『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの街へ
行く時がやって来た
お互いの気持ちを確認して会うものだから、
正直緊張してる
らしくないな笑
今も昔も偉人もそうじゃない人も、
死ぬ間際に考える事は似たりよったりな気がする
みんな口々に言うのは、
プライベートを充実させれば良かったとか
家族との時間をもっと大切にすれば良かったとか
自分を大切にすれば良かったとか…
結局は、
愛に溢れる時間を過ごしてなかった事を後悔してるようだ
今の私
愛に生きてんなぁとつくづく思う
雨上がりの朝
胸いっぱいに、深呼吸
キラキラと輝く道を
穏やかな陽射しをあびながら歩く
初めての2人旅
そっと手を繋いで、今日は、何処へ行こう?
逃げたいと思った。
自分のことを知っている人が居ない場所、誰もいない場所。
ここでは無いどこかへ行ってしまいたいと思った。
例えばそれは少し離れた街なのかもしれない。
例えばそれはまあまあ離れた他の県なのかもしれない。
例えばそれはとても離れた別の国なのかもしれない。
例えばそれは、本来であればたどり着けないような異世界かもしれない。
ただ私が私で居られるうちに、疲れて壊れきってしまう前に、どこか遠い場所へ行きたいと思った。
日常ではなく、非日常を愛してみたいと思っただけなのだ。
この町では占いが流行っているようだ。私は通り過ぎようかと思ったが、遮るように立ち塞がる占い師の一人に捕まった。
暇潰しに今後の旅の無事を占ってもらう。
「あなたの横にいる子供は、すぐに離れなくてはいけません」
私はすぐに隣を見たが、他の店を見ているのか、子供の姿はなかった。
「なぜ?」と私は短く聞いた。
「異質なものです」
「どういう?」
私の問いに、占い師は顔を寄せて言った。
「その子は人の子ではありません」
「じゃあ、何の子なんだ?」
「それは私にもわかりません」
それ以降占い師は口を開こうとしない。私が貨幣を渡すと、占い師はこちらにきた勢いと打って変わって、そそくさと離れて行った。
夜、私が焚き火をする中、子供が帰ってきた。
無口な私も思わず声が出た。
「どこに行ってたんだ」
「これ買ってきた」
手には青い布を持っていた。彼はお金を持っていただろうか。欲しいといえば買ってあげたのに。
「何に使うんだい?」
私は昼間のことなどなかったかのように聞いた。しかし、子供はうつむき、布の切れ端を触った。答える気はなさそうだったが、やがて口を開いた。
「神様っていると思う?」
「……わからない」
旅の途中で出会ってきたことはこの子には言っていない。
すると、子供は青い布をひらひらとたなびかせた。
「前にこんな布を身に纏ってたんだ」
彼は大人びた笑みを浮かべる。
「こういう風に、さ」
子供は青い布を体に巻いて見せた。私は全く話さないのに、子供は悠々と話し続ける。
「守りたかった、あの時も。このマントに包んででも」
この子は何を守りたかったのだろう。そもそも何者なのだろう。
子供は向き直って、ぺこりとお辞儀をした。
「あなたはきっと会えるよ。素敵な神様に」
そうして彼は布を握りしめた。
「そのあと、また会いにきてね」
次の瞬間、子供はマントを翻すと消えた。
怪盗っていう曲、思い出した
1人で行くのかな。
はたまた、誰かに攫われていくのかな
海を見て空を見上げて寝っ転がって知らない誰かと話ししてぼんやり過ごしたい
遠くの街へ
どんなに遠くにいても、私はあなたに会いに行く
私の家は少しだけ高い山にある。
おじいさんと2人暮らし。
親に捨てられて、家もご飯も何もない私を拾ってくれた。
おじいさんは若い頃旅行するのが大好きだったんだって。
写真を沢山見せてもらった。
大きな滝に珍しい動物、とっても美味しそうな料理。
今では腰が悪く長く歩けないから行っても山を降りてすぐの小さな街くらいだが。
いつか写真で見た場所へ行ってみたいと思った。
ある秋の冬が近づいてかなり寒くなってきた日、おじいさんは静かに息を引き取った。
もうかなり歳だったから無理もないだろう。
そして次の春、私は大きめのキャリーケースに服や食べ物を詰め込み程々のお金も持って家を出た。
しっかり鍵も閉めたし、おじいさんの遺品のひとつであるカメラも首にかけた。
私はこれから旅に出る。
写真でしか見たことがない、遠くの街へ。
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『遠くの街へ』
【遠くの街へ】
誰も知らない
誰も行ったことのない
私の、私達だけの居場所
貴方と2人きり
遠くの街へ
久しぶりに、電車に乗って遠くの街へ行く。
そこは、元僕が住んでいた家のある街だ。
駅から歩く事30分。黄色い壁で庭があって、目が覚めるほど赤い屋根の家が見えてきた。
誰もいないのに、インターホンを押す。緊張しているのだろう、押す手が震えている。その時、ガチャリと扉が開いた。
「はーい.........って、ど、どちら様でしょうか。」
小柄な女性が出てきた。声質的に大学生だと思われる。僕は驚いた。びっくりすると共に、安心と、恥ずかしさと、悲しみが込み上げてきた。
「す、すみません。家を間違えました。」
そうとしか言えなかった。扉がしまった後、すぐに駅に向かって走った。気がつくと、眼からは涙が溢れていた。
帰りの電車からは、黄色い家が見えた。あの家が受け継がれた事、取り壊されていなかった事への安心と、それ以上の..........。
あれは、僕の家なのに.........。僕が手放してしまったからだ。後悔しても、遅いだろう。
ー*ー
あれから僕は、遠くの街へ職場を移動した。電車に乗るたびにあの家が見えて、複雑な気持ちになる。でも、きっと大丈夫だろう。
そんな事を思いながら、今日も僕は遠くの街へ行く。
この時季は遠くの街どころか近くの街にも行きたくないが、北海道と沖縄には行きたい。
なぜなら北海道には道南の一部地域を除いて杉が生えていないから。沖縄にもほとんど植えられていないらしい。
薬のおかげで最初の頃よりはましだが、それでも時々ムスカになっている。
連続で花粉症の話になってしまった。
『遠くの街へ』
いつか
時間と余裕があるときに
叶えたい夢がある。
ひとり旅に出るの。
徒歩。自転車。バス。飛行機。
移動手段はいくつもあるけど
私はきっと、電車を選ぶでしょう。
青春18きっぷを買って
新幹線ではなく在来線で
たまに、途中下車して
お土産とか買って
乗り込む人々の
方言の変化とか見つけて
車窓から
流れる景色を眺める。
目的地があってもなくても
遠くの街へ行くの。
「遠くの街へ」
遠くの街で1人暮らしていたことがある
うまくいかない事もたくさんあったけど
大好きな街そのものに癒やされていた
かけがえのない宝物のような日々だった
あのまま帰って来なければ良かったと
苦しくなると時々想うことがある
そうしていたらどんな人生だっただろう
今ごろどんな自分を生きていただろう
遠くの街へ
遠くにいきたい
誰も私を知らないところへ
私を知る人が誰ひとりとしていないような
辺鄙なところで
息絶えたい
遠くなら、噂話も聞こえないだろうから
学校行きたくないなあ。
楽しくないわけじゃないけど、面白くない。
今ここで電車を降りて、反対方向の電車に乗る勇気があればなあ。いつまでもそんな勇気は出ないけれど、いつか行けたらいいな。遠くの街まで。
【遠くの街】
遠くの街へ
「街」と「町」の使い分けが分からない。多分、「街」の方が人が多くて都会的なんだろうな、とか思いながら使い分けている。
遠くの街へ行こうと思ったことはあまりない。自分が今住んでいる環境に満足してしまっている部分が大きい。それなりに都会的で、けど都会に比べたら人が少ない、街と町の間みたいなところに住んでいる。ただ、毎日訳あって電車で1時間弱の距離の街へ出ている。そこは都会も都会、人は多くてビルも高い。私みたいな人間は気圧されてしまうような街だ。ここは遠くの街と呼べるのだろうか。距離としてはそこまで遠くなくとも、精神的には遠くの街かもしれない。自分の人生には縁のない場所だと思っていたから。そういう意味でなら、私は既に遠くの街へ出ていってるのかもしれない。
そもそも遠くの街ってどこなんだろうか。新幹線でも使わなければ辿り着け得ない街のことを指すなら、私が毎日通っているここは遠くの街ではないだろう。じゃあ仮にそんな距離の街のことを指すなら、遠くの街へ出ていって何をしようと言うのだろう。観光?それも違う気がする。遠くの街へ行きたいと思う時、私は地に足をつけようとしていない気がする。もっと夢想的で、理想的などこかへ行こうとしている気がする。遠くの街にはきっと名前なんてない。この世には無いどこかなんだろう。
もし、遠くの町がこの世には無いどこかのことなら、話は変わってくる。そんなところ毎日のように行きたいと思っている。でも叶わないんだろうな。遠くの街へ行きたいと願いながら、そこそこ遠めの都会で毎日を過ごしている。
短い夢を見た。知らない遠くの街へ行ってスマホで写真をひたすら撮っている夢。風景と花ばかりだったが、夢だからなのか季節はコロコロと変わっていてなかなか面白かった。
「遠くの街へ」
あなたとはもう二度と会うことはないと思っていたのだけれど、存外私の世界はちっぽけなものだったのですね。
ならば次は、もっと遠くにゆこう。あなたというひとに再び出会わない為に、私は遥か彼方にきっとあるまだ名も知らないところを、当もないままに目指しているのです。
このままどこに行くかも分からないバスに乗って
君と知らない街まで行きたいな。
今日私は、会社に行くのをサボった。
いつもとは反対方向の電車に乗り込んだ。
別に会社が嫌だったわけではない、ただなんとなく遠くの街へ行ってみたいと思ったのが始まりだ。
会社からは、何度も何度も電話やメールがやってくる。それらを無視しつづけて定時になる直前折り返し電話をかけ直した。
『今日は申し訳ありませんでした。引き継ぎとか諸々済ませてから会社辞めます』
それ以降上司が文句を言ってるようだったが、何も覚えていない。
ただどこか今はすっきりとした気持ちになれたのであった。