鐘の音』の作文集

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鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/5/2023, 1:16:33 PM

鐘の音を聞くと思い出すのは
足を教室まで向かわせることが出来なかったあの日のこと。

朝、チャイムが鳴る直前。

行かなければならないと自分を鼓舞する思いと、教室に入ってからの苦労を想像して無気力になる思い。

気持ちが勝てなくて、保健室へと自然と足が向かう。

「学校までは来れたけど教室まで行けそうになくて。」
甘えた理由も非難せずひとまず受けいけてくれる優しい保健室の先生。

そして「まだ戻れるぞ」と心で囁く悪魔。いや、天使?

葛藤を繰り返すうちに始業の鐘が鳴って
罪悪感と安堵が同時に心を襲う。

でも、「もう葛藤しなくていいんだ。今日は仕方ないんだ。」と言い聞かせることが出来た。

そんな緊張と不安と不気味な安堵が入り混じる、ぐちゃぐちゃなあの日が今も頭の奥に残っている。

8/5/2023, 1:10:11 PM

街の1番高い塔に鐘があって
時間になると『鐘の音』が
街中にひっそりと響き渡るような
海外の街に住んでみたい

実際に住んでみると
慣れるまでビックリするかもしれないが
慣れる事が出来れば
親しみを覚えるに違いない

順応性には多少自信がある

幼少期
洋風な街でくらす主人公の漫画を読んだ事がある
子供ながらにとてもその世界が眩しく見え
どうしようもなく憧れた

住む住まないどちらになってもいい


一度きりの人生だからこそ
そんな風景に足を踏み入れてみたい

8/5/2023, 1:09:48 PM

【鐘の音】

もうすぐ0:00の鐘がなる。魔法が解けてしまう前に、急いで家に帰らないと。引き止める彼を振りほどき、お城の外へ向かう。ガラスの靴が脱げてしまったが、戻る時間はなかった。

女の子なら憧れるであろうストーリー。魔法できれいなドレスを着て、王子様と出会い、ガラスの靴をもって王子様が迎えに来てくれる。

現実にはそんな話があるわけもなく、王子様が迎えに来てくれるどころか、王子様に出会うチャンスに巡りあえない。鏡に映る姿は、ぼさぼさの髪にジャージ姿。すっぴんにメガネ。こんな姿では王子様に出会えても、選ばれるはずがない。

今日はちゃんと時間をかけてメイクしよう。新しく買ったYSLのリップ塗って、お気に入りの服を着て。眠ったままのヒール履いて、仕上げはお気に入りのDiorの香水を足首へ。それだけで少し自信がつく。まるで魔法がかかったかのように。

王子様に選ばれるかはわからないが、さっきの自信なさ気な姿よりは、今の姿のほうが自分でも好きかもしれない。

外へでかけよう。魔法が解けてしまう前に。

8/5/2023, 1:09:44 PM

カラーン、カラーン、カラーン…

鐘の街『ホロウベル』に鐘の音が響いた。
黄昏時にだけ鳴るそれを合図に、人々は店を閉め、明日の約束をし、そうして帰路に着いていく。
この街で夜も灯りが灯るのは酒場と宿屋くらいなのだ。それも他の街に比べたら早くに消えてしまうけれど。

街の近くで魔物を狩っていた男もまた、遠くに響く鐘の音に解体の手を止める。

「ああ、早く帰らねば。夜が来てしまう」

ホロウベルの夜は人の時間にあらず。
人で在りたくば夜道を厭い、日が沈む前に帰りなさい。
それは街に住む者なら赤子の時分から聞く戒めだ。

男もまた幼い頃から両親祖父母から口酸っぱく言われ、律儀に夜を嫌う街の模範である。

…否、そうなったのは最近の話。
少し前まではそんな迷信クソくらえと反抗していた。

きっかけは二月ほど前。彼の幼馴染みにして親友が若くして病死した日に遡る。
ショックで憔悴していた男は、周りの注意をはね除けて夜まで狩りに勤しんでいた。体を動かしていないと窶れた親友の顔が浮かび、耐えきれなかったのだ。

そうしてカラーンと一つだけ鳴った鐘の音を無視して魔物を倒し続けた末に、男は明かりの消えた街を疲労で重い体を引きずって歩いていた。
その時。

「…ぁ…あ……ぁ」
「ん?何だ?」

風に紛れて聞こえた声に、男は注意深く辺りを見渡す。
人の事はいえないが、この街で夜出歩くなどまともな人間ではない。

他所の流れ者か気狂いか。
腰の剣に手を添えた男はしかし、予想とは違う答えを知ることとなる。

「あぁあぁぁぁぁぁ」
「な!?お前…!?」
「あぁぁあぁは、はははは!あぃぼウ!ァいぼぅ!!!」

目の前に飛び出してきた声の主は、死んだ親友だった。端から崩れていくような掠れた声に、透けた体。生気のない顔に今まで浮かべたことのない醜悪な笑みを張り付けて、"ソレ"は腕を広げる。

「む、むむかぇえぇ!!いぃぃぃいし、ししょニににひひひははははは!!」
「や、やめろ!来るな!来るな!!!」

それは本能的な恐怖。
捕まったら"同じ"にされるという危機感。
男は分かってしまった。親友が…魔物になってしまったのだと。

「あぁあぁぁぁぁぁははははハははは!」
「クソ!嫌だ!!嫌だ嫌だ嫌だ!!」
「いっししシしょに!またあぁそブぶぶぶ!ずずずっト!!!」
「助けて!誰か!誰か助け…っ!!」

あぁ、もうダメだ。男がそう目を閉じた瞬間。

「ぃぎゃあぁぁぁぁぁ!!!」

悲鳴が耳を貫き、目蓋を光が焼いた。
何が?と恐る恐る目を開けた男が見たのは…

「朝、日…」



カラーン、カラーン…

鐘の街『ホロウベル』では鐘が鳴る。
黄昏時に鳴るそれは、その日に死んだ者の数を…増えた仲間の数を歓迎する為の、霊魔(レイス)が鳴らす鐘の音だ。

人で在りたくば夜道を厭い、日が沈む前に帰りなさい。

その地下にいつのものか分からぬ巨大な地下墓地(カタコンベ)を有する呪われた街は、今日もその戒めを子供達に説くのである。

8/5/2023, 1:09:07 PM

鐘の音

鐘の音がなる。
おねむさんな誰かが目を覚ます。

鐘の音がなる。
きっと誰かが祈りを捧げてる。

だけど今は聞こえないよね。鐘の音なんて。

私はいつも思う。あの音をもう一度聞きたいって。

いつも願ってる。あの音をもう一度聞かせてくれって。

だけど、私はおっきな鐘を買うお金も、それを置く場所も今は一つもない。

「あの世にまだいたら、私は聞けてたのかな」

8/5/2023, 1:08:45 PM

鐘の音と聞いて思い出せるのは除夜の鐘くらいだが、初詣は近所のお宮なので正直、除夜の鐘は聞かない。
他の鐘だとヒーリングボール?シンギングボール?をYouTubeで聴いたりする。あれは鐘か?
文章を考えたりする時は、メロディーのある音よりもああいう音を聞いてる方が集中できる。
元々集中力がない方だ。まず取りかかるまでに時間がかかり、さてやるかな、と思って進めても、周りの音だとかですぐ途切れる。幼稚園児か。
ドラマとかアニメはがっつり観ちゃうし、音楽もだめ。ピアノ伴奏だけとかでもだめ。
たぶん頭の中に情報が入ってくると、その間出力機能がオフになるのだと思う。逆に文字書くことだけに集中してると、他のことは全然聞いてないというか、聞けない。全くもって余裕なし!
所謂シングルタスクだ。会社でも喋りながら仕事ができないタイプである。笑えない。

でも生活していると無音なことってあんまりないし、かつ面倒な性格なもので、逆に無音も落ち着かない。
そういう時はああいうヒーリングミュージックとか、自然音楽とかをイヤホンで聴いてると、私はやってることが捗る気がする。
なんかよく開運ミュージックとかであるから、本当に開運なってるかはわからないけど、一石二鳥できてる気がする。かしこい。

8/5/2023, 1:07:32 PM

鐘の音が聞こえる。

月夜に透き通った音が街中に響き渡っている。

僕は、水晶硝子の窓を開け
鐘の音が部屋の中でも聞こえるようにすると
途中で止まっていた文字と再び静かに向き合った。

宵の空のような色をしたインクに
硝子ペンの先を浸すと
夜を掬い、文字をしたためる。

綴る文字にもし、音が宿ったのなら
この鐘の音が遠く相手に響くのだろうか。

8/5/2023, 1:04:30 PM

5時になると、近くのお寺の鐘が鳴る。それが私の1日の終わりの合図

8/5/2023, 1:02:05 PM

鎮魂の音が響く。

祈りは何も変えられない。
変化は行動だけが起こすものだから。

それでも鐘は響く。人は祈る。
78年後の今も、届け、届け、と。

変わらないことでしか、変えられないことがある。

【鐘の音】

8/5/2023, 1:00:00 PM

大好きでしょうがなくて、
いるはずもないけど探してしまう。
君は今どこで誰といるのだろう。
現実を直視したくなくて目をそらすけど
現実味のない妄想じゃ満たされないこの心は
あなたでしか埋めることはできないのだろう。
クリスマスの鐘が鳴り響き、静かに雪が降ってゆく。

お題〈鐘の音〉

8/5/2023, 12:59:57 PM

鐘の音
鐘の音と言えば除夜の鐘
結婚式で流れる鐘の音
色々あるよね

8/5/2023, 12:55:06 PM

鐘の音
ーカラーン、コローン
教会の前をたまたま通りかかったそのとき、結婚式をしていて、ウェディングベルが鳴り響いていた。
教会から出てきた新郎新婦のとても幸せそうな顔を見て、少しうらやましくなった。
私にはそんな相手がいないし、ただいま片思い中の人がいるだけだから。
「あーぁ、早く私にも素敵な人ができないかなぁ」
「・・・その役、僕がやってもいい?」
ーーー!?
独り言にまさかの返事!というか返事をしたのは、私の片思い中の人!?
「やっ!えっと・・・前からずっとあなたのことが好きだったから・・・つい勢いに任せてこのタイミングで言っちゃって!!」
ーカラーン、コローン
突然のことにまだ理解が追いつかない私を祝福するかのように、教会の鐘が鳴り響いた。

8/5/2023, 12:44:55 PM

音がした。
綺麗な音とそうじゃない音と。
 
この世界は音で溢れている。
人や動物などの生き物の音。
雨や風の気候の音。
扇風機やゲームの音など機械的な音。
思い出の鐘の音。
沢山の音が溢れている。
 
けど、僕には音が聞こえない。
もう一度聞きたかったあの鐘の音は
僕の耳には届かない。
思い出として記憶として、
僕の心の中にはあの鐘の音が残っている。

8/5/2023, 12:44:42 PM

ベッドに横になるやいなや
  遠のいていく意識……



  …何か…聞こえた気がする……

  眩しいな…

  ゆっくり目を開けた私のそばに
  優しいまなざしがあった

  あれ…?

  あぁそうか
  戻って来たんだ
  こっちの世界へ
  さっき聞こえたのは
  帰還の鐘の音だったんだ


    「おかえりなさい。
     どうだった? 
     今回の地球は?」




             〜鐘の音〜


夢の中では
この人生を始める直前にいた
その世界に行っている
そこから又別の世界に
行くこともある
夢の中でこれが夢だとわかる
明晰夢
何でもできてしまう
時間というものがないから
場面転換も速い
僕達が目醒めていくと
この現実が
夢のように感じられてくる
そして
こっちが夢だったんだと
感覚で捉えられるようになる

8/5/2023, 12:44:21 PM

前奏曲 嬰ハ短調〈鐘〉(S.ラフマニノフ)
有名なフィギュアスケーターが使用していた楽曲だ
が、初めて聴いた時、衝撃を受けた。(試合では、編曲された管弦楽版を使用)
腹の底にまで響く重低音。荘厳。高低感はあるもの
の、一貫して低く重みのある音。聴いたことのない
タイプの楽曲だった。
音に飲み込まれ、心して聴かないと持っていかれる、そんな気さえした。
最後に鐘の音が入っている。
景色が浮かぶ。曇り空の草原。風で葉が揺れ、そこに鐘の塔が立っていて、左右に揺れながら音を鳴らしている。不思議なのは、それが日本ではなく、外国の一風景として浮んだことだ。作曲家が外国人だからかもしれないが、直感でそう思ったわけで、何故かは自分でも分からない。 
そんな風景を想像した。

                  「鐘の音」

8/5/2023, 12:44:21 PM

『朝6時のアラーム』
くるぶしを蚊に刺された 朝6時のアラームの少し手前だ おはようはまだ言えない 言いたくない 枕に飛び込め バンジージャンプだ 夢にスリルを持ち込んで 海面散歩も悪くない 気持ちよくなった頃に例の6時のアラームだ オーケストラヒット 絶妙なヤツ
はいはい、わかった 起きざるは得ないのだ さあさあ今日も一日生きよう 生きてやろう

8/5/2023, 12:41:47 PM

鐘の音について

鐘の音と聞くと、優海が保育園の帰り道に鳴らすお寺の鐘を思い出す。

大きな木を揺らして鳴らすのが大好きで必ずやる優海。
最初は大きく鳴らすけど、うるさくて近所のおばさんが出てきた事があるから、それからは小さく鳴らしている。
本当は大きく鳴らしたいのにね。

階段を登ってからある鐘だから
鳴らし終わった後はこれも必ず、段からジャンプする。可愛いなぁ。

それから線路沿いを通って、いつもの定位置で電車を数台見る。
抱っこで上がっていた段も今は簡単に登れるようになった。

線路沿いを一緒に歩く光景が浮かぶ。

2人で歩いてたら頃から今は宣海を抱っこしながら手を繋いだり繋がなかったり。あ、おしっこもしてるね笑

もぉ時期、宣海も優海も歩きながら帰る道になるんだろうなぁ。

8/5/2023, 12:41:22 PM

鐘の鳴る音って、どんな音?
穏やかな音なのか、激しい音なのか。
心に響くのか。

私にとってはどんな音なのだろう。
あなたにとってはどんな音なのだろうか。

目を閉じると、どこかで鳴っているような気がした。

8/5/2023, 12:39:31 PM

「だぁるまさんが。こぉろんだ。」
私はいつの間にここに居たのか。
日の暮れかかった路地裏に一人、少女があどけない声で笑っている。
「だめだよお兄さん。動かないと暮れちゃうよ。」
少女は華やかな花柄の和服を身にまとっており、草履を履いていた。足元には鞠が数個転がっている。
黒猫は少女に頬を擦り寄せ、こちらをその澄んだ黄色い目で見つめた。
「…動かないとって、」
だるまさんが転んだのルールを言っているのだろうか。確かにそんなルールがあった気もするような。
また少女は顔を伏せ、息を吸い込む。
「だるまさんが、こぉろんだ、」
少女の声に促されるがままに1歩踏み出す。
振り向いた顔には満足気な笑みが浮かべられていた。
「うごいたね、」
止まってるよ、と喉まで出かけた時、後ろの影が動いている事に気がついた。
影のみが意志を持って動くことなんて。これじゃあまるで夢じゃないか。
「うごいたなら、仲間になれるよ、だれかが背に触れるまで、鬼が誰かに代わるまで。」
黒猫がにゃあ、と小さく鳴いた。
冗談じゃないぞ、あの少女の手を取ったならきっと僕は帰れなくなる。
「僕は、早く、帰らないと、」
子供たちの終わりのチャイムが鳴る。
鐘の音が鳴る。
「カラスが鳴くから、」

8/5/2023, 12:38:14 PM

鐘の音


「行ってきます」
「ただいま」
家を出る時、帰る時、当たり前にチリンと鳴らす鐘。
仏壇にあるソレは誰かが持ち上げないと、鳴らない音。


私には当たり前の習慣だけど、私の友達にはない習慣。
結婚しようと、決めた相手が実家に挨拶に来た際に、
「仏壇にご挨拶させていただいてもいいですか」
と。
金髪で定職にもつかない体たらくな人だけど、私にはこの人しかいないって思った人。
その人を初めて尊敬したなんて言ったらいけないけれど…。
「作法は…」と言いかけた未来の夫。
「挨拶していただけるだけで充分ですから…」と、両親。

ソレから結婚し、子供にも恵まれて、実家に帰る時は両親用と仏壇用にお土産を用意する。

チリンとなる小さな鐘の音が、私の人生を決めた音。

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