『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠い日の記憶…
りんちゃんはいい子過ぎるからねぇ…優しいのはいいけど、きっとこの先辛いこともある。
そんな時はね、この言葉を思い出すんだよ、
《恐れた時こそ、前に出ろ》
きっと 、助けてくれるよぉ、
数年前に亡くなってしまった、おばあちゃんの言葉をを思い出す。
カツカツとハイヒールの音を鳴らし、このパワハラ課長の前にやってきた。大丈夫、大丈夫、恐れた時こそ、前に出ろ、課長にギャフンと言わせてやるんだ
『あの!!!これ、今日の分のノルマです!!それと、今日限りで、退職させていただきます、私はまだこの先未来ある、若者なので、就職先も沢山あります!!課長と違って!!これまでの課長のパワハラは全て録音してあるので、せいぜい、刑務所でお幸せに!!それでは、さようなら!!』
バタンッ!!
『っ~~~…きんっちょうしたぁぁぁ、大丈夫、あとはこれを警察に届けて、…これで、これでやっと自由だぁぁ!!!これで、あの会社の先輩たちも楽になるだろう、良かった、良かった、…ありがとう、おばあちゃん、笑』
記憶を思い出すのは嫌いだったけど、思い出せてよかった、これで、自由になれたのだから、安いもんだ。
『…さ、就活しよ!』
あれは、夏だった。暑かった。
空はきれいな青空で蝉の鳴き声がやけにうるさかったのを覚えている。
目の前の君が「暑いね」と笑顔で語りかけてくれるだけで俺はとてつもなく幸せだった。
幸せが長く続かないのはホントらしい。
事故だったそうだ。相手が飲酒運転をしていて彼女が轢かれた。
俺は周りの奴らが騒ぐまで知らなかった。
彼女はもう帰ってこないことを知った。
俺を一番可愛がってくれた彼女。
そんな彼女を愛していた家族。
俺は悲しかった。もうあの笑顔は見れないのか…
あれはもう遠い日の記憶。
彼女の妹が涙を流しながら俺を見ている。
俺はやっと彼女のところに行けるんだ…
最後まで俺の面倒見てくれて…
「にゃーん…」
ありがとな。
「遠い日の記憶」
遠い日の記憶
何のための結婚式だったのか。
何のために二人で決めた曲だったのか。
何のために二人誓い合ったのか。
何のための思い出の日々だったのか。
いま当時を振り返ってみたが、腑が煮えくり返ったみたいで、正直気持ち悪い。
指輪も結婚後一切してくれなかったよね。
喜んで指輪をはめていた私が馬鹿みたいだったね(笑)
いま思い返すと結構詐欺でしかならない生活だったなぁ。
当時の曲を歌ってみたけど、実際冷め過ぎていてくだらな過ぎて笑えてきた。
でも、素敵な曲だったのには変わりはないので口ずさんでいるよ。
涙が出てくるけど、それは浄化している証拠。
中身がない結婚式。中身がない生活。中身がない家庭。
貴方はそれで満足だったのだろうか。
私ばかり幸せを見ていたみたいで、笑っちゃった。
貴方は何を見ていたの?
貴方は何を望んでいたの?
貴方の未来像は何だったの?
あの結婚式の当日
こちら側は親族等併せ持っていて、貴方は承諾してくれていたよね。
そちら側の親族等も私は心配して慎重に伺い聞いていた。
貴方はそれを望んだ。
お互い話し合いで決めて、貴方は納得していた。
結婚式当日、事件が起きた。
こちら側の親族の話をそちら側の親族が聞いていて、話の内容が気に入らなかったと。
直接親族に話をすれば良かったものを、話を持ち込み私に話をぶち撒けたよね。
それも、新婚旅行の最中に。
私だって楽しかった旅行がおじゃんになり、一体何が起きたのかもわからず、不安とそちら側の鋭い剣幕に恐怖を煽りながら、一体何がいけなかったのかも分からず、そちら側の実家に伺う事になり、話を聞き、こちら側の責任だと荒立てた言葉を発して、私が悪かったようになり、謝るしかなかった。
当事者の親族にも直接会うのは難しかった為、電話の一報で謝るかたちになり、ひたすら謝った。
こちら側の親族にも報告したが、何故直接本人に言わないで私に言ってきたのかが疑問だった。
それからお互いの親族に亀裂が生じた。
私はどうすれば良かったのかもわからずに、ただ「◯◯ちゃんは、もう、◯◯家の一員だからね。」と、
向こう側の親族に言い放たれて、最初は何故そのような言い方をするのか正直疑問に思っていたが、結婚した以上そうするしかないと思いその言葉を受け入れていた。
今思い返すと、当事者同士で話し合えば、こんな事には、亀裂はつかなかったのでは?
と思うし、結局は恨みが妬みがあったからだろうと、いま思えば納得できる。
そうですよね?義理姉さん?
記憶と言えば、秋刀魚を焼いていた記憶。
それが、私の父の記憶。
生まれて最初の記憶。
練炭の炎に、燻るはらわた。
快活な父はこう言った。
「炭火で焼くと、旨いんだよ」
って。
今でも思い出す。
このことを思い出す時に、ついてくるのは、焦げた炭火の匂い。
と、彼氏に話したら、ずいぶん神妙な顔で言われた。
「大変だね、それって」
「どういう意味、それ?」
「だって、今どき練炭なんて見ないじゃない」
それはそうだ、だって、あの七輪の匂いは今では嗅げないもの。
そうして、炭火焼肉は続く。
好奇心の塊みたいな彼。
きっと、焼き秋刀魚のことを言い出したから、こんな夕食になったのだ。
「割り勘にしようね」
「でもそれじゃ、飲まない玉穂に悪いし」
「いーよ、いーよ。焼肉いっぱい食べるから」
箸が伸びるのは、多分炭の匂いがそうさせるのだ。
炭火の誘惑。いつにも増して、箸が進む。
遠い日の記憶
エアコンが苦手で、窓を開けておりますが
汗がとまらん暑さです、そんな遠い昔
いつものように窓を開けたら
蜂の羽音がするじゃないですか、上を見ると
私の屋根に居着いてるアシナガバチが
窓の前でホバリングしてました
それに気づいたら、すぐに窓を閉めて
部屋を出て、リビングに逃げました
蜂、苦手なんすよね……
遠い日の記憶
楽しかったこと 苦しかったこと 寂しかったこと 悲しかったこと 嬉しかったこと
思い出すのはツライ記憶の方が多い。
だけどツライことを思い出してばかりいても気分は上がらない。
ツライ経験を乗り越えるのは大事
楽しみ、嬉しさを思い出し明日への活力にしよう。
小さい頃
日曜日には必ず
じいちゃんが買い物に連れていってくれた
広い車内で姉妹2人で遊びながら
お店に着いたらひとつずつお菓子を選んで
お昼ご飯は隣にあるばあちゃんの家で
食べ終わったらじいちゃんと遊ぶ
そんな毎日が幸せで大好きだった
肺がんで亡くなってしまったじいちゃん
優しくてちょっと頑固で大好きだったじいちゃん
見守ってくれてるかな?
ねぇ、もう高校生になったよ
身長も伸びた
私は、今も
元気だよ
『遠い日の記憶』
私にはお母さんがいる。とても優しいお母さん。私の将来を気にしていてくれて、頑張って育ててくれた。でも、たまに友達とかと遊びたい時がある。ていうか、高校って、そういうものじゃないの?青春?って言うんだよね。……でも、お母さんは遊ばせてくれない。けど、お母さんが遊ばせてくれないのは私のことを思ってるからだよね。分かってる。けど……ほんとにそうなのかな、、あと、もうひとつ疑問があって、私の記憶にお母さんでは無い人が『遥!私が遥のお母さんだよ!おいで?』遥という子を呼んでいる記憶がある。誰のことだろう?私の名前は美咲なのに、、、もしかして……
昔、恋人が死んだ。死ぬ気があったのかどうかは、分からない。
色々あって、遺骨は俺が海に持って行った。
たまに、その海を訪れる。
その時だけは、アイツの愛煙していた、ほんのりバニラの香りがする煙草を吸った。
遺骨を抱えて走るなんて、若いから出来たことだろう。あの日のことは、今でもよく覚えている。
ただ美しいだけじゃない、泥臭い思い出だ。
遠い日の記憶
遠い日の記憶は
4年前?
でも楽しいから
大丈夫。
4年歳を
重ねたって
言われると
楽しみ。
「遠い日の記憶」
幾つの時かは覚えていない
今は亡き父親の自転車に揺られ、駆け下りた坂
激しい日光が濃い夏の木々を照らしていた
おじいちゃんの背中は
暖かくて
寝心地が良かったな……
ゴメンね
背中で ずっと アマガエル 握ってて……
ヒグラシの声を聞くと 思い出す
あの 夏の日の 夕暮れ
『遠い日の記憶』
季節は春、時刻は真夜中、白木蓮の花弁が舞う丘に居るのは大人の女性が一人。
清楚可憐の言葉が良く似合う美しい女性で、彼女は風に黒髪を靡かせながら静かに涙を流していた。
何故泣いているのかなんてわからない。どこの誰なのかすらわからない。なのに、俺の心はざわめき始めて、その涙を止めたくてそっと手を伸ばしてみた。けれど、その手が彼女に届くことはなく。
何かを伝えなければいけない気がしたのに、それが何かも分からないし、声すらも出てこない。
ただただ、心音が早まり胸が熱くなっていくだけ。
これは俺がよく繰り返し見る夢の一部。そう、たかが夢。なのに見た後は妙に気持ちが落ち着かなかった。
記憶はまるっきりない。心だけが勝手に反応を示す。
これは俺も知らない、俺の魂だけが知っている遠い遠い日の記憶。
遠い日の記憶
ずっと心の支えだった
優しくて何でも教えてくれた
私の記憶の中ではいつも笑顔
本当に大好きだったじいじ
yui
『遠い日の記憶』
ふわりと線香の匂い。わたしは昔のことを思い出した。
わたしを愛したまま消えていった彼のことを…。
「遠い日の記憶」
この島には鷹がやってくるんだ、とあなたは言った。明るい天気の午後、美しい霧雨が降る中を鷹が来るんだ、と。鷹ははるか遠い山々からの天の使いだ。雨と、死者の魂を連れてくる。それに乗って帰ってくるからね。そう言ったあなたを、僕は今も待っている。明るい午後のたびに、庭に出て空を眺めながら。
鷹が島にやってくるのを見たことは、まだ一度もない。見たこともない鷹と、久しぶりのあなたとの再会とを待つ暮らしは、僕にとっては悪くないものだった。開けられていないプレゼントの箱を抱えたまま日々を過ごすのは楽しいことだ。たとえその箱を開けることが生涯なかったとしたって。
‐遠い日の記憶‐
はらりとうつろひゆく
戀の華
夕陽にうつろひ
影落とす
全身全靈注ぎて
戀うた
其の背を想うて
胸焦がし
夕陽に照らされ
燃え落つ
とるに足らず
小さき戀の物語
されど華の命は短く
咲き誇る刻も限らるて
陽に照らされて
燃え盡きやうと
其の戀いたづらに散らさうとも
誇れ想ひ戀心
臆病だったけど大事に生きてきてくれてありがとう過去の自分!
君は忘れてるかもしれないけど
僕は覚えてるよ
例えば前世での自分の記憶
頭の中の引き出しには
それが必ず入っているという
思い出せないのは私が脳の中の
記憶の引き出しの鍵を
全部開ける事ができないからだ
そんな愚かな私だが
ひとつだけ
前世の記憶のヒントとなる事はわかっている
今 こんな思いの中で生きているという事は
前世はこんな思いはせずに生ききったという事
んーー まぁでもこれも?
魂が輪廻すると過程すれば。。。だけどさっ!
《 遠い日のきおく 》