降りしきる雨の音に耳を傾ける。この、透明で分厚い壁を開けたら、きっともっとしっかり聞こえるんだろうな、なんて、思うだけ。結局、勇気はなくて開けられない。「いつか、雨の音を直接聞いてみたいな」今はまだ、この透明な壁に守られながら聞いているその音を。
8/27/2024, 2:21:39 PM