『過ぎた日を想う』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
過ぎた日々を思い返してみると嫌な思い出ばかり出てきたけど、今までそれを耐えきった私、偉いよ。
未来の私がまた思い返した時に幸せな思い出で溢れるようにこれから頑張るんだ。
過去を振り返っては
今は隣にいない君を想う
そろそろ目を覚ましてもいいんじゃないか?
“ ”
_過ぎた日を想う
過去に縋りすぎるのは
良くないけれど
過去を振り返らないのも
また良くない
囚われていては成長できない
振り返らなくては同じ過ちをすることもある
過去は経験
たまに触れて浸る
そんな距離感でいられたら
少し素敵な自分に出会えるかもね
過ぎた日を想う
私ぐらいの年齢になれば、未来よりも過ぎた年月の方が長いのだ。
思い出すことと言えば、黒歴史の数々ばかりで、頭からそれを追い出すのに毎度苦労する。
人って辛いことの方が鮮明に覚えているもんだよね。
若い頃には、それなりに楽しいこともたくさんあったはずなのに。
だけど、不思議なことに、過去へ戻ってやり直したいとは思わない。
今の自分を好きだと思えることが、たまーにあるから。
それは過去の経験のおかげだと思うのだ。
後悔しない生き方を。
そう、過去に自分に言いたい。
そのためには、経験を積み重ねていくしかないのだ。
それはこれからもきっと同じだ。
若い人には負けないぞ。
ふとした瞬間に貴女との記憶を反芻している
あの時、どうして貴女は綺麗だと
貴女を想っていると言えなかったのだろう
もし何か、たった一言でも何か言えていたら
貴女は今も私の隣にいてくれたのだろうか
もうどうすることもできないのに
貴女は遠くへいってしまったのに
こんなふうに過ぎた日を想っていると知ったら
貴女はいつもみたいに笑ってくれたのだろうか
「きみは過去にとらわれすぎているんじゃないかい?」
イルの話を一通り聞き終えたアルコルはそう言って両手で持った白湯を静かにすすった。
イルはほとんど反射で睨みつける。
「ア? 全部忘れろってのか? 魔人に村をぶち壊されたことも、両親もダチもみんないっぺんに殺されちまったことも、忘れて生きていけってか? ざけンじゃねェ」
手元のホットミルクが跳ねる。アルコルはそんな彼の姿に意味ありげに目を細めた。
「忘れろ、までは言わないけどさぁ。きみの頭の中にはそのことしかないじゃないか。後ろ向きに歩いてるようなもんだ。立ち止まっていい、振り返っていい、時に泣いて喚いたっていい。それでも最後は、前に向かって歩き出さなきゃあいけないよ」
「……のために魔王を倒すっつってンだ」
「あはぁ、それを後ろ向きに歩いてるって言ってるんだ。そんなのただの復讐だろう? 復讐するのは勝手だけど、相手は選んだ方がいい。それとも死に場所を探しているのかい? ──なら、おれが殺してあげようか」
真っ青な瞳が怪しく光る。イルはその視線を真っ直ぐに受け止めた。
数秒の睨み合いの末、「あはぁ、冗談だ」とアルコルはまた白湯をすすった。
「けど、身の振り方はもう少し考えていいと思うよ? 親が死んでも、親に捨てられても。故郷がなくなっても、故郷を捨てても。きみは幸せになっていい」
「……ンなこと。──そンなこと、できっかよ」
絞り出すように答えたイルに「あはぁ、そうかい」と軽く手を振り、アルコルは立ち去った。
その背を、自分とは全く違う濃い金髪の後ろ姿を見ながら考える。
彼の言った言葉。
親に捨てられても。故郷を捨てても。幸せになっていい。
「……ンなの、自分に言い聞かせてるみてェじゃねェか」
出演:「ライラプス王国記」より アルコル、イル
20241006.NO.73.「過ぎた日を思う」
過ぎた日を思う
楽しかった日々、喧嘩した日、幸せな日、悲しかった日、色々あったね。2人でまたいられたら良かったな
離れてから僕はどんどん落ちていってるのにあなたは輝き続けている
僕はどこまで落ちるのだろう
あなたは僕のせいで落ちていたのだろう
僕はいつも周りを落とす
よほど俺には生きてる価値がないのだな
ならもう諦めてこれからも落とし続けて自分も落ちていきたい
幸せになれるなんて思うなよ
いつまでも呪縛として生きるから
過去を振り返り、すぎた日を想う、
この言葉は過去を振り返るなという意味でよく使われるように思う。だが、過去を振り返ることは今にも活きることなので、時には今の自分を作った過去を振り返ることもいい事なのだと思う。思い出、楽しかった出来事はいつまで経っても色褪せない。
考えず君と向かい合ってたあの日
半透明のみどりの葡萄
また襲ってくる恐怖に勝ちたくて
諦めるのをあきらめ一歩
♯過ぎた日を想う
あのこと隣になった日
折り紙で遊んだ日
帰り道で一緒になった日
初めて呼び捨てされた日
席が離れた日
卒業の日
思い出になった日、日、日...
過ぎた日を想う
過ぎた日を想う。
でも想い出すのは、辛い日だったり、
現在には繋がらない失われた幸せだったり。
だから、その行為自体が精神的な自傷に近い。
何度も何度も想い出しては、
何度も何度も心に傷を刻み続ける。
本当に楽しかった、今でも幸せに浸れる日々を
全部放り出して、薄れさせてまで。
そうして、その傷のせいで歩みを止め、
未来に手を伸ばすことそのものに恐怖する。
…まさに、自分自身だ。
呆れるほどに変わらない、昔からの悪癖だ。
気づいているのに。頭の中ではわかっているのに。
こうすればいい、という解決策だって、
描けてはいるのだ。
だが、身体が拒否反応を起こす。
でもそれに負けずに、一歩踏み出せば
何かが変わるはずなのだ。
がんばれ、がんばれ自分。
心の傷にふり掛ける消毒液は、とてもしみて痛い。
【過ぎた日を思う】
過去だから笑える
頑張った分自分とかけはなれて
頑張った分だけ全部バカにされた
頑張るのはすごい子だけでいい
僕みたいな凡人以下は否定しかされない
すきだなと思ってた
横顔とかそっけないまなざしが
たまに笑ってにやける口角の甘さが
今もあんまり変わらないね
変わってほしくないんだろな
あなたに好きになってほしいというより
わたしのすきなあなたでいてほしい
わがままかしら?
あなたを眺めていろいろ思っていたいだけ
結末に興味がないの
ただいてほしいの
わたしのかわいいミューズ
過ぎた日を思う
熱にうなされた。
私は幼い頃から病弱であった。
高齢出産故か、大きいと驚かれる扁桃腺のせいか、
はたまた全く別の原因があるのか、わからない。
とにかく病弱なのだ。
病弱に加えて、私は熱を出すと泣いてしまう。
普段は軽度の痛みや、ストレスに耐えうる我慢は苦ではないのに、熱を出すと周りが引くほど泣く。
心の奥底にしまい込んでいた不安のようなものが、爆発するのである。そして1人誰もいない空間に向かって泣きながら謝罪をする。
大の大人が、1人嗚咽を漏らしながら泣いている自分を俯瞰して見ている自分がいる。なんと哀れで滑稽で、情けないことか。熱が出ると自己嫌悪の真骨頂を味わう。
私は何に泣いているのか。
私は誰に謝罪しているのか。
そして、決まって、私は幼い頃の自分を思い出す。それは、夢か、夢でなくても思い出す。
思い出す自分はさまざまである。
さまざまであるが、
特に多いのは小学2年生のころ。
私は、時計が読めない子供だった。
どこかぼけーっとしていて、集中に欠けた感情のない子供だった。それでいて学習能力も他の同級生に比べて2、3年遅れていた印象がある。
私は時計が読めないことに加えて、九九も覚えられなかった。どことなく焦りは感じていたものの、時計が読めないことをなかなか言い出せなかった。
当時何故あそこまで飲み込みが悪かったのかいまだに分からない。今でもそこまで良くない。
それにもかかわらず、私の両親や家族は、私からは考えられないほどに優秀なのである。ここはかなり世知辛い部分である。
両親共に大学を主席で卒業し、現在は小難しい資格を肩書きに小難しい仕事をしている。そしてそれを真似するかのように、兄弟も皆素晴らしい大学を出て、難関資格に合格していた。
4人兄弟の末っ子として生まれた私は、母の腹の中で与えられるはずだった学力を全て上の3人に取られてしまったかのように間抜けだった。おまけに病弱。いやはや、どこで自信を持てば良いのか。
そんな家族に、「時計が読めないし、九九も覚えられない」と夕食の席で伝えた。
そこからは、まず地獄だった。
まず、なぜ時計が読めないのかを理解してもらえず、
両親は激怒した。その場で問題責めに会い、答えられなかったら怒鳴るの繰り返しで私は泣くことしかできなかった。
なんとなく、書いていて言い訳がましくてうんざりするが、その後毎日時計を読めるように必死だった感情が熱と共に蘇る。なんとか時計も読めるようになったし、九九も言えるようになったのは、随分と成長してから。
体が熱い。熱い、熱い、熱い。
私は気味悪く、誰もいない空間に謝罪し続ける。
1人で暮らす、私の今の家に時計はない。
熱にうなされる夜、私は過ぎた日に謝罪する。
「蛙化」
ごめんなさい、また婚活のお話です。
最近流行りの「蛙化」という言葉…
何が「蛙化」だ、と思う。
そもそも他人をずっと好きでいるなんて100%無理な話だ。それを分かっててあえて冷めたとかいうのは、結局結婚に対して後ろ向きだからだと思う。
理想?そんなに理想の相手が欲しいなら、勝手に一生そうやって探していればいい。大体が、理想の相手と気づくのは、かなり後になってからだと思うが。
最初の時点でなど、みんな猫かぶっていて本当のことなどわからない。それを短絡的に蛙化などと言って、勝手に失恋する。バカの極みだ。
…もう自分には、関係ないので好き勝手に書きすぎました。
ごめんなさいm(_ _)m
あの時ああしてたら
あの時こうしてたら
あの時こう言えてたら
あの時こう言わなければ
あの時…あの時……。
過ぎた日はタラレバ倉庫だ。
春、過ぎた日を思う
過ぎ去った春を思い出すと、いつも身に纏う空気が薄い桃色だったような気がする
新緑と、美しい川べり
僕は座っていて、薄く細い髪を靡かせる君を見てる
夏、過ぎた日を思う
過ぎ去った夏を思い出すと、あれほど身を焼いた熱の辛さだけを忘れて、それを冷ますかのように鮮明な空と緑
口に含んだ氷菓と、古めかしい縁側
僕の後ろ、ぎしりと音を立てて歩く君が笑う
秋、過ぎた日を思う
過ぎ去った秋を思い出すと、口の中になにかこっくりとした穀物の甘みを感じられるようだ
音を立てて歩いた紅葉の道と、秋雨の降る日
わずかに濡れた君と、それに見惚れる僕
冬、過ぎた日を思う
過ぎ去った冬を思い出すと、足元から登ってくるような冷気に身が震えそうになる
触った雪と、君の冷たさ
去り行く季節に思いを馳せる僕
お題︰過ぎた日を想う
あの日のようにまた沢山会って、沢山お話したい。
『過ぎた日を想う』
あれ、晴れだったっけ。
ううん、曇りだったよ。
ああ、風強かったっけ。
ううん、ほとんど無かった。
あれ、暑かったっけ。
ううん、長袖だったよ。
あの日から、特別なんだよ。
うれしいって、また笑ってほしかった。
過ぎた日を想う
あの日の君を今も忘れることができない
何年もたった今でも、鮮明に、昨日の事のように覚えている
ただずっと君の事を想っている