短い小説 『部屋の片隅で』 部屋の片隅で、慶太はごそごそしていた。何をしているのかきいても、何も答えてはくれなかった。 変なのと思い、私はその場を去った。 瑠香が来た時も慶太はごそごそしていた。瑠香は気になり、何をしているのかきいた。 すると慶太は瑠香の耳元に顔を寄せ、小声で言った。 「○○さん(私)にプレゼントしようと思ってるんです」 慶太が私のサンタになってくれていたと分かったのはクリスマスの次の日だった。
12/7/2022, 10:39:53 AM