鏡で自分の姿を、1日にどれぐらいチェックするだろうか。
もはや、1回も見ないことすらあるだろうか。
私が鏡を見るのは、
朝のヘアセットと、夜の風呂上がりの化粧水塗りたくる時ぐらいだろう。
それ以上に見ることは、私にとっては必要以上だと感じる。
なぜか----。
鏡とは、そのまま自分自身を写してくれるものだ。
自分自身を写してくれる。
それは便利でもあるが、時に見たくもないものも写してしまうこともある。
今この世の中は、
自分の見たい情報を「選択」して見ることが可能だ。
見たくないものには蓋をすることが、ある程度はできるのだ。
ただ、鏡はどうか。
髪の毛のチェックをしているのに、
肌荒れが無性に気になってしまったことはないだろうか。
コンタクトレンズを入れたいだったのに、
髭がボーボーで醜いことに気づいたことはないだろうか。
そう、鏡は便利なもので、だが時に残酷な現実を突きつけてくる。
鏡は、現実をありのままの状態で示す。
その示された現実を、
見る「選択」をするかどうか。
見る「勇気」はあるかどうか。
鏡を見る回数は、
自分の理想と現実のギャップの多さに反比例するのかもしれない。
私に、「鏡を見たい」と思える日はくるのだろうか。
8/18/2023, 10:35:29 AM