『逆さま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君が嫌いだ
とても好きだ
あかさたなはまやらわ
逆さま(君が好きだ
とても嫌いだ
おこそとのほもよろを)
逆さま
辛い辛いと思う時
抜け道は
そこに嬉しいこともあったよなって
思ってみることも
一つの方法
逆さま、何が楽しいのだろうか?
私には、分かりやしない、運命を変える事を、
皆々言っているが、結局自分しか見えてないし、
直ぐ様に、変えれる訳あるものか、そう、思った
だから、諦めていたのに、出来るなんて、
知ってしまったら、変えたくなるでしょ…。
理不尽ですら、何事も無かったように、変化して
幸せな日々を過ごせて、苦労もせずに、
楽に過ごせるなんて、最高すぎやしませんか?
"何にも、知らないのに、楽そうですねw"
代償を払って貰うのに、貴方にはまだ、
早かったかもしれませんねぇ。
神の気まぐれを、貴方には分からないかもね。
あの時から真っ逆さまにおちてる
いつかあなたに着地したいな
逆さ霧 お忍びを包み隠して
マフラーの中息で温もる
♯逆さま
逆さま
伝えた気持ちが逆さまに伝わる
なんだか心が複雑になる
なるべく逆さまにならないように言葉を選んでいるつもりだけど
逆さまはよくある
気にしないで
違うよ
と伝え直せば良いだけなのかもしれない
それでもやっぱり逆さまは心に黒いもやがかかる
『砂時計を逆さまに』
「星のかけらで出来た砂時計、どうぞあなたに譲りましょう。きっと…今の貴方が最も望んでいる品物ですよ。」
僕はその日、仕事でミスを犯してしまい酷く落ち込んでいた。家に帰る気が起きず暗くなった公園のベンチに座っていると、一人の女性が現れたのだ。
「時を戻したい。そうお思いですか?」
透き通るようなその声に思わず顔を上げると、そこにはとても美しい女性が立っていた。
電灯に照らされたその女性は白いロングワンピースを着ていて、今にも消えてしまうのでは無いかと思う程に儚く、美しい女性だった。
疲れていた僕は何も言わずにただ彼女を見つめた。
すると彼女はもう一度こう言ったのだ。
「あなたがお望みの物を差し上げましょう。貴方は幸せで、安全な生活を送ることが出来ますよ。」
彼女は両手で大切に持っていたその砂時計を僕に持たせた。じっくりとその砂時計を見るが、どうも僕にはただの砂時計にしか見えない。
「……なんですか?コレは」
眉をひそめて彼女に問うと、何故か彼女は微笑んだ。
するとゆっくりと口を開き、こう言ったのだ。
「その砂時計を逆さまにすると分かりますよ」
僕は彼女の言うとおりに砂時計をひっくり返した。
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「……は?」
気づけば僕は家のベッドに横たわっていた。
目の前に広がっている光景は毎朝見ているおなじみの光景。窓からは朝日が差し込んでいる。
あの公園から帰った記憶が無いのは確実だ。
夢だったのかと起き上がるが、なんと自分の手元にはあの砂時計が転がっていたのだ。疲れているんだろうと再びこめかみを押しながらもいつもの日課である天気予報をスマホで確認する。
そこで僕はあることに気がついてしまった。
「今日も、、12月6日?」
慌ててベッドから飛び起き、テレビをつけてニュース番組を確認するが、どの番組でも今日の日付は12月6日だと表示されている。間違いない。
「過去に戻った……てのか?」
思い当たる節は1つしかない、あの女性に貰った砂時計。それしかない。
過去に戻った事については難なく受け入れることが出来た。彼女が言っていた通り僕が〈過去に戻ってやり直したい〉と願っていたのは事実だからだ。
それよりも…過去に戻ったのなら今日は仕事の日だ。
ひとまずこの件を考えるのは保留にして、僕は慌てて会社に向かった。
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その日の仕事は、全てが上手くいった。
何も失敗を犯さなかった。
何を回避すればいいのかは全てわかっていたからだ。
僕が落ち込んでいた原因にも当たる部長からの頼みも断った。同僚との会議でも、前回の自分とは違う事を発言した。
何も失敗しない。全てが上手くいく。
だが僕はどこか違和感を抱いていたのだ。
【僕はこんな事は言わないし、本当の僕なら部長からの頼みも受け入れているはずだ】
そう思ってしまったのだ。
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僕は家に帰ると直ぐにその砂時計を引き出しの奥にしまい込んだ。
砂時計を逆さまにすると、過去に戻ることが出来る。すなわち、未来を知ることにもなる。
もし貴方が彼の立場なら、貴方はこの砂時計をもう一度逆さまにしますか?
僕とこの世界は辻褄が合わない
「こんな美しくない世界で生きたくない」と唄う
誰もが見向きもせず空気のように吸い込んだ
でも君だけが僕を見て涙を流したんだ
あぁどうか、どうか 君だけは道を間違わないで
あぁどうか、どうか 君だけはその瞳から輝きを絶やさないで
あぁどうか、どうか 君だけはこの逆さまな世界を見ないで
貴女が哀しみで溺れないようにと僕は、僕は
謳った
【逆さま】
私はあなたが嫌いです
とてもとても、嫌いなのです
ですから、どうかワタシのためにもう目の前に現れないでください
アナタはそれを理解してくれないんだろうね
太陽が雲に隠れて見えなかったあの場所へ
そんな置き手紙を残し突如消えた友人
正直理解できなかったし最後の文なんか尚更
でもその友人はある妖怪が好きだった
それは天邪鬼、知っている人なら知っているであろうその妖怪
アイツはよく反対の言葉で遊んでいたっけな
そういうところまで思い出してようやく理解した
あぁ、早く行かないと
アイツが月がよく見えたあの場所で待っている
(私はあなたが好きです
とてもとても、好きなのです
ですから、どうかアナタのためにもう目の前に現れないでください
アナタはそれを理解してくれないんだろうね
月がよく見えたあの場所へ)
君をどこかへ追いやる
冷めた態度を認めたくないし
無意味な宿題を全て消して
冷えきった暖房を消し直した
臓器を巡る空気が動きゃしないから、
その凍りついた鼓動を感じたとて
手を伸ばして、やっと届かない
天に足が着いたって、今更
――サメの言うことにゃ、
逆さま
夕方の公園
誰もいない時は 決まって
逆上がりの練習
全然できなくて
鉄棒を握る手が 痛くなる
怖いのか 勢いが ないのか
どちらも だ
頭が下で 足が上
腕と腹で保つのが
不安で怖い
もう一度 足を蹴り上げる
近くの木から 鳥の大群が
飛び出してきて
思わずびっくりする
気がついたら
両足が空を踏んでいた
【逆さま】
『逆さま』
刹那。時間が止まったようにゆっくりに感じた。
恐怖で顔が歪む君。暗くなり始める真っ赤な空。
なんだ。案外綺麗なもんじゃないか。
だからといってまだ生きたかったなんて思わないけど。
下から上に吹く風は冷たくて乾いている冬の風。
もう体を冷やさないか心配する必要もないって思うと
気が楽だ。
天と地がひっくり返ったかのような世界は
人生の最後にしか見れない絶景だ。
目をつぶれば素敵な華を咲かせれるだろうか。
最後に君の脳裏に焼き付けれるだろうか。
痛いのは一瞬だけ。
そう願いながら目を瞑るとコンセントが抜けた
テレビのように何かがプツンと切れた。
語り部シルヴァ
逆さま
私は逆上がりが出来ない。
皆は当たり前のように出来ていて、私はいつも笑われっぱなし。
私だって練習している。やる気がないわけではない。
でも、鉄棒とお腹がすぐに離れてしまうのだ。
友達にコツを教えてもらっても進展はなし。
そんなある日、私は逆上がりをしている夢を見た。
目が覚めると、体が軽くなった気がする。
私は早速休み時間に鉄棒へ向かった。
「また逆上がり?」「出来ないでしょー」
友達のそんな声が聞こえてくる。
よし、と気合いを入れる。
いち、にの、さん!
私の体はふわっと浮いた。
目を開けると、天と地が逆さまになっていた。
あれ?逆上がり、出来た?
「うわー、すごい!」「出来たじゃん!」
友達の歓声が、私を温かく包み込んだ。
逆を行けば行くほど、執着から逃れられない。
/お題「逆さま」より
逆さま
吊された男…正位置は受容を逆位置なら呪縛からの解放を意味します。
はい、タロットカードです、中二が好きそうなやつです。
逆さまに吊された男は、過去と現在を見つめ新たに生まれ変わろうとしています。即ち過去を見つめられない者は現在を見失い新たに生まれ変わることが出来ません、温故知新の心は大切に(笑) 時間は過去から今へそして未来へ流れ、逆さまには流れないということは忘れてはいけません。
いくら、乗り越えたの知っているのと言ったところで、それらは他人があなたを評して使う言葉で、自分で乗り越えましたは日本語としては自惚れになります。自分のことを語り苦労を語っても、私は努力し乗り越えましたは自分に使うと非常に高慢に聞こえます。それはあなたの話を聞いた人が使う言葉で、他人に対して使ってこそ値打がある言葉です。
「ご苦労なされましたね、そうして乗り越えてらしたのですね」です。自分に対して曖昧で大まかな形容詞を使い自分を表現すると、その言葉とは逆さまに写ります。例えば、美しいも優しいも優秀だも繊細だも、乗り越えたも自分で自分に使うと逆さまに写り滑稽です。自分を語る時には具体的な出来事を話し、それを聞いた人が美しいも優しいも優れているもいないも繊細だも乗り越えたも主観で評するだけです。
逆さ男の意味は、「物事の見方を変えれば新たな真実に気づきを得ることが出来る」という意味を表しています。
「人間万事塞翁が馬」と同じようですね(笑)
その昔、国と国を区切る境の塞の近くに、老人が住んでおりました、ある時老人が飼っていた馬が隣の国に逃げてしまい、近所の人たちは可哀想にと言い合いました、しかし老人は「これが幸運を呼ぶかも知れない」と思いました。暫く日にちが経つと、逃げた馬が立派な馬を連れて帰って来たのです。
近所の人たちは驚いて祝福しましたが老人は「このことが、禍を引き起こすかも知れない」
と案じました。その通り老人の息子は馬に乗り落馬し足の骨を折る大怪我をしたのです。
近所の人たちは、見舞いに来て老人を励ましましたが老人は「このことが、幸運を呼ぶかも知れない」と思っていました。
やがて、隣の国と戦争が始まり若者たちは戦争に駆り出され、近所の人たちの子供はあいついで戦死しましたが、落馬が元で足を悪くした老人の息子は足手まといだからと戦地に駆り出されず、命を落とすことはありませんでした。
何が幸運につながり不幸につながるかは分からない、逆さまの視点を持つことはどんな状況にも大切(笑)
このエピソードから「人間塞翁が馬」という諺が生まれましたとさ。
令和6年12月6日
心幸
晴れた空が視界いっぱいに広がる。体が上下逆さまになる。ビルの屋上。俺は落ちた。
その最中、青空に真っ白な人影が見えた。ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、落ちる俺を見下してる。あれは天使かはたまた悪魔か。落ちる俺はどこにいくのか。俺もニヤリと笑い返し、目を瞑った。
「ま…さ、か…逆…さま
ま…さ、か…逆…さま」
人混みの中、変な声が聞こえてゆっくり振り返る。
見ると、まるでくるみ割り人形みたいな見た目の男が、首をコキコキ傾けながら呟いている。
「ま…さ、か…逆…さま
ま…さ、か…逆…さま」
この男の顔は逆さにしても騙し絵みたいに別の顔になりそうだ。などと思う。
コキッ、コキッ
斜め後ろの方がなにやら騒がしくなる。
そちらを見ると人混みができている。
(なんだろう…。)
人々の目線の先を見ると、高い建物の上に人影が見えた。
女の人だ。
屋上の手すりから外に出てしまっている。
人々は
「やめろ───!!!」
「早まるな────!!!」
など叫んでいる。
「ま…さ、か…逆…さま
ま…さ、か…………」
くるみ割り人形男もそちらを見た。
コキッ
その瞬間、どうやったのか、くるみ割り人形男は屋上にいた。
(えっ!!?)
そして、
「まっ逆さま!!!
逆さま──────!!!!」
とものすごい顔で言い、女の人を突き飛ばした。
ドンッッ
最悪な音がして、人々は呼吸を止めたように静かになった。
沈黙の中、この冬初めての雪がちらつきはじめる。
広がる赤い血に落ちては溶けていく。
沈黙の中、上空を飛ぶ飛行機の音だけがする。
ゴオ──────ッ
コキッ
男が上空を見る。
「ま…さ、か…逆…さま
ま…さ、か…」
「やめろ…………」
青い顔の俺は呟く。
「逆さま」
嫌いだと泣いて去るきみ どこか一つ逆夢になるならどこ選ぶ?
題-逆さま
逆さまな世界
大変な世界
生きよう
頑張って!
逆さま。
やる事なす事がいつも理想と逆のこと。
こんなはずじゃないんだと、タラレバ言っても仕方無いのにね。
真っ逆さまに落ちていく様を見る。
DESIREとか。まさか、そんな、
なんてね、言えない。
夜の色をした芝生に飛び込んだ
夜空が逆さまに映って
星粒が目に入ったから
痛いねって瞬きをした
綺麗だよときみが笑うから
私は星粒が散らばる宇宙
きみに恋をしていた