『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「部屋の片隅で」
部屋の片隅でなにをするだろう。
部屋の片隅は私は落ち着く。
だから、部屋の片隅で本を読もうか。
それとも、勉強しようか。
それとも、、、、、、、、、、
なにをしよう。
蹲って手を見ていた。
生命線は途切れてて。
優しい人ねと占いの人に言われた手相で、
優しさだけで生きてられたら良いのにね。
窓を見る、暗がりの部屋に自分が映る。
自虐の笑みが張り付いていた、
卑屈な皺は罅割れに似てる。
素面になるなよ、酔いが足りない。
安酒を飲み干す、酒精にて誤魔化して。
空っぽに追いやって、吐気と一緒に吐き出して。
内臓ごと捨て去って、いっそ全部消えさせて。
蹲る、ここは逃げ場所ではない。
遡る、そこは行き場所ではない。
せめてここから消えさせて。
#部屋の片隅で
心の真ん中に立ち
虎視眈々
未来への展望をたよりに
作戦会議
純粋な閃きと
根拠のない自信が
私を突き動かす
『部屋の片隅で』
部屋の片隅で
息子が2歳くらいの時の話。
彼はかくれんぼが大好きでよくねだられたものだ。ただ小さい子あるあるだが隠れ方がバレバレである。
隠れ場所はたいていカーテンの裏で藁の納豆のようになっているか、部屋の隅でお気に入りのタオルケットを被り大福のようになってるかのどちらかだった。
私と夫のミッションはいかにこのバレバレのかくれんぼを長引かせ楽しめるかにあるのだ。
もういいよーの声を合図にミッション開始!
まずすぐには近寄らない。違う場所を探すふりをして少しずつ近づくことでワクワク感をあげていくのだ。
「ここだ!あれ?」「みーつけた!あれ?いないぞ~」というセリフも効果的だ。隠れている息子はすでにクスクス笑い出していてどう見てもバレている。息子。修行が足りないぞ。それでは忍者にはなれない。(当時は忍者に憧れていたのです)
次はいよいよ接近戦だ。すぐにはカーテンやタオルケットをめくらずに上から形を確かめるようにモミモミするのだ。
「あれ?これなんだ?膨らんでるぞー?」と言いモミモミ攻撃。
もうケラケラ笑ってるがカーテン、タオルケットをめくるまでは試合終了ではないのだ。攻撃に耐えられなくなって息子が出てきたらフィニッシュ。よし勝った!勝ったってなんだ?
ただね…これワンステージじゃないんですよ…一日何公演も。しかも好評につきロングラン公演でしたね。
ということを思い出したので、さっきゲーム中の息子をいきなりくすぐったら「ヴギャア!」と低い声で驚いてました。
はい。叱られました。母は満足です。
「部屋の片隅で」
動くものを見つけた
おそるおそる近づいた
毛玉だった
部屋の片隅で
部屋の片隅で病む
部屋の片隅で寝る
部屋の片隅で切る
などわたしはこうゆうことがあります
皆さんはどんなことがありますか?
部屋の片隅で巣を作っている蜘蛛に、そこじゃエサは取れんだろと言ってやりたい。
なんだか退屈になっちゃって
部屋の片隅でぼんやりする
あんなに楽しかったのに
あんなに笑ったのに
あんなに熱中してたのに
すべてに退屈しちゃったの
魔法の時間は過ぎちゃったから
また再び魔法をかけてもらいに
さあ…
君と過ごした
この部屋
部屋の片隅で
私は今日も
君との思い出を抱く
君の温もりを求める
「部屋の片隅で」
寂しがり屋の一人好き
膝を抱えて泣いている
人前では強がって
平気なふりして
せいいっぱの愛想笑い
「そんなに頑張らなくていいよ」
誰かに言って欲しいのに
しっかりなんてしてないのに
背負い込んでしまった荷物が
重すぎて
できれば誰かに代わりに
背負って欲しいのに
もう何度も限界って
心は悲鳴を上げているのに
逃げ出すこともできなくて
誰もいない
部屋の片隅で
今夜も
泣くだけ泣いて
「まだ大丈夫」
自分に言い聞かせて
布団にもぐり込む
「どうか 明日は自然に笑えますように」
部屋の片隅でゴキブリは生きている。私たちに気づかれないで
今も私たちをみている
byゴキブリ
短い小説 『部屋の片隅で』
部屋の片隅で、慶太はごそごそしていた。
何をしているのかきいても、何も答えてはくれなかった。
変なのと思い、私はその場を去った。
瑠香が来た時も慶太はごそごそしていた。瑠香は気になり、何をしているのかきいた。
すると慶太は瑠香の耳元に顔を寄せ、小声で言った。
「○○さん(私)にプレゼントしようと思ってるんです」
慶太が私のサンタになってくれていたと分かったのはクリスマスの次の日だった。
部屋の片隅で
うずくまる
なんてことは
したことがない
落ち込むことがあっても
違うことをして
その日は気を紛らわす
そして寝る
寝ると頭や気持ちが
整理をされる
一晩寝てダメなら
また一晩を過ごす
そうしていると
気持ちが整理されてくる
部屋の片隅で
家に帰るといつでも君はそこに居た。
僕が帰ってきたことがとても嬉しそうで、尻尾が千切れてしまうほど振っている。
家の中にひとりでうろうろして何かあっては危ないと思い、隅っこの方に柵で広めに囲んでその中で過ごしてもらっていた。
だけど、君は逝ってしまった。
身体を寄せてくる体温も撫でて嬉しそうな顔も僕を見つめる瞳も、もういない。
喪われてしまった。
僕は今日も二度とは帰らぬ、君を思う。
部屋の片隅で。
お気に入り。
私はいつも隅っこにいる。
なぜかって?落ち着くから。ただそれだけ
人見知りな私にとって友達なんて言える人なんていない。
みんなが笑うとすごく不安になる。
「私の事を笑ってる、?」
んじゃないか。って
怖くなって泣きそうになった時は、隅っこに行く。
隅っこには、神様がいるようで私を守ってくれるそうで不安が スっ_ と抜けるような感覚。
「あぁ、ありがとう」
ただそう思うだけ。
周りから見ると変なやつかもしれないけど、、そんなのどうでもいい_
ある日先生が私にだけお話をしてくれた。
「〇〇さん。」
驚いたがなんだろうと思い先生に近づいた。
「隅っこ、落ち着く?」
先生がニコッと笑いながらどこか儚い声で言った。
「あ、はい。隅っこ大好きで、、」
咄嗟に出た言葉だった。
「そっか、不安とか消えるよね~笑」
「ですよね笑」
「実はね、あそこの隅っこ」
いつも私が行くところに指を指した。
「あそこから飛び降りた子がいるの。」
・
・
・
「え、?」
分からないけど緊張が走った
「その子ね。いつもそこでいじめられてたらしいの、」
今にも泣きそうな声、でも先生は話を続ける。
「もう本当に辛かったらしくて、。だからそこから飛び降りたの。」
ぐちゃぐちゃになってなんだか分からなかった。
「ただ、きっといつも1人な〇〇さんを気にかけて守ってくれてると思うの」
「そうなんですか、。」
「ちなみに何年前に亡くなったんですか、?」
「6年前だったかな。私すっごい記憶に残ってる。亡くなる2年前にここに来たの。」
「隣のクラスの担任をしていたころ。」
「あの子は~…」
と淡々と話を進めた。
ただ私は、
「守っててくれたんだ」と心の底から安心した。
そう思っていると先生は
「ごめんね、こんな話しちゃって。」
「いえ!大丈夫です。なんだか守ってくれてるって思うとすごく安心して、仲良くしたくなりました笑」
「そう笑ありがとう。じゃあ次の時間も頑張ってね。」
そう言って先生はクラスから出て行った。
一人ぼっちな私。なんだか友達が出来そうなんて考えてる。
これから私はずっとあの隅っこに居ようと思う。
あの子が寂しくならないように。
私のお気に入りは、部屋の隅っこです_
部屋の片隅で周りの人に響かないようにポロポロと弦を弾く。
どんな音だっていい、わたしが奏でたい音に合わせるだけよ。
わたしがわたしでいられる時間を、どうか誰も邪魔しないでね。
外に出れば必ず見張られてしまう世界のなかで、この部屋の片隅だけがプライベートになってしまったの。
#部屋の片隅で
部屋の片隅でぼーっとすることが幸せだ。
部屋の片隅で毛布をかぶりながらアニメを見ている時間が幸せだ。
部屋の片隅で友人と電話をすることが幸せだ。
部屋の片隅で涙を流すこともある。推しの卒業、将来への不安、わけも分からなく流れてくる涙。
私が落ち着きたい時は決まって部屋の片隅に座る。
泣きたい時も決まって部屋の片隅に座る。
部屋の片隅は特に何をしてくれてる訳では無い、それでも落ち着くのだ。
私は思う、部屋の片隅のような人間になりたいと。
誰かが困難に直面している時、悲しんでいる時、叫びたい時、ぼーっとしたい時、何もしたくない時。
私は部屋の片隅のような、ただあるだけで落ち着き、安心出来るような人間になりたい。
【部屋の片隅】
お題「部屋の片隅で」
「あーぁ、せっかくの流星群が…。」
幼馴染の晴香が、残念そうに肩を下げる。
今日は何年に一度かの流星群の日だった。
しかし、外を見れば真っ黒な雲が空一面を覆っている。
「ちょっと目を瞑って待ってて。」
目を瞑ったのを確認して、押し入れを開ける。
ゴソゴソと探れば、僕が探していた物が見つかる。
僕は部屋の真ん中にそれを置いて、電源を付けた。
「え、星だー!」
部屋の片隅で、僕の隣で嬉しそうに目を輝かせる晴香。
前にクリスマスプレゼントで貰ったプラネタリウムを使ったのだ。
凄い!凄い!なんて彼女が笑う。
良かった、元気になって…。
「ありがとう!」
照れ臭くなった僕は、うん…と小さな声で言うことしか出来ないのだった…。
部屋の片隅で
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。そもそも “あれから” とはいつからだ。いったい今日は何月何日で、今は何時何分なんだ。大丈夫、ちゃんとわかる。わかっているはずだ。大丈夫だよ。
後先も考えずに、周囲の環境から逃げるように引き籠った。人目も憚らず、全ての連絡手段はごみ箱へ落としておいた。逃げるは恥だが役に立つとはまさに。そしてそれは自分自身との対話に全てを注ぎ込み、見えている答えに触れないようにただ時間を浪費するだけであると気付いたのでもあった。このままがいい、このままでいいわけがない。大丈夫ではないのかもしれない。
時折、窓の外から聞こえる道路工事の音や、隣家の子供があげる奇声で、望んでいない現実に帰ってくる瞬間がある。その際に日付と時間を確認する。そこでようやく、今はもう冬なんだと知る。大切だった季節を感じる感覚はもう失くしてしまっていた。いったいこの感情は何処へ流れ着いていくのだろう。誰かに大丈夫だと言いくるめて欲しかった。
小さなこの部屋だけが、自分だけの味方をしてくれている。欲望のままで居たって、絶望の淵を覗き込んでいたって、何も変わらないでいる。営みは破綻しても生活は送らせてくれる。四方は歪んで真ん中はもう無くなっていても。大丈夫なのかな。
部屋の片隅で小さく言い放つのは、行動には移せない既視感たっぷりの希死観念。今日は何月何日で、今は何時何分なんだろう。大丈夫、ちゃんとわかる。わかっているはずだ。大丈夫だよ。
悲愴苦
失い得た
孤独と言う籠
見据えた
自由と言う匣
「選ンダ 私ノ世界・・・」
築き触れ
息吹かせた歪
魅創した
割れた破片聲
「狂ッタ 私ノ空間・・・」
どうして私は
此処に居て 生きて
視て泣いて居るの・・・?
どうして私が
何故か居た 逝きて
器は雫が溢れてる・・・?
何処に
私ト言う存在が・・・
冷たい
世界の中で居た・・・
「時が・・・」