『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの町へ
強く吹いたのは顔に当たって
ひとりぼっちの唇を乾かす
故郷から離れて今
6寸先の砂原に足跡をつける
見えた
遠くの町へ
かの旧友は二十歳になった頃だろう
口の中に蓄えた
「ひさしぶり」
に命を吹き込んで
「遠くの街へ」
車窓から夕日を眺める。
あの地平線の先には何があるのだろう。
そこに住む人も夕日を眺めているのだろうか。
そこに住む人も嫌なことがあるのだろうか。
ふと、どこか遠くに行ってみたいと思った。
【遠くの街へ】
今の街。知ってる街。楽しい街。思い出のある街。
遠く街。知らない街。気になる街。凄そうな街。
今のままそのままの自分であり続けたいなら今の街。
思い出がありすぎて離れたくない人も今の街。
冒険してみたい、変わりたいと思うなら遠くの街。
今の街が嫌な人、出ていきたい人は遠くの街。
自分だったら遠くの街。
今の街にいると自分の嫌なこととか全部全部あるから、過去に縋りたくない、だから遠くの街へ行って0からスタートするんだ
まだ変わるための時間は沢山ある
まだ遅くない
遠くの街へ行こう
遠くの街へ
しずかな夜
石畳の道 あまく切ない胡弓
月明かりがふたり照らしてる
誰もいない
どこかに手を繋いでいこう
闇夜のなか振り返らず駆け抜けていく
遠く
遠く
もっと遠く
逃げてしまおう
私の全てを知っているこの街を捨てて
遠くの街へ
誰も私を知らない街へ
けれど
逃げた先でも
私は私を知っている
永遠に逃げられない
恐れに絡め取られて
『遠くの街へ』
いつか行ってみたい
でも、なかなか行けない
どんな景色が広がってるのかな?
どんな人がいるのかな?
ワクワクしながら遠くの街を見つめてる
『遠くの街へ』
菜の花のあなたへ
引っ越しされたと知ったときは、とても寂しい気持ちでした。
しかし、お優しいあなたのことですから、私に心配をかけまいとしてくれたことは理解しております。
そちらは、ここより少し温かいから、二月には菜の花が咲くことでしょう。あなたのような菜の花がたくさん。
その街は、あなたをちゃんと受け入れてくれていますか?つらいときは、いつでも連絡してきてくださいね。
少し遠いので、直ぐに駆けつけることができないのが、申し訳ないのですが、そのうち必ず会いに行きますから、待っていてください。
とりあえず、あなたが居なくなった日から今日まで分の爪を送っておきます。どうか私を扱うように触れてください。
あっ、サプライズをお楽しみに。
お題「遠くの街へ」(雑記・途中投稿)
海外旅行行きたい。
ー冒険ー(遠くの街へ)
電車が揺れている。
知っている人は、どこにもいない。
ポケットの中。
折れないようにそっと入れた切符を、何度も指でなぞる。
窓の外には、いつの間にか知らない景色が流れていた。
―――――
圭太(けいた)は初めて一人で電車に乗った。
「降りる駅忘れないでね」
母の声が響く。
忘れたら、どうしよう。
手にじんわり汗が滲む。
空いた車内に、圭太の事を気にしている人は誰もいない。
胸がキュッとした。
「次は〜〇〇」
アナウンスが流れる。
知らない駅名を、何度も繰り返していた。
ここは、違うはず。
読めもしない駅名を確認しようと、圭太はポケットから切符を取り出した。
触れた硬い感触は、圭太を安心させる。
(なんとか駅……あれ見ればいいか)
ドアの上に表示される文字を見ながら、圭太は思った。
もう一時間経った気がしたのに、
時計を確認すると、三十分しか経過していないことが分かった。
落ち着こうと、靴を見た。
新品の靴を交互に揺らす。
特にすることもなく、足元や窓の外を見ながら、圭太はひたすら待っていた。
実際に十分くらい経った時、
「次は〜〇〇」
と、聞こえる。
弾かれたように顔をあげた。
この駅か?
圭太は切符の文字と、ドアの上に表示された文字を交互に見比べた。
良かった、ここだ。
電車が止まるのを待ってから、圭太は立ち上がった。
緊張していたのかもしれない。
ドアが開く。
圭太は一歩足を外に出した。
もう一歩。
そう思ったとき、なにかに躓いた。
あ。
体が前に傾いた。
新品の靴、汚れちゃうかな。
その瞬間、
誰かが圭太の腕を掴んだ。
――――――――――――――――――
切符って、確か駅名書いてありましたよね…?
おやすみなさい。21:34
【遠くの街へ】
遠くの街へ
歩いて歩いて歩いて歩いて
走って走って走って走って
逃げて逃げて逃げて逃げて
呼吸も忘れ
名前も忘れ
何も感じない
何も聞こえない
口の中の鉄の味
自分のものとは思えない嗚咽
生暖かい頬に伝う涙
もっと遠くへ
もっと離れて
もっと
もっと
もっと
あれ
私は何から
逃げているんだろう
遠くの街へ行ったことがあるのは、修学旅行を除けば数回しかない。インドア派の私には一人旅はおろか、家族旅行すらほとんどない。
両親は自営業をしていて、長い連休を取ることがなかったので、近場の遊園地や、観光地に行くくらいだった。
社会人になって、自分で行くこともできたが、1人で家にいることが好きだったので、外に遊びに行くこともなかった。
今は親の介護で、あまり家を空けることができなくなったから、ちょっと後悔していることもある。できるうちにやっておいた方がいいと言っている意味が、今はよくわかる。
時間ができたなら、迷わず旅行に出かけるとしよう。長野、沖縄、北海道、辺りから訪れてみよう。海外なら、台湾、オーストラリア、スペイン、それからアメリカ。
私には妹がいるが、アクティブ派の妹はヨーロッパ諸国、東南アジア、アメリカ、幾つもの国へ旅行をしている。今では海外旅行はもうしないと言っている。
昔は何も感じなかったが、今は羨ましいと思う自分がいる。
マンネリ化した日常に、新しい刺激を求めているからだろうと思う。
遠くの街へ
電車に揺られて、視線は向かいの席。
スマホ画面をじっと見つめ、ふと
左横を見ると女子高生の会話が溢れて、
また正面を向き直すと、今度は、窓の外を
後ろ向いて見つめている。
再び正面。
スマホスマホスマホスマホスマホスマホスマホ。
目に見える景色もスマートフォンで映す景色も
一緒だけど、空気も天気も変わっているはずなのに
なんだかその小さな画面に負けた気がして、
これからも負ける気がして。
なんだか悔しい。
汗をかいて歩みを進めて辿り着いた
書店には、本の他に店主さんの
小さな声が会話が、
ちいさな頼りとして私の耳に届いた。
忘れてしまう。
忘れた方がいい。
それでも覚えていたい。
記憶も視線も録音に頼ってしまう。
それでも少し離れた街へ。
足を運び風を感じる。
行き着く先には、呼吸がちゃんとあって
人の温もりがあることを、
真実という記憶とあたたかさが知っている。
この温もりの着地は、
私の目と耳と歩んだ足でしか得られないのだから。
遠くの街へ
「冒険をしなさい。」そう父は言っていた。
「自分らしく生きなさい。」そう母は言っていた。
両親がそう言うんだからいいよね、別に。
今まで我慢してきたんだもん。ずーっと我慢してきた。
だからさ、行ってみたいんだ。知らない場所へ。
生きてて良かったと思える人々へ。
まだ見たことない、美しい景色へ。
さぁ、行こうか。“遠くの街へ”。
あっしですかい?あっしは向こうの山のそのまた向こうの山の向こうから来た旅のもんでさ。この街で小銭を稼いだら次の遠くの街へ渡り歩くもんで。最終的に何処に行くのかって?あぁ、京の都って呼ばれてる街まで行くだ。身長が伸びる小槌ってのがあるって聞いてさ。
(遠くの街へ)
一寸法師のオマージュ、他にも身長低い人が京の都に向かっているそうですよ。
遠くの街へ
遠くの街へ逃げたくなるのも、
ずっと楽しいことだけしてたいのも、
全部私が未熟だからなんでしょ。
この街では私は私を殺すことでしか生きられなかった。
そうすることでしか接してくれなかった。
それが普通じゃないことにも気づけなくて、
全部全部苦しかった。
「子供だから」で片付けられて、
私という存在が間違いなんだって思えてきて、
それを否定してくれる人もいなくて。
辛い。苦しい。逃げたい。
どこでもいいからここじゃない所へ行きたい。
遠くの街へ行こう。
希望も
夢も
思い出も
全てを捨てて。
僕のこと。
僕が一番知ってる。
僕の悩み。
僕が一番知ってる。
でもね、悩みは僕だけのものじゃないんだって。
『若者特有』の悩みなんだって。
おかしいよね。
僕はこんなに苦しんでるのに。
その言葉、だけで。
終わらせるなんて。
眼下をのぞく。
下にいるのは濃い闇の怪物。
さあ、行こう。
遠くの街へ。
遠くの街へ(オリジナル)
私は正義感の強い人間だった。
クラスのいじめを見て見ぬふりはできなかった。
先生を味方につけ、いじめられっ子を庇い、いじめ加害者を糾弾した。
しかし、いじめっ子は強かった。
いじめなんてしていない。彼女は消極的がすぎる。嫌なことは嫌と言えばいい。皆について来れない方が悪い。皆迷惑してる。雰囲気悪くしてるのは彼女だ。だから私が皆を代表して言ってやっているんだ、と。
そして、私の事も、庇うというのは本人の反省と成長を阻害する行為だ。本人のためにならないし、あなたは自分が正義の者だと思いたくて、周りにアピールしたくて彼女を利用しているに過ぎないと指摘した。
絶対彼女の方が悪なのに、私は反論できなかった。
クラスメイトの視線が痛かった。
悔しさと混乱で涙が滲み、泣けば許してもらえると思ってるところが汚い、などとトドメを刺された。
先生は事を大きくしたくなくて、喧嘩両成敗的なシメをして終わらせてしまった。
私は泣いてしまった羞恥と、クラスメイトの冷たい視線の恐怖で、学校に行くのが嫌になった。
否、もはや外に出るのも怖くなった。
クラスメイトが親に話していたら、道行く誰かに汚い人間だと後ろ指を指されるかもしれない。
それが怖かった。
もう、この街にはいたくない。
誰も私を知らない、遠くの街へ行きたい。
逃げだと言われても構うものか。
誰か、誰か、私を連れて一緒に逃げて欲しい。
布団にくるまって、私は泣いた。
運良く買えた物を身に着けていたら、
近頃欲しいと思っていた物に、たまたま街で出会えた。
遠くの街へ
枯葉が空を舞う。
風が次の出発点に導くように優しく運ぶ。
やがて新たな街を見つけ地面に力強く根を張る。
光が優しく差し込み、雨が成長を願う。
自然とはそれぞれの役割を全うしながらも生命の為に日々進化している。
ある人には夢がある。
だが、その人のレンズは暗く曇っている。
本来なら高く飛べるのに足がすくみ低飛行で様子を見ることしか出来ない。
恐怖と不安が入り交じる種は大きな器を求めるが過剰な心配により枯れてしまう。
だから、自分が知らない場所、土地、街に踏み出す勇気をくれないかと日々切実に願っている。
その一方で挑戦してみたが思ったよりも壁が高すぎて傷だらけの身体をみてはため息を付く人もいる。
「なぜ、未知なる場所に安易に踏み出してしまったのだろう」と
挑戦は経験だ。
未知は恐怖だ。
だからこそ価値があるのか?
答えは無い。
だから決断は他人ではなく自分自身になる。
でも恐れる必要は無い。 挫折から学ぶものも多い。
それでも君は遠くの街に行くというのか?
ならば私からは勇気を贈ろう。
光のように導く存在でありながらも風のように背中を押しyellを届ける存在になる事を願って。
そうだ、
手紙を送ろう。
遠くの街へ。
拝啓、
なんて、堅苦しいかな。
そっちは、元気?
僕は、……まぁまぁかな。
でも、
最近は、
君が居なくても。
息が、できるようになったんだ。
なってきたんだ。
これを、君が読んでいる時。
僕は、もうそこに居ないかもしれない。
なんて、
こと、言ってみたり。
書いてるから、
言ってることには、ならないかな?
遠くの街へ。
届いていますか。
ちゃんと、
届いていますか?
締めくくるのは、やっぱりこの言葉だよね。
拝啓、君へ。
親愛なる、僕より。
【遠くの街へ】
どうか
どうか。