私の記憶はそのままに
周りの人の記憶を消せたら
そう思ってた
現実的には難しいから
遠くの街へと逃げるのだ
誰も私のことを知らない世界で
新しい自分となって生きてみたい
そう思ってた
思ってただけで、一度もしたことはない
そんな大胆なことができるのならば
私は私ではなかっただろう
もっとうまくできていたのだろう
家族と、友達と、部活と、クラスと、学校と、
そういった私の世界の中の人たちと
仲良く、息苦しくならない関係を築けていたのだろう
ときどき私は水の中にいると錯覚する
呼吸はしている、でも、息が吸えない
悩みの重さに押し潰されそうになったとき
私は遠くに逃げる
頭の中の私は自由に動いている
3/1/2026, 4:19:02 AM