『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「部屋の片隅で」
父と母はいつも姉にだけ優しくしていた。私は、それを部屋の片隅でじっと見ることしかできなかった。時折、父と母は私と目が合うことがあったが、それは私への愛情からではなかった。なぜなら、両親はすぐに怯えた顔をして目をそらしていたから。私は子供ながらに、それが私への愛がないということを理解していた。
思い返せば、私が小さな頃は、まだ父と母と姉と私の4人で楽しく遊んでいた記憶がある。私が小学校を入学したぐらいからだろうか。姉が私のことを避けるようになった。それから父と母も、私に話しかけなくなった。私は嫌われるようなことをした覚えはなかった。
なんで私だけこんな扱いなの?
私も姉のように愛されたい
私が愛されないのは、姉が居るせいだ
いつからか、私の中では姉への憎悪が生まれ、居なくなって欲しいと強く願うようになった。
「お姉ちゃんなんか大嫌い、消えちゃえばいいのに」
私は、部屋の片隅でうつむきながら小さく呟いた。
カチカチ、カチカチ。
突然部屋の電球が点滅し始めた。それと同時に、父と母と姉が怯えた顔で私を見てきた。
「んぐ、ぐああああ、くる、しい。助け、て。」
突然苦しみ出す姉。息ができないのか、自分の手で首を掴み、目は飛び出そうなくらい不気味に見開いている。まるで陸に上げられた魚のように、床の上をじたばたとしている姉に、父と母は泣き叫ぶことしかできなかった。
なんだかネガティブなイメージあるけど
普段あんまり行かないけど
片隅って全体を見渡せるから
いつもと違う見え方するよね。
たまに来てみるの良いかも。
【部屋の片隅で】
僕は部屋の片隅で泣いていた。
なぜ泣いているのか、なぜここなのか。
泣き終えた今、すでに忘れている。
でも、昨日のことは鮮明に覚えている。
なぜかって?
それはね…、
「私も、好きだよ。ずっと前から。」
これが、僕の人生初の彼女の言葉。
僕は部屋の片隅で泣いていた。
なぜ泣いているのか、なぜここなのか。
泣き終えた今、すでに忘れている。
でも、昨日のことは鮮明に覚えている。
なぜかって?
それはね…、
「私も、好きだよ。ずっと前から。」
これが、僕の人生初の彼女の言葉。
部屋の片隅で
エアコンにあたりながら
本を片手に
紅茶でくつろぐ
休日は あっという間に 終わっちゃうよね。
_ ₁₉₉
もうあの頃とは違うんだ。
部屋の片隅の際の際で
君に全部預けたバックさえ
裏切られても許し…せるよ
見たいよ痛いよ奥の方
心を全て預けててさ
君と共有の思い出さえ
全て忘れましてさ。
どうでもいいんだ。どうでもよかったんだなぁ。
つまらないものに時間割いていて
浪費家にでもなったつもりかよ?
だったらもう全部投げ捨ててしまえ
手放す恐怖が染み付いてさ
失うこととはまた違うんだろ。
それでもいつか。ちゃんと真剣に向き合えたら
そんな妄想ばかりの虚構人生
消えたいよ。嫌なの人の生。
部屋の片隅
どんな誰にとってもそこは心地良く快適な空間
誰にも見られずに、思うがままに欲を発散できる。
ある種、無法地帯のようなもの。
嬉しい時でだろうが、悲しい時でだろうが、苦しい時であろうが
部屋の片隅は、目に見えない住人として期待通り平常に戻るまであなたに寄り添ってくれるだろう
部屋の片隅て 作:虹藍
あれは
いつからあっただろうか
部屋の片隅に
あるだけで安心さえ覚える
小さい時に
祖母から貰った
うさぎのぬいぐるみ
それがなければ
部屋の景色さえ
完成しないように思える
肌身離さず
持っていたから
リボンがとれ
つけ直した
笑えるかもしれないが
どんな時も私を見守って
くれているようで
「随分前に、『狭い部屋』と『静寂に包まれた部屋』っつーお題なら出てた」
部屋シリーズもこれで3回目。何を書いたか過去のことは覚えていないが、まぁ、気にしない。
静寂に包まれた狭い部屋の片隅で物語を、
某所在住物書きが書いているワケでもなく、少なくとも、執筆の際、適当にBGMでも流しておるのだ。
「食い物の番組は、よく観るよな」
物書きがぽつり、つぶやく。このアカウントでの投稿に食べ物ネタが多いのは、狭い部屋で続く食い物番組の連続視聴が理由かもしれない。
――――――
「部屋の片隅」という概念は、様々な世界において、古今東西多種多様な「役割」を担当してきた。
後に寝返る悪役は部屋の片隅で笑う。
事件解決の糸口は部屋の片隅で見つかる。
孤独に泣く少女は部屋の片隅に寄り掛かるし、
恋する青年の序は部屋の片隅の1冊かもしれない。
あらゆる「部屋の片隅」は、あらゆる「重要場面」を内包し、誰かに「その先」をもたらしてきた。
この物語ではそんな「部屋の片隅」が、概念として結晶化して、都内某所に珍妙な倉庫を爆誕させた。
珍妙倉庫は元々、某職場の某支店であった。
あんまり立地が良いもので、他の支店連中が、倉庫だの物置だの、あるいは「見られたくないもの」のゴミ捨て場だのに利用しておったところ、
無人支店になった途端、物置レベルが爆速上昇。
そこに放り込めば、二度と戻ってこないが、確実にありとあらゆる物がそこに眠っている。
付いた共通認識が「混沌倉庫支店」であった。
何故ここまで詳細に記述するかというと、
すなわちこの倉庫に、お題回収役2名が、それぞれ別の用事でもって、その日訪れたのであった。
片方は「世界線管理局」とかいう厨二ジョブ。「部屋の片隅」の概念結晶を回収するために。
もう片方は混沌倉庫支店を抱える本店の従業員。この倉庫に自分の仕事書類が投げ込まれたので、その犯人を捕まえる証拠を得るために。
「始めまして。総務課のツバメです」
本店従業員の藤森が「混沌倉庫支店」に到着すると、既に厨二ジョブ側のツバメが先客として居て、
まずツバメから、初対面の挨拶を為した。
「用事が終わればすぐ消えるので、お構いなく」
「同僚(そうむか)」か。珍しい名字の方だ。
藤森も藤森で軽く昼の挨拶を交わして、あちこち散らばるチラシやら酒瓶やらを片付ける。
「私も総務課の者です。藤森です。諸用と片付けで来ただけですので、こちらもお構いなく」
ところで双方、所属としては同じ「総務課」だが、
勤め先が全然違うことにサッパリ気付いていない。
「片付けとは、藤森さん?」
「そのままの意味ですよ。『あるもの』を探しているのですが、あちこちゴミだらけだ。まず掃除と整理をして、不要なものをどけないと」
「なんだ。つまり、あなたも探しものか」
「そちらは何の用事で、えぇと、ツバメさん?」
「遺物回収です。ここを『混沌倉庫』とかいう魔界にした元凶を、回収するために」
「異物回収……なんだ。あなたも要は掃除か。
つまり手伝ってくださる?」
「逆に、藤森さん、あなたが私の作業を手伝わされている可能性の方が高い気が」
会話がいびつに噛み合ってしまって、どちらも勘違いを勘違いと理解できないまま。
ふたりしか居ない物置支店で、「要するに探しものをしている」の大前提は一緒なので、
そのまま協力して、作業がはかどる、はかどる。
「藤森、そっちはどうだ」
「サッパリです。こちらには無いようだ」
最初はそれぞれ、片付けに関する情報提供だけしていたものの、1時間もすれば話題が枯れる。
「後輩のゲームの、課金額を捻出するためにシェアランチとシェアディナー?大変だな。藤森」
「来週から、なんでもヒーロー・ヒロイン系のイラストの新しいガチャが実装されるとかで」
「そのゲーム、後輩のアカウント名を聞いても?」
「『ツル至上銀行ATM』だったかな」
「ちょっとその後輩さんの連絡先を」
「断りますが?」
「どうしても、伝えたいことが」
「伝言なら預かりますが……??」
そろそろこのあたりで、お題回収。
双方、「部屋の片隅で」目当ての物を見つけた。
藤森は悪質イタズラ犯のクッキリとした靴の跡を。
ツバメは混沌倉庫支店の「部屋の片隅」に妙な闇の穴を生成しているアンティーク調の宝石鍵を。
見つけた、 見つけた。 呟いたのもほぼ同時。
互いが互いの仕事の終了を、すぐに理解した。
「先に、失礼します」
藤森がツバメを置いて、支店から出ていく。
「私が借りた方の鍵を置いておきます。あなたのと一緒に、事務の鍵田さんに返しておいてください」
「かぎ?」
ここでようやく、ツバメが気付く。
ツバメは混沌倉庫に、「鍵」を使わず入り込んだ。
そもそもツバメの勤務先、「世界線管理局」の事務員に、「カギタ」という人物は居ない。
「えっ、藤森??」
おまえ、そういえば「誰」だ? 「知らない職場」の鍵を預けられて、ツバメは完全に目が点。
「部屋の片隅で」、途方に暮れておったとさ。
〜部屋の片隅で〜
部屋の片隅でまた一人泣いている
抑えきれない涙が溢出す
なんで泣いてるかなんでどうでもいいじゃないか
泣いちゃダメな理由なんて作らないで
一生懸命生きてるの、考えてもがいて生きてるの。
だからこんな私も受け入れて、愛して
世の中は悲しみに満ちている
そんな世界で私を抱きしめて
必ずまた笑えるから
あと少しだけ泣かせて
「部屋の片隅で」
好きな姿勢で好きな本を読む
いつのまにか乾いていた頬の雫
知らぬまに上がる気持ち
部屋の片隅で心の真ん中に気づく
秘めていた強さ 抱えていた温かさ
凍る心を溶かす力 目を逸らす勇気だった
夢と現実の間に心のゆとりを見つけた
(部屋の片隅で。)🦜
あのね
以前、娘すずめ、しやん。の
お家に遊びに行ったんだね。🦜
✢さすが、女の子の部屋は
とても綺麗で
いろんな物が有ったんだよ。🦜
・甘いお菓子。
・洋服のカタログ。
・薄いお化粧品。
✢僕の為に、大好きな
ビスケット、も用意して
くれて居たんだね。🦜
(しばらく お話した後
・大好きな歌を聴く事に
成ったんだけど・・・)
《其れが、NHKの
(お母しゃんといっしょ。)
のすずめ、のサンバ。なんだよ。》
「でんしゃばしらのうえで
すずめ、が1・2サンバ楽しく
踊っているよ。 ハイ。」
✢僕は、びっくりするし
呆れかえるし・・。🦜
【今回は、僕が白眼視する事に
成った。】
❝僕は、部屋の片隅で黙々と
一羽 ビスケットを食べました。❞
海外ミステリーで、店の隅の席に座る老人の話しがある、確か未読だったはず。しかし隅て落ち着くよね隅の席で温かいコーヒーかお茶、若しくはココアを飲むのが好きだな…。
もちろん、隅の老人はそんなほっこりさせてくれる話しではないだろうけど。
部屋の片隅で
やるべき事、やりたい事を書き出す。
頭の中が混乱して、タスクに押しつぶされそうになる。
優先順位をつけて、重要度、緊急度で整理してみるけど
今やりたい事はそれじゃない。
どうしてやりたい順に並んでくれないのだ、
と機械的な処理に苛立つ。
順番はつけたいけど、どうしてやるべき順とやりたい順が
一緒にならないの?この場合、何を優先すればいい?
と、ますます混乱して、結局何もできなくて終わる。
気分を優先しても違う、すべき順に並び替えるのも違う。
どうしてこう取りかかりやすいように並んでくれないんだ。
頭ではわかってるのに心と体は動かない。
今やりたい事を今やる。これが正しいような気がする。
だって夜のうちにやること決めても寝たら気が変わっている。
でも、そうすると不安になる。このままで目標は達成できるのか。
頑張っても頑張っても終わりが見えない不安感。
じゃあどうすればいいんだろう?
何もしない。これが一番気分にも合っていて心が楽だ。
これがとても正しく合理的な答えのように思えてしまう。
疲れてるのかな?焦ってるのかな?
そしたら疲労を回復するのが先か。
焦ってるなら、じっくり落ち着いて考えよう。深呼吸しよう。
私はとても焦っている。まずこの事を自覚しよう。
早くやった事に対する報酬が欲しい。すぐに欲しい。
この気持ちが、焦りや気分に影響している。
長期的な視点を持とう。3ヶ月後に達成感を得るには。
1年後に痩せた姿で笑うには。そう考えると冷静になれる。
今やるべき事が見えてくる。
泣けずに無駄に足掻いてた
気持ちはもうないけど 裏切られたようなショック
幸せなんかなるなよとか言ってしまいそうな自分が嫌い
部屋の片隅に置いてある、僕の好きな物。
掛け替えない僕の一部、そこには思い出があって。
懐かしさと新しさが詰まっている。
その本棚には、片隅には収まらないほど世界が詰まっている。
僕の世界はきっと、この世界より広いのだろう。
ふとしたときに掃除をし始めるのが私の特性 。
理由はいつも特にはなくて ただ単に勉強が飽きたとか部屋が汚いだとか暇だとか 。暇つぶし感覚に部屋の掃除をし始める
いつもだらしない生活を送る私だから、部屋にはいつぞやのプリントやらもう使ってない教科書やらが散らばっている。
残すか捨てるかの極端な性格だから勿体ないとかは思わずさっぱりと断捨離はできる方で始めたらすぐ掃除は終わりに近づく 。
でも必ず、掃除の時間が長引いてしまう 。
その理由は、大好きな人とともに過ごした時間が脳裏に浮かぶようなプリントがいつも部屋の片隅に現れるから 。
いつもファイルの中に入れておかなきゃと思いながら思い出に浸ってしまい忘れてしまう
大好きな貴方が教師になって、人生で初めて作った期末テスト
私の点数は90点と書かれている
もうこれ2年と6ヶ月前だっけと懐かし気持ちと寂しい気持ちが胸に広がる 。
3年生になった今、ちょうどその日から2年経った期末テストでも同じ90点を取ったのは
多分きっと、何かしらの定めだったのではないかと思うのは
私の都合のいい解釈ですかね
部屋の片隅で
1人でいるのはとても寂しくて、寒くて…
部屋の片隅でうずくまってしまう
『部屋の片隅で』
部屋の片隅で
埃をかぶったノートが語りかける
「今年やる事リスト書いたやん。いっぱい残ってるよ」
もう‥今年も終わりが近づく
「ごめんね」
それは、あなたにとっても相手にとっても嬉しい言葉ですか?
「ごめんね」を「ありがとう」に変えるだけで
私たちの世界が変わるかもしれないよ。