『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#遠い日の記憶
※自傷行為に関するお話や死のうとした時のお話です
苦手な方は回れ右
17歳の冬
踏切前
立ち尽くす
女子高校生
わたしは生きている
いま生きている
何度も太陽を見送って
何度も月を迎え入れた
何回をそれを繰り返した時に
気が付いたんだ
私はきっと何度これを繰り返しても
幸せになれることなどないのだと
過去の記憶が死んでくれることなどない
気まぐれに私の所へやってきては
心臓を何度か小さな針で刺していく
ねぇ、知っているかい?
腕を切っても何も変わらないんだ
それでも私は何かの苦しみを刻み続けた
あの日、あなたが死んでいたら
何が変わっただろうか?
太陽も月も顔色一つ変えずに
私たちを照らすだろう?
でもそれでいいんだ
ただ逃げたかった
世界から逃げたら2人の両親が
優しくなる気がしたから
死んでしまいたかった
私は月と太陽もどうでもいいの
たった2人の人間の優しさと温もりが
欲しくて堪らなくて
死体を抱きしめるだけでいい
生きた私じゃなくてもいい
愛されたかったの
でも、私は明日も明後日も
この痛みを背負いながら
生きていくことを
受け入れるのだろう
19歳の夏
わたしは生きている
いまも生きている
波が寄っては手を引かれ
泡音を追いかけ手を引いて
不揃いな欠片を探して
離した指の間から零れた
砂粒の白に反射して
きらきら揺れる水面のように
ふわふわ踊る海月のように
透き通る碧の奥
闇に隠れた珊瑚の中で
このまま2人溶けてしまえたら
╶╶╶海╶╶╶
それはいつも
日常の中に溶けている
早朝に
ホーホーホッホー
と鳴く鳩
蝉たちの大合唱
夕暮れ時の虫刺され
どこかの家の窓から漂う
カレーのにおい
60円のバニラアイス
タイムマシンが無くたって
わたしたちは
いつだって
タイムスリップできる
【遠い日の記憶】
遠い日の記憶。もう戻れないあの日。不安なんてなくてただ生きているだけで楽しかった毎日。
昔はよかったというけども、俺は昔から要領が悪くて昔の思い出は大体思い出したくないようなことばっかなんだよな。
だから遠い日の記憶と言われても心が思い出すのを止めようとする。だから思い出さない。思い出したくない。
そんな昔のことより大事なのは今なんだよ。といっても今は今で虚無な毎日ではあるけども。
まぁ最近は小説を書いてるから割りと楽しいけど俺の経験からこういうのは急に冷めてエタるからな。いつも完成させられないんだ。
とはいえ今回は結構長く続いてるし一応話のおちも考えてるから完成させられそうだ。でも俺が一番信用できないのは俺自身なんだよな。
そういえば今日はジャンプの発売日だった。他の地域や電子版は昨日だったらしいけど俺にとっては今日が発売日。
最初に読んだのは呪術だったかな。ついに出た、いかいしんしょうまこら。あれ漢字でなんて書くか忘れたけどほんとかっこいいし語感もいいんだよな、いかいしんしょうまこら。
呪術はこの辺で終わりにして最近ジャンプで一番楽しみな鵺ですよ。水着回が早い上に新キャラの女性キャラが三人。これは人気作になるな。俺は確信した。
今週はワンピースも復活したし他の作品も面白かったけどこの辺で終わりにしよう。感想以外が少し長かったしな。
それに今日も暑すぎる。エアコン20度でも部屋の温度30度だぞ。このボロエアコンがごみすぎんだよ。でも賃貸のエアコンだし一応使えてる以上買い換えるのは難しいんだよな。
〜遠い日の記憶〜
おめかしをしてお出かけをした日
ホテルのレストラン
私は緊張しながらテーブル席に着く
白く輝いた空間の中にみんなの笑顔
叔父の大切な日
幼い私は目の前に運ばれてくる料理たちに興奮
キラキラ光る氷の上にメロンと生ハム
最高に心躍った
何十年もたった今でも生ハムメロンに出会うとあの日のことを思い出し
心があったかくなる
僕の中には子供の頃の記憶がない。
中学生の頃に事故にあって、記憶喪失になってから
何も思い出せない。
親のこと、自分のこと、兄弟がいたのかすらも。
今の僕になってから好きになった子がいた。
その子と過ごすうちに、遠い日の記憶が蘇ってくる。
僕はどうも施設で育っていて、
本当の親はどこで何してるのか分からないらしい。
僕には楽しい思い出がない。
思い出しても思い出さなくても、
どっちでもいいよな記憶しか無かった。
こんなのなら別に思い出さなくてよかった。
むしろ思い出したくなかった。
自分がなんの取り柄もなくて、寂しい人間ってことを
思い出したくなかった。
思い出すうちに分かった。
僕が好きな子は施設に一緒にいれられた妹だってことが。
なにが正しいのか、どうすればいいのか僕には分からない。
誰か教えてくれよ…。
【遠い日の記憶】
#83
遠い日の記憶(2023.7.17)
「はぁ…っ…はぁ…っ…!」
息を切らせ、足を縺れさせながら走る。後ろから気配が迫っているのを感じる。はやく、はやく、ここから逃げないと。
「っあっ…」
行き止まり。目の前の壁は、無情に現実を突きつけた。背後の気配は余裕綽々といったふうに、悠然と歩いてくる。こうなることをわかっていたのだろう。
「鬼ごっこ、楽しかった?」
冷酷な目つきと長身に似合わず、存外幼なげな声で暗殺者は私に問う。何も言えないわたしに、少しつまらなそうな視線を投げた後、不自然なほどにっこりと笑って、彼は言葉をつづける。
「世間話でもしようよ。どうせ、最後なんだしさ」
懐からさまざまな道具を取り出しながら、なぜか楽しそうに男は話し続ける。
「俺はあんまりそういうのよくわかんないんだけどさぁ、よく親がちっちゃい子供に『どこでそんな言葉覚えてきたの』とか言うらしいんだよね。いやいや、それを言うお前は自分が今話してる言葉をどこで覚えたか覚えてるのかよ、って話なんだけど。」
あぁ、でも、と男はふと顔を上げた。
「俺はこの言葉だけはどこで覚えたか覚えてるなぁ」
右手でナイフを弄びながら、ゆっくりと男が近づいてくる。
「昔、母さんが言ってた言葉でさ。確か、首を強く絞めながら、こう言うんだよね」
そう言うと、男は自分の言葉を実行するように、右手のナイフを投げ捨てて、前触れもなく私の首をつかんだ。
「にっこり笑って、こう言うんだ。『愛してる』って。
…あぁ、もう聞こえてないか」
あれは小学2年の時
目のくりっとした
かわいい女の子が
転校していってしまった
僕はその子の事を
気にかけていたて
よくちょっかいをだしていた
いざ転校するとなると
さみしさがわいてきて
せつなかった
今はどうしているかな?
元気かな?
遠くから見守っている
確か小学校3、4年生の頃だったと思う。
毎年恒例の、祖父母との旅行。
一年だけ、凄く鮮明に覚えてるものがある。
祖父が足を悪くして杖で移動していた。
両親と姉は普段のペースで先へ行く。自分は祖父母と同じペースだった。
はぐれてしまうと心配にもなった。それでも祖父母を急かすことはできなくて、なんで先に行っちゃうんだ、と思った。
信号機で止まったところで、言ったと思う。「歩くの早い!」って。
両親は両親で、気難しい時期に入っていた姉のご機嫌取りに忙しかったんだろう。当時の自分はわからなかったけど。
祖父はあまり話さない人だった。旅館に着いた時、部屋に置いてあったお煎餅をたくさん渡してくれた。甘いものが好きだったから、他のものは自分で食べてたと思う。お煎餅は堅いから私に渡したんだと思った。
対して祖母はよく話す人だった。「〇〇は優しいね。ありがとね」そう言ってくれた。祖父母が好きだったから、一緒のペースで歩くことも、いつもより大きな声で話すことも何も嫌じゃなかった。申し訳なさそうにする祖母に大丈夫だと言った。
今思えば、沢山のお煎餅を渡したのは祖父なりのお礼だったのかもしれない。祖母がたくさんお礼を言ってくれていたのも、祖父の代わりだったのかもしれない。
家に遊びに行けばいつもお煎餅を渡してくれる祖父。自分が食べれないのに、なんて思ってた。祖父なりの優しさだったんだろう。たまに大好物のチョコレートも渡してくれた。それこそ、祖母と母が驚く程度には珍しいことだった。
祖母はいつも一緒に寝てくれたり、遊んでくれたりした。好きな食べ物をいっぱい用意して待ってくれていた。今振り返ると、姉より自分の好きな食べ物が多かったような気がする。あれが食べたい、そうリクエストするのはいつも自分だったからかもしれない。けれど、リクエストしなくても大好きなししゃもはいつも出てきた。
祖父の声は今は辛うじてしか思い出せない。
祖母は2人だけで最後に話した日が今も忘れられない。
2人の記憶にいた自分は笑顔だっただろうか。
あの日、6人で行った最後の旅行は、2人にとってもいい思い出であったことを願う。
電光
あなたが目覚めるとき
私は大地に水をもたらす
世界が潤うように
荒れ果てた大地を緑に戻す
あなたは裸足で大海を渡る
私は数多の宝石を散りばめ
正しき道を示す
無数の電光が見えるだろうか
回遊魚のように宙を漂う
新世界《ベツレヘム》の扉
闇夜の石
紫外線と礼拝堂
廃車、廃墟
天の使者の呼び声
ナイルの川
時空間
そして、あなたの大いなる存在。
『遠い日の記憶』
もう、ずっと昔
ここには小さな川が流れていて
メダカとかが住んでいたんだ
夏の夜には蛍が飛んで
友達と一緒に追いかけ回していた
今はその面影もないけど
昔はそうだったんだよ
#遠い日の記憶
あれは今じゃありえないけど
家族5人で車とフェリーを乗り継いで行った旅行。
すごく覚えてる。
もう計画されることもないし
一緒に行こうなんてこともない。
でもいつかいきたいなぁ。なんて、、
あ、懐かしい。
部屋を片付けていると見つかる、昔のあれこれ。
旅行のお土産のキーホルダー、祖父母にもらった謎の置き物、プレゼントのぬいぐるみ、友達と交換した手紙…などなど
過去の記憶がよみがえってくるね。
忘れちゃってることもあるけれど。
いろんな人に会いたくなる。
思い出のトンネルを通って、あの日に行けたらいいなぁ…なんて
遠い日に思いを馳せた。
初めて
そう
思ったのは
いつの事なんだろう
幼い心と
小さな体で
精一杯の
勇気で
終わらせたい
そう
願った
遠い日の記憶
帰れなかった
あの日の記憶
「遠い日の記憶」
【短歌・池田屋】
結核で命散らした君想ふ
見上げた空はだんだらの空
-大和守安定-
(遠い日の記憶)
僕は彼に、一度だけであったこと事があった。
その時の僕はまだ小さくて、僕はいつも周りにされるがままだった。
あれをしなさい、これをしなさい。僕は言われる度にまるで操り人形のように動いていた。
そんな僕を変えてくれたのが、彼だった。
別に直接教えてくれたわけじゃない。彼の姿を見て、彼が自分の意見をしっかり持って動いているところを見て、操り人形にされて、虐められていた僕を助けてくれた彼を見て、僕はそこで初めて変わろうと思えたんだ。
僕も一人の人間だから、いつか彼のようになって、誰かの背中を押せるような人になりたかった。
今の僕があるのは、全て彼のおかげ。
だから、今度は僕が彼の背中を押してあげる番。
暗い部屋でうずくまっていた彼を、僕は抱きしめて
「大丈夫、大丈夫」
と声を掛けた。
遠い遠い、昔の記憶。
今度は僕が彼を支えたいと、あの時の恩返しがしたいと思ったんだ。
あなたと出会った日。
もうあの日から10年以上が経ったんだね。
あなたは覚えていますか?
私は曖昧だけど覚えてます。
2歳の記憶だから曖昧だけど許してね。
あなたはすぐに私に懐いてくれたよね。
1歳差でクラスも違ったけど、同じ部屋だったから
よく遊んでたよね。
私の膝の上に乗ってたの覚えてる?
あなたが私の膝に乗ったら私はあなたに
本の読み聞かせをしてた。
その時間が私は大好きで楽しかった。
たくさん残ってる写真の中にもあなたが
写っているのがとても多い。
中学校も一緒でこのままだと高校まで一緒。
すごく長いなって最近思ってる。
これからも仲良くしてね。
#遠い日の記憶
遠い日の記憶
ある暑い日の昼下がり
ふと思い出す
どうしようもない程の後悔
消してしまいたい程の絶望
消えることのない記憶とともに歩く
遠い日の記憶
幼い頃、よく1人で近所で遊んでた。
名前は忘れたが、おじさんおばさんの家、
赤ちゃんがいる家。
みんな行くと、ニコニコしながら私の話を聞いてくれた。
とても、うれしかった。
居心地が良かった。
「遠い日の記憶」
小学校低学年の時は、よく男子と遊んでいたな。
懐かしい記憶が遡ると同時に、嫌な記憶も蘇ってきた。