『鋭い眼差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真っ直ぐ見つめてくるその刺すような鋭い眼差しが、私の心ごと射止めてきて、とても苦しい。
それでもこっちを見てほしい。その危険な香りとどこか悲しさを纏った瞳で、私のことを見ていてほしい。
近付いてはいけないのはわかっていた。
あなたのその瞳が怯えたようにこちらを見ていた。ずっと見ていたくて近付き過ぎた。そして私は殺された。
あの一瞬、安心した表情を浮かべた。それがもしあなたの本心だったのなら、それでもいい。私がいない世界でなら笑うことができるなら、その世界で幸せになってほしい。
死んでも忘れない。
研ぎ澄まされた細い刃のような、とても痛々しい、全てを貫こうと見つめてきた。私の心を捉えて離さないあの眼差し。
『鋭い眼差し』
マイクのハウリングが無駄に広い体育館に響き、いよいよ自分の番が来てしまったことを悟った。
肌寒い日になるので羽織るものを忘れずに、なんて言っていたのは、今朝の情報番組のアナウンサーだったか。
十月も終盤に差し掛かった今日は、確かにブラウス1枚では些か過ごし辛いようだ。暖房のない会場に集まった同級生たちも時々肌を擦り合わせては不満を囁いていた。緊張で寒さどころではない私を除いて。
原稿用紙に手の震えが伝わり、マイクが紙特有の音を拾う。それだけで臆病な私の心は羞恥心でいっぱいになって、いっそ気絶でもしてしまいたいと思った。
集団になった人間は怖い。
自分がマジョリティだと分かった途端、群れから外れた人間を嬉々としてねじ伏せてくるから。
個人では鬱陶しいくらいに身を低くしてやり過ごすくせに、仲間を見つけた途端に自分が強くなったと勘違いする。馬鹿で愚かなことだ。
獲物を狙う肉食獣のような眼が、壇上に上がった私を貫いた。
(大丈夫、私ならできる、大丈夫……)
効果も分からない「人」をさり気なく飲んで、大きく息を吸って。
「読書感想文、1にぇんA組……」
ああ。
────これだから!
『鋭い眼差し』
いつも私を刺していた
世界中の人間が多数決をして
何となく出来上がったその当たり前だとか
常識だとか普通なんてものさしに計られた
突き刺さるような、
馬鹿にするような
そんな視線を
いつもいつも心にぶっ刺したまま
誰かと同じように歩きたくて
でも歩けなくて
また明日も私は刺される
今日も疲れたと待つ者もいない家路に向かってトボトボと歩いて帰る。
ミャ〜
どこかで猫の鳴き声が!
途端にゴルゴのような鋭い眼差しとなり、検索モードに切り替わる。
四方八方に視線を走らせながら、鳴き声の発生源を探し歩いていると。
いた!猫だ!
鳴き声から子猫をイメージしていたが、思ったより大きいぞ。
シャムの野良なんて珍しいな。
警戒させぬように腰を低くし、さもエサでもあるかのように手元をモシャモシャと動かして見せる。
しかし鳴くを止めてコチラの動向を伺うだけで、考えなしに近寄ってくる感じではない。
チッ、チッ、チッと甲高い舌打ちで興味を誘いながらジリジリと近づいて行く。
すると腰を上げ、本気(マジ)で逃げ出す5秒前、一刻の猶予もない態勢だ。
ごめん、ごめん、おどかすつもりはなく、ただ友達になりたいだけだったんだよ。
しかたなくあきらめて距離を取り、またトボトボと家路に向かって歩き出す。
遠く離れ、警戒が解けた頃に、また鳴き声が響き渡る。
鋭い眼差し
※ポケモン剣盾二次創作 マクワとセキタンザン
※ポケモンが人体に悪影響を及ぼす設定
それは怒りだ。燃え盛る熱が両頬を掌で掴むようにじりじりと焦がし、マクワは立ち上る空気が揺れているのを見た。
普段白い眼が黒目を残しじんわりと赤く染まっていて、彼が今感情を抑える瀬戸儀に立っているのがわかる。セキタンザンと対峙してきたポケモンは、直接これを見てきたのだな。
胸の奥に燻るものとともに、鋭利な角度で出来たサングラスを抑える。目に届く光が少しだけ弱まって、口の中に唾がたまっていたことに気が付いた。
マクワとともにいるとき、いつだってセキタンザンはマクワを肯定し続けてきた。優しく温厚な性質の彼がその秘めた攻撃性を向けるのは、マクワの前に立ちはだかる障壁に対してだけだった。
「……実は今も視界がずいぶん狭くなっています」
マクワは言う。
「ぼくの肺……塵だらけで真っ黒なのです。一切喫煙はしていませんが、喫煙者の何倍も……。塵肺というそうです。つぎの試合が……最後です。その先はもう……あまり長くない」
セキタンザンの目が赤い炎を帯びる。背中の火炎が強まって、ふたりの狭間を高い熱が埋めていく。そうしてゴオ、と大きくひと鳴きすれば、口から音とともに火が漏れ出ていった。
大きな黒岩の太ももが動き、どすん、どすんと重たい足音が響いた。さらに天井に向けて猛々しく叫んだ。マクワは思わず目を瞑った。
ごつごつした、けれども馴染みのある感触が背中に触れて、それからぎゅうと前引っ張られ、胸の岩に圧しつけられる。視界が真っ暗になって、鼻孔を埃のような古馴染みのある香りが満たしていく。
「ボオオ……」
纏わりついていた熱は少しだけ遠ざかって、代わりに硬くてざらざらした石炭がマクワを包んでいた。セキタンザンはマクワをゆっくり抱きしめて、今の今まで火炎の光に充てられていた頬に頬ずりをする。
「……きみに言うのが遅くなりましたね。本当に……すみません」
「シュボ!」
顔は見えないが、マクワには伝わる。彼はこのリーグで戦い続ける生活がずっと、もっといつまでも長く続くと思っていたのだ。唐突に、しかも病気で終わるなんて考えているはずもなかった。
マクワはタールショットで発生するコールタールやその蒸気、粉塵に、ずいぶん前から検査の結果ダメだと言われていてもほかの人間より近く居続けた。
誰よりもセキタンザンを理解して、誰よりもセキタンザンを『魅せたい』ためだった。
「……ぼくは後悔していないし、したくないのです。たとえきみがぼくの身体に……何かしら影響を及ぼしているのだとしても、ぼくは最期まできみといたい」
「ゴオ……」
「それにね。……きみに近づいている。ぼくはそう思うのです。きみがくれるものをぼくの身体が受け取って……それを溜めた……きみに近づいた証拠」
背中に回されたセキタンザンの腕に力がこもる。
「ひとの身体が限界まできみという全く違う存在に近づいたのならそれはきっと……すごいことです」
「ボオ!」
セキタンザンは改めてマクワの顔を見下ろした。自分が長い痛苦を与え続けているというのに、平気だと言い切るバディのことを許したくはなかった。
大切な存在と、一秒でも長く居たい。それはひとやほかのポケモンと比較しても長い年月を変わらず生き続けられるセキタンザンだからこそ、何よりの願いでもあった。
そのためなら身体を張り、極寒に震えるいのちだって守ってきたし、苦手な戦いだって克服してみせた。
マクワもセキタンザンの視線を受け止める。
「でも……でも、うん……そうですね……いまもきみの顔がうまく見えなくて……。……むかしみたいにきみといて……ただ楽しいだけじゃない。……息が苦しくなるときがあるのも……それは……さみしい……かもしれません……」
「シュポォ!」
「けれどどうか……ぼくがずっと輝かせてきたきみに……見てもらいたいのです。ぼくのいのちがすべてを賭して、いちばんの輝きを放つ刹那。その瞬間があれば……その後のぼくもぼくで居られると思うから……」
セキタンザンは知っている。彼は頑なで、決めたことはやり遂げるまで絶対に曲げることはない。それはやはりいわに連なる志の在り方に違いなく、証明になれるものこそが自分の存在であることを。
そして誰もが死にゆき、変わることが当たり前の世界のなか、マクワが彼のいる場所で、なにかをいっとう強く置いておきたいことを。
「シュポォー!」
ずいぶんとマクワに毒された。マクワはセキタンザンに近づきたいというが、セキタンザンだってマクワに近づいてしまっていることもたくさんある。
この感情は、眼は、炎の揺れ方は、すべてマクワから受け取ったものだ。最後の試合に全力を叩きつけよう。マクワの選択と幸福を作れるのは自分しかいない自負がある。
だがしかし、それでも。
願わくば、大切なバディがバディとして変わりながらいのちを動かしていく姿を見ていたかった。
マクワと別れたその先には、はるか果てしないほど長い時間が流れ続けることを、セキタンザンはすでに見通していた。
鋭い眼差し
あなたに見つめられると、
ありきたりだけれど、
矢で射抜かれたように、
体が動かなくなる。
信じてもらえなかった
何度説明しても
皆の目は鋭く
誰一人として目が変わることはなかった
信じて欲しかったなぁ
# 153
それと、此れ辞めます
割と楽しかったです!!皆の作品面白いし!
殺気充満100リットル、、
そんな気力をみなぎらせてると
みんな逃げちゃうよ?
要らない要らない
見逃さない
鋭い眼差しが胸をつきさす。
ドキっとした
疑われているのか
まさか
そんなはずわない
だって私はもう死んでいるから、、、
鋭い眼差し
部活終わり
7時過ぎの冬は暗い
闇の中の2つの光
奥の方まで見つめてくる眼差しが
すごく痛かった
この世は様々な情報で溢れ、それぞれが勝手な正義を信じて生きている。何が正しいとか間違ってるとかそんな答えのないことに答えを求める。そんな世の中を鋭い眼差しで見つめること。それを忘れてはいけない。自分の人生を生きたいのなら。
君を狙ってる男達が鋭い眼差しでみてる。
これだから君を守るのは大変なんだ。
すぐ襲われちゃうよ。
僕がいる限りそんなことはないけどね
その仮面 真剣勝負を畳みかけ
暴いてあげよう この指先で
#短歌 #書く習慣 20231015「鋭い眼差し」
改編改詩10月17日午前1時5分
さっき熱烈中華でお馴染み日高屋さんにて食事して来ました✨✨✨✨🎵タンメン大盛です😅(笑)
深夜近くの炭水化物です😅(笑)
食べたくて食べたくて……♪(笑)
行きに住宅街を抜けて工業団地に入り近道を…
深夜の工業団地…不気味でした…
嫌…不吉です…
若い東洋系の方が1人で…何かしていて…
近くを通過すると…慌てて走り出しました…
俺はびっくりしたけど…頭の中は…
タンメン!タンメン!!大盛タンメン!!でしたので
スルーしました(笑)
私は食事を終えて…
またあの工業団地…
ごはんを食べて冷静な判断が…
避けて帰ろう…
しかし…眠たい…早く帰って…
ミーちゃんへの想いをしたためたいのに…
まぁ大丈夫だなぁ…さっきは俺見て逃げたし
私は恋心で恐怖を克服して!
いざ我が家へ!!
しかし…いるのです…さっきの人らしき人が……
来週につづく…
そんなわけはありませんが…(笑)
若い東洋系のお兄さんが…
泥棒?
まぁ…スルーだなぁ…と思ってたら…
私をにらみ…手に大きな石を…
ヤバい…
思った瞬間に石が…
目の前の建物の壁に…
凄い音を立てて…
彼は立ち尽くしていて…
何やてんだよ…!って言ったら泣き出して…
ごめんなさい…
ごめんなさい…
繰り返して…
酔ってるみたいで…
私はアホなのだ…
話を聞いてあげたのだ!
私はアホなのだ(笑)🍀
投石した会社は彼には何の所縁も縁もない会社で
たまたま彼を苛立たせた
原因の人の名称と類似してただけで
壁にも特別な跡もなくて…
彼は詐欺にあったそうです…
知り合ったばかりの彼女の友達に儲かるからとか言われて…
消費者金融やらカードやら学資保険解約とか
高級車2台分らしく…
私は彼に世の中は所詮えげつない場所だよ…
だけど
えげつない奴のために自分の大切な事まで
えげつなくなる事はないよ!
おっちゃんは見てない事にします…
おっちゃんはお兄さんを知りません
会った事もありません
警備会社が来るかもしれないから…
おっちゃんと工業団地を抜けて…
すべて振り切ってダッシュするぞ!!
私はタンメン大盛を吐くのを覚悟で彼と走りました!
……
若い方々へ
あらゆるネット上にて詐欺が若い方へ横行されてます
うまい話は疑って当然です
一生払えない金額を背負う被害者もいます
一家離散とか家族不穏にもなりますよ
まずはクーリングオフ制度を知って下さい
あとは日弁連の無料相談電話を利用して下さい
国民消費者センタ―も相談できます
……
映画 ドライビングMissデイジーを…思いましたが…
私はモーガン・フリーマン…(笑)
そんなカッコいい男でないよね…(笑)
ねぇ…
キリリと突き刺すような眼光に魅入られてしまった者の末路は、一体どうなるのだろうか。
ねえ、あなたのその輝きは何処から来るの?
▶鋭い眼差し #28
彼女はその男の鋭い眼差しに惹かれていた。彼は常に自信に満ちた表情で、周りを見下ろすような態度をとっていた。
ある日、彼女はその男と偶然出会った。彼女は彼が冷たい人間だと思っていたが、彼は意外にも優しく接してくれた。
次第に、彼女は彼の素顔を知ることになる。彼は過去に傷つけられた経験があり、そのために周りを警戒していたのだ。
しかし、彼女は彼に寄り添い、彼の傷を癒すようになる。彼は彼女の優しさに触れ、自分自身を変えることができた。
そして、彼女と彼はお互いを想い合うようになり、鋭い眼差しは柔らかな愛情に変わった。
鋭い眼差しを持つ彼が、彼女の愛によって変わっていく物語である。
私を見る鋭い眼差し
私の何を見てるんだろう
私はあなたの不幸を見てるよ
鋭い眼差し
嫌いじゃないよ。その君の眼。
……そう、その鋭い眼差し。
今にも僕を殺さんとするその眼。
殺気立つ刃のような眼光。
ゾクゾクするよ。
さぁ、おいで。僕を満足させてごらん。
彼女が歩くと微かな気配がそれを追う。
正確には歩くどころかいつ起き、何を食べ、誰にどんな声を掛け、誰に何をされたか。読んだ本、書いた文字、果ては
湯浴みの様子まできっちりと見られている。
取り仕切っているのは自分だ。
城下で大評判の美しい旅芸人。彼女は城中の者たちの冷めた視線をものともせず、歌い踊り蜻蛉返りをし、南蛮の楽器を奏でてみせた。殿は大層お喜びになり、早速この新しい玩具を囲い込むべく逗留を命じる。大筋は予想していた。
しかし、警備をする立場としては些か面倒ではある。
『とりあえず、何処から来たかと何ができるか。後は妙な動きがないか観察して逐一報告して。』
上司の指示は妥当であるし、自分の本分でもある。
身元の定かではない流れ者を俄かに信用はできないのだ。
だから不満はないのだが、最近の当の上司はと言えば、何かにつけて忍ぶ様子もなく彼女に話しかけ、茶菓子を共にし、軽業にやんやと手を叩く始末。
……自分の立場、忘れてやいまいな?
『お前たちが見ているし、油断を誘うのも有りだろう。』
だったら、私の顔を見ながら話せよ。
今の所、殿を狙った刺客である可能性は低いが、叩いても叩いても埃どころか素性の一つも出ないのが気になる。
しかし、懸念を示した所で目の前の上司が行動を改めることはあるまい。彼に最も親しい同僚の、目の下の隈が思い出された。
『…色に惑うことのありませぬよう。』
わかっているよ、と、上司は笑う。
まあ、そうだろうが。実際、彼が色欲に惑わされて見誤るとは思っていない。ただ皮肉の一つくらいは言いたかった。
去り行く背中に届くよう、大きく嘆息する。部下も天井裏で、同じような顔をしているに違いなかった。
【鋭い眼差し】
村の集会所にメルルは呼ばれた。
一部の人は酒盛りを始めていた。
「あの…」
入ったとたんに人達が恐ろしい目付きをしながら、占い師の少女を糾弾し始めた。
「そもそもこの娘の言うことが嘘だったんじゃないか!?」
「そうだ!災いと言うのもこの娘がし仕組んだのではないのか!」
とんでもない濡れ衣だった。だけど…
「この娘の連れている魔物のような男を見たか!どう見ても人間じゃなかった」
それの仲間なんじゃないか。
酒を飲んだあとは本性が出ると言う。だけどこれではあまりにも…
山奥の村は野生に戻りつつある魔物に苦しめられていると聞いた。城で依頼を聞き、メルルはヒムと長い旅の末やってきたのだ。滞在も二週間目。襲撃をピタリと当てると、はじめは感激していた村人も、次第に不審げになっていった。
「黙って聞いてればお前らはよ!」
ヒムが我慢できずに出てきてしまった。当然、村の女達は悲鳴を上げ、子供達は親の後ろに隠れる。泣き出す子もいた。
「ほらみろ!とんでもねぇ目付きだ!おっかねぇ」
「んだとコラ…!!」
「ヒムさん…!」
彼を止めようと、メルルがおどりでる。
そんな彼女を乱暴に抱き寄せると、鋭い目付きで人間達をねめつけた。
「オレ達はなぁ、お前らを助けようと旅をしてきたんだ!わざわざ来るかよこんな所!オレに言えばいいのに、なんで同族のメルルに言うんだよ!!」
オレの好きになった人間はこんな生き物だったのか。
怒りが失望になり、涙に変わった。それがメルルには痛いはど伝わった。
「ヒムさん、言わせてしまってごめんなさい…。私が、私がいけないんです」
「んな訳あるか」
「人は臆病な所もあるんです…」
あなたに、こんな目をさせてしまった。
抱き寄せられたまま、メルルの細い手がヒムの顔を触れ、唇を撫でた。そして頬に流れる涙をぬぐう。
「人の恐怖の増幅を私は知っているのに。私はあなたに頼りきっていたんです」
人を助けたいというわがままをどうか許して。とても優しい人に涙まで流させてしまった。
「お前が望むなら。オレはお前の剣となり、盾となる。言ったろ」
人間を好きになったのは…オレの勝手なのだから。
そっと額同士を合わせる二人に、村人達は立ち入れない空気を感じ押し黙っていた。