど自分なりに考えて考えて頑張ろうと思う。まだたくさん時間があるから全力で頑張る。
*雨に佇む
(一旦枠取り…!仮ばかりで申し訳ない…!)
─── 雨に佇む ───
湖に浮かび
雨に打たれる君は
息を呑むほど美しく
とても儚い存在だった
君しか眼中にないと気付いた時には
もう手遅れなんだ
惑わせ
誘い
導かれる
それがあの人の目的
人ではない者に心奪われ
喰われる事が幸せなのだと錯覚させる
目線を落とすと水面は胸元まできていた
僕は歩く足を止めなかった
出張に出て数日経った。
俺が住んでいる土地から離れた場所で、気候も違う。そして本日最後の救助の最中から雨が降り始めていた。
救助後、他の隊員に患者を託して、雨の中に他に救助を待つ人が居ないかを確認する。救助を求める人数を確認して、撤収しても問題ないと連絡が入った。ヘリに乗って宿舎に戻ろうとするが、足を止める。
雨が服に染み込んで身体が重い。
けれど、心も重かった。
今回の出張は、何回目かの出張で同棲している恋人が心配になる。
元気な笑顔で、背中を押してくれる彼女。出張から帰った後は隣に座る時にいつも以上に傍によってきたり、眠る時は背中から抱きついて離れない。
だから、今回の出張を伝えた時に固まる表情が忘れられないし、心配になった。
出張に出る前、彼女が好きそうな装丁のノートを買った。寂しくないように彼女への気持ちを沢山綴ってきた。
電話やメールで連絡すれば良いとは思うが、アナログな文字にこだわった。
そこに温もりがあると思ったから。
空を見上げると、顔に雨が容赦なく叩きつける。
早く。
会いたい。
おわり
百三、雨に佇む
雨に佇む私を、
雨に打たれたあなたが呼び止めたあの日。
あなたは
「思い出したりするのかな。」
撫でる私の手の中で、あの日私を呼び止めた正体の、
あの日とは違う
ゴロゴロ喉を鳴らす音だけが部屋に響いていた。
土砂降りの中彼女が放った言葉は「ごめんなさい」の一言。傘?僕はいらないよ。雨と一緒に流したいものがあるんだ。(54字縛り)
雨に佇む
降りしきる雨の音に耳を傾ける。
この、透明で分厚い壁を開けたら、きっともっとしっかり聞こえるんだろうな、なんて、思うだけ。
結局、勇気はなくて開けられない。
「いつか、雨の音を直接聞いてみたいな」
今はまだ、この透明な壁に守られながら聞いているその音を。
雨に佇む
そこに留まるのは動けないから。
空が泣いていることに気づけないから。
濡れることなんて、
どうでもいいと思えてしまうことがあるから。
誰かに言われて初めて濡れていることに気づくんだ。
雨は気分を重くする
薄暗くなる空は気持ちまでそうさせてしまう
でも雨の時にしか雨音は聞こえない
神様が音楽を奏でるように
鳴り響く音に耳を傾ければ
楽しめる
「雨に佇む」
雨が降る中
いつまでも
あなたを
待っています。
いつか
あなたが
来ることを願って......
雨に佇む あの子に近づく
あいつはそう ジャンガリアンハムスター
和名はヒメキヌゲネズミ
あいつはそう ジャンガリアンハムスター
和名はヒメキヌゲネズミ
野良で生き抜くのは厳しいだろう
それはジャン、お前も分かってるだろう
だからあの子に救われたいんだろう
だけどジャン、それは無理だ
あの子は昔ハムに指噛まれた
それからげっ歯類はからっきし
だからジャン、うちにこいよ 生き物係とかやったことあるし
だからジャン、うちにこいよ 母ちゃんは俺が説得するから なんだジャン、うちにこいよ 大丈夫だって!今日機嫌良かったから!
どしたジャン?気使うなって、な?
走り出した
あいつはそう ジャンガリアンハムスター
和名はヒメキヌゲネズミ
【雨に佇む】
どうにも書けそうにないので後でもし何か思い付いたら書こうと思います
君が今つらいのは戦っているからだ。
逃げずに向き合おうとしているから。
そんな君を僕は思いっきり抱きしめて褒めてあげたい。
どうしようもない理不尽に押しつぶされそうになることもあるだろう。
誰も信じられなくなってしまうこともあるだろう。
それでも、どんな時でも僕は君の味方だから。
僕が君の傘になるから。
ー雨に佇む
雨に佇む
久しく聞かなかった雨音。改めて耳を澄ましてみると、夏を感じさせながらも、とても落ち着く音をしている。悲しさを天気で表した時によく使われる雨だけれども、それはこういう落ち着きというか、気分を鎮めるようなものがあると思う。そういえば、親友と雨の気持ちの向け方だけは違っていた。好きな映画は同じだった。あの映画の名台詞はなんだったか。あの時ハマったアニメは最高だった。2人で集まってずっとゲームをしていた。なくなってしまった公園で、初めて会った。そんな少年時代をふと思い出して、懐かしくなった。
彼も私と同じように雨が好きな男だった。「雨に濡れるのが好きだ」とよく言っていて、私には理解が難しかったことをよく覚えている。曰く、一度身体の大半が濡れてしまえばどれだけ濡れても同じだし、泥水を含んでいるからいくら泥だらけになっても同じだ。そうなればなんでもできる。どれだけ今何かに追い詰められていても全てを忘れて自由になれる。というのだ。私からしたら自暴自棄になっているとしか考えられないのだが。しかし実際のところ彼自体は非常に思慮深く、考えてから行動に移すことの方がどちらかといえば多かった。きっと自分にないものを補ってくれるものだと認識していたのだろう。彼は雨から、行動力や勇気をもらっていたに違いない。
そんなことを考えていても雨は一向に止まない。どうせなら、彼のいうことを試してみようか。今に固執し、停滞している私には新鮮な考え方であるし、何か掴めるものがあるかもしれない。
そんなことを考えて、私は屋根の下から出た。彼の言っていることはやはりよくわからなかった。雨に勇気をもらうだなんて想像もできない。ただただ私は濡れただけであった。気づかない間に妙な期待を持っていたせいで、少しがっかりしてしまった。見上げても何も起こらない。彼の得た行動力は、勇気はどこにあるのだろうか。まだ私は彼に手が届かないのだろうか。私はこれまでもこれからも、ずっと立ち止まったままなのだろうか。
この失望は、雨に向けたものではなかったと、しばらくして気づいた。変わる気のない私への諦め、失望、それに気づこうとしない怠惰への呆れ、様々なものが混ざっていた。
とにかく動かなければ何も始まらない。変わるために、雨に入ったのだ。きっとまだ歩ける。前へ進み続けられる。
ああ、思い出した。あのセリフは──
Does the Flap of a Butterfly's Wings in Brazil Set Off a Tornado in Texas?
“雨に佇む”ように、彼に佇みたい。
私の中では、“雨に佇む”ことは自然なこと。なぜか落ち着くし、雨が強くなって雷が鳴っても、落ち着く。ずっとそこにいたいなと、思う。
彼に佇むことも、いつかは自然なこととなって欲しい。きっと彼の近くは落ち着くし、癒される。
ずっとそばにいさせて欲しいなと、思う。
いや…それは果たして本当だろうか?
先日彼が教卓に立って私たちに話をしてくれたが、その時でさえも緊張して手が震えた。言葉を、交わしたわけでもないのに。ただ私は、話を聞いていただけなのに。彼の近くにいると自然と癒されるのはその通りだと思うけれど、まだ、落ち着けるような関係では、全くないのだ。そしてここに、唯一どの条件でも否定できないことがある。それは、この教師と生徒という結ばれない関係であったとしても、ずっとそばにいさせて欲しいという、わたしの自分勝手なわがままだ。
作品No.149【2024/08/27 テーマ:雨に佇む】
※半角丸括弧内はルビです。
突然の雨に、那央羽(なおは)は立ち尽くしていた。
傘はない。合羽はない。それなのに、濡れて帰るのはしたくない。となれば、雨が止むか、小降りになるのを、こうして待つしかないのだ。
(漫画とかアニメなら、誰かが傘を貸してくれたり、「一緒に入る?」なんて声をかけてくれたりするんだろうけど)
ここは、現実だ。そして、那央羽は、自分がそれほど庇護欲をかきたてられる存在だとは思えなかった。女子にしては高い身長も、かわいいとは思えない顔も——那央羽の外見は、他人に守りたいと思わせられるものではなかったのだ。
「仕方、ないか」
呟いて、那央羽は空を見上げる。
雨は止むことなく落ち続けていた。
雨の日
風が強い。雨は好きじゃないし、台風も好きじゃない。
けど、台風の目に入った時の爽やかな晴れは好き。台風の雨が風が嘘みたいな快晴かと思ったら周りを囲む黒い雲。それが私は忘れられない。