遠くの空へ』の作文集

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遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/12/2024, 7:00:40 PM

なぜみんな上を目指すのだろう。
横じゃダメなのかな。

4/12/2024, 6:41:51 PM

駆け出した足はいつまでも地面を離れることなく、ただ飛び立っていく仲間の背を見送るだけだった。
「 また置いていかれたな 」
息を切らして空を睨み付けていた僕にそう声を掛けてきたのは背の高い体躯のしっかりした男だった。その背には大きく力強い漆黒の翼が見える。自分にもあれほどの翼があれば、と背中を覆っている少し痩せた羽を一瞥した。
「 この翼じゃ、飛ぶなんて夢のまた夢なんだろうね 」
微かに血が滲む擦り切れた足よりも心の方がよっぽど痛む。苦し紛れに出た皮肉もただ虚しいだけだった。今まで何度仲間を見送ってきただろう。空へ飛び立つ瞬間のあの表情を何度羨ましく思って見ていただろうか。すると何か考えていたらしい男が口を開く。
「 俺はここを縄張りにしていてな。前から何回か見ていたんだが、あともう少しで飛べると思うぞ 」
その言葉に驚いて顔を上げると、男は腕を組みこちらを真っ直ぐに見つめて大きく頷いた。その表情にはいくらか自信が見て取れ、どうも気休めや同情で言ったのではないと思われる。
「 もちろん体力作りは要るが、あとは走り方とちょっとしたコツだな。これさえ何とかすれば飛べる。間違いない 」
飛べる。その一言は何よりも救いだった。
「 …ほ…、…っ本当に?」
「 本当だ 」
迷いなく放たれた言葉に視界が歪む。もう諦めようと幾度となく考え、もう足を止めてしまおうと何度も思い、それでもあの空を目指し走り続けてきた。いつか自分も飛べるはずと、誰よりも空に手を伸ばして。
「 泣いてる場合じゃないだろ 」
大きな手が優しく頭を撫で、柔らかな笑い声が涙を掬っていく。
「 僕も…飛びたいっ 」
いつか自分の翼で、夢見た遠くの空へ。

4/12/2024, 6:29:05 PM

かいーの
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は👉️遠くの空へ👈️
じゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ

4/12/2024, 6:02:08 PM

遠くの空へ
 空へ舞う桜の花びら今日も一日明るい日

4/12/2024, 6:00:49 PM

遠くの空へ、遠くの空へ大声をあげる
いつか未来の自分が山彦をかえせるように

4/12/2024, 5:39:30 PM

まずはルワンダの追悼の行進のことを考える。それから、例えばスーダンのことを、たとえば、パレスチナのことを、たとえばミャンマーのことを、シリアのことを、香港のことを日々どこかで思い出すように考えること、ヨルダン川西岸のことを、オリーブのことを、ガザのことを、豊かな庭を、佇むロバを、胸に楔を打つように、けれどその美しさを、かつての、映画に残る、写真に残る、小説に残る、文字として残る、語りとして残る、そこを、そこの姿を、どうしてか胸に火を灯すように、思うこと。
入管のことを、撤去された慰霊碑のことを、認められなかった被害のことを、基地をつくる土砂にされる遺骨のことを、返されない遺骨のことを、認めてもらえないしかしあるべき権利のことを、バス停で亡くなられた人のことを、思うこと。
遠く、すぐそこにある、過去にも今ここにもたった今遠く空の下にもこんな地獄、それでもThisHellと歌ってくれるひとがいること。God hates us? Alright then…

4/12/2024, 5:21:26 PM

どこにも行けなかった涙は、
誰かの空で流れ星になった。

4/12/2024, 5:14:04 PM

宇宙は馬鹿かと腰を抜かすほど広大なので、どこかに自分と全く同じ原子配列の人間がいるらしい。ドッペルゲンガー。もう一人の自分。さらに宇宙は無限に広く膨張を続けているから、僕と全く同じ時間を生きる僕もいるだろう。もしかしたらそいつが宇宙には無限大に存在するかもしれない。遠くの星で生きる僕たちへ。こんな時間にポエムなんて書くな。

4/12/2024, 5:09:05 PM

遠くの空へ


恋愛ものは苦手と思い始めた理由はなんだっけ
父親は女の人生の目的は結婚だって本気で思っているところがあったし
押しつけられ感はまあある

苦手な情緒のラインというか
ノリが合わないのがあるからか

恋愛が全く入らない作品というのはあまりなくて
いろいろある中にそれもあるなら他の要素で楽しめるけど
それがメインでそれだけだときつい

恋愛の薄暗い汚い面を描くやつならわりと読んでるな 考えてみると
それだって恋愛ものか
恋愛への憧れが持てなかったのかな

4/12/2024, 5:08:27 PM

長期休みは、
フラフラとバイクに乗って
日本を遡上したり、下っていったり、
真横にぶった切ってみたりと
何となく方角を決めて走る。

旅、という感じがして、
若い頃からこの遊びが
私の一番のお気に入りだったからだ。

そういうわけで、独身貴族万歳と
しがらみもない私は毎年時期になると、
行き当たりばったりにあちこちへ
「旅」をする。

どの旅も印象に残るような出来事はあって、
まさに一期一会の楽しみがあるのだ。

それでもやはり、特別な旅というのはあるもので。

その特別な旅の中で
私が最も心に残った旅の話をしようと思う。

あれは、まだ私が若い時分の旅の話だ。
初めての旅から数年が経った頃、
だったように記憶している。

当時はだんだん旅にも慣れてきて、
相変わらず面白くはあっても
初めての旅程の刺激もないので、
どうしたものかと思っていたような、いないような。
まあとにかく、そんな感じだったのだ。

その時走っていた道の周りはほとんどが田畑で、
空がとても広かった。
それで、鼻歌を歌いながら走っていた時に、
後ろが暗くなってきたことに気がついたのだ。

不思議に思って、ミラーを見ると、
遠くの空で巨大な雨雲が
みるみるうちに大きくなって
こちらに近づいて来ているのが見えた。

こりゃあ、雨に降られるぞ、と思った。
気温はまあ、問題なくても、
視界が悪くなるので、少し面倒に思ったのだったか。
それで、私は多分若さも手伝って、
あの雨雲と競争をしようと思い立ったのだ。

割と私は善戦したと思う。
普通だったらもっと速く降られていた。
けれど、私は追いつかれて、追い抜かされてしまった。
残念だ、と雨に濡れながらバイクを停め、
空を見上げた。

そして、晴れと雨の境界線をはっきりと、
私は見たのだ。

それは、とても不思議で、でも考えてみれば
それなりに当然
起こるんじゃないかと思う出来事だった。

だけれども、私の心を掴んだのは、
私は今、雨と晴れの狭間にいる、
そして行き来できる、という
なんというか、子どもじみたよろこびだった。
要するに何か、ロマンを感じる、
心が浮き立つ瞬間だったのである。

言ってしまえば晴れのち雨、それだけだ。
でも私は、その時に
ただ地べたを走り、旅をしているのではなくて、
空もともに走っている旅の道のひとつだと
そう感じたのだ。

遠くの街へ
遠くの海へ
遠くの道へ
遠くの空へ

全部に繋がるような旅がきっとできる、
そんな気がして
どうしようもなくワクワクした。

だから私はそれ以来、
通る世界全てを走るつもりで
旅をしている。
つもり、でしかないことは分かっている。
でも、旅はロマンがなくては!とも思うのだ。

そうして、私はフラフラと気になるものを
見つけては心に留めて、時にはメモや写真を撮って
毎年旅をするのだ。

「遠くの空へ」

4/12/2024, 5:07:31 PM

『多様性』

わたしは私に私を重ねて
あなたは私にあなたを重ねて
君はあの人とあの人を重ねて

クロモソームの違いに脅えながら
青い鳥とにらめっこする
さえずりだけでは気づかれないのに

わたしは私の立場を理解して
たまには俯瞰してみたりして
この世の中を生きてくしかない


あとがき
嫌われてますね
身を引くべきか悩んでる私が馬鹿みたい
やるべき事はたくさんあるんだから、、、

4/12/2024, 5:05:00 PM

雨あがりの朝、通勤中。遠くの空へ架かる、絵に描いたような半円の虹を見た。
グレーな心が、虹色に染まった。

4/12/2024, 5:00:02 PM

遠くの空へ 放り投げたボールは
どこか遠くの知らない場所まで飛んでった
行き先もわからぬまま
止まらず 振り返らずに進んでいった
残されて 進めない 遠くを見るだけしかできない自分を
どこか遠くへ 放り投げたくなった

4/12/2024, 4:59:38 PM

独白 2024/4/13

名前を覚えるのが苦手だ。
しかし、名前はそれを形作る重要な要素である。

名前と、その概要を憶えて初めて、
私はそれを指し示すことができる。

概要のみを知っているそれを、
真に知っているとは言えないだろう。

4/12/2024, 4:56:10 PM

【小説 遠くの空へ】

休日というありがたい休みの日。
こういう何も考えなくていいような穏やかな日は、公園のベンチにでも散歩をしにいくに限る。
ああでも、公園の木陰に寝そべって木漏れ日を浴びながら微睡むのもいいかもしれないな。

 そんなことを前日に考えていたはずの僕は、そのあありがたい当日に、何故か全力ダッシュをして街を駆けていた。
「あんのクッッソ野郎!!!」
僕の休日をめちゃくちゃにしやがって!
という怒りを込めながら一歩一歩足を前に出す。
制限時間はあと30分。
春の心地よい暖かさも、今の僕には暑くて鬱陶しい。
視界に入る淡い桃色の花を見て優雅にお茶でも飲みたかったのに。
空港まで全力で走ることになるなんて誰が予想できるか。
汗で張り付く髪をかきあげて、もつれる足を必死に動かす。走りすぎて喉は痛いし、じんわりと血の味もしたが、なりふり構っていられる時間はなかった。

数分しか経っていないが、いつもより猛スピードで駆けたせいで何時間も走っていたような気分になる。
やっとの思いで空港に着いた時、僕のポケットで沈黙を保っていたスマホが音を鳴らした。
「…。」
なんとなく。嫌な予感がした。
空港の入り口、ど真ん中。飛行機乗り場までもう少し。
恐る恐る取り出したスマートフォンの液晶画面は暗いまま、メッセージはまだ見えない。
冷たい画面に指先が触れた。

その瞬間、僕は空港の外に走り出した。

駐車場を勢いよく横切り、建物から視界が開けた場所に到達すると。
今飛び立ったばかりのような飛行機の後ろ姿が見えた。
ビキッと自分の手の中から聞こえてきた何かにヒビが入る音。僕は諦めからの思いため息をつくと、勢いよく息を吸った。

「留学行くなら先に言えやあああああああ!!!!」

遠くに見える飛行機に、それよりももっと向こう側に、精一杯届くように叫ぶ。
覚えてろよという思いを込めて。
割れた液晶画面の中には、一つのメッセージが表示されていた。

『悪い。飛行機一本前だった。』

4/12/2024, 4:53:17 PM

降りしきる雨の中、小さな子供が全身ずぶ濡れになりながら、白茶けた地面を素手で掻いていた。

楽しげに声を上げるでもなく、その年頃の子供には似つかわしくない無表情で、ただひたすらに。

 辺りを見回しても、親らしき人物は愚か人工建造物さえ見当たらない、辺鄙な山奥に子供が一人。

小さなその手では大して掘れないだろうに、擦り切れて血が滲み出した指先で、それでも子供は地面を掻き続けていた。

 なくしものかい。

子供の隣にしゃがみ込んで尋ねた、聞きたいのはそんなことじゃないのに、私の口から出たのは全く気が利かない、野暮な言葉だけだった。

子供はこちらには目もくれずに手を動かし続けて、黙ったまま一度だけ大きく頷いた。

 ぼくのおうち、みんな、もうないの。

『何処でも良かったんです、一人で生きられるなら、ね』

無感情な子供の声と、初めて会った時に君が発した言葉が何故だかダブって聞こえた。

テーマ「遠くの空へ」

4/12/2024, 4:49:09 PM

娘が留学して、3年と少し。
初めの頃はいっぱい送られてきていた写真も、今では1ヶ月に2枚。それだけ、あちらに慣れたということなのだと思っていた。

2枚が1枚、1枚が0枚と徐々に減っていき、ついに一切の連絡が途絶えてしまった。電話もメッセージも届かない。手紙ですら宛先に住んでる人がいないと戻ってくる。
嫌な予感がした。昔から、嫌な予感はよく当たった。

留学前に娘と交換したお守りを握りしめ、空を見上げる。娘も同じ空を見ていることを願って。

4/12/2024, 4:48:42 PM

幼い頃、自分の機嫌で天気が変わると、本気で思っていた。

雨が降っていれば、泣いていて、
笑っていれば、快晴になった。

無邪気な考えは時と共に忘れ去られていく。
空模様が人の機嫌など関係無く、自然に移り変わっていく様に。

それでもたまに、ふと思うことがある。
もし空模様が、君のご機嫌で変わるなら、
離れていてもすぐに知ることができるのに。

もちろんそんなことは起こらないけども。
どうか君の遠くの空が、晴れやかでありますように。

4/12/2024, 4:44:25 PM

遠くの空や遠くの土地や地域に行ってそこで住み老後を過ごしたい。今の本音です

4/12/2024, 4:35:34 PM

【遠くの空へ】
(※性的表現有り🔞)

「っ……!///」

声を抑え2人で果てた時
オレ達はお互いに密着させながら快感を得る。

夢中になって激しく愛し合う
その時だけ時間を忘れて堕ちる。

電話がなっても着信音が切れるても
求め合うのを辞めない。

ただ部屋には悶える声と
熱い吐息だけが響いている。

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