最近、「ワンダンス」という漫画にハマっている。
高校生のグループダンス、ダンスバトルを題材に、実際に経験のある作者が連載しているものだ。
なにがいいって、自分のダンスの感覚を言語化しているのがいい。
単純に「踊っていると楽しい!」とか、「こんな技ができた!」とかそういうのではない。
テクニック以前の根本的な音の拾い方を、自分の中で言語化している。
ダンス、引いては音楽のノり方の源流に近い気がするのが好きなのだ。普段から音楽をしているものとしては、共感できる箇所が非常に多い。
この漫画は大きく、「恋愛」「練習・言語化」「本番」に分けて書かれている気がする。個人的には「本番」パートが特に面白い。
たまに、「演奏中なにかんがえてるの?」と聞かれることがある。その度に頭を捻るのだが、あんまり明確な答えは得られていない。その場その場で考えていることなんか変化し、なにより忘れているからだ。
初コンテスト前のシーンでダンス部部長(実力者で解説役が多い)は、「吐くほど練習したんだから、動きとかは体に染み付いているはず。自動的に動く体に任せて楽しくやってほしい」と檄を飛ばす。めっちゃ共感。音楽の表現っていうのは、音にノっていればだいたい出来るように練習している。
結局なにが言いたいかって、踊るように歌いたい。音楽の細かいリズムを感じたい。音楽の「ビート」は、感じることでより踊れるように、より歌えるようにできていると考えます。
9/7/2024, 11:51:08 AM