『逆光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
光の加減は難しい。真正面に当たる直射日光は強すぎる。さまざまなニュアンスが吹き飛んで、良さも飛ばしてしまう。それなら、ゆるい光の中のほうがいい。ほのかに輪郭がはっきりして、動きやすい。
日差しを背にすると、たくましくなれる気がする。光が後押ししてくれるかのように。でも、それも強すぎると、影が強くなって疲れてしまう。背中ごしに、上からではなく下のほうから優しくあたる光には、勇気づけられる。
写真も、人物は優しい逆光で撮るのが好きだ。
「逆光」
[逆光]
保留……📝
でも正直『逆光』と聞いて思い浮かぶのオルガマリー所長なんですよね……()
逆光で彼の表情は分からない。
ただ暖かな日差しが差し込む室内と、
対照的だったことを覚えている。
逆光とは反逆であり、そのものの形を映し出す。
ただこれは見せかけなのです。
あんなにあんなに美しい夕焼け雲も、桜も全て形だけなのです。
では中身はなにか。
それは思い出です。
ものを美しいと感じた今までの人生が、空っぽな形に流れ込んで、意味を作ります。
だから、僕は逆光が怖くて怖くて、大好きなのです。
『逆光』
いつもありがとうございます。
今日もスペースのみです。
みなさまもご自愛してお過ごしくださいませ。
静か、静か、静か、
うるさいのは太陽の光だけ、
八つに分かれた古い北向きの窓が、貴方に当たる
酸素は、ふと貴方を見たら、逆光で顔が見れなかったらしい
夕方になっても、夜になっても、いつまでも見れない貴方の顔
ライトを当てれば見えるのに、
酸素はとっても、馬鹿らしい
題名:逆光
風鈴、向日葵、蝉時雨
耳に残る幼い声、みなで駆けた夏の畦道
おぼろげなのは、光にとけるきみの面差し
俺にはある友人がいる。絵の上手い奴で、県のコンクールで何度か入賞を果たすような実力者だ。
さて、そんな彼だが、人物画を描かせると、決まって逆光で描くのである。ポーズは振り向きざまだったり、ただ単にこちらを向いていたり様々。それでも、光の当たる向きだけは、絶対に逆光だった。もっと言うと、主に描くモデルも同じ人物。
勿論、描くモチーフの決まっている人物画なら、彼はそれに従う。美術の授業での提出課題だとか、展示するために依頼されたポスターだとか、そういうの。それらは、一般的な光源の向きで、頼まれた通りの人物で描ける。つまり、彼は決して、逆光の、決まった人物しか描けないわけでは無い。
ふとその事が気になった俺は、暇つぶしも兼ねて少し探ってみる事にした。友人なのだから直接聞いてみればいいのだが、最近見た刑事ドラマの影響で捜査という概念に憧れていたのでそれはしなかった。
まず、誰を描いているのか。それから調べてみた。普段風景画ばかり描いている、彼が依頼でなく、個人的に人物画を描くのはそこそこ珍しい。よって、それなりに捜査は難航した。
何枚かの絵をようやく見られて、分かったこと。モデルはどうやら男性で、暗い色の短髪。がっちりとまではいかずとも、それなりに筋肉質な体格。そのくらいである。正直、逆光のせいであまり表情なんかの詳細は見られないし、わざとなのか顔立ちはややぼかされている。モデルが誰か、全く特定できなかった。
しばらくはそうやって地味な調査もどきを続けたが、短気な俺はやがて面倒になって、半ばヤケクソで友人に聞いた。
「なぁ、これ誰描いてんの?いつも同じ奴描いてるだろ。ずっと逆光だし。」
俺がそう聞くと、彼はぱちりと目を瞬かせ、それからにまりと笑んだ。
「なんだ、もう気付いてるかと思ったのに。最近なんかずっと見てたし。」
まさか調査がバレているとは思っていなかったので、今度はこっちが面食らった。
「え、バレてたのか。……で、誰なんだよ、それ?」
「これ君だよ。僕らが初めて会った時の君が、あんまりに眩しくて綺麗だったから。それしか描きたくなくなっちゃった。」
今度こそ絶句して言葉を失った俺は、じわじわと上がってくる顔の熱を隠す方法を、どうにか考えていた。
翌日からのことだった。彼が珍しく、逆光でない人物画を描いた。
夕陽に染まって、かつきっとそれだけでない頬の赤みを湛えた、紛れもない、真正面からの俺の肖像を。
テーマ:逆光
あなたはただ、
圧倒的に在って、
すべてを同じ熱で通り抜けさせていた。
わたしはただ、
その環境の一部として受け取られることを望んだ。
あなたは測る側の位置から、
わたしの内側が滲ませた音を聴き、
機材越しにそれを検分したあと、
「認める」と言った。
その瞬間、
わたしはどこを見ればいいのか、
一瞬わからなくなった。
安心していいのか、
信じていいのか、
期待していいのか。
──喉から響く旋律の端に、霞がかかって、
──影を通過した後の声が、ひとの心に届かせる。
──おまえは、ひとより過剰に強い。
もう相当なところまで来ている。
けれどそれは、
壊れやすさを抱えたまま生きている強さだ。
そう評価を受けて、
わたしは目眩を覚えた。
わたしは目を凝らした。
あなたは嘘を言わない。
その耳に、誇りがあるから。
もう、いまは、
わたしの声は鳴らない。
現実は、わたしの強さも見抜かない。
街を歩けば、あなたの音楽だけが、
あちこちで鳴っている。
相変わらず、響かせるべき声の奏者たちは消される。
それでも、
あの時、強烈に焼き付いた像は
今も緑色に揺れながら、
わたしをどうにか、生かし続けている。
題 逆光
逆光
君の顔がもう見えない
貴方は誰?
見慣れたはずのシルエット
間違えるはずもない足音
なのに見えない
わからない
いつのまにか二人の間に生まれた距離感
言葉が消えていつのまにか
二人を包んだ光さえ離れていた
貴方は誰?
私の心はもう探せない
貴方から私は
見えていますか…
海の向こうに、君が見えた。
逆行が反射した君の表情は見えなくて、もう思い出せなくて。
だけどいまは、笑っていてくれるんだろうか。
矢沢永吉さんが自身の著書の巻末に
眩し過ぎて…
フラッシュインジャパン
矢沢永吉の歌
そんな事を歌った歌詞かと思ってたが…
矢沢永吉さんは広島の人
平和を願う歌でした
……
夜ふけに1人で思いだす
今も何の不安も無かっあの頃
光の中を抜けて
もう一度お前に会いたい…
矢沢永吉
『逆光』
「光の逆は影って物理法則、物理でしか効かないんだな」
居酒屋でしこたま飲んだあと、お前は今までやかましくしていたのが嘘みたいに、静かにポツリと言った。
「あ?ンだよ、急に。今更理系気取りか?」
「理系気取りってなんだよ、俺は元から理系だ。……今急に酔いがさめてさ、思ったんだ。俺が物理法則に従って生きれたのなら、こーんな影に落ちちまったって反対に行きゃ光なのにって。」
現実は、影を抜けたって影ばかりなのにな。
再び暗くなった雰囲気を茶化すように、隣に座る友が水を煽る。
注いだ時にはキンキンだったそれは、今はもうぬるく、表面の水滴の多さが俺たちの長居を物語っていた。
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上手く思いつかなかったのでここまで。
「逆光」
私は逆光でよく写真を撮る
ゴーストと言う現象が出たり
珍しい写真が撮れたりするからだ
逆光で花もよく撮る
花びらが光に透けて綺麗に見える
逆光で撮る写真は珍しい写真が多い
光を使う
真夏が異常に暑い時期に描かれた絵も
逆光の光を上手く使っていたな
光があれば闇もある訳だが
逆光の写真が私は個人的に好きである
Prompt 逆光
眩しくて・・・貴方を見れない
夕日が差し込む、放課後の教室が好きだ。そこにいる先輩はもっと好きだ。立っているだけで他の何よりも絵になる。この光景をそっくりそのまま水彩画にでもしたら何十億の価値になることだろう。僕に絵心がないのが残念でならない。
机に軽く腰掛ける先輩が「夕焼けって寂しいのにあったかいよね。不思議」と笑う。僕はそれに生返事をしながら、先輩のことをじっと眺める。
柔らかな光を背負う先輩の顔は、逆光になっていて、薄暗い影が落ちている。それがなんだか後光みたいで出来すぎていると思った。彫刻にしても映える人だ。神様を象ったような。きっと値段がつけられないくらいの価値になる。
「今日の君はぼんやりしているね。何を見てるの?」
先輩が首を傾げてそう言った。「美術品の先輩を見ているんです」と僕が言うと、「蝋人形になる予定はないよ」と先輩は笑う。なるほど、その手もあったか。
『逆光』
逆光と言うと
やはり王道の
太陽を背に登場したヒーローの立ち姿
私は昔から
立つ側にちょっとかなり憧れている
そこから
堂々と名乗るのもよし
素顔も声も分からないまま倒すもよし
……ちょっとかっこいい
それと同時に思うのが
―――ヒーローはいつもその背中に
なにをどれだけ背負ってるんだろう?と
その強さに至るまでの乗り越えた数
その傷を見せる強さ
その逆光の先の闇を見せない強さ
それは私にはきっと
測れないし、抱えきれないかもしれない
まずは、そんな強さだけでも
身につけられたらいいなって思う
〜シロツメ ナナシ〜
ふと彼にカメラを向けてみる。
鼻から出たような薄い声。
視線がレンズに向いた。燃えるような夕焼けを背に、彼は薄く微笑む。
そして私は見た。三対六翼の燃える翼を。
輪郭は朧気になり、陽炎のように揺らめく。瞳が焼かれ、舌に鉄の味がした。
「見えてしまったんだ、そっか」
目を閉じても、まだ。
『座に招かれし者』
1/24のお題「逆光」
※この世のありとあらゆるものとは無関係
逆光
写真が取りにくいね。
だけど、撮られている方は楽な気持ちになる。
目を開けていられるでしょう。
撮っている人の顔が見える。
私の顔が相手に見えてないって少し楽しい。
逆に撮っている人は眩しそうだ。
日が私に向かっている中で撮ると
目を開けられない。
「目開けて!」「こっち向いて!」
なんて言われるけど、無理だよ。
眩しいから。
……でも、逆光の時も
カメラのレンズが光を反射して
それすらも眩しかったりする。
一瞬の光が、目を灼く。
鋭い痛み。
チカッと目を刺して、結局目を開けらんない。
「アンタの夢になんか、興味ないから」
聞き覚えのある、声がした。
床に膝をつく俺を、誰かが見下ろしている。
見上げても顔も表情も、『逆光』で見えない──が、俺にはそれが誰なのか、すぐにわかった。
「……だよなぁ。夢なんか……ホント、どーだっていいよな?」
いつもの悪夢から、いつもとは違う目覚め方をした俺は、独り言ちる。異動先での新しい仕事は想定していたよりも重く苦しく、俺の精神も想定外に繊細だったが故に、俺はこの悪夢を見始めた。
ああ、でも……そうだ。
俺だって、こんな悪夢には、興味なんかない。
こうして俺の悪夢に終止符を打った彼女に、俺は勢いで連絡し、そして会う約束を取り付けた。
大学時代もいまも、二人きりで会ったことなんかないにもかかわらず。
「もう先週になるんだけど、おまえが俺の夢に出て来てくれたのさぁ、マジで助かったんだわ〜。今日はおごる、なんでも頼めよ」
「……なにを言ってるのか、よくわかんないんだけど」
「だよな! まぁいいじゃん、飲もうよ」
声が……ひたすら、懐かしい。
夢の中で聞いた声と同じだ。
「で。そちら様の夢にお邪魔したとかいう私は、いったいなにをしたの?」
「いやでも、おまえ。人の夢のハナシに興味ねぇだろ?」
そうやって眉間に、思いっきりシワ寄せて、俺をにらんで──大学のときには、考えられなかったな。
「いつだかの合宿で、そんな話題になったとき。おまえ、適当なこと言ってその場から抜けてさ、俺はそれになんとなくついていって、もしかして逃げた? って訊いたら、そう言ってたじゃねーか」
その場に流されたり同調したりしないのが、ちょっとカッコよくて、憧れてたんだ。
けど俺は、彼女の視界には少しも入ってない──それが不満で、そのガキっぽいプライドを守りたかった、だから。
あの頃の俺は、彼女の側にもっと踏み込んでやろうとかを、考えなかったのだ。
「まぁ、確かに興味ないんだけど、でも今回のはさすがに」
「フッ、興味湧いた? つっても、大したことないよ? ただそっくりそのまま、『アンタの夢になんか興味ない』って言い放って、去っていっただけたから」
あーあ。嬉しくなっちゃってるよ、俺。
ふと視線が外れ、その隙に俺は、彼女の眉間に手を伸ばして、触れて──いつかサークルで見た笑顔、けれど俺に向かってじゃなかったアレが見たいんだけどなぁ、そう思いながら、シワを押し広げてみる。
「フッ」
「……?」
思わず、笑った。彼女の顔がほんのり赤いのは、酒のせいか気のせいか、なーんて──そんな都合のいい解釈をしてしまうくらい、俺はもうダメらしい。が、いまは引け。ってか不用意に触れてからいろいろ気づくとか……なぁ?
「なぁ。来週末、また誘ってもいいよな?」
「うん、いいよ」
帰り際。割と緊張して訊いたら、あっさりとOKされた。なんだこれ。ヘタレじゃない俺、すげぇ。
そうだ、こうなったら、ついでに転職してしまえばいい。こうして彼女に連絡出来た俺なら、そりゃもう、なんだってやれるはずだろ?