『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【書く練習】
昨日の疲労が抜けなくて書く練習はお休みします
だんだん疲労が抜けるのに時間がかかるようになってきたな
#部屋の片隅で
寝室の片隅を見ると、子供に追いやられた私のぬいぐるみが適当に積み重なっていました。
ソールオリエンスとカレンチャン。
先日まではディープインパクトもそこにいたのですが、彼だけは私の布団にそっと戻しました。
ソールオリエンスとディープインパクトならともかく、ソールオリエンスとカレンチャン。何メートル走るレースなのかと考えてニコニコしてしまいます。同じ大きさのぬいぐるみは、他にもアーモンドアイとサクラローレルがいて、押し入れの中に住んでいます。短距離馬のぬいぐるみは少ないのでしょうか?どうせならロードカナロアや、マイルですがグランアレグリアも欲しいと思っていますが、見かけたことがありません。
短距離マイルは層が薄い我が家ですが、近々タイトルホルダーくんをお迎えできそうなので、そのうち片隅ステークス(東京競馬場・芝2400m)でも開催しようかと思います。
一方で、そんなサラブレッドたちを後目に堂々と子供の布団に並べられたのは、すみっコぐらしのとかげちゃん。……本当は部屋の片隅の方が好きなんじゃないかなあ?きっといたたまれない思いをしているのだろうなぁ。
そんなことを考えながら、壁のコンセントを背にして寝室の片隅で眠りに落ちる私です。おやすみなさい。
【部屋の隅で】
少し長さが足りないカーテン
その隙間から冷気が流れて床を這って足元を冷やす
部屋の端に追いやったピアノの埃を払って
久々の鍵盤の感触をたのしんだ後
嫌いだった自分の音を変える為に
ひたすらにきみを想う音に相応しくなるように
僕の世界の全てであるこの部屋で
世界を変える音色を
2024-12-07
もう私のこと、忘れちゃったの?
部屋の片隅で 𓏲𓇢𓂅
部屋の片隅で
あなたを待っていて
ふいに戸が開いて
あなただと思って
戸に駆け寄って
あなたを期待して
「部屋の片隅で」
部屋の片隅が好きだ
窓があり、日差しでぽかぽか
ぼーっとして
そのまま寝て
目を覚ます
それが1番気持ちが良く
安心する
今日も仕事の1日だった
彼女からのメッセージも来てない
いつも忙しくてなかなか会うこともできず
何て俺から送ればいいのかも分からず
部屋の片隅でビールを飲みながら
不器用な自分を情けな…と思う
あの子より上手く描けないなら、
あの子を妬んでしまうなら、
私に才がないのであれば、
一生自分の殻にこもって
部屋の片隅ですすり泣いてもいいですか。
昔から私は怒りっぽくて
よく物に当たってた。
今に近づくにつれて
怒りの感情はない方がいいことが分かった。
押し殺すのは大変だった。
知らないうちに耳を引っ掻いていたり、
注意力が散漫して怪我を沢山したり、
不眠になったこともあった。
それでも私は絵を描いた。
自分を落ち着かせるために。
あの子に出会った時は
おわったと思った。
自分より才能があって
自信もあるはずなのに
絵の自慢ばかりしてくる嫌な奴。
第一印象は酷いものだ。
でも話してみると
いい人かと聞かれたら
いい人?かなと言えるくらい
普通の人だった。
絵と字の綺麗さだけズバ抜けているが。
私の仲の良い友人とあの子が
ぼちぼち仲が良いので
嫌でも一緒にいなければならなかった。
私が持ってないものを持ってるくせに、
私が頑張って取ったものを
何食わぬ顔で既に持っているくせに、
あの子は私の大切なものを
一つ一つ持っていった。
妬んではいけないとわかってはいるが、
妬んでしまうのが人間というもののようで。
私から離れずに
私を幸せにしてくれるのは
下手な絵とスマホだけ。
"Good Midnight!"
昨日3時間かけて描いた絵は
左右非対称で線もガタガタ。
スマホは容量が無くなり
アプリが急に勝手に閉じてしまい
何度も文を書く羽目に。
それでも私を幸せにしてくれよ。
部屋の片隅で
ボクは埃の気持ちになりたい。
と、言われても困るだろう。
埃は部屋の片隅で、ポツン、といる。
部屋の掃除をいくらしても絶対にいる埃には頭を悩ませる。
最近は放置しがちだが、掃除しないとな。と思った。
そんなボクは埃になってみたい。
埃はポツンといる、そう、ボクはポツンとその場に居てみたい。
何もせず、ボーっと天井と床を眺めて、汚くてふわふわした体で、人間に白い目で見られながら、掃除されるまで、部屋の片隅で居座ってみたい。
そもそも埃はどんな気持ちでそこにいるんだろうか?
もしかしたら、早く掃除されたいのか?
あるいは、人間と結婚したいのか?
うーん、それとも、部屋と一体化したいのか?
いや、または、ただ何も考えずにその場にいるだけかもしれない。
埃って、生きるの大変そうだが、楽そうだと思う。
だって、いつの間にかそこに居られるし、
いつの間にか掃除されている。
気づいたら埃としての人生は始まり、終わるんだろうな。
なんて思うと、更にボクは掃除してない埃を見て、
どんな気持ちかを考えたくなる。
埃って、どんな気持ちで住んでいる人間を見ているんだろうか?
もしかしたら、憎んでるかもしれないし、微笑ましく思っているかもしれない。あるいは、同じ種類として見られているかもしれない?なんて、無限に考える頭の中は埃のことでいっぱいだ。
いつの間にか考えが増える辺りは、ボクは埃かもしれない。
と、思い、一人で笑顔になるボクを変人だと思うのは正解だ。
ああ、部屋の片隅で埃になってみたい。
はあ疲れた、今日は頑張れたかなー、と靴下を脱ぐと足が靴擦れで血だらけになっていた。
そんな些細なことで、いきなり心が折れて部屋の片隅に座り込んだまま、やめよう、と思った。
【部屋の片隅で】
お題「部屋の片隅で」
耳に時計を当てて、音を聞いていた。
ちっ ちっ ちっ
背中が壁に守られている安心感に、身を委ねる。
ちっ ちっ ちっ
目を閉じて、明日の足音を聞いていた。
ちっ ちっ ちっ
体内の時計も、段々音がしてきた気がした。私が、死に向かう音。
私が、終わっていく音。
とっ とっ とっ
明日は足並みが揃ったらいいな。
私は部屋の隅っこが好きだ
家の隅という隅はタンスやら机やらに
占領されているがただ一箇所
何一つ置かれていない隅っこがある
隅に座ってボーっとするのが好きだ
両脇には窓がついていて
天気の良い日は、窓を開けると
気持ち良い風と暖かい日差しが入ってくる
その中でただ何も考えず
ぼぉーっと、、、、
zzz...
zzz...
???あれ?寝ちゃった?
え?夕方?まさかの?朝方????
ってことがよくあるんだよなぁ、これが好き
部屋の片隅で眠っている。 あの子は今日も一緒に寝てはくれない。
僕はダメ? あの人がいい?
きけないでいる。
「部屋の片隅で」
部屋の片隅で
震えて眠る人魂に
下手な言葉を
かけてはいけない
灯火を吹き消すくらいに
乱暴なことだ
ただ許可証代わりに
君の手の平を見せるがいい
その時孤独な浮遊霊は
安堵の領地を見いだすだろう
幸せなことも恵まれてることもわかってる。
自分のこれまでの努力も否定しない。
人間関係も良好で将来の不安もない。
でも、死にたい。
消えてなくなりたい。
#部屋の片隅で
〔逆さま〕
ああ、落ちてゆく。
真っ逆さまに、落ちてゆく。
あーあ、きっと終わりだな。
…そう思う夢を見た。よく見る夢だ。
夢は見る人の心を表すとかなんとかとよく言うけれど、本当にそうなのかもしれないと最近思っている。
だって、僕の心は今、現在進行形で落ちているから。こんな事を言っている間にも、少しずつ、ほんの少しずつ、だけど確実に落ちている。
現実が楽しくないと言えば嘘になる。でも、僕の心はそれだけじゃ満たされないみたいで、落ちるばかり。
食欲はそんなにだけど、夜は普通に眠れるし、学校にもちゃんと行けてるし、そこそこ楽しい。
でも、どこか欠けてる気がする。何かが足りないように思う。
それは、僕の過去に関係しているかもしれないし、してないかもしれない。
この前、………いや、何でもないや。
でも、心当たりはあるんだ。
きっとずっと誰にも話す事は無いだろうから、僕はこれからも逆さまに落ちて続けていくんだろうな。
…誰にも知られず、ずっと。
真ん中よりも隅を好む人は多いだろうと思う。かくいう私もそうだ。例えば電車で座る時、一番に選ぶのは隅の席。お手洗いもそう。真ん中の個室ではなく隅の個室を選ぶ。教室の席もやはり隅が好きだった。電車や公衆トイレ、教室は公共の場であるから、他人に挟まれるより、どこか一部でも他人から解放された空間がある方がいい。だから隅を選ぶ。それは分かる。だけれど私は何故か、思い返してみると、他に誰もいない自宅でさえ隅にいる。自分ひとりきりの空間であるにもかかわらず、部屋の真ん中にベッドを置いたりしない。机も隅に置く。ベッドや机といった居座るための家具は、どんな部屋でも、必ずと言っていいほど私は隅に置いてきた。別段意識してそうしたことではなかったと思うが、ただ自然と私は隅に落ち着いて、そうすることで心も落ち着きを得ることを潜在的に知っていたのだろう。これを書いている今も私は部屋の隅にいる。隅に置いたベッドで横たわっている。その私の体の上の真ん中では猫が寝ている。彼女は必ずと言っていいほど私の体の真ん中に居座る。
部屋の片隅で
本日も不調中なのでサボりたいと思います,
話は浮かんでいますが、文字を見ていると吐き気がしてくる状態でして。
期待もされず締切もない、ボソッと書けるからいいですよね。
なんだせっかく待ってたのに。
そんな期待される文章を書けていないのは、こういう時に気楽でいられていいものです。
ということで、皆さんも体調お気をつけて。
インフルもヒートショックもお気をつけて。
部屋の角には私の幽霊がいて、幽霊がただ佇む場所であって、そんな場所には昏い影が必要で、影さえも潰そうと無闇やたらに荷物を置いて、幽霊の居場所さえも消そうとする人間の方が怖いなと、深夜2時のホテルの廊下の真ん中で泣き喚く女の声が響いて、自身の幽霊の居場所が見つからず迷子になっている。
9階建てのホテルの270部屋の中の1080の角がある全ての部屋の片隅で幽霊が静かに泣けずにいるから、女は一本の廊下を感情のままに延々と走り回っている。
小泉八雲は、生まれ故郷を離れて旅をしない者は自身のゴーストと出会わない人生を送るだろうと嘆いていたが、この女こそその対象なのだろう。
部屋の片隅にいる私の幽霊は、また焼津に行って今日の繰り返しをしたいとワガママを言ってきた。
私はまたいつかねと幽霊を頭の隅に置いて、女の慟哭を子守唄に悪夢を共に享受した。
(241207 部屋の片隅で)
皆に嫌われたかな。
あんなこと言わなければ良かったな。
皆、楽しそうだった。
気持ちが盛り上がって、心が通じ合っていたのかもしれない。
一人が、「夜景でも見に行こうぜ」と言い出して、こんな時間に?と思ったけど、他の皆はかなり乗り気で。
私だけが、「こんな夜更けに山を登るなんて、なんか怖いし危険だよ」と断った。
少しだけ皆の白けた顔。
でもすぐに、「じゃあお前は先に帰ってろよ」と誰かが言って、笑いながら居酒屋を出ていった。
夜空にぼんやりと浮かぶお月様を見上げながら、一人家路を辿る。
さっきまでの楽しい時間が嘘のように、静まり返った私の心。
今頃、皆はどこにいるのだろう。
どこかの山の頂上で、眼下に広がる綺麗な夜景を眺めているのだろうか。
私の片思いのあの人も、きっと誰かと肩を並べて、夢見るような時間を過ごしているのかもしれない。
切ないけど、でも私は、あんなに酔っていたのに、車で出掛けようとするあの人達についていけなかった。
次の日、昨日一緒に飲んだ職場の仲間達は、誰一人として出勤しなかった。
昼頃になって状況が伝わってくる。
昨夜遅く、山道を下りる途中でカーブを曲がりきれず、ガードレールを突き破って崖下に転落した車が一台。
そこには、私を居酒屋に置き去りにした仲間達が乗っていた。
私が密かに恋をしていたあの人も。
仕事を早退して、警察で事情を説明する。
と言っても、店を出た後のことはまったく分からない。
話を聞いた刑事さんは、別れ際に私にこう言った。
「あなたは、賢明な判断でしたね」
家に帰り、部屋の片隅で、昨夜のことを思い出しながら、自分は何故ここにいるのかと自問する。
あんなに仲の良いグループだったのに。
職場で、こんな友達付き合いが出来るなんて思ってなかった。
ノリが良くて、楽しくて、恋するあの人がいて。
私は賢明な判断など、したのだろうか。
だとしたら、この空虚な心はどうしたらいい?
一緒に夜景を見に行くか、必死で皆を止めるか、どちらかをすべきだったのだろうか。
いや…たとえあの時間に戻っても、私にはどちらの行動も取れなかったと思う。
夜が訪れても明かりもつけないまま、私はぼんやり考えていた。
生きていくことを、楽しむことと割り切ることが出来たら。
正しさに振り回される弱さを、跳ねのけることが出来たなら。
私は今、ここにいて、部屋の片隅で膝を抱えることもなかったのだろうか。
深夜、職場の上司から電話があった。
転落した車から、奇跡的に命を取りとめた男性が救助されたと言う。
それは、夜景を見に行こうと言い出した同僚だった。
両足に力を入れて、立ち上がった。
自分の使命を与えられたような気分だった。
彼に正義を振りかざすつもりはない。
だけど、彼と話せば、ほんの少し自分を許せるような気がする。
自分が、「賢明な判断」をしたと気付かせてくれるような、そんな気がした。
そして私は、眠れないまま、彼らが迎えられなかった朝を迎える。