『鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
半鐘の音がする
じぶんの、中から
延焼している
君の隣
繋ぐ手に黒々
「鐘の音」
聞いた事あるのかな。
覚えにないな。
どうなんだろうか。
でも鐘の形は知ってる気がする。
行った気がする。
見た気がする。
夢かな?
現実かな?
妄想かな?
分かんない。
また分かんない。
知らない。
それは終わりを告げるサイン
残念だけど、もう間に合わないよ
おしまいなんだ
遠くで鳴っているはずなのに
こんなにも耳のすぐそばで響く慰撫と嘲笑のハウリング
あと少しだったのにね
君はここへは入れない 君を呼ぶためのものじゃない
頑張った子だけが通れる 光あふれる道だから
今までずっとそこで怠けていた君にはあげられない
神様は 努力しない子を救いはしないよ
大きく重厚な扉が閉じてもなお 鳴り止まないそれに
駆り立てられる焦り 後悔 諦め 諦め 諦め
私以外のすべてを歓迎する音
私は歓迎されていないと 思い知らされる音
頭から離れてくれない音
それは何かを祝う鐘の音
<それでも目を離せない>
題: 鐘の音
お題 鐘の音
祇園精舎の鐘の音
諸行無常の響きあり
ただそーゆーだけのひと
きっと言の葉に興味がない
己の学の低さを知らず
また過去の栄光を眺め
ついに来たるは恋の明けごろ
ひとえに風の前の塵に同じ
わたしの仕事場の部署は
基本3人です
わたし以外の二人は
全くタイプが違うからか
不意に些細な事で
ゴングが鳴り響きます
私はと言いますと
完全スルーを決め込みます
最早勝手にやっとくれと
片方が居ない時は
お互いの悪口を言うので
適当に相槌を打ちます
さて、私がいない時はどうなんでしょうかね
【8,お題:鐘の音】
9時59分...来るっ!
時計の秒針を眺めて10時に達する直前で、私は勢いよく布団を被った。
たっぷり1分ほど時間をとって、恐る恐る布団からはい出してため息を一つ。
はぁ...なぁぁぁんで我が家の時計は振り子式なんだぁ...
そう、実は私30分ごとになる振り子時計の鐘の音が苦手なのだ!!(ドヤサッッッ)
...ってまあそうドヤることでもないんだけどね。
共感してくれる人1人はいると思うんだよー、小さい時に1人でトイレに行けない理由 第一位だもんあれ
だって怖くない?怖いでしょあれ
特に夜っっっ!
おばあちゃん家とかに泊まり行ったときとかホントに怖くて、トイレ行けなくて漏らしちゃったことが...うぅ思い出しただけで恐怖だよぉ
しかも鐘の音ってホラーでよくあるじゃん!
え、ない?なんか夜に鐘の音がその時間じゃないのに一回多く鳴って、気付いたら変な世界に...みたいなやつ、えっ無いかな?
いやまあ、大定番って感じではないか。ちょっと言いすぎましたスミマセン
あと私ホントに怖かったのが、喉が渇いちゃって水を飲みに行ったのね?
その時に振り子時計の前を通んなきゃいけないんだけど...まあ、ささっと行けばいっかと思ったのね?
んで、水飲んでその帰りですよ。
廊下を歩くじゃないですか?振り子時計の前を通るじゃないですか?その通る瞬間ですね?
...ボーン...ボーン...ボーン...
ぎぃやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(クソデカ大絶叫)
心臓がまろびでるかと...いや出たわ。心臓出たわ、うん。
マジ、ピンポイントで耳の横で鳴るのはヤバ過ぎた。それから夜に水飲みに行けなくなって
ペットボトルに水入れて手元に置いておくようにしてる。うん、もう振り子時計の前は通れん。
っっってちょっと待って!?もう10時27分っ!?
時が経つのは早いのう...じゃなくて!耳塞がないと!じゃあ私は耳を死守する用事があるから!またね!
籠の内側で鐘が鳴る。呼吸の伸縮の奥で、手のひらに鐘の音が伝わる。熟した果実のように染まっているであろうそれは、瞼の裏の暗闇にあの人の顔が浮かんだ瞬間、堰を切ったように早鐘を打つ。全身を震わせるほど有り余るエネルギーを湛えて、胸の鐘は大きく強く響く。
(あぁ、……やっぱり彼なんだ。)
細胞の叫びを代弁する鐘は、ぼやけた疑念を確信させ、頼りない否定を打ち砕く。
〜鐘の音〜
鐘の音がなった
心が高ぶった
今までの私ありがとう
その鐘は止まっていた時間が動き出したように
幸せの音を響かせた
きっとこれは始まりの音
あちらの寺はコーン、こちらの寺はカーン。
向こうの寺はキーン、そして、この寺はケーン。
いやあ、鐘の音というものは全て同じと思っていたが、こうして聴き比べてみると、以外や以外、皆、音色が違うものなのだな。
若様の元服の折、鎌倉に鐘の音を聞いてこい、と仰せになられた時は、主様もお歳を召してとうとう可笑しなことになられてしまわれた、とも思ったが、それもどうやら杞憂だったか。
恐らく、元服なさった若様と鎌倉へ赴き其処で鐘の音を聴きたい、との思いなのだろう。
ならば、爺様の代からの家臣の矜持に懸けて、鎌倉一の鐘の音を探してみせようぞ。
三百程あるという鎌倉の寺一つ一つを廻り、その寺の鐘の音を聴いて、仕えている屋敷に戻る頃には半月が経っていた。
建長寺の鐘の音が、鎌倉一の鐘の音で御座います。
脇息に付いていた肘を滑らせた初老の主人は、頭を抱えて重い溜め息を一つ吐いて、ピシャリと吐き捨てた。
そのカネのネではない。
テーマ「鐘の音」
寒い。
どこに行くんだろう。まだ夜だよ。
23時26分。
お母さんが玄関のガラガラ扉を閉める音で、目を覚ました。外出するようだ。私の家庭は母子家庭である。お母さんが外に出たために家にひとりなってしまった。私はこのチャンスを逃すまいと、そそくさとテレビのリモコンを持つ。
『テレビの主導権はお母さんが持っている』
これは、私とお母さんとの暗黙のルールだ。私とお母さんの間には、暗黙のルールがたくさんある。説明するとキリがないくらい。こんなルールがいつ作られたのかなんて分からない。多分、私が産まれて、自我を確立する頃には、このルールは出来ていたのかも?そう。お母さんが家にいない今、私の観たい番組を思い切り観ることができる。ということなのだ。テレビを独り占めすることは、私の密かな夢のひとつだ。それが今、叶おうとしている。わくわくがとまらない。
この興奮を抑えるように、深呼吸をしてテレビをつけた。はーっと息をするとその吐息が白くなるのが分かった。よし、自分の観たい番組を悔いなく観よう。そう、決意し。自分の観たい番組を逃さないように、慎重にチャンネルを変えていく。
あれ?なんでだろう?自分の観たい番組がない、そうだ、もう12時になるころか。。。
この時間帯は、中々、私がおもしろいと思うような番組は放送されていないみたいだ。しかし、テレビは観たい。あるチャンネルで手を止めた。お寺?のような場所に人が集まっている??よく分からない。とりあえずこの変な中継を観ることにした。画面に映し出されている真っ暗な外は、しんしんと雪が降り積もっていた。
24時00分。
画面の右上に表示されている時刻が0:00になった途端、お坊さんのような人が何かを唱え。一本の太い木の棒を担いでいる数人の大男が大きな鐘を突く。ゴーンという重低音が脳を揺らした。
そして、変な中継のアナウンサーが喋りだす。
「明けましておめでとうございます。2006年になりました。皆さま良いお年をお迎えください。」
あ!あれお母さんだ!中継に写りこんでる!なるほど、これを見に行ったのか。なんで、これを見に行くのか私には理解が難しかった。面白さを微塵も感じられない。
アナウンサーの後ろにお母さんが、映り込んでいる。お母さんの彼氏がお母さんの身体を覆うように後ろから抱き、胸の前で互いの指を絡めていた。
そういえば。最後にお母さんが、私の手を触れてくれたのはいつなんだろう。忘れてしまった。考えると、悲しくなってきて、涙が頬をつたう。
私は自分の手を広げてみた。自分の手が異常な程、震えていることに今気づいた。寒さで震えてるのか、悲しさで震えてるのか。本当のことなんて私には分からない。もう、眠たくなってきた、自然と視界がぼやけていき意識がどこかへ飛ばされそうだ。テレビを消さないとお母さんにテレビを観ていた事がバレてしまう。そんなことを考えながら、目を閉じた。
「昨夜未明、13歳の娘を凍死させたとして、殺人の容疑で、30代の████容疑者が逮捕されました。警察は日頃から家庭内で暴行が行われていたとみて捜査を進めています。」
毎朝5時ぴったりに鳴る、鐘の音。
あと何回聞いたら私は死ねるのだろう。
窓から鐘を見つめる。
その周りには祈りを捧げる信者たち。
不思議と空気は綺麗だった。
ひたすらに幸せを願う姿勢は、欲深い貴族のように汚いのに。
一分、二分…時間だけが過ぎていくのにその場所だけは静止画のよう。
私はその作者になりたい。
夕日が落ちてきた空。
鳴るはずのない鐘が私の中に響いた。
除夜の鐘が
鳴る。
子供の頃は
冬休み
大晦日
お正月
他に楽しみが
いっぱいで
儀式のようなもの
でしかなかった。
今は
今年も
1年
よく頑張ったなぁ。
って思うのは
大人になった
ってことなのかな。
#鐘の音
鐘の音は、人々の脳へ響き。
心を揺らがせ、
またこの地へ戻ってくる。
いつも音の発される場所は変わらず。
変わらない美しい音それは皮肉にも、変わらなくつまらない生活があった。
つまらない生活に人々は終止符を打つように
人々は鐘を壊した。
それから人々は、見たことのない新しい世界に恐れた。
人々は変化を求め、未知なるものを恐れた
そして。
いつも通りを求めた。
だが、鐘の音色は、戻ることなく
人々の脳内から響きを消した。‐
鐘の音
始業五分前を知らせるチャイムの音が聞こえる。聞こえる、というのはどこか遠くで聞いているのであって、こんな地点で予鈴がなっているということはもう到底一限には間に合わないということであって、すなわち僕は今遅刻しているのだ。チャイムがなった時点でどれだけ急いでも遅刻には変わらないのだから、労力の無駄でしかない、と走る愚かな民を横目に歩を緩める。
「?……あれは?、」
校門の向こう側、土煙を立てて走る下民共の真ん中を、ポニーテールにまとめた長い黒髪を靡かせながら悠々と歩む少女が見える。
「ハッ!!僕としたことが、意識を失っていた!!」
恋に落ちる福音は、始業を知らせる鐘の音が立派にその役目を果たした、
産まれて鳴る、病院の鐘。
私の鐘もなり始める。
貴方の鐘もその時鳴り始めたのだろう。
これからきっと、何十億回となり続ける。
その瞬間によって、はやさ、高さ、大きさ、全てが変わるのだろう。
次の瞬間が、楽しみだ。明日が、楽しみだ。
テーマ「鐘の音 」 / 題名「貴方と私の鐘の音」
鳴り響く0時の鐘
追いかける王子の姿は無く
ただ静けさと虚しさに音が響く。
何処まで繕っても所詮灰被り。
背伸びしたヒールが残すのは靴擦れだけ。
魔法は落として眠りましょう。
深く、深く眠りについて
今度は王子を寝て待ちましょうか。
鐘の音を聴きながら一年の終わりを惜しみつつ新年を迎える。反省や目標を立てて人は成長していくのだろうが、ついついのんびりしちゃうよねぇ〜2355の時間です。
『種族』
ゴーン…ゴーン…
この街の鐘は、いつも決まった時間に鳴る。
夜の12時と、明け方の4時。
変だと思うだろう。
皆が寝ている夜の12時と、まだ起きている人が少ない明け方の4時。
それも仕方がないのだ。
夜は、僕たち人間の時間じゃない。
夜は、僕たち以外のモンスターたちの夜だ。
夜の間はよっぽどのことがない限り外出禁止。
夜に外出て死んだとしても問題にはならない。
そうすることで、僕たちはモンスターたちと共存している。
お題:《鐘の音》
試験終了の鐘が鳴る。
筆記用具を机に置き、伸びを一つ。
必死に埋めた解答用紙は試験監督が回収していった。
やるべきことはやった。受けることに意味があった。
出来、不出来は些末な問題なのだ。
さて、何を食べて帰ろうかな。
/「鐘の音」
鐘の音
カーン!....
私が鳴らした鐘の音が山の合間を通り抜けていく
気持ちが良さそうだ
高い所から見下ろす景色は綺麗で
清々しい
ここまで登ってくるのに随分苦労した
息を切らしながら
少し冷えた汗を肩に感じながら
目を見合わせる
手を大きく伸ばしても
なかなか全体像は入らない
結局ほとんどが2人の顔になって
おかしくて
また笑った