『閉ざされた日記』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
息子を殺した。
助けられなかった。
夫が遺してくれた最後の希望だったはずなのに、私は何もしてあげられなかった。
アレは母と祖母が言っていた力なのか。
冷たくなる息子は光として溶けていった。
見つかれば私は終わりだ。
ドアを叩く音がする。
行かなきゃ。
私の家族の分まで生きて、彼らに償いをしなければ。
『ある女の走り書き』
お題
「閉じられた日記」
閉ざされた日記
持ち主がいなくなって
誰にも読まれなくなった日記は
この世にどれだけあるだろう。
私は日記用の手帳を二冊持っている。
一冊は小学1年生から中学までのもので
特別な日のことだけが書かれている。
もう一冊は高校から書き始めたもので
日々の出来事を綴っただけあって
人に見せるのは恥ずかしい黒歴史と化している。
もし自分の死期が近いと分かったら
後者は絶対に存在すら知られないように
確実な方法で処分するだろう。
ここまで考えて、
私は今までかなりのリスクを冒して日記を書いていたのだと気づいた。
人はいついなくなるのか分からないわけで、
そもそも日記はいつでも書けるように机の上に置いてあって隠してすらいない。
つまりそれはいつあの日記を家族に見られても
おかしくはないということ。
それでも日記を書くことは続けていきたいと思う。
書くことも、あとで見返すことも楽しいから。
ただ、黒歴史の部分のページは
読むだけでも辛いので隠そうか少し迷っている。
どうしようもない時、ノートを開いて心のままを書き綴る。
自分の思いが届かない時、本当の気持ちを考えてみる。
涙が溢れる時、素直な思いを綴る。
でも、誰も見てはいけないノート。
私の心のノート。
そして、何年後かにその思いにケリがついた時、そっと片付けた。
私には最愛の夫がいる
私は小さい頃に両親を亡くした
小さい頃で記憶がなかったけど聞いた話によると
両親は何者かに殺された風だったらしい
しかし何故か私には怪我1つも無くて街の人からは
死神と言われ避けられていた、、、
そんな私が15の頃夫に会った
夫だけは私のことを避けずに愛してくれた
そんな夫が私は大好きだった
私はある日夫が仕事に行った時に
ずっと気になっていたこの家に住み始めた時から
入ってはダメと言われていた部屋に入ってみた
私は夫が何を隠しているのか不安だった
もしかしたら浮気、、、???
そう思って中に入って
机の上に置いてある
しっかりと誰にも読まれないように
閉ざされてある日記を読もうと開いた
すると
私の小さい頃からの写真が
日記全体に貼ってあった
________________________解説
分かった人も居るかもしれませんが
私の両親を殺したのは夫ですね
夫が私の小さい頃に両親を殺すことが
出来るということは夫が人では無いのは
明らかですね、、、
では私が夫のことを愛したのは、、、
街の人達が私を死神と言って避けたのは、、、
私の小さい頃街の人達には避けられ
記憶が無いのにも関わらず
何故両親が死んだ理由を知っていたのか、、、
________________________ある人達の証言
「あの子と喋ろうとすると何かが、、、
自分の中の何かが壊れる気がした、、、」
「あの子を好きになった理由???一目惚れです」
閉ざされた日記
ずっと一行日記を書いていた
最初は小さなメモ帳に、
後で読み返すと、たかが一行でも、鮮明にその日のことが蘇る
1日分が2センチ角くらいのスペース
3冊目くらいに、もうちょっと書ける様にと、スケジュール帳に変えた
がしかし、書く事はそれ程増えず、
また、小さなメモに戻った
多感な時期に書き綴った日記
読み返すと、その時の行動や感情が思い出された、もし誰かに読まれても大丈夫な様に、あまり細かくは書いていないが
自分だけにはわかる様に暗号の様な書き方だ
でも、なぜ辞めた?
それは思い出したくないことが起きたから
書かなくても何年もたった今でも、たまにフラッシュバックする
もう日記は書かない。
まばゆい光を
たくさん浴びた
いくつもの珠を
つづった日々よ
かえっておいで
初投稿
冬真っ只中なのにあまりにも天気が良くて昼休みと買い出し中にサーフスケート
遠くに見える雪山がめちゃくちゃかっこよくて感動した。
昨日届いた妻のYONEXの板をメンテナンスしなければなのでレッドブル飲んで夜に頑張ろうかな。
普段飲まないから効きすぎて夜眠れないとやだな。
今日のおこぼれは炒飯と唐揚げ
今日の炒飯は上手くパラパラになって美味しかった!
いつか何かで知った卵とマヨネーズを混ぜたものをご飯に漬け込んでから炒めた。
あとはラードたくさん使った。
身体には良くなさそうw
唐揚げも衣ゴツゴツ系で美味しかった!
お店で食べるレベルと自負しました(笑)
そのホコリをかぶった書物。
手を伸ばすと丸いドアノブが浮かびあがり、開けると吸い込まれるように世界に入っていく。
そこは木造の家のリビング。暖炉の前のロッキングチェアにお婆さんが編み物に励んでいる。
こちらに気づくと、立ち上がり歓迎してくれた(^_^)/
ふとお腹が鳴って思わず顔を見合わせる。するとお婆さんは笑い、キッチンに向かってじゃがいもや玉ねぎを刻み始めた。
今夜はシチューになった。
終始談笑しながら、お婆さんと語らった。外は吹雪いていたけど、暖炉の火は暖かくて心まで暖まった。
眠気がおそってくると、お婆さんは毛布を掛けてくれた。
目を開けると…母が。そういえば、母の部屋の整理
をしていた途中。
それは生前の祖母が書いていた日記。母が祖母の亡くなった後に引き取ったものだった。
あれは夢…それとも?
閉ざされた日記を再び開く時
モノクロだった私の過去が色づき始める。
しかし、これは閉ざされた日記であり
閉ざした日記ではない。
自分自身で再び開く事は叶わないだろう・・・。
鍵付きの 日記帳が ほしかった
あのころ鍵垢 なんてなかった
Twitterが日記帳になってる。
-閉ざされた日記
閉ざされた日記、埃が被っている。
年期が入っているのか、それとも、その日記の存在を忘れていたのか。
中は何も書いていない。
最初から最後までめくっても何も書いていない。
不思議に思った。
表紙に再度目を通してみる。
それは日記ではなく、勉強用のノートだった。
なるほど、だから頭が悪いのか。
(՞ . .՞)
日記を付けるのが旅行後の日課だった。
どこのお店が美味しかったとか、どこから見た景色が綺麗だったとか。
そしてもう一度行く時に気に入った場所には行って、新しいところを開拓したらまた日記に追加していく。
一緒に旅行に行った人がいたら何を話したのが印象的だったとか、その人が好きそうだったこととかも見つけて忘れないように日記に記録していた。
「マメだね〜、私だったらそんなことできないよ」
「でもさ、私忘れっぽいからさ笑覚えておきたいのに覚えていられない人だからこうやって書いておくの。そしたら忘れたくても絶対に忘れないでしょ。」
「忘れたいって思うのに忘れられないの?それはしんどいと思うよ」
「そうかな、そんなに忘れたいって思うことなんてきっと人生の中でないよ笑どんな事でも私は覚えておきたい」
高校生のときだっただろうか、幼なじみに言われた言葉がまさか現実になるなんて思ってなかった。
しかもこんなに早く。
全部忘れてしまいたかった。全部夢であって欲しいと願った。事実も感情も何もかも破り捨ててしまいたい
いつかもし幼なじみが言うように忘れたいことがあるのなら、その部分だけを破り捨ててしまえばいい、そう思っていたのにどうしても破り捨てることが出来なかった。こんなことになるなら日記なんてつけなければよかったと過去の自分を恨んだ。
目につく度に嫌になる。思い出してしまってどうしようもなく苦しくなるのに、部屋の外に追い出すことも燃やすことも破ることが出来なかった。
あれから少し時がたった。
旅行に行くことはあったけれど、ずっと日記は閉ざされたまま部屋のすみにおかれている。
荒れ狂い自分でも手の付けようのなかった感情は薬によって幾分か収まった。時たまどうしようもなくなる時はあるけれど、前みたいに全く手をつけられないという訳ではなくなった。
そのページだけ、破り捨てればいいのに。
燃やしてしまえばいいのに、それが出来ない。日記帳を開いてしまえば思い出してしまいそうで、怖くて出来ない。けれど表紙を見るだけでも不思議なことに思い出してしまう。
いっその事日記帳を捨ててしまおうと思った。
それも出来なかった。
高校生の死にたくて消えたくてしょうがない時期、弾丸で大阪で行って出会ったおばちゃんのこととか、覚えていることだけじゃなくて忘れてしまった感情も全部そこに詰まってるから
開くことも読み返すことも無く、紐で縛って絶対に開かないようにして今でも部屋の隅に置いてある。
閉ざされた日記
それは閉ざしていていいものなのか。
誰かに話したい、そこに残しておくのが惜しい
あなたの感情ではないか。
それとも残すことで生きる、忘れてはいけない
思い出なのだろうか。
「今日の日記」
いじめられた バカにされた
笑われて苦しくてたくさん泣いた
書き綴るとみえてくる
日記の中の怪物達が鋭い爪で僕を引っ掻き傷つけるんだ
そんな邪悪な日記を閉ざし封じ込めた僕は
新しい1ページが二度と黒く滲まないように
明日の自分を作り替えペンを走らせる
とある資産家が亡くなった。
謎の多い死だった。
残された一冊の日記帳。
綴られることのない日記だけがその真実を知っている。
【閉ざされた日記】
閉ざされた日記の中で、記憶が踊る。
まだ鮮やかなのも、セピア色に褪せたのも。
時折、どこか、ずっと、ずっと深い所から、
色も、形も失って、曖昧になったおぞましい音が。
皆皆踊りをやめて恐れ慄く。
音が消えて、何分も経って、
ようやく光が帰ってくるのだ......
閉ざされた日記って普通の日記なのでは? 日記って普通誰かに見せるものではないような。
とはいえ今の時代はSNSとかで見せるのが普通なのかな。
それとも閉ざされた日記って物理的な意味? 鍵のついた日記ってなんかかっこいいね。ゲームなんかにありそう。
お嬢様なんかが日記を書いてる印象ある。それこそ鍵のついた日記でさ。
日記というと船長の日記が真っ先に思い付く。なんか事件があって船長の部屋を調べたら、「これは日記か」なんて言って事件の経緯が明らかになるやつ。
ゲームのセーブが日記形式なやつもありそう。具体的なゲームのタイトルは思い付かないけど、セーブしてゲームに戻るときにパタンって本を閉じてゲームを再開するやつ。
閉ざされた日記、それは誰にも言えないがどこかに吐き出したい感情の行き先。そして私はそっと本を閉じた。パタン。
会議室で手帳を拾った。
落とした人の名刺でも挟まれていないかと
何の気なしにページをめくると、
カレンダー一面にびっしりと書き込まれた色とりどりのマークが目に飛び込んできた。
星、二重丸、ハート、バツ。
クマや葉っぱ、水滴、爆発マークやハイヒールみたいなマークもある。
ひらがな一文字を丸で囲んだもの、日付をマーカーで塗り潰したもの。
見てはいけないものを見た気がして、慌てて手帳を閉じる。
これはスケジュール管理帳なんかじゃない、
きっとこの人の日記だ。
日々の出来事や感情を、自分だけのマークで記録しているんだ。
勝手に開いてしまってごめんなさい。
総務に落とし物として届けるので、あなたの思い出が早く手元に戻りますように。
#閉ざされた日記
中学の黒歴史
捨てずに捨てられない
閉ざされた日記
呪われた呪文に古の一族の秘密
思い出すだけで頭から火が出そうになる。
閉ざされた日記
三日坊主という言葉がある。やろう!と志してはみたものの続かないことをしめす言葉だとか。
それでも三日出来ればすごいという話。
昨年の秋頃、義理実家の母から連絡があり「押し入れを整理してたら息子(夫のこと)の成績表とか絵とかが出てきたのでいるのか判断して」とのことだった。断捨離中で判断に困ったそうな。
面白そうなので夫、息子と共に参戦!
成績表や幼稚園の出席手帳、作文などなかなか思い出深い数々。そんな中、母がニヤリと笑ってあるノートを出してきた。
「これね高校時代の息子の日記よ」なんて面白そ…いや興味深い。
ページを開くと日付は1月1日。「今日から日記をつけようと思う。絶対三日坊主などにならずなしとげる」という決意表明が書かれていた。そして次のページをめくると…
真っ白。めくるもめくるも真っ白。
は?決意表明どこいったよ!一年の計は元旦にあるんだぞ。心の中はツッコミの嵐。
横を見ると夫が「よく取っといたなコレ。」と苦笑い。息子は「一日坊主じゃん!ヒヒヒヒヒ!」と息もつげないほど笑っている。
母も笑いながら「これはとっとくでしょ!」と得意満面。
今の夫からは想像もつかない飽きっぽさにこんな時もあったのねと思う反面、あぁこれから息子に「継続する」ということに関する セリフに説得力がなくなったわぁと今後の子育てに影響がでた出来事でした。
まあ面白かったのでよし!