『鋭い眼差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くから鋭い眼差しで君を見つめる。
振り返られやしないのに。
鋭い眼差し。
最初は届かなかった
鋭い眼差しは
今では
私にも届いた。
いつも
鋭い眼差しで
私を見てる。
大好きな眼差し。
『鋭い眼差し』2023.10.15
板の上であの眼差しと目が合うと、役など忘れて怯んでしまうことがある。もちろん、そんなこと面には出さないし、芝居に支障をきたすことはない。なぜなら、オレはプロだから。
ギャップとでもいうのだろうか。普段は、のほほんとしてて天然で、マイペースな彼。しかし、役者としてのスキルは高い。海外で学んできた技術を舞台の上で惜しみなく発揮している。
稽古場では目立つ方ではない。若手をあたたかく見守っていて、悩んでいたり行き詰っていたりする者がいれば、さりげなく声をかけている。それで、持ち直した者もいる。オレだってその一人だ。
それはプライベートも同じこと。面倒見がいいし、優しいし、こちらを立てながらも年上として振る舞う。
とにかく、そんなひとだから、ひとたび役に入るとギャップがすごい。
どんな役でもそう。コミカルな役だとこちらも楽しくなるし、嫌な役だとこちらも嫌な気持ちになる。乗せるのが上手いのだ。
今回の彼の役は、とにかく悪逆な男。簡単に人を傷つけて、平気で裏切る。そんな役どころだ。
オレの役はそんな彼に裏切られる役。ボロボロに傷付けられたあげくに、ゴミのように捨てられるのだ。
裏切られるまでは、優しくて寄り添ってくれているのに、あるきっかけでそれが崩れる。
信じていたのに、とすがるオレに彼は射殺すような鋭い眼差しを向けてくるのだ。口元を手で隠し笑いながら視線を下げる。そして、ひとしきり笑うと、顔を上げつつ、口元の手を離し、すっと真顔になるのだ。
どろりと濁ったその瞳。それをオレに向けて、セリフを言いながら客席に向ける。観客が息を呑んだ気配が伝わってきた。
これでこの場は、完全の独壇場となったのだ。
鋭い眼差し
作者:ノワール
この世界では魔法が使える。魔法には大きく2つに別れており、人口魔法と自然魔法がある。人口魔法はほとんどの人が使っていいる魔法であり、人が意図的に生み出したものである。自然魔法はごく一部の人が使うことができるとても貴重な魔法で、自然魔法を使うものが現れたらどこかに連れて行かれるという噂だ。
人口魔法は特殊な石を使い、自然魔法は素手で魔法を出すことができる。
自然魔法を使うシェリー・フェルリア厶は日々見つからぬよう生きてきた。
シェリー「今日もいい天気ね、あら?……。また、探してるのね…自然魔法を使う私のような存在を。」
??「やぁ、君がシェリーさんかい?」
シェリー「…!えっと…誰、でしょうか…?」
??「おっと失礼。私はファラム。」
シェリー「ファラム…さん?えっと…なんの御用でしょうか」
ファラム「ああ、警戒しなくていいよ。ナンパしにきたわけじゃないからね。ただーー」
ファラムの優しそうな眼差し、態度が真剣になった。
ファラム「ただ、君を連れていくことにはなるけれどね」
シェリー「……え?」
シェリー(なに、この感じ…ゾワゾワする…早く逃げないと、いちゃいけない気がする……っ!)
シェリー「っ!」
逃げ出した。が。
ファラム「おや…待ってくれ、シェリーさん」
ファラムは透明な壁を出した
シェリー「なっ…!バリア!?」
ファラム「ああ、そうだよ。バリアは行く手をあざむく事もできるんだよ」
シェリー「…っ。何が、目的ですか」
シェリーが言うと、ファラムはそっと微笑み
ファラム「シェリーさん、きみは自然魔法使いだね?私と来てほしいんだ」
シェリー「…な…、なんで…」
ファラム「ふふ、怯えなくていいよ。悪いようにしないから」
そういい微笑みかけ、やがて鋭い眼差しをシェリーに送る。
ファラム「君に、協力してほしいことがあるんだ」
ファラム「とっても大事なことに、ね?」
そういい、ファラムは微笑んだ。
あとがき
お読みいただき嬉しいです、異世界系?を書いてみたつもりです。長々と読みづらかったら申し訳ありません。
よかったら他のも見つけましたらお読みいただけたらなと思います。 ノワール
私は人の顔を見れない。
「なつみ!おはよ!」
「お、おはよ!!!」私は高校2年生勝野なつみ。
そして、私の友達鷲沢かんなだ。かんなとは小学校からの付き合いで、お互いのことを沢山知っている。
「なつみは相変わらず人の顔、見れないね」
かんながいつも言う言葉だ。私はこの言葉はもう聞き飽きた。
そう、たとえどんなに仲が良くても、顔が見れないのだ。
「なつみ、、あのことはもう気にしないで?」
小学校6年生の時ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私はクラスの学級長をやっていた。
私の長所は、明るくてみんなを元気にできること。他にもみんなをまとめられる力がある。それで推薦されたのだ。
「みんな!授業始まるよ!席に着いて!」私はそう声をかけてみんなが席に着いた。先生が来て、国語の授業が始まった。
「それじゃあ、なつみちゃん!この問題解いてみて?」先生に問いをかけられた。
「………」、、、、、
「なつみちゃん?」
「なつみ?どーしたんだよ!!」
「なっつん???」
みんなが私の名前を呼んでいる。
話したいのに口が動かない。声を出せない。
私はパニックになった。いきなり声が出せなくなったのだ。
私は直ぐに保健室に連れてかれて、その日は早退した。
病院に行くと、パニック障害だと診断された。特に心配入らないそうだ。1時間もすれば元に戻ると言われた。
次の日、「おはよ」とキッチンにいるお母さんに挨拶をして朝食を食べた。登校の準備をして、学校に向かった。
ガラガラガラガラ(教室のドアを開ける音)
「みんなーー!おっはよぉ!」私は勢いよく教室の扉を開いた。「…………」みんなの視線が私に集まる。
さっきまでザワザワしていた教室が一気に静まり返った。
私は、昨日のことでみんなが心配してくれているのだと思い
「あ、昨日のことなら大丈夫だよ!病院にも行ってきて、心配いらないよ!って言われたから!」私はそう発した。
「………ソワソワ」でも、さっきの盛り上がりには戻らない。
私はいきなり変な汗をかく。いつもと違うみんなが怖く感じたのだ。みんなの鋭い眼差しが私の心をくすぐる。
私はかんなの元へ机を避けながら走って行った。
「かんな、みんなどうしたの?」私はかんなに聞いた。すると
「なつみ、廊下でよ、」かんなはそう答えた。言われた通りに2人で廊下に出た。するとかんながいきなり崩れるように膝をついた。私は慌てて「かんな?!大丈夫?!」と、一緒にしゃがんだ。
「なつみ。ごめん。私、、。」かんなはいきなり泣き出してしまった。「かんな?!どうしたの?お願い。話してくれる?」
かんなが落ち着くまで待って、私は昨日あったことを話してもらった。
私はその話を聞いて呆然と座っていた。かんなは話が終わったら、また泣き出してしまった。今もないている。
「なつみ、ほんとにごめんね。守ってあげられなくて。何も言ってあげられなくて。私、なつみを守ろうとしたけど、無理だった。友達失格だよね。ほんとにごめんね。」
泣きながらずっと謝っている。私は何も頭に入ってこない。
昨日まで本当に仲が良かったクラスメイト皆が、私を批判する。今まで聞いたことの無い酷い言葉を、私が居ないところで、、、私の心に深い傷をおわせた。私は、今朝のみんなの鋭い眼差しを忘れることは無い。
化け物が、漆黒の鎧を身に纏った化け物が、鋭い眼差しで俺のことを見下す。
哀れだなと、言われているかのような目で、見下す。
何もできない
だが、終わりたくない。
まだ、あいつの願いを叶えていない。
そんな必死の願いが、何処かの誰かに届く。
この世界の闇、裏側。全てを知り、背負う覚悟はあるか?
低く、重苦しい声が頭に響いた。
その覚悟で、今死なずに済むんだったら。
いいぞ 背負ってやる
答えた瞬間、辺りが眩い光に包まれる。
光が収まった俺の手には、自分の体よりも大きな、漆黒の鎌を持っていた。
漆黒の化け物が、俺を見て怯む。
さっきのお返しと言わんばかりに、俺はそいつに鋭い眼差しを向けた。
さぁ、戦いを始めよう。
お題『鋭い眼差し』
射抜くような、鋭い視線。
何を考えてるのか分からないのに、何でも見透かされているかのように感じさせる目
冷たく、透き通った氷のような青色の瞳。
いつものあいつは、そんな感じ。
でも
「...ふっ、どうしたんだ?俺の顔をそんなに見つめて」
「!?べ、別に見つめてねぇよ///!?」
「お前に見つめられるのは悪い気はしないし、隠すようなことでは無いだろう?」
「だーかーらー!そもそも お前の事見てねぇの///!」
「はぁ...そこまで言うならいい...そこでお前の好きなフルーツポンチ買ってきたんだが、食べるか?」
「なんでそんなヤレヤレみたいに言うんだよ!?......食べる...」
「ふは、そこは素直なんだな...」
「うっせ...///」
...こうやって、俺を見るあいつの目は、鋭くも
いつものあいつとは違う、優しく、暖かい目なのだから。
...本当、色々ずるいと思う。
#鋭い眼差し
90作目
鋭い眼差しで 萬の核を撃ち抜き
快感と滑稽な 阿鼻叫喚を鼻で笑う
この世の シニカルは致死量
皆々様 お手を拝借
意馬心猿な この世界に喝采を
歌えや踊れ 皮肉屋の歌
逃げることはできない
暑い陽射しの下
誰もが必死に走るリレーにて
それほど仲よくない友よ
鋭い眼差しの君が向かってきた
バトンを渡すために ただ駆け抜ける
そこには何かが宿っているようだった
その力強さに 思わず鳥肌が立った
一瞬だけ、結ばれる瞬間
裸足の僕はグラウンドの砂を蹴り
痛みなど気にせずただ走った
ただゴールを目指すために
地面を蹴る感覚に覆われて
少し下手くそなアナウンスも
叫ぶ応援団の声も
聞こえなくなった
ただ前を走る背中を追いかけて
鋭い眼差し
真夏の季節
通り抜けてここまで
君に会いに来たよ
長いスコールを越えて
真夏の天使
僕の町へ降りてきた
鋭い眼差し サングラスを はずす君が
いたずらな目付きで ぼくを見つめる
やっとのことで であえた女神さ
暑いサンバーンのむこうの
水のアーチを抜けて
横に絞ったTシャツ
ウィンクする キュートな視線
やっと会えたよ 千年も 時を越えて
何度も祈った 君だけが ここにいて
永遠の時を数える ずっと二人でいよう
鋭い眼差しを向けなくても
穏やかな眼差しを向けていたら
物事は上手くいくと思うよ
〜鋭い眼差し〜
#鋭い眼差し
痛い、痛い
そんな瞳で
私を刺さないで…
私、何が悪かった…?
どこで間違えた?
遺体よ、遺体。
そんな風に見ないでよ。
お題が鋭い眼差し
何にも出てこない
難しい…
今日は無理だ
【高く 高く】
高く 高く もっと高く
あの子の下に辿り着け
私よりももっと速く、高く飛ぶ彼女に
いつも私を引っ張ってくれた、彼女の手に。
―彼女は何時も私を引っ張ってくれた。
永遠に続く砂漠の地も
草と花が揺れ、光の生き物達が謳う広い草原も
灰色の天井から無数に降りてくる、冷たい雫が降ってくる、あの雨の地も
太陽の光を反射して、キラキラ光る氷と粉雪の上を猛スピードで滑った、冷たくも暖かい、あの雪の地も
私達の光を狙って容赦無く襲ってくる、黒い大きな龍と蟹がいる、あの暗い緑の地も
精霊達の記憶が静かに眠る、あの青い地も
私達のエナジーを奪う赤い石、落石やあの緑の地に居た黒い龍が飛び交う、あの赤い地も
どんな事があっても、彼女は一度たりとも私の手を離さず、ずっと引っ張ってくれた。
…いや、正確に言うと1度は雪の地で2人して盛大に転んで手を離しちゃったから一度たりともは違うけど。
でも、その時以外ずっとずっと私の手を握ってくれた。
私を守ってくれた。
だから、次は私の番。
次は私が貴方の手を掴んで、引っ張っていく。
この先どんな苦労や試練が待ち構えていたとしても、私は絶対彼女の手を離さない。
次は、私が貴方を導いていく。
だから、前を行く彼女に追い付かなければ
もっと速く もっと高く
彼女の光に、心に、手に
辿り着け。
私には、
心密かに
推しの上司がいる。
と
言っても
直属ではないので、
さほど
接点は多くない。
多少の
会話や
挨拶はする。
マスクの着用が
任意になって、
時折り
素顔も拝める。
普段の顔は
目つきが悪く
吊り上がり気味の細い目。
あの
鋭い眼差し
素敵だ‼️
ちょっと
ヤンぽく見えるけど
話すと
とても、フランク
笑うと、
八重歯が
可愛い。
私の心が暴走しないように、
よし‼️
可愛い弟分として
認定しておく。
まあ、
妄想族な私には
これくらいが一番良いかな?
不思議な夢を見た。私は、黒い空間に白虎と共に閉じ込められているのだ。流石というべきか、夢だからと言って超能力が使える訳でも、特別運が良い訳でもない。
つまり、現実と同じくいつ死んでもおかしくない状況なのである。目の前の白虎は私から視線を逸らす事はない、獲物を見つめ、鋭い眼差しで狩るべき相手を見定めている。
けれど、そんな時間も長くは続かなかった。私も視線を決して逸らすまいと瞼に力を込めていたが、目の水分が限界を訴えて瞼から力が抜けた。気がつけば、私は自宅のベットから転げ落ちていた。全身が痛かったが、何より痛んだのは胸にかけて白虎の爪によって切り裂かれた腹の部分だった。
獣から目を逸らすな。
お終い
今日は数学の小テストだ。
5分間で10問近い問題を解かなければならない。
だから時間配分を決めることが大切。
先生はタブレットのタイマーで5分計る。
私は残り時間が気になって時計を見るために少しだけ前を向く。
その時、数学の先生の鋭い眼差しが見えた。
この事があってから数学の時は時間怖くて見れない。
【鋭い眼差し】13 kogi
鋭い眼差し
その鋭い眼差しで獲物を狙い定めて
小さな命を捕らえる
鈴の付いた首輪は意味を持たず
家の戸や窓は開放的で
閉じ込めておくわけにもいかなかったあの頃
もう何十年も前だから
室内飼いの概念もなく
周りは田んぼと畑ばかり
ネズミ捕りならネコ
トリならトコ
ヘビならヘコ
って
呼んだりしてたって祖母が言っていたのを思い出しました
鋭い眼差し
冷や汗、どこに目線を向けたらいいのかわからない
目の前に居るのは親。
「黙ってたら何にも分からないよ!」
喋ったら泣いちゃうから喋れないんだよ。
「お母さんが悪かったの???」
違うの、喋れないんだよ!
「何でなんだよ、、、、!!」
お父さん、怖いよ?止めてよ。
仏壇の前で唖然とする夫婦。写真には満面の笑みを浮かべた子どもが写っていた。
鋭い眼差し。涙で前が見えなくてもこれだけは分かった。
全国ニュースにもなるほどの惨い事件。死亡者は子供が一人だけ。だが、死たいが、あまりにも酷かったのだ。
だってしょうがないじゃないか。
あの子供の鋭い眼差し。怖くて仕方がなかった。
涙で見えない視界で、頑張ってあの怖い瞳を壊したんだから。
死刑囚となった加害者は最後こんな言葉を残したそうだ。
怖いよ。止めてよ。見ないでよ。
か弱い子猫に向けられたその鋭い眼光が、恋心であればいいのにと思った。
飯の時間だとでも言うかのように仲間を呼び、声を上げるその黒い鳥は、愛というものを知っているのだろうか。
小さな体で必死に鳴いているその姿に、居ても立っても居られなくなった。
そんな僕は気がつけば腕の中に抱いていたその柔い温かさに、今日も愛を知るのであった。
〝鋭い眼差し〟