『鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
壊れても崩れても
私だけは笑っているから
どうか嫌いにならないでと
今日も仮面を被るの
「曖昧」
赤く染まる君の頬は、まるで血の通った真珠のように美しい。けれど、伸ばした僕の指先に触れる君の頬は固くて冷たい。僕の目には、こんなにも生き生きとした君が、はっきりと映っているのに。僕は、毎分毎秒君のことを考えているのに。
君の温度を感じることができるのは、いつになるのだろう。
僕は、鏡の世界の入り口で、その時を待ち続ける。
鏡の中の自分
紗王「鏡の中の自分は私の理想で想像。可愛いくて勉強ができて運動も得意。でも鏡以外の中の自分は?実際で現実の自分はブサイクで頭が悪くて運動音痴、他人とは仲良くなれないどうしようもない留年生。無限でフィクションの自分は魔法が使えて、生き返れて敵を倒すかっこいい自分。
他人から見た私ってどれだろうまぁそんなことはもうどうでもいいまた全てが新しい自分になるんだから。バイバイ、実際で現実の自分」
―この私が世界一美しいのだ!
絵本の魔女はそう言って姫に毒を飲ませた。
リンゴとシロップとカエルの足を混ぜて大釜で煮る。
時間がかかりそうだったので、一度手を止めて、汗を流
すことにした。
顔を上げて、鏡を見る。
自分はなんと醜いことだろうか…。
鏡の中の自分を見て思う。
「年取ったな」って、それと同時に思う。
「今が一番若い」って。
ある古い書物の一節にて。
女性は鏡を覗き込んだ。そこには鏡の中にいる自分。
たわいのない風景だ。
ところが、暫く髪の毛を解いていたら、鏡の中の女性は独りでに動き出した。
自分と同じ女性はこちらを見つめながらも、ニヤつく。
そして、手を伸ばした。「美しい、私はもっと美しくなりたい。その体がほしい。」そう言って、女性は鏡の外にいる女性の腕を掴んだ。
女性は鏡の中に引き込まれてしまった。
その後、この女性がどうなったのかは誰もしらない。
なんと不気味な話なのだろうか。
ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー
自分の姿を映すものであるはずなのに、そこにいるのは、元気そうな女だった。
ああ、またおまえか。
オレと同一の存在。今は亡き影。どうして、ここにいる?
「あたし、素直じゃない男は嫌いなの」
うるせぇな。これでも頑張ってんだよ。
鏡を見る
これは自分だ。
鏡を見る
これは誰だ?
鏡を見る
自分だった人が写っている。
鏡を見る
元に戻った自分だ。
鏡を見る
醜くて直視出来ない。
鏡を見る
やっぱり自分だ。
自分は1日に色んな姿を操る、
今日の貴方はどんな自分?
鏡の中の自分
ってさ
かわいいよね
スミマセン (
お題
『 鏡の中の自分 』
鏡の中は壮大
誰だって自分で自分の形を変えられるの
だけど鏡の中の自分は笑っていない
だって…閉じ込められてるでしょ…笑
醜い鏡の中の自分
あなたには何度も言いました、鏡の中の自分を殺さなければ何も始まらない、と
洗面所の鏡の中の自分って
電気のせいか、いわゆる"盛れてる"気がする。
気のせいかな。
【鏡の中の自分】34 kogi
手を伸ばしても、触れられたと思っても……さわれない。
──鏡の中の自分
「…あれ、どうした私」
洗面台の鏡に映る自分は、普段見慣れた自分ではないようで。
ポツリと一筋、涙が頬を伝っては落ちて行く。
「…うん、頑張ったよなぁ。頑張った。よく乗り切った!偉いぞー!」
優しく、優しく自分の頭を撫でる。
そうすると、不思議と涙がじわり。
自分でも案外気づかないものだ
忙しいからピリピリしてるもんね、仕方ない
今朝嫌なことがあったらしい、仕方ない
分かっている。
先輩に嫌味を言われたからって、毎日仕事を他人任せで理不尽に怒鳴られたからって。
私はそれでも上手くやっていけたはずだ。
それなのに何故。
以前はそこまで気にならなかったことが、一つまた一つと心に黒いしこりとなって、気持ちだけがひどく重たく沈んでいくのだろう。
こんなに脆かったっけ、年をとったせいだろうか
「大丈夫。きっと、大丈夫。」
そう話しかけるのは
どうしようもなく不安に感じていたからか。
はーーーっと大きく息を吸って
勢いよく顔を上げる
目元にタオルを押しやれば
洗い立ての心地の良い暖かな香りが鼻をくすぐった。
(書いたはずなのに、いつのまにか寝ていたよ…
いやあ、初めは僕も不思議だったさ。
あの鏡は壁に作り付けなのかと訊くと、実は大型のモニターなのだと教えられた。
じゃあ鏡の中の自分は、いや、あのモニターの中の自分は何だ、まるで鏡みたいに僕と同じに動いてるぞとツッコんでやったら、あれはアバターだとかという。
部屋のあちこちの感知器と隠しカメラ(おいおい、そんなの聞いてない!)が僕の動きを捕捉して、リアルタイムでアバターの動作に反映させているんだと。
そんな話を俄かに信じられるか?つまらない冗談に決まってる、君だってそう思うだろう?
…けど、本当なんだよ。
あれは人間らしい暮らしを望む吸血鬼達のため、QOL向上施策の一環として用意された大掛かりな装置なんだ。
鏡に映る自分の姿を見ることができる幸せってやつ?
だから驚かなくていい。
あそこに姿が映ってない君は、普通の人間ってことさ。
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「鏡の中の自分」
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所感:
お題をいかに自然に本文に混ぜ込むかばかり考えています。鏡の中の自分は本当に自分の姿なの?というハテナから吸血鬼をお呼びしました。
「鏡の中の自分」
鏡の中の世界に行きたくて、ずっと覗いていたことがある。
虚構の世界。反転した世界。
鏡を覗くとき人は無意識のうちによく見えるように顔をつくるらしい。
それなら、鏡の中の世界も現実より楽しいかもしれない。
そんなことを思いながら、にらめっこ。
アリスみたいに鏡の国には行けなかった。
鏡の中の自分に笑って見せた。
鏡って(ほぼ)誰でも可愛く見せてしまうから
魔法のアイテムみたいなんですよね…
この鏡に写っている私のようになれたら、
あの人にも好きになってくれるのでしょうか?
お題〈鏡の中の自分〉
「鏡の中の自分」
日本神話では、鏡は神と非常に深い関わりをもつ。
三種の神器の1つに数えられ、天皇の皇位継承の必須アイテムだ。かがみ(鏡)から、が(我)を取ると、かみ(神)になるという、言葉遊びみたいな言い伝えもある。
そしてこの鏡、とても謎多き品であることを、ご存知でしょうか。
三種の神器の鏡は、八咫鏡(やたのかがみ)という。神話を簡単に言うとこんな感じだ。
アマテラスオオミカミが洞窟に閉じこもった時、なんとか出てきてもらおうと、洞窟の外で神様たちがドンチャン騒ぎをする。なんだ?と気を引かれ、岩戸を少し開けたアマテラスの目の前に八咫鏡を置く。鏡の中の自分を他の神様と見間違えたアマテラスは、もっとよく見ようと身を乗り出したところを、引っ張り出されるというお話だ。
さてそんな八咫鏡は、現在伊勢神宮の内宮にあるとされているが、実は今生きている人の中で、実物を見た人はいない。最後に見たのは明治天皇らしいが、見たことについて口外してはならない決まりがあり、本当に見たのかどうかも分からない。分からないのに、なぜか形代と呼ばれるレプリカのようなものが、宮中にある。一体どうやって作ったのか。
また天皇家以外で見たという人がいて、鏡の裏にヘブライ語が書かれてあったという話もある。そのことから日ユ同祖論を語る学者も多いとか。でも誰も見たことがないので、その信憑性は、都市伝説よりちょっとマシぐらいに思うのだ。
ググれば、そんな話は山のように出てくる。
秋の夜長、神話を読みふけるのもいいかもしれない。
鏡の中の自分は自由
・鏡は現実によく似たメルヘンな世界である。
そのメルヘンな世界では、鏡に映った自分が何をしても他の人に責められることも白い目で見られることもない。
だから、自分のやりたいようにできるし、なりたい自分にいくらでもなれる。
今日も鏡に映らない現実の本領に足を踏み入れる前に、鏡で最高の自分を創り上げる。戦場に向かうには、万全の準備が必要である。
・鏡は便利な道具であるが、危険な道具でもある。
鏡に映った自分に向かって話しかけ続けると、ゲシュタルト崩壊を起こす。さらに、鏡にお辞儀して横を向くと、降霊が成立する。
さらに、鏡の中の虚像は時に意思を持ち、こちらの者に対して反撃してくることもあるそうだ。
私も、鏡を誤って使えば、鏡の中の自分が暴走するのかと思うと冷や汗をかく。
私はこれらに気をつけ、鏡という便利なものを安全かつ有効的に使おうと思う。そして、鏡の中の自分を大切にしていきたい。
🍀鏡の中の自分
理想の顔。
ノーマルカメラでもこの状態で写ってほしい。