9割ノンフィクション

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八月 海に行った。
貝殻は見つからなかった。
制服でびちょびちょに濡れて
楽しいねってはしゃぐ君。
太陽の光が水面に反射して
いつもより君が輝いて見えた。
その帰り道
一つだけ小さい貝殻を見つけた。
白いけどただの「白」じゃない。
色々な色が混ざったような
言葉ではなかなか言い表せないような白。
今にも消えてしまいそうなくらい美しかった。
手に取った瞬間
貝殻は割れてしまった。

君との思い出
この時間も
この貝殻のように美しくて、今にも壊れてしまいそうだ。
いつか君との日々に終わりが来る。
それを知っていながら私は
君との日々が一生続くことを願ってしまう。

9/5/2024, 2:48:21 PM