『踊るように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨の中踊るようにくるくると回った
傘を投げ出して歌をうたって
ねえ 手を広げてよ
私と一緒に踊りませんか?
なんて洒落た台詞を添えて君に贈ろう
楽しいね
楽しいな
昨日も明日も忘れて
今日だけは踊り明かそうよ
『踊るように』
先輩も踊るように、卒業していった。
今年は私達・・
先輩
私達頑張ってますよ。
まだまだ先輩達のように、なれないけど
学校をまとめるんだって、
みんな、みんな努力してますよ。
あっという間に、1学期が過ぎました。
きっと、すぐ、踊るように、私達も卒業します。
でも、嬉しいけど
悲しくて
みんなと離れ離れになるのが嫌で
まだまだ、学校に居たいです。
先輩の気持ちがちょっとずつ分かってきました。
たがらこそ、これから1日1日を大切にして行きたいです。
終
踊れ。踊れ。
最後の日まで好きなように踊りなさい。
可憐に踊るように人生を駆け抜けなさい。
その言葉がいつも怖かった。
じゃあこんな好きなように生きれてない人生って失敗作なのか、って。
果てしない。
海から海水を汲んでも、それは美しい青ではない。
空だってそうだ。
空の一部を切り取っても、そこが青を発色するわけではない。
海は、空は、果てしないからこそ、気が遠くなるほど広いからこそ美しい。
海や空のように、人生だって、そうだ。
一部だけに視点を置くと、何も美しくない。
遠い目で人生、というくくりで見るからこそ美しいのだ。
今が、過去が、未来が、ぱっとしないものでも。
人生って生き抜いたってだけで意味があるから。
今日も、生きれて偉いよって。
別に無理して踊るように人生を駆け抜けなくったっていいんだよって。
─踊るように─ #57
あなたが美味しそうに食べる姿を想像しながら、僕は踊るように、あなたのためのご飯を作る。
/踊るように
【踊るように】
目の前で繰り広げされる殺戮。渦中の男は華麗なナイフ捌きで次々と現れる人間達を肉塊に変えていった。30秒後、ファンファーレ鳴り響く。
「Noob乙でーす」
チャットに書き込まれた余裕たっぷりの嘲り。数多の屍が消え去り、天からはきらびやかな紙吹雪が舞っていた。表彰台にてエモートを披露する男はこのゲームの頂点に君臨する男SAMnoodle。HNはふざけたものだが実力は本物。重火器がものを言わすこの場所にてネタ武器、縛り武器等といわれるナイフ一本だけで勝利をもぎ取って行くのだから。これだけの実力者だがメディアには一切姿を表さない謎の存在。まあ、ネットの存在をリアルに引き込むのはナンセンスだ。
「おっつおっつ。またどこかで会おうなNoob共」
そう言って彼はゲームから退出していった。生ける伝説、SAMnoodle。ライト勢でしかない僕でも同じチームとしてゲームが出来て、出会えて良かったと心から思った。
【 No.9 踊るように 】
甘い香りが鼻を掠める。
匂いを辿ってみると、清々しい青色の空を背景に、オレンジ色の可愛らしい花が咲いていた。
そういえば、もう秋だな。
窓からの隙間風が冷んやりしていて涼しい。
この季節になると毎年咲くあの花は、私と彼との思い出の
象徴だ。
「咲いてるね、金木犀。もう秋かあ〜。」
呑気に窓の外を眺めながら、彼は言う。
「そういえば、今年で5年目?」
確認するように指を折り曲げ数えていく彼。
何度か繰り返して確信をもてたのか、「早いねー」などと
嬉しそうに言う。
それを見て少し口角が上がるのを感じた。
いつまでも子供みたいに無邪気で、一途で、可愛らしい。
ふふっと空気が漏れたのを聞き取った彼は、此方をみて
不機嫌そうに頬を膨らませた。
「なんで笑ってんの!」
「いや、いつまでも変わんないなって思ってさ。」
何それ、なんて言いながらも嬉しそうにしている彼。
最近少し忙しくて構えてなかったから、今日くらい。
「ねえ、好きだよ。ずっと。」
少しだけ驚いたような素振りを見せたけど、照れたように笑って、私の肩を抱き寄せた。
金木犀の花が一輪、踊るように散った。
この先もずっと2人で、この景色を眺めながら、
こうして話せますように。
【踊るように】
『もう、私らで活動するのは無理だよ。』
もうとっくに日付を越している私たち。
次の日に生きているってなんだかカッコいいよね。
防音シートが何十も貼られた2DKの部屋の中。
狭い部屋には不恰好な高級機材ばっかり。
この部屋の主、ハルは顔を引き攣らせて疑問の声を上げた。
『だって、全然売れないし、後から来た人たちばっかり人気になってって、生活だって厳しいのにチケット代も売れないから自分で建て替えなきゃだし、、』
ハルの顔を見れなくて、徐々に顔はフローリングへ落ちて行く。
猫のキャラクターが可愛く描かれた靴下が私の目いっぱいに広がっていく。
『なんで、、?私たち、頑張って有名になろうって決めたじゃん!まだいけるよ!チケットだって、路上ライブで何とか、、』
嗚呼もう、私とは正反対。
ポジティブ思考が今は腹立たしい。
『何とかならないから厳しいんでしょ?!アンタは歌の才能がある。でも、私はただ、吹奏楽部でドラムやってただけのただの素人だよ?他のメンバーだって、大学のサークルで見つけた寄せ集めみたいなものだったし!もう嫌なの!!アンタに付き合うのは!!!』
空気が震えた。
外には防音シートのおかげで聞こえてない。
でも、、私は今、言ってはいけないことを言ったんだ。
そう思った。
顔を上げたら、今度はハルが顔を俯かせていた。
白いフローリングに水滴が落ちる。
『どうして、、?ホントにもう少しなの、頑張ろうよ、、』
『それが、、できないんだよ、みんなハルと同じってわけじゃないの。』
そう言い残してハルの部屋を出た。
バタン
と、ハルの部屋のドアが無機質に閉まった。
ハルと私の間に、一生消せない亀裂が入った。
___________
その歌声に出会ったのは、高校生の時だった。
1年の後半になっているのにも関わらず、私は友達0人。
部活にも所属してないし、グループにも入れてなくてひとりぼっち。
断れない性格だから、気の強い人に振り回される。
今日も半ば強引に押し付けられた日直の仕事を終わらせて、窓から覗く夕陽を見ながら虚しい気持ちになっていた。
そんな時だった。
ラ〜ラララ〜ララ〜
何処からか聞こえてくる真の通った歌声。
そして美しく踊るように舞う旋律。
『きれい、、』
私はそう溢していた。
歌の聞こえる方向に自然と足が向く。
疲れが一気に取れる。
自然と足がリズムを刻み、腕が優雅な曲線を描いて宙を舞う。
ステージ上のバレリーナの如く、廊下で踊り狂った。
『ねぇ!』
突然聞こえていた大声に私は動きを止めた。
瞬時に状況を理解して顔に熱が集まる。
『な、、、何でしょう、、』
『一緒にステージに立たない?』
私の両手を握って、目をキラキラ輝かせて。
後に彼女が歌声の主だと聞いて私も自分の鼓動が早くなるのを感じた。
この子となら、ハルとなら、私もステージに立って有名になれるかもしれない!
私は二つ返事で了承した。
___________
吹奏楽部でドラムやってたって言ったら、大喜びだったっけ。
でもこの業界の厳しさと、狭さを知った。
ボーカルのハルはよく言えばポジティブで、悪く言えば全く現実が見えてない。
ギターとベースも辞めてった。
ドラムの私は彼女に同情して、しばらくは続けていた。
いつもお腹を空かせる貧乏生活。
親と縁を切るつもりで上京したから、親を頼ることもできない。
大学の奨学金だって返さなきゃならない。
もう、、音楽だけで稼げない。
ごめんなさい。ごめんなさい。
一緒に目指そうって言ってくれて、嬉しかった。
高校唯一の友達でいてくれて、嬉しかった。
______________________
久しぶりにテレビをつけたら、音楽番組をやっていた。
期待の新人枠で登場したのは、3年前に別れて以来一度も連絡をとってないハルだった。
『ハル、、!』
彼女の歌声がスピーカーいっぱいに聞こえて、高校生の頃を思い出した。
鈴音のように繊細で、それでいてそこから湧き上がってくるように力強い。
『ハル、、』
彼女の歌が、好きだった。
私は彼女の映るTVに向かって、一緒に踊るように歌った。
私とは比べ物にならないくらい綺麗で聴き惚れる歌声は、きっと今も何処かで不特定多数の誰かを魅了しているのだろう。
私は歌った。
彼女の明るい未来を祈って。
うまくいかない日もある。
それは誰だって同じだろう。
落ち込んで、自分が嫌になって、地下鉄の階段をトボトボと降りる夜。
同じように俯き、同じように一点を見つめ、スマホを一心に操作するサラリーマンの群れ。
目にしている情報は、心躍るものだろうか。
暑さも落ち着いてきたし、そろそろ出掛けるハードルも低くなってくるかな。
熱波にやられずに外に出られる季節が来れば、きっと今より週末が楽しみになる。
うまくいかない日もあるけど、週末にワクワクをセッティングして、心躍るように自分を盛り上げてゆこう。
どーでもいいことだが、昨日は「終末」について書いて、今日は「週末」。
同じシュウマツでも、こんなにも意味合いが変わるのか。
楽しみな「週末」の方が、毎週やってきてくれることを思えば、私達はもっと人生に期待してもいいんじゃないのかな。
地下鉄のホームでも、週末にやれることをいっぱい夢想して、ニヤついて、スキップでもして心躍らせていたい。
ヤバいオッサンだと思われるのは承知の上で。
最近、「ワンダンス」という漫画にハマっている。
高校生のグループダンス、ダンスバトルを題材に、実際に経験のある作者が連載しているものだ。
なにがいいって、自分のダンスの感覚を言語化しているのがいい。
単純に「踊っていると楽しい!」とか、「こんな技ができた!」とかそういうのではない。
テクニック以前の根本的な音の拾い方を、自分の中で言語化している。
ダンス、引いては音楽のノり方の源流に近い気がするのが好きなのだ。普段から音楽をしているものとしては、共感できる箇所が非常に多い。
この漫画は大きく、「恋愛」「練習・言語化」「本番」に分けて書かれている気がする。個人的には「本番」パートが特に面白い。
たまに、「演奏中なにかんがえてるの?」と聞かれることがある。その度に頭を捻るのだが、あんまり明確な答えは得られていない。その場その場で考えていることなんか変化し、なにより忘れているからだ。
初コンテスト前のシーンでダンス部部長(実力者で解説役が多い)は、「吐くほど練習したんだから、動きとかは体に染み付いているはず。自動的に動く体に任せて楽しくやってほしい」と檄を飛ばす。めっちゃ共感。音楽の表現っていうのは、音にノっていればだいたい出来るように練習している。
結局なにが言いたいかって、踊るように歌いたい。音楽の細かいリズムを感じたい。音楽の「ビート」は、感じることでより踊れるように、より歌えるようにできていると考えます。
踊るように今日も生きている♪
リズムに乗りながら、
口笛を刻みながら、
今日も生きている。
でたらめなタップダンスに苦笑い 死にかけのセミに近づくなって
題-踊るように
【踊るように】
付き合ってる距離なのに付き合ってない関係が好き。
でもそんな時間はすぐになくなること、分かってるんです
「好きなら『好き』って言いなよ」
違う。今の関係が一番好きで落ち着くの。
「彼、貴方のこと気になってるらしいよ」
それはそれでありだけど、今の関係以上は望まないの。
私は今日、
屋上から踊るように舞い落ちた。
爽快感とともに酷い悲しみ、屈辱感に駆られた。
#『踊るように』
No.7
「今日は天気がいいから、散歩をしよう」
久方ぶりに聞いた父の言葉は、思ったよりも溌剌としていた。
長らく雨が続いていた。降水確率は常に80%を下回らない。そんな日々。空と地の境界を雨が埋め尽くして、ひとつの海になるんじゃないか、だなんて空想をしてみる程には長かった雨との付き合いも、どうやら終わりを迎えるらしい。
定年退職を迎えた父は、外に一歩も出ず、日がな一日小窓から外を眺めていた。年季の入った、柔らかい桃色の二人掛けの小さなソファの上。左側の肘置きにそっと手を添えて、じぃっと外を見るのだ。
機械のようになってしまった父は、幾分ぶりかに人に戻ったようで。凪いだ瞳でわたしを見つめている。
簡単に身支度を整えて玄関をくぐると、ゆるゆると陽射しが体をやくのを感じた。夏の陽のように猛火ではなく、真冬の切ない温もりのようなか細さでもなく。優しい陽光が照らしこむ。父はわたしを一瞥すると、何も言わず歩き出した。何処に行くつもりなのかは知らない。ただ、父の行くほうへ、ついて行く。
地面はまだ雨の気配を色濃く残している。いつもより濃い色の地面。水溜り。艶やかな植物。水溜りを避けながら、右に左にゆらゆら動く父はなんだか楽しそうだ。ホップ、ステップ。ジャンプは、ほどほどで。
周囲の景色は次第に緑が多くなっていく。緑に混じる、ピンク、白、赤、たまに黄色やオレンジ。ああ、そっか、ここは。
「……母さんは、もう、いないんだな」
「うん。……うん、そうだね」
母が散歩でよく立ち寄っていたコスモス畑。小柄なひとだったから、ノッポのコスモスたちに囲まれて、姿を見失ってしまうこともよくあった。
今にもコスモスの隙間からひょっこりと姿を表す母を幻視してしまいそうだ。もういない、そう言いながらも、父の瞳は確かに母を映している。
「雨が、止んだからな」
「うん」
「散ってしまうまえに、会っておこうと、思ったんだ」
「……うん」
「こんなにいい塩梅に晴れて。あいつと来たら、神様におねだりでもしたんだろうなぁ」
「うん。そうかもね。愛され上手なひとだったから」
「妬けるなあ」
「ふふ。神様に?」
「そうだ。神様にだって、譲っちゃやれないんだ」
おどけるように話す父の様子は、わたしのよく知る、明朗闊達ないつもの父で。……ああそうか。お父さんは、もう、大丈夫なんだな。
帰路も、やっぱり地面は水溜りが点在していて。相変わらず父は、踊っていた。
あれから父は、よく散歩に行くようになった。家に居るときは変わらず、小窓を覗き続けている。
母の定位置の、年季の入ったピンクの二人掛けのソファの左側。そこには母のお気に入りのブランケットを。父は見づらいだろうに、窓から少し遠い右側にゆったりと座っていた。たまに愛おしげにブランケットを撫ぜて、そおっと小窓を、眺めている。
テーマ「踊るように」
踊るように
初めて彼らを、正確には彼を見た時の衝撃は忘れない。普段は見ることのない音楽番組。流れてきた耳に残る曲調に付けっぱなしにしていたテレビに目をやる。流行りのアーティストにも曲にも疎く、パフォーマンスしているグループが誰なのかも分からない。
それでも。まるで歌うように踊る姿に釘付けになる。テレビに出ている立派なプロに対して、ド素人が言うのも烏滸がましいが彼の躍りは群を抜いている。
数分のパフォーマンスに見入り、曲が終わるやいなやググる。今では推し活をするまでになった。
彼らを知るきっかけとなった曲を流すと私の心は踊るように弾む。
月影はスポットライト
星影はサイリウム
さあ、踊りましょう
/お題「踊るように」より
手を動かして、足を動かす
それは果たして、自らの意思なのか
今日も誰かが、誰かの手の上で舞い散るのです
--二作目--
貴方と舞って居たかった
広がる花畑の中で
笑い合いながら
貴方と居れたらどれだけ幸せだったか
それなのに
貴方は一人、彼岸花の地へ飛び立ってしまった
嗚呼
もう前の様には舞えないな
#踊るように
407作目
人がもがき苦しんでいる。
筋肉が麻痺してもはやわらってように見えるw
まるで素晴らしい踊りを見ているようだ。
俺はそういう人が苦しみ、踊ってるところを見るのが好きだ。
変な趣味だ?
んなこと俺の自由だろ。
もう一つ?
次は一体なんだ!
「いったいお前はどんな立場なんだ」だって?
んなことこれ読んでればわかるだろ。
こちょこちょプレイの動画を鑑賞する親父だよ💢
何か悪かったか?
二児の父、47歳(仮)だが!
お題「踊るように」(雑記・途中投稿)
……あれ、昨日のお題って参加したっけと心配したけどギリギリ参加していた良かった。
踊るように……佳子様の手話がとても優雅と評されていたニュースを思い出した。
今の沼ジャンルがダンスを大事にしているんだけど、踊るようにっていうと「話すように歌う」とか、そんな比喩を思い浮かべた。
私が気付いてないと思っているの?
わざとよ、わざと手のひらで踊ってんのよ
鈍感ね