部屋の片隅で』の作文集

Open App

部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/7/2022, 2:15:57 PM

部屋の片隅には何かが住んでいる。何かおぞましい魔物と言うべきか、常に薄暗く目立たない瞳で私を見つめているような、酷く不快で緩やかな恐怖をまとった何かが這いずっている。正体不明のダイヤルを脳裏でじっくりと回され続けているような、不可解な静けさが、端に集まって息を殺している。深夜の1人の、ただの妄想だとしても、酷く怯えてしまうのだ。

12/7/2022, 2:12:59 PM

この部屋はいつも陽の光がはいらない。
そんな部屋の片隅でこの子はいつも犬のぬいぐるみを抱えている。最初の頃はおいでと呼んでも来てくれなかったが、最近はそばに来て座ってくれる。まだ少し震えているようだがそんなところも可愛らしい。
やっと俺から離れられないことに気づいたようだ。
馬鹿な子も可愛いが少しくらい従順でなければ。なのでまだまだ躾ける必要がある。これからもずっと俺のそばに置いておいて俺だけのことしか考えられないくらいに従順に。

『部屋の片隅で』

12/7/2022, 2:11:23 PM

うずくまって
悲しくって
寂しくって

私を呼んでくれたあのこも
手を差し出してくれたあの人も
今はもう

私はまだ部屋の片隅で

12/7/2022, 1:51:39 PM

部屋の片隅で縮こまっていた君。

誰にも気付かれないように、声を殺して泣いていた。

そんな君を愛おしいと思ってしまった僕。

まだなんの責任も持てない、小さな体だけれど、君を助けてあげたい。

12/7/2022, 1:49:39 PM

『部屋の片隅で』


膝を抱え壁に背を預け
閉じたカーテンの隙間から
隔絶された外界を眺める

「世界は孤独で矮小だ」

君の真理を信じなくて
ごめん

12/7/2022, 1:48:19 PM

狭いワンルームのドアを開け
踵を擦るようにして靴を脱ぎ捨て
明かりをつけて
上着を脱いでハンガーに掛けると
冷え切ったフローリングの床と
薄く黄ばんだ壁とが作る直角に
綿埃と髪の毛の混じったものが溜まっているのが
いやに目につく
今夜はもう遅いから
掃除機をかけるのはまた今度にしよう
だが気づくとどうも気になる
こういうのを放っておけない性分なんだ俺は
ああ 汚い汚い
ティッシュを一枚取って
這いつくばって床を拭う
ああ汚い なんて汚いんだ
俺の体から落ちた垢と髪と埃が入り混じった灰色
人間てのは汚ねえもんだな
狭い部屋だからそう時間はかからない
難なく一周し終わって
ティッシュをゴミ箱に放り込む
そうして
ひとつため息をつく
満足のじゃない
疲れたやつを
うんとみじめたらしいため息だ
人間てのは汚ねえもんだな
体から汚れを出して撒き散らし
食ったりなんだりでゴミを作りながら生きて
最後はこの身体というでかい生ゴミを残す訳だ
考えただけでうんざりだ
晩飯を作って食う気も失せる
俺は床に腰を下ろし
壁に凭れて
スマホをポケットから取り出し
アプリを起動して
愚にもつかんことをつらつら書き連ねる
要するにゴミを作ってる
投稿のOKを押して目を瞑る
疲れたな
横になってもう寝たい
壁際に転がる大きな生ゴミだよ俺は
ああこの生ゴミも
仕事だの家事だの何だの
やらなきゃならないことがうんとある
風邪を引くわけにもいかないし
ああ 塵や埃なら壁際に溜まってりゃいいが
生きてるうちはそうもいかない
何とも情けない話だな
目を開けると部屋の隅に一本の髪の毛
俺は舌打ちをして立ち上がる
拾い上げてゴミ箱に入れるために
なにしろ
ああいうのを放っておけない性分なので

12/7/2022, 1:46:21 PM

部屋の片隅で

オレンジの服にキミドリのまん丸なボタンが3つ。真っ白でモフモフだったんだけど、うちゃぴょん、うちゃぴょんと毎日かわいがるもんだから、黒くなったし、毛並みもパサパサになった。

毎晩一緒に布団で寝て、抱っこしてもらって、汗で、涙で、いっぱい汚れて、愛され臭はするけど、うちゃぴょんは添い寝ぬいぐるみのNo.1だ。泣いているときは涙を拭いて、眠れない夜は甘えて、踊って楽しませる。どんなぬいぐるみが仲間入りしても、うちゃぴょんは特別。

最近10年ぶりにお洗濯をして、長年の汚れを落としてもらった。すごくいいにおいで、軽くなった。破れたところも修理してもらった。もっと抱っこしてもらえると思っていた。

パンダのぬいぐるみが来て、時々パンダが布団の中にいる。交代交代のときもあるし、誰もが連れて行かない夜もある。うちゃぴょんはさみしくないように、部屋の片隅で他のうさぎさん達と一緒に寝る。

部屋の片隅のうちゃぴょんはそれでも寂しい顔をする。夜中に潰されても、掴まれても、添い寝ぬいぐるみのうちゃぴょんはうれしそうだ。

12/7/2022, 1:42:39 PM

些細な口論で、どうにもできない苛立ちを抱えた私は、思わず外に飛び出した。
今日こそは私は悪くない。
理不尽な八つ当たりは勘弁だ。
ちゃんと完全防備で家を出るあたり、自分は冷静だなと思う。

近くの本屋で時間を潰して、遅くまでやってるお店で珈琲を飲んで気持ちを落ち着ける。
腹を立てて家を出たはずなのに、一人を満喫できるご褒美時間にもなっている事に戸惑いつつも、涙もでてこなくなったから家に帰ることにする。

帰ったら何か言ってくるだろうか。
ああ言おう、こう投げかけよう。
でも正直言えば寝ていてほしいな。
あれこれ思い巡らせながら帰宅したのに、当の本人はゲームをしながら
「おかえり」
何食わぬ顔。

一体何なんだ、あっという間に再び頭に血がのぼるのがわかる。
私がどれだけ傷ついたか。言ってはいけない台詞を口にしておいてよくもまぁ。
なかったことにしようとしているなんてありえないし、そこまで思ってないとかならその神経を疑う。
顔なんか見てやらない。口もきいてやらない。
何故私がそうするのか、ちゃんと理解したらいい。
言葉では伝えたから、後は態度で示すのみだ。

せっかく買ってきたポテトチップスは、こっそり粉々にして部屋の片隅に。
ごめんねポテチ。君に罪はないから、最悪の場合には料理に使うつもりだからね。

12/7/2022, 1:42:20 PM

部屋の片隅で声を殺して泣いた。
私は私自身を殺したくてたまらなかった。
だって、親友に恋に落ちて、しかも私と性別は一緒。こんなのおかしい。
私は何度も自分に言い聞かせた。あの子が…紗夜が好きじゃないって。
でもね、その言い聞かせは私自身に届かなかった。
結局、好きだったみたい。

一線を超えたことをしたかった。
ハグして、キスして、体を重ねる。
こんなことは一生できないのに、こうやって考えてしまう自分がだいっきらいで仕方がない。

もう死んでしまおうか。
死んでしまえば、全てから解放される。もう、何も考えなくていい。
勉強のことも、部活のことも、紗夜のことも。

気づけば窓から光が差し込んでいた。
わたしは、きょ う 、す  べ て からか い ほう さ れるん だ

『部屋の片隅で』

この話は、12月3日投稿の『さよならは 言わないで、』のサイドストーリーとなっております。もしよければ、そちらの方も読んでくださると嬉しいです。

12/7/2022, 1:41:23 PM

君はいつも優しかった

いつでも僕を優先してくれて
いつでも予定を合わせてくれた

君の気持ちに気づいた頃には
君は僕より遠くにいた

少し期待をしてしまっていた自分が
バカバカしく見えてしまった



部屋の片隅で

12/7/2022, 1:41:10 PM

今日もまた

薄暗い部屋の中

その片隅で
一人うずくまる

頭を抱え
止まない思考を
振り払えないまま
ただ
時が過ぎるのを待つ


ふと

ボヤけた視界に












カサカサ …🕷 コバワーン♪






NOーーーーーッ!εε=ε=┌(;👁👄👁)┘




や、家賃払いたまえっ! 家賃っ!!




リアルナンテ コンナモン

「部屋の片隅で」

12/7/2022, 1:31:36 PM

窓から差し込む光でホコリがキラキラと舞っているのが見える。まるで、ミラーボールだ。
そのミラーボールに照らされて、声も出せない私は、あなたを見つめていた。
 窓際の特等席。10年くらい前までは、毎日、いってきますとただいまを口にして部屋を後にしていたのに、ここ何年とその挨拶は聞こえなくなった。
 昔だったら、元気よく外へと出掛けていたのに、今では機嫌悪く扉を叩きつけてでかけるか、ため息をついて扉を開けるか。

 君は成長して、私の存在を忘れてしまったのかもしれないけれど、私は昔の元気で明るい姿を覚えているよ。
 特等席はもらっているけれど、こんなホコリまみれの部屋の片隅で。
前まではここにホコリなんてなかったんだけれども、もう掃除なんてずっとしてないものね。

 私を思い出して、とは言わないよ。
ただ、また昔のあなたに戻ってほしいな。

【部屋の片隅で】

12/7/2022, 1:22:26 PM

部屋の片隅で


寂しがり屋なのに

欲しがりさんだから

誰か

来てくれないかなあ

12/7/2022, 1:21:14 PM

テーマ:部屋の片隅で #25

※この物語は#20の続編です

僕は彼女の心情をなんとなく理解できた。
僕だって、部屋の片隅で孤立していた時期だってあったから。
王族だからといってそういうことがまったくないというわけではないから。

♡300ありがとうございます!!

12/7/2022, 1:16:31 PM

部屋の片隅で


もし部屋の片隅で、まんまるく縮こまっている小人を見つけたら‥
驚かせないように近くに座り、
何げなくこう話します。
「誰か話聞いてくれる人いないかな〜」
こんな風にきっかけを上手に作り、小人と友達になるんです!


部屋の片隅に目をやると‥
ホコリがまんまるくなって溜まってました。あぁ、残念!

12/7/2022, 1:02:55 PM

部屋の片隅で泣いた
誰にもばれないよに
声を潜めて
初めてだった
誰かを本気で好きになって
自分から「すき」っと叫んだのも
断られるなんて思ってもなかった
君は、私が好きだといつから
私は勘違いしてたのだろうか

12/7/2022, 12:58:36 PM

部屋の片隅に
 落ちている
 
 子どもの小さい頃の
 足あと

 小さい
 かわいい足あと

 幸せのあと

12/7/2022, 12:58:15 PM

部屋の片隅で


君は一人で泣いているんだろうか。
その体をさらに小さく縮こませて、自分以外を心の内側に入らせないように、自分を守るようにして、その部屋の片隅で泣いているんだろうか。
助けたいなんておこがましいことは言わない。君の気持ちがわかるよ、なんて嘘は言えない。わかりたくても、すべてわかることはできないから。君とまったく同じ気持ちになることはできないから。
でも、君が一人で泣いているのは嫌なんだ。一人で泣かせたくはないんだ。
だから、手を差し伸べることしかできないんだ。そんな隅で泣いてないでよ、って。
君がこの手を取ってくれるのはきっと、もっと、ずっと先のことなんだろうけど、それでも待つよ。手を差し伸べたまま、君がここに来てくれるのを、いつまでも待つよ。

12/7/2022, 12:55:16 PM

☆部屋の片隅で☆
我が家の愛犬めいちゃんと家族になったばかりの時の話です。

めいちゃんは、生後まもなく私達の所に来ました。
めいちゃんが幼かった事もあり。
主人が夜勤専門の仕事なので、主人が仕事から帰宅後、私が仕事に出る形で、私達家族は、めいちゃんが、一人になる時間がないように、うまくやっていました。

ですが、我が家に来3週間ぐらいで、息子の卒業式がありました。

めいちゃんの事が凄く不安でしたが、初めてお留守番させることにしました。

めいちゃんを、ゲージに…。
めいちゃんは、『あれ?なんで?』って言う顔をしました。
そして、私達が部屋から出る姿を見て『行かないで。』っと言っているようで…。
私は、後ろ髪を引っ張られる思いでした。

私は、子供達の母親失格かもですが、卒業式の最中も、卒業式どころではなく…。
私の頭の中は、『早く終わってほしい。』『めいちゃん大丈夫かなぁ?』『早く帰りたい。』『めいちゃんが無事お留守番できますように。』とか…。
もう、頭の中は常に、めいちゃんの事ばかりでした。
そして卒業式が終わると、一目散に帰宅。
あわてて玄関の鍵を開け、『めいちゃん!』っと叫び、めいちゃんが居る部屋目掛けてダッシュ。
しかし、ゲージを見ると…。
居るはずのめいちゃんがいません。
私は、焦りました。

めいちゃんのゲージは、天井が無いものを使っていました。
めいちゃんは、まだヨチヨチ歩きなのにも関わらず、一生懸命ゲージを這い上がり…。
脱走…。

慌てて部屋じゅう探すと…。
部屋の片隅で、小さくうずくまってブルブル震えているめいちゃんが居ました。
今でも、あの姿は忘れられません。

静まり返った部屋でポツンと1人。
脱走したはいいが誰もいなくて、不安だし、さみしいし、怖かったんだと思います。

私は、めいちゃんを抱き抱え、『ごめんね~。ごめんね~。』っと言いながら撫でました。
しばらくすると、震えは止まりいつも通りのめいちゃんに戻りました。
安心しました。

後は、めいちゃんが誤飲していないかの確認。
出る前に、万が一の事があるかもしれないので、危なくないようにして、何が何処にあるかを把握して家を出ました。

幸い、タオルを引っ張りだした程度のイタズラだけだったのでほっとしました。

その後、落ち着いて、めいちゃんと一緒に主人が撮影した、卒業式のビデオ鑑賞。
やっと、気持ちを入れて卒業式を見る事ができ、感動して号泣。
息子に『今!?』っと突っ込まれました。

息子達よ…。
こんな母でごめんね。

12/7/2022, 12:48:35 PM

部屋の片隅で膝を抱えて落ち込んでいると、母親がノックもせずに入ってきた。

わたしの顔を見るなり、マスキングテープを手にして、部屋の真ん中に円を作った。

この中で落ち込みなさい。

そう言って母親は部屋を出ていった。

わたしは円の中に入った。
ところでなんで落ち込んでいたんだっけ、って思うほど、落ち込みにくかった。

Next