距離』の作文集

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距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/2/2023, 9:01:18 AM

考えてみたら。僕は君の名前も知らないしどこに住んでるのかも分からない。着ている制服から隣の区の女子校だってことは分かった。僕の通ってる高校からはそんなに遠くないけど、そこへ行く用事は到底無いからやっぱりここでしか君とは会えないんだ。
この、朝の通学の電車の中でしか。
いつもと同じ時間の7両目、扉側のところ。いつも君はそこに立って文庫本を読んでいる。僕はそのそばに立って吊り革を持っていた。時折人に押されながらも君は熱心に本を読んでいる。その横顔が綺麗だと思った。多分僕と年齢は大して変わらないだろうに、すごく大人びて見える。横顔からまつ毛とかおくれ毛がそう思わせるのかもしれない。
何でこんなに気になるんだろう。ただ可愛いだけなら、うちのクラスの女子もなかなかの子がいる(そんなこと彼女らの前で口が裂けても言えないけど)。
考えれば考えるほど君のことが気になって仕方がない。毎朝十数分だけでは足りない。本当は話しかけてみたいのに、それもできない。所詮僕にはそんな勇気が無いのだ。だからこうして今日もただ君の横顔を盗み見ることしかできない。これじゃあ変態みたいじゃないか。
そして僕の降りる駅まできてしまった。僕は彼女より後に乗って、彼女より先に降りる。どうにも出来ないのだけど、なんだかやるせなくなる。電車が停まる頃合いに、後ろ髪を引かれる気持ちでドアのほうへ近づく。
「大丈夫?」
「え」
最初は誰が誰に話し掛けたのか分からなかった。控え目な声が僕の耳に届いて、視線を上げたらまさかの彼女の瞳とぶつかった。そしてもう一度、大丈夫?、と言った。どうやらこれは僕に向かって言ったらしい。まさか、と思った。けれど色々驚いている場合じゃない。
「えっ……と、何が」
「顔色が悪いよ」
そうなのか。自分じゃすぐに確かめられないけど彼女の目に映る僕はそう見えるらしい。そう言えば夜中までオンラインゲームに没頭してたせいで昨日の睡眠時間は3時間くらいだった。寝坊して朝ご飯を食べる暇なんてなかった。もしかしたらそのせいなのだろうか。何たる恥ずかしさだ。
「はい、これ」
ドアが開く。その瞬間に右手に何かを握らされた。人が押し寄せ僕は流れに逆らえず電車から吐き出されるように降りた。あっという間に乗降客の群れに呑まれ、ホームでもみくちゃにされる。僕が降りる駅は人の乗り降りが激しいのだ。そうこうしてるうちに、彼女を乗せた電車はベルを鳴らし、ドアが閉まるとさっさと発車してしまった。
「……会話、したんだよな」
僕はまだホームに突っ立っていた。そして、握りしめていた右手をそっと開く。ミルキーの飴が3粒。こんな可愛いことしてくるなんて。どうしてくれるんだ。これじゃあより一層忘れられなくなったじゃないか。僕は君のことを何も知らないというのに。
でもこれで、飴のお礼を言うという立派な口実ができた。明日もあの時間のあの場所に居てくれよ。じゃなきゃ、いつまでたっても君への距離が縮まらない。今日が始まったばかりだと言うのに、明日がもう待ち遠しい。

12/2/2023, 8:40:06 AM

アルバムからひらひらと落ちた1枚の写真。

 写真の中には仲良く肩を組んでいる少年が二人。

 あの頃はこんなにも距離が近かったんだね。

(距離)

12/2/2023, 8:34:18 AM

「距離」

こころの距離

それは目には見えなくて
うまく感覚でつかめる人もいれば
わからなくてトラブルになる人もいる

こころの距離も目に見えたらいいのにな

おでこに数字が表示されて
距離が100の人には慎重に
距離が3の人には気楽に

でも見えないからこそ大切なんだよね

12/2/2023, 8:33:47 AM

あなたとの距離
どんなに君が好きだか当ててごらん
という絵本が好きだった。
小さい頃。今も見かけたら、ついつい手に取って読んでみる。
小さいうさぎと、大きいうさぎのお話。

すき、
だいすき、
だいだいだいすき、
それよりもっとすき、
言っている時より、
ちょっと喧嘩して、その後でしんみりしたときにこそ、
じわじわ効いてくるもの。

わたしとわたしじゃないものとの境目はどこにあるのだろう。
好きな人とくっついていると、
どこまでが私の手のひらで、どこからがあなたの手のひらか、
わからなくなってくる。
いつか、握手をしているときは分子の交換がされている、
というような話を聞いたことがある。
くっつけばくっつくほどあなたとわたしは交換されて、
境目はどんどん曖昧になっていく。
なじむ。ということなのか。

12/2/2023, 8:32:10 AM

壊れたラジオが垂れ流している、時代遅れなアドバイス。

その騒音が聞こえなくなるまで走ったけど。

どこまで行っても、どこへ行っても雑音は聞こえてきて。

勘弁してくれ、と両耳を塞いでも残響した。

言い返したところで相手はラジオだ、バカをみるのはいつもこちら。

そろそろ粗大ゴミの回収日なのだけれど、このラジオを引き取ってくれるだろうか。

血溜まりに浮かぶ、バラバラに壊れたラジオを。

テーマ「距離」

12/2/2023, 8:23:16 AM

#45『距離』

 平行線、点と点
 心の距離とか物理的な距離とか
 そういうのじゃなくって
 なんていうか
 ねじれの位置みたいな
 時代も違う遠いところに
 貴方も生きてたんだな
 って思うわけです
 ラヴェルがマルガリータの絵を見て
 曲を作ったみたいに
 今、私の目の前には戦時の遺書があって
 身体ごと敵地へ飛び込み華と散る
 その覚悟、誇り、家族への感謝、
 やりきれない気持ちまでもが
 人様が人様に書いたものだけれど
 私は1人考えてしまうのです
 でもね、そんな出来事も
 辿っていけば今に繋がるわけで
 途方もなく遠いはずのその距離が
 人の心でだけは縮められるような気がします

12/2/2023, 8:17:41 AM

Day1
初めて文章をまともに書く日が来るとは。
このアプリで初めて書くからアイデアとか全然ないけど、書いてみよう!

12/2/2023, 7:53:03 AM

絵のようにきれいで、はいってゆけないわ。
それは、景色だけではないの。
あなたにだって、そういう距離を感じる時があるのよ。


銀色夏生
「これもすべて同じ一日」

12/2/2023, 7:42:00 AM

僕は社会との距離感がわからない。
朝は全然起きられないし、そのせいでよく遅刻をする。会社でもよくミスをして、最初は何度も上司に怒られた。
メモを取るように促され、実践してみたが、人の言う事を聞きながらメモを取ることができず、結局メモは真っ白に。メモに意識を割かれて、内容もあまり覚えてない状態だった。
上司はあきれていったのか、次第に怒鳴られることも少なくなった。
皆が何気にこなしていることが僕には少し難しいようだ。
しかし、だからといって諦めることは出来ない。
人よりも何倍も時間が掛かるが少しずつ少しずつ出来ることを増やしていく。
そうやって少しずつ進んでいるといつの間にか、かつての上司は自分の部下に。
最後は諦めない者が勝つ、そういったのは今は部下のかつての上司だった。

12/2/2023, 6:50:18 AM

くっつきすぎたかな
ドキドキしてるの聞こえちゃうかな

何を話そうか、色々考えてきたでしょ?
大丈夫だって

隣に座れた自分を褒めてあげよ?

12/2/2023, 6:50:00 AM

見たことのない速度で風景が過ぎ去っていく。どんどん血の気が失せていくのを感じながらも、ステラは馬を駆けるラインハルトの腰をしっかりと掴んでいた。丘を、街を、平野を瞬く間に駆け抜けて、一体ここはどこなのだろう。もう三時間ぐらいは馬に跨っているような気がする。
 非常に疲れた。腰に回す腕の力が段々と抜けていく。そろそろ一旦休憩を入れてくれてもよいのではないか。そう思いつつ声をかけても風音に掻き消されて、自分の耳にすら届かない。一体全体、何に焦ってこんな早駆けをしているのだろう。
 彼の背中に頭を預けて、ステラは溶けていく景色をぼんやりと見ていた。馬上は不規則に揺れるが、慣れれば規則的に感じてくる。規則的になると今度はそれが眠気を呼び起こす。何とかあくびを噛み殺していたが、次第にあくびは止まらなくなり、瞼が重たくなってきた。こんな状態で居眠りをするのは危険だと、重々承知しているが、眠たいものは眠たい。
 ステラの腕の力が徐々に抜けていくのを感じて、ラインハルトは腰に回る彼女の腕を掴むと、馬の速度をゆっくりと落としていく。常足まで速度を落とすと、そのまま街道を走らせることにした。彼女の腕を掴みながら後ろ手に彼女の背を叩く。とんとんと軽く叩いても寝息が返ってくるだけなので、少し強めに叩いてみると身じろぎした。ううんと唸り声が聞こえて、背中に感じていた重みが消える。
「――ステラ、起きてください」
「……起きた」
 しばらくして憮然とした返事あった。見なくても、ぶすっとしている表情が目に浮かぶようだ。想像して少し微笑むと、ラインハルトは掴んでいた彼女の腕を離す。再び、彼女は彼の腰にしっかりと抱きついた。
「少し休んでくださらない?」
 背後から彼女の声が続く。
「さっきからずっと走りっ放しで、さすがに……これ以上ないくらい疲れたわ。わたしはあなたと同じ体力じゃないのよ」
 街道を進む二人は森の中に入っていた。日は高く昇っているが、そう広い森ではない。日が暮れるまでには森を抜けるだろう。この森を抜けたら、次の街に着く。
「もう少しだけ、我慢してくださいますか」
 はあ、と大きな溜息が聞こえた。ぎゅうと腰に回る腕に力がこもる。
「……あと少しだけよ」
 謝意と労いを込めてラインハルトは軽く彼女の腕を叩くと、再び馬を駆け始める。

12/2/2023, 6:47:35 AM

距離


 いくら便利になって、ビデオ通話やいろんな連絡方法が増えても、会うことには敵わない。
 距離が遠く離れるほど、心も離れていく。それは寂しいけれどよくある話。

 だからあの時、私たちは必死だった。
 お互いの気配をそばで感じたかった。二人でいれば大丈夫と信じてた。

 なのに今、一緒に暮らしているのにすれ違う。目線が合わない。見るのはお互いの背中ばかり。
 私たちはどこで間違えたんだろう。

 二人でいるけど悲しいと思ったらいけませんか。
 こんなに苦しいなら一人になりたい。
 そう思ってしまうのは。




#105

12/2/2023, 6:36:52 AM

お月さんは一年をかけて、地球から一寸程度離れて行ってんだと。
わかるか?
あんなバカデカいモンでも一年ありゃ移動すんだよ。

いい加減、腹ぁ括れ。
行かず後家になっちまうぞ。
あんたは家柄も良いとこの嬢ちゃんだ。
その上別嬪ときた。引く手数多だろうよ。
その歳まで嫁入りしてねぇ方が珍しい。

だ〜か〜ら、俺は娶らねぇって。何回言わすんだ。

……そう泣きつかれたって俺にゃどうもできねぇさ。
ま、幸せにはなれんじゃねぇか。あん人ならおまえさんを養える。身分だっていい。見てくれだって悪かねぇだろ?

見合い、受けろよ。そんで、さっさと嫁いじまえ。
俺もそろそろ旅に出っからな。

はっはっ、言って無かっただけさ。そんな泣くなって。

まあ、たまにゃ会ってやるよ。
そ〜だなぁ……月があと五寸動いたときくらいには、帰ってくるさ。
幸せな嫁さんになれよ。

……応、元気でな。
ほら、もうお日さんが昇りかけてやがる。
この逢瀬も今日が最後さ。
抜け出してきてんのがバレねぇうちに、さっさと帰んな。

……嗚呼。じゃあな。








俺が迎えてやれなくて、ごめんなあ。
不甲斐ねえ。
好いた女に気持ちすらまともに告げられねぇなんてな。
返事も碌にしてやれねぇ男なんざ、やめておく方がいい。

一年で一寸遠のく夜の明かり、うんと遠くで照らす光と、あんた。
一際輝いて俺の目に映るのは勿論あんたさ。
旅に出て何に出会ったとしても、あんたほどの煌めきは感じねぇだろう。
……言うつもりねぇが。誰がんなくさいセリフ言うかよ。

例えとして出しちゃいたが、月がいくら地球から離れようと俺はいつまでもあんたを想っているさ。
それこそ、あのお日さんのように。

聞いたところによると、お月さんよりお日さんの方が遠いらしい。
別の場所に居たってこの気持ちは変わんねぇ。
俺があんたにしてやれることなんて、せいぜいこれからの幸せを願うだけさ。
俺は月にもお天道様にも願ったりしねぇよ。なるようにしかなんねぇからな。



ただ、帰ってきた時にも未だ嫁入りして無いなんてことがあったら、その時は俺が面倒見てやる。
だから旅に出んだ。この町を、出るんだよ。
昔の口約束を心の何処かで信じている、バカな男だよ、俺は。




「距離」2023/12/02

12/2/2023, 6:17:53 AM

遠距離恋愛、それはすごく辛いものである。
相手に会えない寂しさ、相手に触れられない辛さが心苦しい。
でもそれは自分自身を我慢強くすることができる。
会えなくてもいつか会えると思えば、きっと辛くなくなるし一緒にいられる日が来ると思うから。
離れているからこそ相手のことを大切に思っていることに気づけば、距離があっても近く感じる。
『距離』No.3

12/2/2023, 6:01:55 AM

ラストスパート―――。
これまでの全力を超えて、超えて、走る。
まだか、ゴールはまだか。
限界と身体は告げる。
もう、限界。むり、むり。
紅潮した気持ちで、引っ張る。それでも無理やり走らせる。
ゴール。ゴールラインを踏んだ瞬間、身体が脱力する。速い呼吸が止まらない。ふらふらと、皆が並ぶ列へと座りに行く。小さい折り紙くらいの紙に書かれた12位の文字。前に座る1桁の人達は、一息つけて余裕が戻ってきたのかお喋りなんかをしている始末だ。
ハァハァと酸素を求めながら、うつむく。
君とはもう、話せないぐらい引き離されてしまった。運動バツグンの、ドッチボールでいつも壁になって守ってくれた君。仲良さそうに、前の方でお喋りしている君に、黒いドロドロしたものを煮やす。
次の昼休みで、おめでとう。また上位じゃんと話しかけてくれたことに私は嬉しい気持ちとともに自身の感情を恥じる。君なんて、4位じゃないか。前回は、9位だったのに2桁になったことを、微塵も感じさせない純粋な祝福に、眩しくて思わず目をそらす。君はそんなことなんか意識してないのかもしれないけど、やっぱり君みたいな明るい元気な人と接すると、私の暗い部分が浮き出てくるようで、一緒にいる資格がないように感じてしまう。
「今日もドッジボール来るよな」
思わず「うん!」と返事をして、走り出す。やっぱり距離が開いてしまうけど、少しペースを落としてくれるような配慮を感じる。
もしかしたら、このまま男女の身体の能力の違いで、距離は開き続けてしまうかもしれないけど、いつも近いところにいたいと願うのは、私のわがままだろうか。

12/2/2023, 6:00:48 AM

距離


人と会話するときの距離、好きな人が好きなのになかなか話せなくて遠くなる距離。

あとはタメ口で話せるような気楽な仲間との距離。

タメ口で話せない人とはなかなか距離が縮まらない。
何が言いたいかっていうとさ、人との距離って難しいってことなんだよなぁって話さ。

12/2/2023, 5:56:22 AM

距離

隣の席のあの子との...

隣の席のあの人との...

温もり一つ分の間が いつも埋まらなくて
縮めたい気持ちもあるのに...

勇気が出せなくて...

僕は、あの子が友達と喋っている時
いつも 本を読んで 窓際に視線を置く

私は、あの人が読書をしてる時
横を向かない様に 友達の話しに
集中する。


でもある日... 
「ねえ 君いつも何の本読んでるの?」

私の友達が 私と喋ってる途中に
あの人に話し掛けた。

私の肩は、無意識にぴくりと上がる。

「別に... 只のミステリー小説...」

突然 話しを振られ 僕は、
おもわず素っ気なく返してしまった。
横を向くとあの子と 目が合いそうだった
ので 自然 目線は、あの子の 
友達の方を向く

「あっこの小説ってあんたが好きな
シリーズじゃ無かった
確かあんたも読んでたよね!」

友達が 私に話題を振る
私は、いっぱい いっぱいで...
「う うん、」と首を馬鹿みたいに
縦に振る事しか出来ない...



あの子が頷いたのを横目で見て
僕は、思わず 肩を小さく震わせた。

当然だ あの子が好きだと
横で話していたのを聞いていたんだから...
だから 読み始めたのだから...

途端 あの子と  あの人と 
目が合った。


僕は...
私は...


「「あのっ!!」」
声が重なった。







それから...僕達が... 私達が...

どうなったかというと....


一緒に 図書館に出掛ける距離までには
到達した。・・・・

12/2/2023, 5:46:41 AM

吐き気する程押される満員電車。
電車内だから我慢するけど
外で知らない人とその距離になるのは
想像するだけでキツい。

12/2/2023, 5:40:32 AM

髪の毛切ったら
距離が遠くなった
髪の毛
初めてショートカットにした
けど
家族から言われた一言で
家族が嫌になった
みんなは?

言われた一言
1
「誰かと一緒だね、」
誰かと一緒だねとかいうなし
私はこれ気に入ってるのに!
と私は思った

2
「誰かがしてたね!」
は?してたね?
最初の言葉がそれ?
て思った

3洋服
「誰かが着てたよ」
は?今私これ可愛いか聞いたよね?

4バック
「誰かも持ってるでもおばちゃんぽい」
は?2人に言ってるよね?イラついた

5弟から
「それ寝巻き?」
は?外に着ていく服なんだけど?
可愛いから着てるだけなんだけど?
買ったばっかり

※みんなはこう思ったことある?
家族と話すことが苦手になりました
《完》
実話

12/2/2023, 5:33:24 AM

私は好きだけど相手はどうも思ってない

きっと今以上に距離が近くなることもないんだろうな、



あーもっともっともっと、近づきたい…


テーマ「距離」

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