『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤ちゃん泣いて、私も泣く。部屋の片隅、心の片隅、私は今日も焦ってる
伏せて
丸くなる。
息が
苦しい。
こういう時って
どうすれば
いいんだろう?
思い出したり
考え始めたりすると
どんどん
息が
浅くなるから
なるべく
イヤなことは
置いとくようにして
楽しいこと
ワクワクすることだけ
思い浮かべて。
息が
出来るように
これからも
生きていけるように。
#部屋の片隅で
部屋の片隅で踞る
独りぼっちな僕は
誰にも気ずかれず
塵となる
私の心の安住の地は、
部屋の片隅で、隅っこだ。
過去の失敗、後悔等負の感情に
振り回されている今の私には、
丁度よくフィットとし程よく落ち着く。
そうしていると、忘れられて、落ち着く。
小さな部屋の片隅で。
部屋の片隅で
素早い動きを見せたクモさん
急に明るくなってうるさくなってビックリしたよね
珍しく部屋の隅々まで掃除しようとしてただけだから
驚かせてごめんね
ちょっと別のところへご案内しようとしたけど
あっという間に姿を消してしまった
次はいつお目にかかれるかしら?
私の気まぐれ掃除次第ってことで
またいつか部屋の片隅で会いましょう
僕は家の中では邪魔者扱い。
部屋の片隅で僕は音楽を聴いた。
イヤホンをして自分の世界に入る。
画面に映るたくさんの観客とペンライト
僕も歌いたい。聞いてもらいたい。
部屋の片隅で僕は夢を持った。
そして今僕の目の前には
数万人の観客とカラフルなペンライト
あの日夢を見た景色が僕の目の前にある
夢が叶うなんて嘘みたいだ
─────『部屋の片隅で』
部屋の片隅で
ホコリを被った贈り物
渡せずじまい
寂しいね
丸いテーブルに
背中を丸めながら
思いついたことを
どんどん書いていく
佇む 転がる 潜む
喜び 哀しみ 怒り 楽しみ
違うセカイの扉が開く
―「部屋の片隅で」―
今日、妹の恋人が家に来るらしい。だから、自室に3時間ほど篭っているか、出かけてこいと言われた。出かける元気がなかったわたしは、自室に居ることにした。
勉強をしていようかと思ったけれど、妹の恋人がどんな人か気になって集中できない。部屋の隅に座って、妹の恋人の予想をしてみる。
彼、彼女かもしれないけれど、よく妹を選んだなと思う。そりゃ、所謂オタクに優しいギャルの妹は、まあどこかのオタクには拾われるだろうけれど、それでも姉としてはどこに惚れたのか、小一時間くらい問いただしたい。
まあ、考えたってどうしようもならないのだからと思い、ハチャメチャに怒られるに違いないけれど、わたしは妹の恋人に会うために、自室を勢いよく飛び出した。
#部屋の片隅で
[部屋の片隅で]
今日も学校を休んだ。学校を休むことは悪いのだろう
か?
私はいつの日か学校が嫌いになった。そして、中2の冬学
校に行かなくなった。人が嫌になった。誰かといるより
一人でいるほうが好きだ。
学校に行かなくても家で何時間も勉強をしてる。勉強は
好きだ。特に理科、数学が好きだ。理科は生物や宇宙に
ついて学べてとても面白い。数学は一つの答えに対して
いろんな解き方があり、面白い。私は理系なのかもしれ
ないな。
でも、親には学校行けといつも言われている。なぜ学校
に行かなくてはならないのだ?勉強するために行くのか
もしれないが、私は家でやっている。テストの時だけ、
学校に行って、良い点もとっている。
担任の先生も心配して、週一回家に来たり、放課後学校
に呼びだされる。将来についてだのと色々話していた。
もう、放っておいてほしい。
私は、一人でいたいのだ。行きたい高校も決まって、受
験に向け、勉強している。だから、心配してほしくな
い。心配されると私も辛くなるから。前向きに頑張って
いるから、見守っていてほしい。
No.4
〜文章力をあげるための大切なこと〜
新聞を読む。
今の自分にとって少しだけ難しい記事を読む。
そして、文の意味や言葉の使い方を理解する。
更に理解を深めるために、記事を参考に自分で文を書いてみる。
部屋の片隅で
膝を抱えて俯いている君
調子良く甘えてくる
年下のあの子とは対照的に
素直になれない君
おさない二人の女の子
どちらも愛しい
わたしの娘たち
#部屋の片隅で
#53
部屋の片隅で燻っている。灰皿の上にある潰れた煙草の吸い殻のように。
部屋の片隅に溜まっていく埃のように。そこにあっても気にしないか、不要で汚れた物として蔑んだ目で見られるか。
新しい煙草に火を点け、紫煙を吐き出す。
つまんねー世界。
自分にとっての世界は、この六畳とたいして変わらない狭い世界で、その世界の片隅で誰にも気にされず目にも留められず生きている。きっとなくなっても気付かれない。消えたらむしろ喜ばれるような。
消えてしまいたくなる。でも、本当は死にたくない。そんな勇気はないから。
部屋の片隅の埃だって、潰れた煙草の吸い殻だったとしたって、今を生きている。たとえつまんねー世界だとしても。この世界の片隅で生きている。
毎日部屋の片隅で、煙草を吸いながらそんなことを考えている。
『部屋の片隅で』
子供の頃から
端っこや隅っこが
居心地が良くて好きだった
今でも
窓際や端の席が空いていれば
必ずその席を選ぶ
自分の部屋の片隅に
座り込んで
壁にもたれれば
そこが私の特等席
いちばん こころ安らぐ場所
いちばん 素直になれる場所
そして
いちばん 泣ける場所
# 部屋の片隅で (343)
ちいさな子供が
ひとり泣く時は
この場所を選ぶ
何かを感じてる
何かを受け取る
神聖なスペース
見つけたのかい
キミの中の宝物
『部屋の片隅で』
部屋の片隅は落ち着く。学校でもみんなの端っこの方にいて。でも席だけは中心。嫌だ。落ち着かない。
「部屋の片隅のホコリと一緒に消えたいな。」
お題『部屋の片隅』
部屋の片隅で
私は部屋の片隅で、本を読んでいた。誰にも見つからないように。見つかったらまた殴られるから。もう二度とあの痛みを感じたくないから。もう二度と殴られたくないから…。
「部屋の片隅で」
もう嫌だ、学校に行きたくない。どうせ虐められる。俺なんかが居なければいいんだ。
なんて思いながら、今日も学校を休んだ。
お母さんもお父さんも、俺のことを一ミリも気にしていないようだった。
家に帰れば夫婦喧嘩。お金関連で上手くいっていないように思う。なのに、両親がいる部屋では、大人の行為をしているようだった。
「大人の考えていることは、分からないな」
助けを求められる状況でもなければ、弟がいるのに兄としての役割を果たてもいない俺は……。
だからって学校に行ったら、また同じような虐めが……。
頭がこんがらがって嫌になる。部屋の片隅でただ蹲るだけの生活はよくないにしても、今はそれだけが唯一の抵抗みたいなものだ。
「両親に言ったら、助けてくれるのかな」
そんな期待、抱くだけ無駄なのは分かる。
でも、もしもの事があれば、きっとわかってくれるだろうか。期待してもいいのかな。
なんて……俺のワガママで良くないことだと言われちゃうよな。だって俺、兄貴だし。弟がいるし。
平和ボケしてアホヅラをしても、良い点数取って両親に喜ばれて、しかも友達がすぐできやすい弟とは大違い。
……俺は、出来損ないの兄貴だ。
「そんなの、思いたくない。のに、思っちゃうんだよ。どうすりゃいいんだよ。嫌だ嫌だ嫌だ」
目の前で行われていた大人の行為を見てからも、胸の変な違和感に悩まされてる。モヤモヤと言えばいいのか、それとも苦しいと言えばいいのか。
弟がいるから、という言い訳だって、本当はしたくない。でも言わなきゃ、お母さんがヒステリック起こして怒鳴るんだもの。
男の子でしょ!とか、男のくせに泣くな!とか。
『男だから』って何?男として何も果たしていなければ、俺が虐められていてもいいんだ?
「親が分からない」
「助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて」
涙が止まらなくなってしまった。
人生を終わらせるには、今しかないと思う。
なので、遺書とか残さず、首を吊ろう……ああ、やっと楽になれる……。
なんて思ってたのに、ロープを柱と自分の首に括り付けてから、まだ死にたくないと思ってしまった。
最低だ。もう嫌なのに。生きたくないっていうのに。
溢れ出る涙に、俺は崩れ落ちた。また、部屋の片隅へと、落ちた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
結局、部屋の片隅で蹲ることしかできなかった。
本当に最低な生き様だよ。だから今日も、学校を休んだ。
【部屋の片隅で】
大吾さんは酔うと少し面倒なときがある。
今日は大吾さんの仕事も落ち着いたということで、俺の部屋でふたりで酒を飲んでいた。ふとこぼした「大吾さんは可愛いですね」という言葉が気に入らなかったらしく、部屋の片隅であぐらに片肘で頬杖をついてこちらを睨みつけている。その表情もまた愛くるしいのだが。
「なんだよ、可愛いって。お前も俺のこと馬鹿にしてんだろ」
「馬鹿になんてしてませんよ」
大吾さんと向き合うようにして膝をつき、顔を覗き込もうとするとふい、と逸らされた。
「お前はいいよな、貫禄があって。出来る男って感じがしてよ」
「それは大吾さんも同じでしょう」
「俺はお前のその整った顔も頭がいいところもかっけえと思ってんだ。それなのにお前ときたら俺のこと可愛いだと」
「失礼しました」
そんなことを思ってくれていたのかと、胸の内がくすぐったくてつい笑みがこぼれてしまう。
「そういう顔だよ」
大吾さんがおもむろに俺の頬を両手で包んで親指でするっと撫でる。その意図が分からず困惑していると、さっきまでの不貞腐れていた顔はどこへやら、とても穏やかな表情をしていた。
「お前って本当に俺のこと好きだよな」
頬を撫で続ける手はとても優しい。
「好きですよ。それは大吾さんだって同じでしょう」
俺も大吾さんの頬に手をあてると、重みがかかる。頬擦りする様子は甘えているようだ。
「ああ、好きだよ。俺はお前が好きなんだ、峯。だからずっと側にいろよな」
「もちろん。地獄だってどこにだって、あなたについていきますよ」
「約束だぞ」
額を合わせて微笑む。首にまわされた腕に引き寄せられるまま唇を重ねた。