『閉ざされた日記』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自分を保つために、吐き出せる場所を作るために書いていた日記。
見ているだけで、過去の傷がじんじん痛んで、真っ黒な自分が滲み出てくる。
だから、その日記を、いい意味で笑える日が来るまで、しばらく奥底にしまっておこうと思った。
それから、何年が経ったのか。もしかしたら、何十年とか、それくらい経ってるかもしれない。
どのくらい時間が経ったのか、分からないのはきっと、時間を忘れられるほどの楽しい日々を手に入れることが出来たから。
閉ざされた日記を久しぶりに開いて、過去の自分を少しでも抱きしめることが出来るなら、
自分の閉ざされた心も、開くことが出来るかな。
#閉ざされた日記
運命だと感じた出逢いから
これも運命と受け入れたサヨナラ
パステル画のように
優しい時代
愛することの悦びも哀しみも
わたしの記憶に染みて煌めく
わたしがワタシでいられた時代(きせつ)
屈託なく笑うワタシがいる
たった3冊の日記には
生きた証が詰まってる
捨てられずに
だからといって開くこともできなかった
あれから長い長い歳月
それぞれの時が流れた今だから
ふと会いたくなる
心の中に眠らせた貴方
そろそろあの頃のワタシと
素直に会話できるかしら
閉じたとびらを開けてみたい
少しだけの後悔とありがとうを
書き込みたい
青い文字で…
幸せなこの時間を、永遠に
少しでも残す事が、出来るように
想いを載せて、言葉に書き写すよ
そして、消えてしまわぬ様に
しっかりと、鍵をかけて
---二作目---
醜い想いも
汚い想いも
何もかも
表の私では、とてもとても
さらけ出せないから
せめて、心の日記に、溜め込んだ想いを、書き殴って
間違っても、見られないように、鎖でぐるぐる巻きにして
心の奥底に閉まって。
今日も、綺麗な私を演じるよ
#閉ざされた日記
184作目
冬晴れ🌄
通院の帰り道に、私が幼い時に入院して内反足の手術を受けた時のシスターに会った。
『シスター、こんにちは(*^^*)🎶』と、自分でも、😯びっくりするぐらいに咄嗟に言葉が出ていた。
シスターも、こんにちは(*^^*)と、挨拶を返して下さいました。
ーー私の中で風が吹いた。不思議(・・)
実習に、行った先の園児くらいの私がいたんだ。
あの頃の私〜🤔
れいん君やかなこちゃんやみんなよりもずっと幼かった。身体も弱かったな〜。
ヒゲダンのプリテンダーのような歌詞のタラレバのような,……。
アイドルが大好きだったなぁ〜❤
アイドルになれるなんては、絶対に想わなかった。
友達も少なったな〜(^_^;)
アニメが、夏音ちゃんのように大好きだったなぁ〜(*˘︶˘*).。.:*♡💞
中学生の時に出会った友人は、マンガ家志望だったなぁ〜。
gペンやマルペンやスクリーントーンや、色々と教わったなぁ〜。
体育は、大嫌いだった。こんな脚じゃあ、走ったり、歩いたり出來ない(^_^;)活躍出来なかった……。
でも、体育の先生に私でも出来るバスケ🏀を教わった⭐✨
こんな私でも、出来るんだ……(´;ω;`)と、深く感動をしたなぁ〜。純粋に嬉しかった💞
もちのろん、ゲームは、不参加でした(^_^;)
でも、私に、でも出来ることがあったーー💙(*˘︶˘*).。.:*♡
その友人は、私の好きな作家さんとその友人が好きな作家とライバルだったなぁ〜🤔
そして、何時もクセで私はあとがきから読んでいたから、ネタバレ必須で抑揚後悔したな〜_φ(・_・
何気なく、シスターに、あっただけ、過去の私がいたんだネ。
シスター、ありがとうございます(*^^*)🎶冬晴れの思い出になりました(*^^*)✨🎶
終わり
密やかに綴られた文字は暗がりで
日を知らぬまま、あの日を綴じる
/お題「閉ざされた日記」より
閉ざされた日記____
2020年4月8日から2024年1月18日。
誰にも見せず話さず心の中に溜め込んだ気持ち。
中学一年生から書き続けた日記。
126988文字。原稿用紙250枚。
私の全部が詰まった12万文字。
私の過去が詰まった250枚。
きっと「これ」を書き終わってしまったら
わたしは泡沫となって消えてしまう。
「これ」の物語は1秒ごとに終わりへ進み、
息をする度に「そこ」から言葉たちが零れ落ちていく。
わかっている。わたし自身が決めたこと。
わたし自身が選んだこと。
終わらせたい。終わらせて、楽になりたい。
そう願って筆を取ったはずなのに、
先へ進む度、時が止まってしまうのはなぜなのだろう。
言葉を生み出せなくなってしまうのはなぜなのだろう。
閉ざされた日記に、置かれた筆に、
頬杖を付いて窓の雨を眺めるわたし。
そんな、真夜中。
閉ざされた日記
机の上に残された一冊のノート
突然旅立った君が残した唯一のもの
その辺の百均に売ってる
表紙のデザインが可愛いことだけが取り柄のような
安っぽいノート
表紙には油性ペンDiaryの文字
それと一年くらい前の日付
中身を確認するのは簡単だろう
なのに
どうしてもノートを開くことができなかった
自分にはまだ受け入れることができない
ノートを机の引き出しの奥にしまう
いつか…君の日記を見ようと思う日がくるだろうか
ただ閉じてるだけだとしても
いわくありげになる
まるで陰惨な
あるいは恥ずべき事実が
隠されているかのように
ドラマチックな期待を誘う
閉ざされた弁当箱!ですら
開けたら危険そう
「閉ざされた日記」
#305
『閉ざされた日記』
ここに一冊の日記があるわ。
ある貴族の男が書いた鍵付きの日記。
不運にもこの日記を書いた男は日記の鍵を持ったまま事故にあって、急な崖下に落ちてしまったの。
だからこの日記の鍵はもう見つからない。
何でも日頃からこの日記にはとても重大な事が書いてあるから決して覗かないように、もし私に何かあったらこのまま燃やしてしまいなさい。
って言っていたそうよ。
残された家族はそう言われていたからどんな事が書いてあるのかとっても気になったのね。
遺産についてだ。とか、ある別の貴族の重大な秘密だ。とか、色々と憶測が飛び交って次第に皆それが本当の事だって重大な秘密を手に入れるのは自分なのだと争い始めてしまったの
鍵を壊せば済む話だ!ですって?
ええ。そうね。
だけどどれだけ頑丈な金槌で殴っても、どんな凄い鍵師が開けてみようともこの日記は絶対に開かなかったの。
だからこそ、本当に大事な事だって考えたのでしょう。
醜い争いは続いたわ。
それこそ最後の一人になるまで。
騙して、騙されて、最後に残ったのはこの家に長年勤めていた執事だった。
長い事勤めていたのだから亡くなった旦那様のものは頂いてもいいなんて考えて、やっと日記を手に入れた時。
不思議な事に日記の鍵はすんなりと開いてあんなに見たかった中が簡単に見れたわ。
日記には長年勤めていた旦那様の字で最初のページから最後から2番目までのページまでずっと家族、使用人、友人そして…長年勤めていた執事について感謝が述べられていたの。
執事は日記に書かれた事を読んで、あんなに厳しくて一言も感謝なんかしたことが無い旦那様がまさかこんなとこで感謝を述べていたなんてと、日記を抱えたまま涙を流してうなだれたわ
こんな事が書かれていたと皆に見せたいのに自分が全てを消してしまったからもうそれも出来ない。
ただ誰もいない屋敷に執事のむせび泣く声が響いただけ。
貴族の男はただ恥ずかしかったのね。
普段は感謝をすれば威厳が下がるなんて思っていたから、心やさしい自分は日記に閉じ込めたの。
こんな結末になってしまったのは
それを見抜けなかった屋敷の者のせいなのかしら?
それとも
素直になれなかった貴族の男のせいなのかしら?
置いてきた
20歳の日記
懐かしむ
今日より私
暮らすあなたと
「閉ざされた日記」
日記を書き始めたページに
意味があるなら
日記を書き終えたページにも
意味がある
閉ざされた日記には
どれほどの想いが綴られていることだろうか
革表紙をそっと撫で
亡き妻の面影をなぞる
#閉ざされた日記
[閉ざされた日記]
閉ざされた日記があるのは、何か嫌な思い出があったのかもしれない。
私は、すごく嫌な、後悔した思い出がある。私は小学生の頃、ある女の子をいじめていた。私は、その子をにらんだり、自分で悪口を書いた手紙をその子に渡したりしていた。先生に「あなたがやっていることはいじめだ」と言われるまでこれはいじめということを知らなかった。知らなかったというより、いつの間にか悪いことをしていたという感じだ。私は、今まで相手の気持ちを分かっていなかった。中学生になってから、相手の気持ちを理解してすごく後悔した。とても悪いことをしていた。謝りたいと。
何度も謝ったが、いじめていた女の子は許してくれた。その子が許してくれても、私自信は許さない。この気持ちがすごくモヤモヤするのだ。
No.16
それは決して開いてはいけない
わたしの心の一部
醜い言葉も
残酷な言葉も
女々しい言葉も
すべて詰まっている
決して開いてはいけない
閉ざされた日記
最期の時まで持っていく。
ある時を境に書かなくなった日記。
書籍の片付けをしたときに、見つけた。
なんて書いたのかな?
と気になってページをめくる。
書かれていたのは好きな人のこと。
盛りだくさんで、読み返してみると恥ずかしくなる。
でも、当時はそれで気持ちは満ち足りていた。
片付けを忘れ日記を読みふけり、はっと気づいてまた片付けを再開する。
でも当時のことを思い出したことで、気持ちが穏やかになった。
二、三年ほど継続して日記を書いていた時期がある。日記を手元に置き、何度となく開き書いていたことさえある。ほとんど中毒だった。
しかしぱったりとやめてしまって、それきりだ。
理由は何となく察している。
私という存在には何も価値がなく、文字を連ねたところで現実はどうにもならず、ただ妄想と空想に明け暮れるだけの人間未満だ。
書くことで、それが紙の上で浮き彫りになる。私は現実を直視したくなかったのだ。
とはいえ今はこうして書いている。テーマに困ることはあるが、書くこと自体は楽しい。ハートがぽつぽつと増えるのを見ると胸が高鳴る。
こんなものでも見てくれて感謝の限りである。
前の日記は閉じられたままだが、新たに開いた日記もあるということだ。
閉ざされた日記
部屋の片付け中、どこか懐かしい日記を見つけた。
砂のような色をしていて厚い本のようだ。
しかしその日記には鍵が掛かっている。
僕は近くに鍵があるだろうと、
日記が入っていた箱の中を掻き分けるように探した。
僕は不思議に思っていた。
こんな古い日記なんてどうでもいいはずなのに。
しばらく探しても、鍵なんてどこにもない。
幸い、鍵がなくても開けれそうだった。
道具を持ってきて中身を確認しようとした時、
僕は何故か涙が零れた。
あれ、なんで泣いてるんだろう
その日記には何も書いてなかったが、
写真が1枚挟んであった。
向日葵の背景に仲良しそうな3人組が映っていた。
写真の裏に日付と“約束”が書いてあった。
僕ははっとした。
なんでずっと、忘れていたんだろう。
今はもう薄暗いけどそんなの関係なく
僕はあの場所に向かって走った。
走って、走って、走って、走りまくった。
ずっと走ってやっと、あの写真の場所に着いた。
人影が見えて話し掛けてみると、
懐かしい声で僕の名前を呼ぶ。
閉ざされた日記
閉ざされた日記
閉ざされた日記だからこそ
気になって気になって…
仕方なくなるの
見たくなる…
でも…
許されるわけもなく…
不安です…
少しだけ…
見てしまう
秘密の扉を開けた…
違う世界が広がっている
こわくて不安…
でも…
閉ざされた日記
日記の筆者は知れない。
この日記の最後に記された署名の欄に記された名は、ロミオ・デ・ル・ロッサの銘。
しかし、この作者は女性。
なら、彼は何者なのか?
筆者の恋人か、夫か? 何故にこの日記に銘を打ったのか?
ロミオは、航海の途中、とある島でこの日記を手に入れた。
(彼女は何者だ? この、清廉な筆致。神をも恐れぬ、背徳的な文面)
その島は、邪教徒に滅ぼされ狩り尽くされた後で、人っ子一人いぬ有様。だが、妙な生活臭が残っているところを見ると、この漁村で祀られていた神の足跡を彼は知ることになる。
彼女は、民俗学者であり、その神を調査していた。
年に一度、人を捧げ物に食らうという、ダゴン。
それが、この村で崇拝されていた神の名前だった。
魚頭に人間の身体をした、漁民の民であり、この漁村では、その神との混血のもの達が暮らしていたという。
日記は途中で途切れているが、その奇異なる生活は、邪悪なる信仰と共に、書き綴られている。
邪悪なる神の信仰は廃れたが、その廃村では今も時折、人では無いものが、陸に上がるという。
閉ざされた日記
日記 それは過去の出来事を未来に残すもの
書き記してるだけで貴方への想いが募る
何げ無い情景 意図しない言動 素敵な雰囲気
その時は気付かなかったけど日記に記すと
そこに意思が 想いが そして愛情が
知らず知らずに込められてたことに気付く
もう書き記し続けて3年
いつまでもこの日記は続くものと思ってたのに
対象だった貴方の存在が消滅してしまうなんて
思いもよりませんでした
いつも私に勇気と喜びと感動を与えてくれた
開かれた日記
今 その役目を終え
閉ざされた日記は 机の引き出しの中
今まで有難う 感謝