『赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤い糸
赤い糸はあると考えていたが、私にはなかった。
人間でも、動物的な勘が働くと考えていた。
ご縁とはどういうものか?
ご縁がある人に会った瞬間、発動するのが赤い糸
だと考えていた。
でも、人間にはそれを惑わす趣向がある。
赤い糸を感じなくても、人間は趣向に走る。
それを繰り返して、赤い糸がわからなくなるのか?
感性の問題だから、それ以上は言及しないが、
赤い糸を感じにくなった現代人は、自分の嗅覚を
信じて、自分の伴侶を見つけざるを得ない。
感性を研ぎ澄ますしかない。
赤い糸を紡いで
赤い毛糸にして
赤い毛糸を編んで
赤いくまの人形に
あなたが独りになっても
寂しくないように。
入道雲
学生時代、徒歩や自転車での通学中で
入道雲をみる機会は多かったように思う
しかし働くようになってからは
空を見上げることは少なくなり
入道雲をみる機会が減ってしまった
白い綿菓子のようなふわふわした大きな雲
見れる機会があるといいなー
赤い糸――。
赤い糸をたどれば、きっと運命の人に出会えるはず。
そして、死ぬ時は運命の人と一緒に死ぬ。
燃え盛る赤熱の炎の中で、偽花のようにひとつにまとまり、まるで元々ひとつだったかのようになりながら骨だけが残る。
そうなったのは、この世界に疲れて、屹度だけで行動した始末なの。
ロマンチックだよね。
運命の人と抱き合いながら、全身が焼き焦げるまでの長い時間、私はこう思う。
屹度偽花で善かったと。
「運命の人って、いるのかなあ」
小指に赤い糸が結ばれているのが見えたら、と思う。
私の片思いの相手かもしれないし、神のさだめで決まった人かもしれない。
でも、そんな人は私になんてできない。
そんな現実を映したくない。
でも、そうだから。
容姿は良くないし、言葉遣いも悪いし、私が一番嫌いなのは声。
先生や先輩とか、距離が離れてる人には、声のトーンが高くなる。無意識で。
一方で、仲が良かったり、心を開いている人には、私の素の声、低い声が出る。
声が前より低くなっていたら、私に信頼されてる証拠だって、思ってくれればいいけど。
赤い糸は繋がっている。
離れていても繋がっている。
喧嘩してもすれ違っても何歳になっても見えないけど繋がっていると信じて。
小指に結ばれた、真紅繋がり
手繰り寄せた先に、貴方が居てくれたなら...
そう思いながら、今日も遠い背中を眺めてた
---二作目---
例え、赤い糸で繋がれていなくても
愛し合ってることには変わりは無いし
そうならば
新しい糸で、小指と小指を結んでしまえばいい
そして、僕達の愛で、糸を赤く染めてしまえばいい
#赤い糸
344作目
一周年記念まで...あと20日
運命の人とは赤い糸で繋がれているとよく聞く
じゃあ私の赤い糸は誰と繋がっているのだろう
未だに出会えていない
そもそも誰かに繋がっているのだろうか…
【赤い糸】
私の姉が結婚した。とても幸せそうで、出会いは職場だそうだ。私の前でもイチャイチャする。二人を見ているとこう思う。この二人は運命の"赤い糸"で繋がれているのだろうか。もし、私のお姉ちゃんを泣かせたら、運命の"赤い糸"なんてもん、ぶちぎってやる。たとえ、恨まれたとしても。
今日は、日記のような思い出作りではなく、全く新しい物語を綴ろうと思う。拙い部分があると思うけれども、しがない女子高生のお話しだと思って、最後まで一緒に物語を終えていただけると嬉しいです。
“赤い糸”
可愛いとは、なんだろう?大切とは、幸せとは、愛おしいとは、一体なんなのだろう?その言葉の意味ではなく、人はどういうときにそう思えるのだろう?
愛玩動物を見ている時もまた可愛いと思うが、愛おしいとまでは思わない。家族と時間を共にしている時もまた、これが幸せで大切な時間なのだろうと実感するが、この時が愛おしいとは、まだ思えない。私はどこか欠けていて、全てにおいて未熟なのだろう。そして私は一体、なんなのだろう?アイデンティティが声高に叫ばれるこの社会の中、どうやって自分を確立していけば良いのだろう。鬱状態に陥った今、なにも心躍ることが思いつかない。気付けば薬の袋が散らばっている。誰か私の未来を照らしてはくれないものか。わたしの赤い糸を導き、未来を与えてくれないものか。
気付けば日は暮れて、夕日と数日前に用意した縄が私を招く。治らない自傷行為の跡から滲む血、これはいつ治るのだろう。けれど、このおかげで何日間か生き延びられたのだから、これこそ私の良い未来だったのかもしれない。
その未来というのは、血に塗れた腕で力一杯に縄を結び、それを首にかけること。力を込めたせいで傷口が割れてしまい、綺麗だったはずの縄にまで血が着いてしまった。私の赤い糸の相手は、天使だったのかもしれない。汚い人間達よりもよっぽど眩しい、純白の天使。薬を過剰摂取できたおかげで、暖かい縄の中でふっと力が抜ける。この人生の中で1番の過ちを挙げるとすれば、天使が恵んでくれた赤い糸を、紅い糸に汚してしまったことだろう。
赤い糸なんて見えなかったけど、繋がってたのかな?
小指?
手縫い糸?
よくわかんないけど、干支一周分の長さを付き合えてるんだから、赤いロープくらいかなぁ。
赤い糸?どういうことだろうと思ってみんなの投稿をみた。理解。
よくわかんないよ。理解したけどわかんない。ずっとそんな感じ。
お休みなさい。
『赤い糸』💚
運命の赤い糸は
恋人もしくは
夫婦関係になるものだけではない。
そう教えてくれた。
僕の人生を変えてくれる
そんな存在も
運命なんだって。
僕にはまだ
そんな人は現れてないけれど
いつか運命の人が
現れるのを待ってみるね。
【赤い糸】
私の小指には
彼女と繋がった赤い糸が
結ばれていたのだろう
いつしかお互い想うようになり
楽しく時が過ぎていった
けれど私は何故かその赤い糸を
自ら切ってしまった
彼女との間には溝ができ
今までみたいに向き合うことはなくなった
それでも彼女は私に向き合おうとしていた
けれど私は眼をそらし続けた
やがて彼女は私の前から姿を消した
ある時偶然耳にした
『彼女、亡くなったんだって』
赤い糸を切られ風に流される凧のように彷徨って
誰かと結ばれたらしい
幸せだっただろうか
自ら赤い糸を切った私に
そんなことを想う資格などない
もし切っていなければ
今も彼女は私の前で
笑っていただろうか
今さら後悔しても
遅いのだけれど
公園にぽつんと、女の子がひとり。
揺れるブランコに座って、あやとりをしている。
そこに、一人の男の子がやってきた。
「ねぇねぇ、なにしてるの?」
「わたしね、あやとりしてるの」
「あやとりで、なにつくってるの?」
「ひみつ!」
5時を過ぎた夕焼けが、ほんのりと赤い糸を照らす。糸の色と空の色が同化して、あやとりはほとんど見えない。
それでも、男の子は熱心にそれを見ている。
いや、あやとりを見ているんじゃない。女の子の手にある、『赤い糸』を見ていた。
その糸は、その時はまだ、彼女の手の中にあった。
運命の赤い糸って、存在してるのかな
存在してるのならロマンチックだけど、後付けな気もする。
その点キャラクターにおいての赤い糸は作者っていう神様が創った世界の住人で、凸凹を埋め合うよう対につくられてたり、基本わかり合えるようにデザインされているから、外側からみてもわかりやすい赤い糸(大手CP)が繋がれやすいのだと思う。
でもリアル世界でもたまーにいる気がする。ネットの人だけど。(※葛葉と叶・そらるまふまふ。女性では思いつかない…さんばか?)恋人とかではないけど、最近見かけたTweetにあった“生涯を一緒に過ごす人”みたいな。
その他大勢にとっては大したことないけど、その大したことないことをつい共有しちゃう&できる人が私にとっての赤い糸の先にいる人…だといいかなぁ。
突然の来訪者に男は動揺した。この家の家主が三日も早く帰宅したのだ。
おかしい、下調べは完璧なはずだったのに……。
咄嗟に押し入れに身を隠したが、見つかるのも時間の問題かもしれない。男は家主の滞在が一時的なものである事を祈った。
男には持ち家はなく、他人の家から家へ転々として暮らしていた。"借りぐらし"といえば可愛らしく聞こえるが、立派な犯罪である。男に自覚はあった。だが改めようにも、この歳で何か職に従事する事など無謀に思えた。社会経験もほぼ無いに等しい。何かを始めるのに遅い事などないと言うが、男の心が変わるにはあまりにも遅すぎた。
深夜零時、家主が床についた。男は張り詰めていた神経を少しだけ緩めた。これからどうしようか。明日になれば家主はまた家を空けるのか。男に為す術はなかった。
少しだけ開いた押し入れの隙間から、そっと部屋の様子を窺う。布団に横たわった家主の足先が見える。六畳一間の和室に、布団とテーブル、本棚が一つ。テレビはない。初めてこの部屋に入った時、質素な部屋だと男は思った。それでも自分の稼ぎで部屋を借り、日々暮らしているというだけで、既に男よりも何倍も立派で自立した大人だという事実に、男は情けない気持ちでいっぱいになった。
困った事になった。催してから暫くは我慢していたが、とうとう限界が来たようだ。そっと押し入れの戸に手をかける。家主に気付かれぬよう、ゆっくり戸を動かした。
ガタ、ガタ、と戸が音を立てる。古い木造アパートなので、どう頑張っても無音で行動するのは不可能だと悟った。男は無意識のうちに息を止めていた。家主が起きていないか、先程よりも開いた戸の間から恐る恐る確認する。どうやら家主は疲れているのか、深く寝入っているようだ。
どうにか押し入れから出て、畳に足をおろす。家主の足元を通過し、頭側を通ってトイレへ向かおうとした時、急に足首を掴まれた。
「………!」声にならない声が出た。
いつの間にか家主は覚醒していたようだった。
「誰?」
家主の声は小さく、今にも消え入りそうだ。
「誰なの?」
男が黙っているので、今度は少しだけ大きい声で言った。しかし恐怖からだろうか、若干声が震えている。
男の頭はフル回転していた。どうすれば怪しまれずにこの場を切り抜けられるのか。いや、どうしようと男が怪しいという事実は変わらないように思えた。だが、どうにか自分は無害だという事だけでも伝えようと、男は口を開く。
「あ、怪しい者ではありません……」
どう考えても怪しい者が言う台詞である。
「あなたは誰ですか?」
「あの、ちょっと、部屋を……」
男は正直に言おうとして踏み止まった。部屋を借りていたなどと言えば、通報されて終わりだ。
「あなたに危害を加えるつもりはありません。すぐに出て行きます」
そう言って家主の手を振り解くと、一目散に玄関を目指した。
「ちょっと待ってください」
まさか呼び止められるとは思いもしなかったので、男は驚いて足を止めた。
「私は目が見えません。あなたがどなたか分かりませんが、少しだけ手助けしてもらえませんか?」
そうすれば、お咎め無しにしてあげます、と家主は言った。
―――――――――
あれから五年以上の月日が経過した。
女の墓の前で手を合わせながら、あの時の選択は間違っていなかったのだと、男は自分に言い聞かせた。
今日は全然話してない
まあ、私が返信してないだけなんだけど
しろよって?
したら返信来てないか気になるじゃん
そんなの嫌じゃん
ダサい女みたいで、
そんなのにはなりたくないから
遅く返信するけど
こんなことしてる時点で
ダサい女なのかもね
ダサくてもダサくなくても
貴方はなにも考えてないだろうから
いいんだけどね
なんて自分で言ってて悲しいね
最近
ブルームーンだとかよく見るけど
そんなのには頼りたくないとか思う
どうせ見るなら
私は貴方とみたいけど
そんなの叶わないから希望は抱かないように
頑張るね
#貴方と私
小指と小指を繋ぐ 運命の赤い糸
赤い糸の相手が人生で最良の人?
赤い糸が複雑に絡まって
途中でプツリと切れてしまったとして
また繋がりあうことはできる?
その実態を 誰も知らない謎多き“赤い糸”
私の小指にからむ赤い糸は
今はただ床にそってだらーんとのびている。。
いつか、ピンと引っ張りあう感覚が小指に伝わって
その相手を知らせてくれるのかい?
いつかはわからないけど
その時を 大人しく待ってみようか
89:赤い糸
★赤い糸★
私からあなたへと伸びる赤い糸
とてもとても細くて
きっと あなたの目には映らない
きっと あなたの心には届かない
だけどあなたへと伸びたこの糸が
切れることはないでしょう
生まれたその時
神様がたった1本だけ与えてくれる
汚(けが)れも偽りもない真紅の糸
今は叶わなくても
今は伝わらなくても
今は見つけてもらえなくても
今は触れてもらえなくても
いつか
ありったけの想いをのせた私の赤い糸が
あなたの心に届きますように