『貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「貝の使い方」
砂浜で探し回ってやっと見つけた。
噂は本当なのか、試す時がついに来たのだ。
高鳴る胸の鼓動。
貝殻をそっと耳に当て、瞼を閉じる。
「いや、それ此処でやったら、波の音がデカくて貝殻からの音って聞こえないんじゃね?」
「あ、そっか」
「それ、二枚貝じゃねーかよ。耳に当てると波の音が聞こえるのは巻き貝だろ!」
「でえええーマジかよ!なんで教えてくれなかったんだよ!」
「いや、普通わかるだろ……」
いや、わかんねーよ。
俺は今、後悔している。
なぜこいつらと海に来てしまったのだと。
確かに俺たち三人は仲が良い。
だが、だからって……
やっぱり、どんな汚い手を使ってでも女子と来るべきだったんだ!
汚い手ってどんな手段か、わかんねーけど。
「つーかさぁ、二枚貝の使い方って言ったら、こうだろ?」
そう言って、悪友は貝ふたつを自分の胸に当てる。
「男がやってもなぁ……」
「ダメかー!」
「なんか、すげー虚しくなってきた」
やべぇ。マジでここにはバカしかいねぇ……
────貝殻
standbyme🌜️
耳鼻科の医師に、根つめないくらいに推し活してね🎵一番、信頼している先生に言われ。
蒼さんの応援が嬉しくて、全力で応援している、私。
フワフワリ何処か夢の続きを見ています☁️
何時か終わってしまう夢の中で・・・
続きを見ています。
蒼さんが、名前を呼んで下さつた〰️(*>∀<*)✨ちょっと、おしゃべりが出来た〰️(*>∀<*)✨笑って下さった✨
フワフワした、夢の中にいる、
何時か醒める夢の中・・・でも幸せで😆🍀
夏音ちゃんが開けてくれた、ドア。
あんまり、出来ることは少ないけれど、今、私らしく応援したいな・・・。
ミスしても、大きく受けとめてくれた、蒼さん。胸の中がいっぱいいっぱいになった、(´;ω;`)ーー今だけです。
standbyme🌜️ 蒼さんのこと応援していたいの。
耳鼻科の先生、心配かけてごめんなさい🙏
ムリしないようにします(o^-^o)🎵
⭐また、ちゃんと創作活動の文活も頑張ります🎵🙏すみません(-_-;)
終わり
「嫌な事を言われたら、これを耳に当てて。」
彼女は貝殻を二つ、僕にくれた。そこからは波音が響く。
「何で生きてるの?」
母は僕を睨みつけ、言う。僕は貝殻を耳に当てた。嫌な事、聞きたくない事を言われた時、僕は貝殻を耳に当てた。そうすると、僕の耳に届くのは波音だけになる。これを教えてくれたのは、幼馴染の女の子だった。
彼女は病弱で、いつも家の中に居た。そして向かいにある僕の家を、じっと見ていた。時々、僕は彼女を見舞いに行った。その度に彼女は、笑って出迎えてくれた。
「これを君にあげる。」
そう言って、彼女は僕の手に貝殻を二つ乗せた。
「耳に当ててごらん。聞こえてくるでしょ?波音が。」
僕が彼女に言われた通り、貝殻を耳に当てると、波音が耳に響いた。僕が驚いている様子を、彼女は微笑みながら見ていた。
「こうすれば、嫌な事は聞こえないよ。」
彼女は僕の家庭の事情を知っている。だからいつも、僕の家を心配そうに見ていたのだ。
「私はね。もうすぐ死ぬ。地平線の向こうに行くんだ。」
彼女は明るく言った。本当は泣きたいはずなのに、彼女は涙を一つも見せなかった。
「私は、君が心配だよ。」
彼女はいつもそんな事を言っていた。
彼女が死んでから、何年も経っているのに、僕はまだ彼女との思い出に縋っている。僕は今も、あの頃と変わらぬままだ。それは僕の周りも同じだ。暴力と暴言の家は、今も健全だ。変わってしまったのは、彼女だけだったんだ。
夜の海。そこには、終わりのない地平線だけがあった。僕は、ゆっくりとそれへと進んだ。
「地平線の向こうに行ったら、会えるかな?」
そんな事を思いながら、僕は濡れる服を気にも止めずに進む。次第に、僕の体は海に満たされる。耳には、波音が聞こえた。まるで僕は、貝殻の中に入ってしまったみたいだった。
【貝殻】
もともと集中力に欠ける所がある
興味の薄い事には尚更だ
本気で集中力が必要な時は
ある程度の環境を必要としてしまう
仕事が立て込むと貝になろうと決める
が
幸か不幸か
話しかけられる事が多く
なるべく仕事よりも人を優先すると決めている事もあって
貝はすぐ開く
聞いた事ある
バカ貝
そして今日も
溜まった仕事の突破口は
固く閉ざされたまま
お尻ついた火で開け貝殻
海で拾った貝殻を10枚ほど、すり鉢などでごりごり砕いて
ジップロックに砕いた貝殻と、塩を2つまみ、台所洗剤を少し入れ混ぜます
そのまま冷蔵庫でひと晩寝かせたものを
一体なにごみとして捨てればいいのか?
誰か教えてください。
貝殻
幼き頃の私は忘れない。
アロハ風の温泉施設に土産物として販売されていたプラスチックのキラキラとした貝殻達。
それを母に買ってもらい、帰りのバスでゆっくりと眠りについた時はもう幸せそのものだった。
家に着いてから数日後。
そのキラキラとした貝殻達はトイレの洗面台の飾りとして業を成すのであった。
今でも売っているのだろうか。
気になる所ではあるが、せっかく大人になったのだ。
本物の綺麗な貝殻を砂浜にゆっくりと拾いに行きたいものである。
「真実から得られるモノはなにか」
どちらが最初か。
何が悪いのか。
どちらが悪で、何を嫌うのか。
いまこの時を生きている私たちでさえ、政治の闇、業界のルール、暗黙の了解。真実すら知らないことが山ほどある。
それなのに、どうして過去の真実を求めるのか。
誰かの記憶や、言葉や文字や軌跡から集めるモノが果たして、全てなのか。
歴史は真実を語るとは限らない。常に絶対的な信頼を寄せるに値するモノなどこの世にひとつだってないのである。
きっと必要なのは、疑うこともできる視点。
それに適材適所を見つけることができる捉え方。
上も下も、質も量も。
早い遅いも、緻密も粗いも。
必要とする場があり、必要とされるモノである。
真に平和な時代が、世界がくるのであれば
それはきっと、各々が真実を求めるのではなく
未来を生きるために時代(いま)を捉え、
自分の在り方を考えることができるときであろうなぁ
貝殻
事実は貝の殻
中身が無くなった残り。
なのに人は
それに色々な気持ちを込める
ロマンチックな道具。
私自身も砂浜で見つけると、嬉しいし
たまに持って帰ったりする。
貝殻
あの日、君がくれた貝殻
家族で海に行って見つけたからって
ぶっきらぼうに渡してくれた貝殻
外側はごつごつして不格好だけど
内側はキラキラした虹色で
見つめていると海の情景が見える
そっと耳に当てると
寄せては返す波の音が聴こえる
君は何でもなさそうにくれたけれど
私のために一生懸命
きれいなものを探してくれたこと
今ではわかるよ
机の中に大事にしまっている私の思い出
片付けの途中で見つけた君は
「そんなもの、まだ持ってるのか」
なんて呆れた風だったけれど
その後ろ姿はちょっとだけ嬉しそうだった
私にとって大切な宝物
だって
君から初めてもらったプレゼントなんだもの
【ありかた】
貝殻は貝の亡骸
カニカマは蟹のイカサマ
神様は民のインフラ
「さよなら」は愛の気体化
「貝殻」
貝殻のように、
私も
ぴったり合うような片割れに、
いつか出会えるだろうか。
私の片割れは今、
どこかで割れてしまっていたりしないだろうか。
誰かと間違えて、くっついてはいないだろうか。
どこか遠くまで流されてはいないだろうか。
貝殻で海を測った
やっぱり僕はあなたには及ばないみたい
_貝殻
出会ってすぐの頃、散歩途中にあなたがくれた白色の貝殻をずっと大事に玄関に飾ってあるの、気づいてますか。
/貝殻
貝殻。
貝殻を
耳に
当てよう。
ゆうの声が
聞こえるように。
今日はお髭だったから
萌え死んだ。
そんなに集めてどうするのかと、聞いた。小さな彼女は愛おしそうに貝殻を見つめながら言う。宝石みたいで綺麗だから集めて宝物にするの。笑顔で言う娘はくるりと砂浜へと視線を戻す。這いつくばって貝殻を探す娘を私は見守りながら幼少期の事を思い出した。幼き私は海に行っては泳ぐのそっちのけで貝殻を拾っていた。その度に叔父も愛ちゃんこれどうねなんて言って私の掌に貝殻を渡していた。たまに悪戯でスナガニを手渡してきた時にはびっくりして泣いて叩いた事もあった。叔父は職人気質の器用な人でそのとき拾った貝殻は綺麗に洗って豪華な貝殻のネックレスを作ってくれた。はしゃぐ私の頭を優しく叔父は撫でた。そんな亡き叔父との思い出。私は当時を思い出しながら娘に言う。家に帰ったら貝殻のネックレス、一緒に作ろうか。はしゃぐ娘がただただ愛おしくて頭を撫でた。
作品No.158【2024/09/05 テーマ:貝殻】
貝殻を集めるのが
すきだった
それを集めた缶箱
今どこにあるんだろう
巻貝の殻を耳に当てても
海の音なんて聞こえなかった
それでも聞こえないとは言えなくて
聞こえる気がする と笑った
あの時の気持ちを思い出して
ぎゅっと寂しくなったとき
宝箱を開けては
たくさんの貝殻を取り出す
凹凸に指を滑らせ
優しく握りしめ
頬をすり寄せる
私と同じ 海に還りたいものたち
[貝殻]#142
八月 海に行った。
貝殻は見つからなかった。
制服でびちょびちょに濡れて
楽しいねってはしゃぐ君。
太陽の光が水面に反射して
いつもより君が輝いて見えた。
その帰り道
一つだけ小さい貝殻を見つけた。
白いけどただの「白」じゃない。
色々な色が混ざったような
言葉ではなかなか言い表せないような白。
今にも消えてしまいそうなくらい美しかった。
手に取った瞬間
貝殻は割れてしまった。
君との思い出
この時間も
この貝殻のように美しくて、今にも壊れてしまいそうだ。
いつか君との日々に終わりが来る。
それを知っていながら私は
君との日々が一生続くことを願ってしまう。
【貝殻】
海で拾った貝殻は
家に持って帰ると
その輝きを失った
海でであったあの人は
町で再会を果たしたら
イケメンではなくなっていた
海は全てを美しく輝かせる不思議な力を持っている
私には小さい頃から持病があります。
「潮風は身体にいい」 誰が言ったのかわからないけれど、夏休みは大抵海の近くにある親戚に預けられていました。
毎日、毎朝 毎夕おじさんと砂浜に散歩に行っては貝殻を拾っていたなぁ…
ピンク色の桜貝 真っ白なツノ貝 まだらな巻貝 名前なんかわからない貝殻まで沢山拾えた。
散歩から帰ると、その貝殻を大きなガラス鉢に入れては飽きずに眺めていました。
子供の頃の大切な想いでです。