『鏡』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鏡って昔から嫌いだったなー。
自分が映るからさ。
鏡があるとさ、自分の顔が良くないことがどうしても見えちゃって、いつもいつも消えてしまいたかったことを覚えてるんだよね。
はー…整形したはいいけど気に入らなかったし…
って自慢って事じゃ…
はぁ、また行っちゃった…
何で私、こうなんだろ。
鏡で自分の姿を、1日にどれぐらいチェックするだろうか。
もはや、1回も見ないことすらあるだろうか。
私が鏡を見るのは、
朝のヘアセットと、夜の風呂上がりの化粧水塗りたくる時ぐらいだろう。
それ以上に見ることは、私にとっては必要以上だと感じる。
なぜか----。
鏡とは、そのまま自分自身を写してくれるものだ。
自分自身を写してくれる。
それは便利でもあるが、時に見たくもないものも写してしまうこともある。
今この世の中は、
自分の見たい情報を「選択」して見ることが可能だ。
見たくないものには蓋をすることが、ある程度はできるのだ。
ただ、鏡はどうか。
髪の毛のチェックをしているのに、
肌荒れが無性に気になってしまったことはないだろうか。
コンタクトレンズを入れたいだったのに、
髭がボーボーで醜いことに気づいたことはないだろうか。
そう、鏡は便利なもので、だが時に残酷な現実を突きつけてくる。
鏡は、現実をありのままの状態で示す。
その示された現実を、
見る「選択」をするかどうか。
見る「勇気」はあるかどうか。
鏡を見る回数は、
自分の理想と現実のギャップの多さに反比例するのかもしれない。
私に、「鏡を見たい」と思える日はくるのだろうか。
『ただいま。』
誰もいない部屋に向かってそうつぶやく。子供の頃から親にただいまは絶対に言いなさい、と躾られてきたから。靴を脱ぎ、電気をつけてゴミの日が来るまで家に置いてあるゴミ袋などで溢れかえった狭苦しい廊下をそろそろと歩く。
荷物を置いて、洗面所に向かう。私は自分の手に集中して自分の疲れた顔なんか見ずに手を洗う。うがいも済ませ、一度部屋に戻る。
そして私は、あらかじめ部屋干ししておいた洗濯物を取り込む。今日着る下着だから畳まずそのままカゴに入れておく。
『よし、始めるか。』
私はおもむろにメイクポーチを机の下から取り出し、会社用のメイクをサッと落とす。それからタブレットを開いて加工付きのカメラアプリにログインする。
そこで私は、加工付きではあるが家に帰ってから初めて自分の顔を見る。
私は配信用の顔に急いで仕立て上げる。加工付きのカメラアプリで何度も顔を確認しながら。メイクを終えると、服を着替えていざ配信。
リスナーのみんなは私のこの顔が加工なしのノーマルカメラだと思いこんでくれている。まぁバレるわけないけど。
『コメントありがとう〜!』
ゲームの休憩中、コメントをだらだら読むことにした。可愛い、好き、メイク上手い、そんなコメントを見てはニヤついて。でもひとつ気になるコメントが来た。
『メイクどこでしますか?』
鏡は使わない。そう答えると、コメントを流れる速度が1.5倍くらいになった。
鏡は見たくない。なぜなら、鏡は自分の顔を悪くした【偽物】が映るからだ。なんと言われようがそうしか答えようがなかった。その【偽物】を見るのが怖くて怖くて。私は一生鏡を見ないと決めた。
仕事場の御手洗の手を洗うところでは下を向いているし、窓とかにもその【偽物】が映るから極力周りを見渡さないようにしている。メイクも、加工アプリを通して鏡にならないようにしているし。それから…。
『洗面所の鏡はガムテープでぐるぐる巻きだし。』
さっきまであんなに早かったコメントがほんの数秒止んだ。
【偽物】が、私の前に現れるようになったのは
親が私をブスだと言った日からだった。鏡には顔が歪んだブスが。みんなで撮ったノーマルの集合写真には目が豆みたいになったブスが私の顔に映り込んできた。
私は金輪際こいつと会いたくないと決めて、集合写真の日はマスクをして、眼鏡をかけて。
友達と撮るときは加工アプリで加工をつけてから撮った。
それでも家に帰って鏡を見るとブスがいる。もう見たくないと思った私はホームセンターまで夢中で走ってガムテープを買い、【偽物】とおさらばするためにぐるぐる巻にした。それからというもの、【偽物】を見る回数は減った。
でも、私の本当の顔を見る機会も減った。そして表情を作るのが苦手になり、メイクも相手から見て変だと言われることが増えた。
配信画面は加工をつけて着るから不自然に思われないけれど、みんなの目にはきっとまだ【偽物】が写っているのだろうと考えて、その時いた彼氏の顔をガムテープでぐるぐる巻きにした。彼は泣いて叫んでいたが、口まで塞ぎきった時、心臓が動いていなかった。
私には画面の向こうにみんながいるから。
今もなお安らかに生きている。臭くなり虫が湧いた彼の隣で。
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もっと上手くまとめられたらなぁと思いつつも
だいぶん疲れたのでこれで完成にしておきます。
ただいまと言いなさいと言い聞かされていたっていうのも、親の言うことが絶対だという伏線…というか、
例になるようにしてみました。
もっとわかりやすい方が良かったかもしれません。笑
親にブスと言われたぼくは鏡が見るの怖くなって、
もし少し違った道を歩むとこうなっていたのかなぁと
恐怖を感じたり。(僕は女です)
もう少しインパクトが欲しかったんですけど、ガムテぐるぐる巻きがいちばんシュールかなと思いまして。笑
ここまで見てくださった方ありがとうございます。
本当に僕の趣味なので、ご趣向に合わなかったらすみません。
鏡それは
自分を見直す物
鏡それは
他者を移し自分を映す
鏡それは
光り輝き深淵を表す物
鏡それは
可愛いを
美しいを
かっこいいを
面白いを映す物
鏡それは恐ろしいくて守ってくれる物だから大切に
大事に扱う物
鏡よ鏡、鏡さん。この世で一番、醜いのは誰?
人を嫌っているのは?
まず、相手を疑ってかかるのは?
自分の人生を呪っているのは?
誰かを「殺したい」って、少しでも考えた事があるのは?
人に責任を なすりつけようと画策した事があるのは?
人を、ことごとく愛しているのは?
人が好きで、好きでたまらないのは?
「少しくらい」なら、たとえ騙されていても
信じているのは?
日々の生活を怨み、愛しているのは?
大好きな人に、殺されてもいい。って感じた事があるのは?
人を、愛しすぎて憎んでしまうのは?
鏡よ鏡。
あなたが写すのは表裏一体。
「愛憎」ってヤツさ。
鏡よ鏡。
両の極端 は、いつも隣り合わせで
ヒリヒリしてる。
鏡よ鏡。
偽善者であり、人間くささ。
嗚呼、鏡よ。
こたえは分かっている。
つもりさ。
「お前だ!」
--だろう?
鏡に映る姿は嫌い
愛想笑いも出来やしない
鏡に映る姿は嫌い
鏡に映る私は
自分のイメージと全然、違う
ありのままから壁をいくつ重ねてるの?
(2023.08.18/鏡)
自分を写すもの
昔そんな話題で、考えさせられた
其の時、彼はこう言った
「字じゃないかなぁ」と
其の時、でも私は、違うと思ったの
「いや鏡でしょ、どう考えたって」
「ん〜?まあ確かにそうだね
でも、字ってどの人が書いたのかなんとなく雰囲気でわかるもんだよ?
丁寧な字、乱暴な字、かわいい字
人の癖とかも、その人の書いた字が、その人を写してない?」
「貴方の考える『写すもの』といえば?」
私は「鏡」
彼は「字」
どう思考するか、それすらも鏡に写されてる気がした
_2023.8.18「鏡」
もひとつどうぞ
「自分の顔直で見れねぇのマジ腹立つんですけど〜」
「いやまあ確かにな、分かるけどな、…テッテレテッテテ〜!カガミ〜!」
「いやうちカガミ嫌いなんだがwウケるw」
「え嘘なんで?」
「だってぇーなんかー、自分の汚いとこ嫌でも見せられるじゃーん」
「あーね。それはガチ共感。でも仕方なくね?汚いとこ含めて、ああっ!自分って、なんてキレイ〜〜!!なのっ!? って思わないと」
「ちょ、鼻水飛んだw w」
はぁ…たった一人だけの友達と、憧れを真似したくて、ライン使ってるんだけど、
…わたし、インキャだしなぁ〜
それに付き合ってくれてる友達には申し訳ないよ
あ、どうも、ギャルになりたい高校生です
_2023.8.18「鏡」
「鏡」
私としてただ生きている時には気づかない、
私を客観視できる唯一の時間。
日常に溶け込んでいるけれど、
たまにふと我にかえる瞬間をくれる。
現実って見えているようで、
実は見えていないんだな。
#26
《鏡》
【世界で一番美しい女王がいた】
鏡よ、鏡。
世界で一番美しい者は誰?
「アリサです」
嘘を仰い。この世界で一番美しいのは私に決まっているでしょう…?信じられないわ。
「いいえ、アリサが一番美しい」
もういいわ私が一番なんだから…
あなた達、アリサという女を殺して来て?
アリサは死んだ。
鏡よ、鏡。
世界で一番美しい者は誰?
「ヨルです」
…
ヨルを殺せ
女王様は繰り返した
聞いては殺し、聞いては殺し
女王はもう美しくない。
鏡は、とうに限界を迎えている
「貴方が一番美しい」
そうとだけ言って鏡が割れた。
"鏡"は覗いた人の心、考えがそのまま表れる
初めから自分の美しさを信じていたら、
鏡のことなんて信じなければ、
未来は変わったのかもしれない。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
嫌いにならないで
怒らないで
私から離れていかないで
もうひとりにしないで
私の隣を離れないで。
でもごめんね。
この言葉も嘘なんじゃないかって怖くて言えないの。
“大好き、愛してる”って。
もう何がほんとかわかんないの。私が綴ってる言葉が誰に向けてかもうわかんなくなってきてるの。
ごめんなさい
だからもう離れていかないで。
私から離れないで、ずっと一緒にいてよ。
寂しくなるのはもうやだよ
1人はやだよ
私は鏡を見る
[この鏡不気味だなぁ]
部屋へ戻ろうと鏡から目を逸らそうとした途端
黒い何かが通った
…?なんだ、?今の…
まぁ、部屋に戻ろう
………何かが ′′居る′′気がする
シーンとした空気が流れる
[ブー ブー ブー]
!!! びっくりした ただの電話であった
スマホがない
バイブ音だけ聞こえる
音のする方に自然と進んでしまう
意識が遠ざかっていく気がした
スマホは…鏡がある場所にあったのだ
[あれ、?ここに置いたっけな]
扉が急に閉まる
[え、]
開けようとしてもあかない
鏡から黒い影が出てきた だんだん近づいてくる
[やめて、やめて!!来ないで!!!]
突然視界が明るくなった
ベットの上にいた
[はぁ…はぁ、夢…か、]
心の底から安心した
でも。 やけにリアルだったな
この件があってから 鏡を見ることをやめた
皆様のご自宅にも鏡があると思います
気をつけてください 背後に、何かが′′居る′′かもですよ?
decn夢小説
ふと、坂口の視線が揺れる……、その先に鏡がよくあることに気づいたのはいつだったかは、コナンは覚えていない。
鏡。姿見のような大きなものもあれば、鏡というよりは単純に風景が映りこんだだけの板の場合もあった。どちらにしても手持ちぶさたの坂口がふとなにかに気づいたように視線を動かしてそれをみる。真っ正面に、横目に、じっと、ちらりと。濃い色眼鏡越しに涼しげな夜桜じみた色彩の瞳を動かして、自分をみている。ふとした時に、その場から坂口がひとりだけぽつんと抜け落ちても誰も気づかないような、ひっそりとした間に。
「坂口さん」「先輩」「おい、坂口」「安吾さん」……、と。
誰かが声をかければ、彼はその瞬間には視線をこちらに戻して、何事もなさげに口を開く。小さな小さな隙間をぬうようにそらして見つめていた自分自身などお構いなしに、捨て置くように。どうでもいいもののように。
それが気になって仕方なかった。
彼には何が見えているのか、しりたくなったのだ。
その場の流れに戻っていく坂口をちらりとみてから、彼が視線をやっていた鏡をみたことがある。なんの変哲もない鏡は、これまたなんの変哲もなくポケットに手を突っ込んだ色眼鏡の男を映していた。
いつもとなんら変わらない、江戸川コナンがいる坂口安吾が、そこにいるだけだった。
朝
鏡を見て
今日は
顔が痒くて
赤くなってる。
顔が浮腫んでる。
口の周りに
プツプツ出来てる。
目が腫れてる。
大体
同じ顔だけど
体調によって
睡眠によって
ちょっとずつ
違う顔になってる。
この連続で
年を取っていくんだなぁ。
今日も
笑顔で
過ごせますように。
#鏡
他人は自分を写す鏡。
そんな言葉を聞いたことはあるだろうか。
私はこの言葉を聞いた時、なるほどと思った。
というのも、自分が苦手だなと思う人は
向こうも自分の事を苦手と思っている節が見当たる。
自分が嫌だと思う他人の言動は
自身で自覚している悪いところと似ていたりする。
人のふり見て我がふり直せ
他人の鏡は自分を正すために必要な鏡。
「鏡」
鏡、それは綺麗だった…。だけど、同時に嫌いだった。そらは、私を写すから。私は私を見るのが嫌いだった。だから、鏡は嫌いだった。綺麗な鏡に私みたいな汚いものが写っては駄目だと思い、鏡を押し入れの奥に入れた。
数年後に鏡を出して自分を見てみると……………。
私の小説を読んでくださってる皆様!ありがとうございます!ハートが1個届くたびに毎日心臓が飛び跳ねています(笑)これからも見ていただけると嬉しいです!😆
鏡
1日の中で見ないことはない物だろう
今日、私はどんな顔をしてる…
嬉しそうな顔?
楽しそうな顔?
悲しそうな顔?
悔しそうな顔?
どんな顔だろう
鏡は自分のそのままを映してくれる
嘘はつけないんだよ
朝起きて1日が始まった時の顔と
帰ってきて1日が終わろうとしている時の顔
変化はあるだろう、
良くなってるかな、悪くなってるかな
どっちだろうと1つだけ言える事がある
それは…
今日も頑張ったって事。
どんな日だろうと、
今日もお疲れ様と言って
振り切ればいい
あなたの人生は終わらない
どんな事が起きようと
あなたの人生は続く
その人生の中にはきっと良い事もあるはずだから
鏡に映る自分がそう言ってる気がする…。
7「鏡」
鏡に手を伸ばす。
ブワッ。
鏡の中に吸い込まれた。
暗い。何も見えない。あてもなく歩いた。
すると、光が見えてきた。走って確かめる。
それは、幼少期の俺だった。
幼少期は、人生の光が当たっていた時だ。
泣いた。今は前も見えない程暗いなんて。
前も見えない、、、?いや、確かめるんだ。
逆に走った。すると、案外すぐに光が見えてきた。
また少し引き返してきた。
目が慣れたのか、そこには入ってきた鏡があった。
手を当てる。
ブワッ。
現実に戻ってきた。
明日からも頑張ろう。光はいつか見える。
それは小さな頃のことでした。私の家には、大きな姿見があったことを今もよく覚えています。
ある夜中、ご不浄から部屋へと戻るときでした。
「……?」
何かの気配に周りを見渡せば、その向こうで姿見が薄らと光っていました。
「あれ……?」
私は、思わずその姿見に歩み寄っていました。そして、映った自分の顔に右手を触れたとき、私の意識は遠のきました。
「代わろうね」
そんな言葉が、聞こえた気がして。
次の朝、私はその姿見の前で倒れていたそうです。けれども、あのとき、姿見に写った私も、私へと右手を私に伸ばしていました。
果たして、あの姿見に写ったのは何だったのか。そして、もしもあの言葉が本当のものだとすれば。
この 私は、本当に私なのでしょうか。
今日のテーマ“鏡”
鏡よ鏡──この世で1番ウソつきな人は誰ですか?…なんて勿論、答えは知っている。
君の為に笑顔を作った顔を見せながら、答える。
“それは勿論、私でしょう。”
だから鏡は嫌いなんだ。すぐに壊れて、繊細で…まるで自分を映し出して透明に塗り潰したように思えてしまう。この鏡を壊してそのまま自分も消えてしまえば良いのに。どうやらカガミにはトラウマを思い出させる能力があるみたいだ。
─鏡を前に泣き崩れている姿を君たちには見られたくないな─
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人間は嘘をつき 人魚は泣く
君は笑い 私は泣かされる
私は起きて 君はもう起きない枯れた花
人は嘘をつくけれど、どうやら鏡に映る私は違うみたいだ。
あぁ…《なんて勿論、嘘ですよ》って言ってた君も…鏡の前では本音を言えるのね。もう、僕の前では抱えなくていいんだよ。個々にはボクしか居ないんだから。
─鏡の中の“キミ(自分)”は、辛そうに笑って本音を語る─
鏡……。
鏡を見るたびに思う。
あと何年、生きられる?
でも、あの悔しさは、ずっと胸に抱いていよう。
あの悪女に、人生を台無しにされた悔しさは。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、人でなしの今井裕子。
鏡……。
鏡の中の自分とじゃんけん。たまに勝敗がつくときが、あるらしい。
こわっ!