『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ところで」
「ところで?」
「この週末はぽかぽかだったのでお出かけ日和といえる」
「言えるけど、混んでない?」
「それはね。花粉症といっても薬もあるしね」
「天気が良すぎるので人も多いねー」
「そう。そしてランチに入れない」
「行列ばかりだし」
「人気のいない街とかは寂れるのでどこへ行けば」
「いっそ適当な電車の終点とか?」
「それで店がなかったらどうするの?」
「コンビニでなんか買って行ってみる?」
お題『遠くの街へ』
私の記憶はそのままに
周りの人の記憶を消せたら
そう思ってた
現実的には難しいから
遠くの街へと逃げるのだ
誰も私のことを知らない世界で
新しい自分となって生きてみたい
そう思ってた
思ってただけで、一度もしたことはない
そんな大胆なことができるのならば
私は私ではなかっただろう
もっとうまくできていたのだろう
家族と、友達と、部活と、クラスと、学校と、
そういった私の世界の中の人たちと
仲良く、息苦しくならない関係を築けていたのだろう
ときどき私は水の中にいると錯覚する
呼吸はしている、でも、息が吸えない
悩みの重さに押し潰されそうになったとき
私は遠くに逃げる
頭の中の私は自由に動いている
本日3月1日で、連載風で続けているこのアカウントも、初投稿からまるまる3年。
日数としては1096日。まったく遠くの街というか、遠くの投稿期間まで来たものです。
と、いうハナシは置いといて、3年目最後のお題のおはなし、はじまりはじまり。
「ここ」ではないどこか、別の世界に、世界線管理局なる厨二ふぁんたじー組織がありまして、
その敷地内には文字通り、地球規模にデカい移民シェルターが、
主に、滅んだ世界からこぼれ落ちた難民のために、
美しい自然と豊富なレクリエーション、レジャー施設と多種多様な住居環境が、
それぞれ、用意されておりました。
「きしゃぽっぽ!きしゃぽっぽ!」
今回のお題の回収役は、新しく難民シェルターの使用を期限付きで許された、都内在住の稲荷子狐。
立派な稲荷狐になるために、管理局に最短1年、週休完全2日の、修行に出されたのです。
「きしゃぽっぽ、たのしいなあ」
稲荷子狐はコンコン、シェルターの中に作られた、局員専用寮の山間タイプに移動中。
滅んだ世界のチート技術で整備された、滅んだ世界の蒸気機関車風レトロ列車で、
どっどっど、ゴシュゴシュゴシュ。
遠くの街へ、向かいます。
「あら、新しい難民さん?」
難民シェルターで難民人生をドチャクソに謳歌しておるウサ耳獣人と、
「えろう災難じゃったべの。けんどココに来れば、もう安心だきゃん」
同じく難民シェルターで難民タコ生をバチクソ謳歌しておる宇宙スライムが、
それぞれ翻訳機を使って、子狐に話しかけます。
「キツネ、ナンミンじゃないもん。
キツネ、カンリキョクに、しゅぎょーに来たの」
子狐は尻尾をぶんぶん!
宇宙スライムとウサ耳獣人のボックス席に行って、
くんくん、くんくん。魂の匂いをかぎました。
わあ、人間じゃないぞ。
子狐は思いました。
東京と違って、人間じゃないひとが、そのまんまの姿で何も隠さないで、汽車に乗ってるぞ。
本当に遠くの街へ––遠くの世界へ来たんだなぁ。
都内在住の稲荷子狐はコンコン、新しい世界に心を踊らせました。
どっどっど、ゴシュゴシュゴシュ。
レトロ列車は子狐と、その他の乗客たちを乗せて、山間ルートをゆっくり走ります。
人間じゃない乗客が乗っている車内、東京では見かけない木々に大きな大きな河川と花畑。
キラキラお目々で車窓を眺めておると、子狐は山の中に開けた屋外キャンプ施設で、
誰でしょう、すごく見慣れた野郎1人とヒョロヒョロ見知らぬお兄さん1人が、ドラム缶風呂など体験しておるのを見つけました。
「なんだ、なんだ」
「難民と管理局員が無料で使えるキャンプ場よ。
坊や……お嬢ちゃんかしら?子狐ちゃんも、申し込めば使えるのよ」
「ちがう、あれ、アレ。なぁに」
「そこの滝行してるマッチョふんどし?」
「ちがう。ちがう。あそこ」
コンコン子狐が聞きたいことは、ことごとく聞けなかった道中ですが、
それでも、いろんな景色を見て、いろんな車内サービスを楽しんで、おしゃべりもいっぱい。
だいたいそれから1時間程度列車に揺られて子狐は、ようやく自分の新しい住処がある遠くの街へ、
ゆっくり、ゆっくり、到着しました。
ここから1年、子狐の修行が始まるのでした。
ここから1年、子狐の冒険と探検と、お仕事の手伝いと美味探訪が、始まるのでした。
(遠くの街へ)
何もかも捨てて貴方と二人。
何処迄も遠くへ逃げたい。
責任も地位も渇望も全部全部捨てて自分と一緒に。
お願い、貴方がそう望んでくれるだけで、
私は貴方を攫って行けるのに。
【遠くへ】
「遠くの街へ行きたい」
むせるような硝煙の中、一人の男は呟いた。
「へえ。遠くって、具体的には?」
隣の男は目も合わせないままに訊く。
彼らは、無限に続く大地の溝の中にいた。
大きな平地を挟んで向こう側にも溝があり、その溝の中には同じように人間が集まっている。
彼らはお互いを敵と呼んだ。
「そうだな、こんな殺風景な場所なんかと違って、季節が巡って、飯が美味くて、静かなところがいい」
黒髪の男は、遠くの溝を見つめて言った。
「はは、そりゃいいや。そんな夢のような国があるなら俺も連れて行って欲しいくらいだ」
隣にいた男は冗談めかして笑ってみせた。
「あるよ。そんな夢のような場所がね」
「へえ、いったい何処に?」
「遠くさ」
二人の男はひとしきり笑ったあと、溝を這い上がり、走った。
地面を全力で踏み抜き、力の限り速く。
遠くへいくように。
今いるところから抜け出してどこか遠く、知らない場所に行きたいなと思うときがある。自分の中での当たり前を一旦全部取っ払ってその場所に溶け込みたい。ひとつずつ新しい世界を見ていけたらいいな
「遠くの街」
遠くの街へ行こうよ、誰も貴方を脅かさない場所へ。
私は貴方が傷付いて疲弊して、それを何でもない様に笑うところをもう見たくないんだ。
貴方は「ここには好きなものも沢山あるのよ」と言うけれど、それを悪戯に踏み潰す人が居るんでしょう?それで貴方は一度壊れたじゃないか。
私は貴方を守りたい、でも歳の離れた私は貴方の中で、ずっと守られ続ける幼い存在なんだろう。この差が一生近付くことはない、時間は決して壊せない壁として存在し続ける。
守らせてくれないのならせめて、幼稚な私の我儘を聞いて欲しい。
生検の結果を待っている途中。たぶん完治はしない難病で、障害者申請を受けます。
母が障害者のためか、それほど悲観はしてません。入院10日目、ステロイド投与4日目。とうとうわたしの番が巡って来た。それは悪い意味ではなくて、静かな気持ちで受け止めた。
本当なら、10日前から苦しんであと数年苦しんで死ぬ予定だったのものを、医療関与を選び、命の継ぎ足しをしました。と、言うことは、もう自分のために生きることは許されません。
身体は回復しているけれど、これは本当の回復ではなく、ステロイド投与によるもの、ここを勘違いして奇跡だ神様ありがとう、なんて思い違いをしたらいけないんだと思う。医療によって、命の継ぎ足しをしただけだから。
入院当初よりの倦怠感は無くなり、今朝はスクワット40回、テレビ体操、その場で走るのを3分ほどできた。体重測定、42.6。先週は支えて貰わなければ体重計に乗ることができなかったのに、今朝はふらつかずしっかりと乗れた。
もはや、動物の苦しみや血肉は必要ありません。それはどうしてか、二千年前のイエスの贖いの血によって、この世界が清められたから、なんだそうです。
じゃ、なんで病気や精神的苦痛の人、戦争が増えているのか、『神様がわたしを思い出せ』と、光に満ち溢れ強く臨んで来ているから、だそうです。
罪滅ぼしの世界、先祖の因縁は二千年前に終わり、もう既に救いの人生を歩む事ができる世界、なんだそうですよ。イエスの贖罪によって。
破壊と創造は同時に行われる。
自分の事を、過去を嘆いている暇はない。
わたしはこの体験を持って、世の中に立ち向かう。切り札がなければ、伝導など出来ない。神様は個人的な願いに、奇跡など起こさない。そもそもこの病気に完治も寛解もないから。
この身体ひとつで、伝導していくことになる。他人から見たら、「お気の毒」「可哀想」。だけど、本当は、悩み苦しみの中で病気の真っ只中にある人の方が、誰よりも幸せを感じているのかもしれませんよ。そういう人は光が強いから。
自分の幸せや家族の幸せのため、それは苦しみが増えるだけだからその考えは無い。
もう、わたしのような迷い続ける苦しみや病気の人を増やしたくない、それだけを思って活動していく。
遠くの街へ行くの
誰の手も届かない
遠くの街へ
そこはのどかな街で
あたたかくて
自然が溢れていて
夢のような時間を過ごせる場所なんだ
遠くへ行くんだ
幸せになるために
遠くへ
遠くへ
新しい何かをさがしに
行きたいな
ひとりでいるうちに
いま新幹線に乗って
景色を眺めている
遠くの雪山達が
悠々として美しい
ひとり ひとり 歩きはじめる
ひとり ひとり それぞれの歩幅で
夜明けと ともに
起きた人々は
ひとり ひとり うたいながら
ひとり ひとり おどりながら
それぞれの歩幅で すすんでいく
行く先は
まだまだ遠いのか
遠くの街へは
どのくらいかかるのか
誰にもわからない
それでも
わたしたちは 歩み続ける
遠くの街へ逃げたい時は1枚、2枚チケット取って
記憶から無くなること
痛い
痛い
足に棘、石、全部刺さっていたいけど
頑張るんだ。
刺さって血が出て涙が出る
堪えていた涙が出る
でも歩いて。いや。走って走って遠くの街へへ
そうでもしないと…そうでもしないと…!
お医者さんは遠くの街にしかいないから…!
家族が…まってるから!!!
ぼくがたすけてあげないと。
我慢してるから
可哀想だから
辛そうだから
助けてあげなきゃ
———遠くの街へ
遠くの街へやってきた
ただ歩いているだけなのに
目が新しくなる
道があって建物があって
緑があって人がいて
同じ要素しかないのに
すべてが新しい
そうしていつもの街に戻ったら
見えなかったものが目に入る
新しい目はしばらく続く
#遠くの街へ
二人で手を繋いで逃げよう。
ここじゃないもっと遠くの街へ。
電車の窓から見える知らない街。
今日は仕事が休みなので、行ったことない所へ行こうと思い、電車に乗り込んだ。
毎日同じことの繰り返しで、遠くへ行きたくなることは誰にでもあると思う。
住んでる街から離れ、全く新しい風景を見ているだけでワクワクする。
次の駅で降りて、街を探索してみよう。
きっと楽しい気持ちでいっぱいになるはずだ。
そう意気込み、財布を取り出して残金を確認する。
……手持ちが少なく、帰りの切符が買えるギリギリの金しかない。
電子マネーの残金も確認するが、10円しか残っていない。
「はあ……」
深い溜め息を吐き出し、結局街を探索することなく帰りの切符を買って、再び電車に乗り込む。
これでは電車に乗っただけじゃないか。
さっきのワクワクの気持ちを返してほしい。
逆再生する風景を見ながら、住んでる街へと戻っていった。
電車に揺れる景色が流れてゆく
引越しをするときはその場所を
自分で選択したような、けれど
おいでなさいと呼ばれたような
身体の内側が共鳴した静寂の時
新しい風が吹くこころいっぱい
受けとめる桜のまあるい蕾の色
おめでとう祝福している風の音
寂しさひとつ想い出と共に咲く
キミがくれたもの全て覚えてる
『遠くの街へ』
ふと現実から離れたくなる。田舎育ちだった私が大学生になり、東京へ上京したが、人の多さに時々疲れてしまうからだ。学生なので、もちろんそこまで遠くに行けるほどの経済力はない。けれど、それでもできる限り遠くへ。中心部から離れたくなる。今日はどこに行って、自分の心を休めさせてあげようかな。
♯遠くの街へ
こんだけ外国人多くて
これからまだ多くなるという
日本で日本人と暮らしたい
わがままなんやろか…
遠くの街
もし日本人だけで過ごしてる
場所があるならそこで暮らしたい
どんなに遠くても
外国人が嫌いなんやない
多すぎると…
日本人が作り上げた社会、秩序
守れる外国人は一握りだと思うんだよね
刑務所が一番日本国らしいだろう
誰にも迷惑かけずに
刑務所はいる方法ないだろうか
『遠くの街へ』
知らない場所には興味と苦手さがある
誰も自分を知らず、関心ももたれない状態にリラックスする
なんでも新鮮に目に映る
だけど自分の中に、常に周囲に神経を張り巡らせている部分を感じる
どれだけ楽しんでも、慣れ親しんだ自分の街に戻ってくると、心底ほっとする
どっと疲れも出てくる
遠くの街で、自由に自分を解き放ちたい気持ちと、
絶えず周りに目を配るスイッチが入ってしまった結果の疲労を思うと
よっぽどの想いや勢いが必要になる
それでも、ふらっと計画もなしに遠くの知らない街へ行ってしまいたい願望は、常に自分の奥底にうっすらほんのり灯っている