『通り雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨女の自分としては
デートのときに雨なんていつものこと
今日は久しぶりに晴れて
うきうきで傘を持たずに
デートへでかけた
彼と待ち合わせした後すぐに
突然雲行きが怪しくなり
雨雲レーダーをみてみると
5分後に雨が降り始める、と
急げ!!
目的地のお店まで早歩き…
と思った矢先すぐに大雨が降り始め
2人手を繋ぎ雨の中走り出す
軽い雨宿りができる屋根がある場所に避難
横を見るとびしょ濡れになってる彼
目が合い、少しした後2人して大笑い
やっぱり私たちのデートには雨がつきものだ
でも楽しいハプニングに繋がるなら問題ない
通り雨
嫌なことがあった日の帰り道。突然当たってきた冷たい雨。
やっぱりついてないんだなぁーとか考えながら走る。
雨がやんだのを知らせる虹を見た日。
嫌なことなんて吹き飛んだ。
#通り雨
彼女の心にはよく雨が降る。
毎晩、一度ひどく降ってはすぐに腫れ上がる突発的な通り雨が、彼女の心にはやって来る。
「疲れるなぁ、ホント」
雨上がりの地面がいつもぐちゃぐちゃになるように、彼女の心もそう簡単に元には戻らない。
「あたし、なんでこんなに疲れるんだろ。生きてるだけで、なんでこんなに辛いんだろ」
窓際でそう話す彼女の濡れた瞳が、月明かりに照らされて少し光る。
その姿を目の前にすると、大丈夫だと慰めることさえ無責任に思えた。
明日も雨はやって来るだろうか。
きっと来る。生きている限り、通り雨は過ぎ去らない。
自分が傘になれないことは知っている。
それでも側にいることが、せめてもの救いになると信じて、静かに泣き続ける彼女を抱き寄せた。そのまま何時間もそうしていた。気づけば夜は明けようとしていた。
2022/9/28:通り雨
学校からこんな放送が流れた
「警報が発令されました。校内に残っている生徒は速やかに下校してくだい繰り返します…」
警報出たんだ…
警報出てくれるんだったら朝にしてよ!
というか何で警報の中帰らされるねん!おかしいやん!学校にいた方が安全やのに!
私はそんな事を思いながらも友達と一緒帰った
その道中のこと
学校を出て3分程したころ突然空が光った
私の友達は雷が苦手で悲鳴を上げたその瞬間
「バーンッッ!」
という音が私たちの近くで鳴り響いた。そう
私たちすぐそばに雷が落ちてきたのだ
私もこの時は声を上げた「うわ!!」
友達は余計大きな声を出してもうダメだという顔をしていた
そのあと私たちは無事に家に帰れたのだが
あの出来事は大人になっても忘れない
学校めー!これで私たちが感電したらどう対処するんだー!危ないから警報出る前に帰らせてくれ!
「雨止みませんね」
これって
「もう少しそばにいたいです」
って意味なんだそう
いつかあなたに言いたい
意味まで伝わらないかもしれないけど
いつかの
あなたのそばにいる時の
通り雨
「通り雨」
振りだせば
バダバタあわて
秋のそら
ベランダでタバコをふかして見る空に、雨の境い目がはっきり映る。過ぎ去ったところには虹が出ている。おそらくここにも通り雨がきて、それから虹をかけるのかもしれない。
なんだそうか、世界はただそうやって今の景色を浮かべているだけか。
なんて美しいんだろう。
わたしは今、死ぬのをやめた。
『通り雨』
中学生の頃、ある日の
友達と歩いた部活からの帰り道
曇天だった。
けれど、ふと空を見上げると、衝撃的だった。
まるで世界が真っ二つに分断されたかのように
太陽がキラキラ輝く空と、
今にも雨が降り出しそうで、
威圧し、脅してくるような灰色の空が、
見えない境界線を隔てて、同じ空に広がっていた。
友達と、
「なにこれ〜!」「なんて、ロマンチックなんだ〜」
と、大いに盛り上がっていた。
そのとき、太陽が眩しく輝く光の中で、
より一層、キラキラと輝く雫が降りてきた。
ほんの僅かな、傘を必要としないほどの
通り雨だった。
真っ二つに割れた世界の下で
輝く光に照らされて、
やさしい通り雨を浴びながら
テンション高く、友達と2人で歩いた。
私たちは、吹奏楽部で
ちょうど、その時に取り組んでいた
コンクールの自由曲が、
今まさに、自分たちが見ている天気と景色の
イメージにぴったり合うねと、
興奮しながら話していた。
あれから、20年程経った今でも、
似たような通り雨に出会うと
この時のことを、鮮明に思い出す。
青春時代の、私の心に映った、
ロマンチックで、劇的な通り雨は、
まるで記憶の引き出しのようなもので
引き出しを開けると、
吹奏楽や音楽に注いだ情熱や、
友達との他愛もない会話から伝わってくる
温かい心の交わり、
何か一つのことに直向きになるという感覚、
そして、音楽や自然に触れた時の感動など、
今では、ほとんどなかなか味わうことができない、
懐かしくて、切なくて、あたたかくて、
そっと励ましてくれるような、
そんな不思議な何かが、胸にあふれてきて
過去の自分から今の自分までを、全力で肯定して、
その先の未来の自分まで、大丈夫!って
背中を力強く押してくれている。
あの時の、劇的な通り雨に、負けないくらい
今の私に、劇的に力をくれている
わたしの、通り雨の思い出なのでした。
本日は曇り。体温36℃。予報は通り雨です。
ああ、嫌だな。雨が降ると手荷物が増えるから。
早く過ぎ去ってくれればいいんだが。
この一週間の予報はずっと雨ですよ。
たまに晴れるんですけど、最近は冴えないですね。
ほらまた降ってきた。きっと通り雨です。
何が楽しくてずっと雨を降らすんでしょうね。
僕は雨好きですよ、雨の楽しみ方もあるでしょう。
あんたみたいな人間が居るから雨も降り続けるんだ。
文句を言っても傘を指して待つんでしょう。
雨が上がったら雨の事なんて忘れてしまいますよ。
ほら、止みましたよ。
[通り雨]
『通り雨』
彼は一瞬にして私の目を奪った
人生初の一目惚れは
通り雨のように
私の心を通り過ぎていった
【注意_重すぎる哀 狂い】
下校時間になり、急に天気が悪くなった。
そしてすぐに雨が降った。そんなに強くはないけどね
傘を持ってきて良かったと思いながら教室を出ようとすると、私の視界に入ったのは窓から外を見ている
_''私ダケノカレシ''。
はぁ、、と一息。
_その吐息を飲み込みたい。
きっと彼は傘を持ってないのだろう。
私は彼に声を掛けると一瞬にして笑みを向けてくれた。
_私だけにしか見せないで欲しいと思いながらも。
「一緒に帰ろう」と言いながら傘を見せつけると、察したかのようにさっき以上に笑みを見せた。
_その笑みを見るだけでワタシはトロケてしまいそう
嗚呼、君と並べる肩はどれほど幸せなのだろう
一生二人だけでイタイ…
嗚呼、君の声はいつ聞けるのかな。
まぁ、これからはずーっと!二人だけナンダモン♡
『次のニュースです。○○県○○市に住む ×× ××さんの捜査が始まってから、今日で一ヶ月が経ちました。』
君は人気者だね。でもね、
…この人もうワタシダケのモノ♡
先日のはしゃぎようを覚えている
記憶が誇張されているのか
その場には合ったテンションだったのか
なんだか自分が自分じゃないようだ
少し反省する
後悔する
恥ずかしくなる
感情に従ったはずなのに
先日の落ち込みようを覚えている
そうだ失敗したんだった
自分を責めた
他人のせいにもした
人生が暗く見えた
できる人が妬ましかった
今日はどうだ
楽しくても苦しくても
私は明日も私でも
今この気持ちは一瞬だ
#通り雨
ザー ザー ザー ザー
どうしよう、靴が濡れちゃう
せっかくこれから好きな人に会えるのに
ザー ザー ザー ザー
あ。
黄色い傘
広げてくれた
「通り雨」
僕の元に来た雫たち あなたの元にも訪れている頃 あなたは何をしてる? 雫たちと共に叫ぶ この通り雨 僕たちに降り注ぐ 過ぎ去って あなたの元に綺麗な虹がかかりますように
しんどくて
辛くて
自己嫌悪に苦しんで
消えてしまいたくなって
「この先きっといいことなんてない。」
なんて思っていたけれど。
「人生これからだね、楽しみだねぇ。」
笑ってそう言ってくれたあなた。
こんなの長い人生の中では通り雨みたいなもの。
雨はいつかあがるし、虹だって見られるかもしれないよね。
通り雨
通り雨
ふと気づくと
雨が降っている
小ぶりの日もあれば
土砂降りの日もある
しばらくしたら止む
「あー、今君が隣にいてくれたらな…」
「もう一度会いたい…」
通り雨と聞けば悪い印象がある人が多いであろう。そんな人達にわたしは通り雨も悪いものじゃないということを教えてあげたい。
ある日の昼休み、いつものお気に入りのお店で昼食を済まそうと思った時。突然、私の頬にお天道様の涙が落ちた。あ、と思った瞬間にはかなりの勢いで降り出していて、私は避難できる場所を探して走り出していた。
その時私が走り出した方向はお気に入りのお店の反対側の薄暗い裏路地だった。ほんの少しの間、休ませてもらえるところはないだろうか。そう思っていた矢先、ある女性に手招きされた。
「大丈夫ですか!?よかったら、ウチで休んでいってください!」
「!あ、ありがとうございます!」
善意に感謝し、少しだけ中にいれてもらうことにした。
そこはお洒落な小さなカフェだった。裏路地にあることや平日が原因なのか、客はほとんどいなかった。
「あら、少し濡れてますね。タオルを持ってきます。」
そう言うと、さっきの女性…この店の女給さんはカウンターの奥へと入り、直ぐに戻ってきた。
受け取ったタオルで髪や肩を少し拭くと、いつの間にやら珈琲の臭いが鼻を掠める。それがものすごく魅力的に感じた。
「これ、どうぞ。」
そう言いながら女給さんは私に注ぎたての珈琲を差し出した。真逆、自分に飲んでもらうために注いでいたとは思わなかった為、かなり吃驚した。
「え、いいのですか?」
「ええ。身体も冷えていると思いますし。どうぞ。」
私は彼女の言葉に甘えることにした。そうして、珈琲を飲み終わる頃には雨がすっかり止んでいた。
「あ、雨、止んでますね。」
「…!ええ。そうですね。珈琲代を払って出ていきますので、代金を教えて貰えますか。」
財布を取り出しながら言うと、彼女はあろう事かそれを拒んだ。
「い、いえ!さっきのは私の勝手で出したものです。お代は要りません。」
「いや、でも…悪いですよ。」
「うーん、だったら、珈琲の恩と思って、偶にこの店に顔を出してくれたら嬉しいです。」
どうにも彼女が引く様子がなかったので、わたしは彼女の謎の提案を受け入れてその日は帰ることにした。
実を言うと、彼女の入れた珈琲はものすごく美味しかった。 それこそ、今まで生きた中で一番と思ってしまうくらい。だからこそ、代金で感謝を伝えたかった。だが、またあの珈琲が飲めるのだったら、今回は引いてもいいかとも思った。
通り雨も出会いの一つ。無論わたしはそこであのカフェに出会えたことに感謝している。通り雨にも。だからこそ、君も少し視点を変えれば憂鬱なこの雨も力になるかもしれない。
わたしは雨のお陰で彼女にも珈琲にも出会えた。今ではわたしは彼女の店の常連となっている。
雨が降るなんて思っていなくて
困り果てた昇降口
走って駅まで行こうとしていたら
「傘ないの? 入ってく?」
って傘を掲げたあの子
途中まで同級生だと思っていたら先輩で
あわてて謝って敬語に直したら
気にしなくて良いよって笑った顔が素敵だった
会ったのも話したのもそれっきりだったけれど
あの通り雨の日のこと
先輩は覚えているんだろうか
急いでる時は「はあくそなんで今ここ通るんじゃぼけかすこの俺様に道を譲れ」って思うけど、時間稼ぎしたいとか、まじ暑い時は「はいありがとー!」ってファンサしたくなるでしょ。なのに通ったあと、かえって蒸し暑い空気残していなくなられると「そういうのまじいいんで」って真顔になる。
まあつまり、他人にとって私が通り雨だろうな。乱気流ですまねえ。
8月のあの日
君を失ってから
いくつもの甘い涙が流れた
分かってる
手を離させたのは自分
また同じ轍を辿っただけ
繰り返し襲う痛みも
いつかは過ぎ去って行く
そう
通り雨みたいに
知ってるんだ
だから待ってる
いつもと同じように
濡れたアスファルトが
乾くまで
「通り雨」