『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「誰よりも、ずっと」
そんな言葉は
自分で思っていても
まわりには
そう映っていないもの。
貧乏神(書く練習SS)
男は、ふと自分の枕元に影が立っていることに気がついた。
壁まで伸びた影は不気味に黒く、長く、そして長い鎌を持っているように見えた。
「もし、貴方様は死神でいらっしゃいますか?」
幻覚かもしれないと、思っても男は尋ねずにいられなかった。
『そうとも。お前の魂を連れていく』
短く死神は答えた。
「ああ!本当にいらっしゃるんだ、死神様…」
弱々しいながらも喜色の声をあげるので、死神は男を不思議に思った。
『お前はワシが怖くないのか。普通は怯えたり落胆したりすれど、歓迎されたのは初めてだ』
「これには、わけがあるのです……」
大きく息を吸った男は自身の生い立ちを語った。
両親、友達、周囲とも恵まれなく、金も実力も運さえも見放され、挙句が死にいたる病である。
聞くも涙、語るも涙の見事な不幸人生であった。
「……なので、これでようやく死んで自分は楽になれると。貴方様がおいでなすって喜んだわけです」
『いや、なに。事情がわかって納得したわい』
ふむふむと死神が頷いた。
『そしたら、あんたは神になる才覚があるのう」
「…神?、え⁉︎僕がですか!」
男の瞳にわずかな光が芽生える。
死神は指を差して告げた。
『いや、取り憑いてたそこで見てるあんた』
【誰よりも、ずっと】
この気持ちだけは誰にも負けない。ずっと、ずっと忘れたくないの。この感情を君に返すにはどうしたらいいんだろう。考えても考えても、足りないよ。きっと誰よりも君のことを考えている。
永遠に少し近い、そんな時間。
『拝啓、空色の貴女へ
私の気持ちを伝えるために、手紙を書いてみることにしました。
こういった手紙を書くのは、あまり慣れていませんし、正直言ってとても恥ずかしいです。
でも、どうしても貴女に伝えたい。
貴女はまさしく空のような人です。
貴女の髪は、優しく広がる夜空のように、
深い黒色。
貴女がよく着る、夕焼け色の服だって、
浅黒い肌にとても似合う。
貴女の目は、夜空に浮かぶ月のよう。
見ていると、なんだか安心する。
そして、貴女の笑顔はまさに太陽。
卑屈で、臆病者の私の心は、
何度も貴女に照らされてきました。
それはもう、目を開けられないほどに。
私の心の雲は、
いつだって貴女が晴らしてくれました。
勝手なのは分かっていますが、
これからもどうか、私の太陽となってくれないでしょうか。
そして、貴女の心に雨が降った時、
私に傘を任せてもらえないでしょうか。
私は太陽にはなれないかもしれません。
それでも、貴女のそばにいたいのです。
私は貴女のことが、誰よりもずっと……』
「おい、何勝手に読んでるんだ」
「きゃあ! びっくりした」
「びっくりしたのはこっちだよ。勝手に僕の部屋に入ってるんだもん」
「えへへ、机に置いてあったこれが気になって。ロイリーニョが紙をクシャクシャにするなんて珍しいじゃない?」
「はあ、だからって勝手に見るなよ。ほら、それはゴミだろ? 早くよこしなよ」
「えー! いやよ、こんなに素敵なラブレター、捨てるのなんて勿体無い!」
「本当にやめてくれモレーナ、それは僕にとっては黒歴史なんだってば!」
「何が恥ずかしいのよ? こんなに素敵な文なのに!」
「お願いだからやめてくれ! ほら、早くこっちによこしなさい!」
「あ! ちょっと!
もう、相変わらずシャイなんだから」
「ふん、悪かったね。僕は君みたいな性格じゃないからね」
「本当に可愛くないわね」
「それで結構」
「ねえ」
「なに?」
「あの手紙の最後、なんて書いてあったの?」
「は?」
「だって、消しゴムの跡があったもの。バレバレよ」
「……モレーナ」
「……なーに? かしこまっちゃって」
「僕は……僕はね」
「うん」
「誰よりも、ずっと君のことを……」
「……」
「……だめだっ! やっぱり言えないっ!」
「ええー! なにそれ! 今のはいう流れでしょ!?」
「本当に無理だ! ごめん!」
「ほんっとにシャイボーイね!」
「悪かったよ……」
「まあ、いいんじゃない? 可愛いし」
「……やめてくれよ、情け無い……」
「じゃあ、一つ約束して」
「ん?」
「さっきの続き、いつか絶対聞かせてね」
「……うん、約束するよ」
「今度は逃げないでね、待ってるから」
「大丈夫、絶対伝えるから」
あなたは誰も見ていない所でも
一生懸命努力して頑張っている事を
私だけは知っています
失敗したとしても
その失敗を恐れずに
立ち向かっていく
あなたの姿勢は強く逞しくな人だと思います
あなたには誰も真似出来ない強さと
パワーがある人だと思います
そんな努力家で頑張り屋さんなあなたを
心から誰よりもずっと応援し続けています
ほのか
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと私を見ていて。
私にとってたった1人なの。
だから、どんな酷いことでも我慢できるの。
周りから言われても気づけないの。
貴方が私を特別と言うから。
私が貴方にとっての特別な存在であるように、
私は貴方のそばに居たいから我慢するの。
「ねぇ?お母さん。誰よりも、ずっと私を見ていてね。」
《これからも、ずっと》
これからも、ずっと隣にいてくれよ お前がいたから、俺は生きてる
2026.4.8《これからも、ずっと》
《誰よりも、ずっと》
誰よりも、ずっと隣にいた俺も いつかいらなくなる日がくるさ
2026.4.9《誰よりも、ずっと》
「誰よりも、ずっと」 #332
あなたのことを考えよう
ずっとあなたが頭の中心にいるようにしよう
誰よりも、私
あなたのことを考えていたい
あなたに考えられていたい。
誰より劣っていても、誰より足りなくても、
夢見るこの想いだけは、誰にも負けたくない。
「お題 誰よりも、ずっと」#220
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
昨日バラしたことを早くも後悔
バレたらどうしようと怯える
【誰よりも、ずっと】
私はベッドで眠る。腰が悪いので、立ち上がるのが楽な高さのベッドを選んだ。ヘッドボードは厚みが4センチほどあるので、きのこ型のライトを置いている。きのこの傘のてっぺんに触れるとオンオフ切り替え、明るさも段階変化する。最高に気に入っている。入眠にとてもいいし、何よりもまぁるいフォルムがすごくかわいい。
きのこの真下のマットレス部分には、読みかけの本が積んである。哲学書、20年前の固定資産関連書、物語、詩集、あとは…えーっと?ノンフィクション小説と、詩集(再)。半分にはジュンク堂の紙のカバーがかけてある。
その上に、アンパンマン号ともぐりんのぬいぐるみ。スーパースターのぬいぐるみ。子どもが生まれたての赤ん坊だった時に自作したあみぐるみもある。
そして、忘れてはならぬ、リーディンググラス。使う方が疑いようもなく楽ちんなので、使わないという選択肢はもうない。
それが、私の寝床。
誰よりも、ずっと
大切な人
そんなあなたに
誰よりも、ずっと
大切にされたい
誰よりも、ずっと愛していた。
君の好きな曲も、趣味も全部好きになった。
なのに、君は僕を選んでくれないんだね。
…分かってた、分かってたよ。
でも、隣にくらい居たかったなあ?
《誰よりも、ずっと》
誰よりも、ずっと
君の成長を見守ってるよ
我が子の成長に驚きながらも
君の出来ることが増えるだけで嬉しい
誰よりもずっとわたしがすきだった
きみのことを
そう感じたのはあの春
キミが桜の下に立ち花たちを見上げていた頃
わたしはきみに恋をした
背が高くてすらっとした腕をうえに掲げて
頬で見ながら春を楽しんでいたキミ
私の姿に気づいてこちらにやってきたあのときはとてもドキドキして心臓が口から出そうだった
右手を差し出してはじめましてと握手を求めるキミ
温かな手の温もりと、おだやかな笑顔に私はもう君に釘付けだったんだ
きみはわたしの元から去ってしまったけど、元気にしていますか?
今年も桜の季節が来ました。
キミはまた、眩しい陽の光を手で遮りながら微笑んでいるのかな
キミが元気なことを祈ります。
またどこかで。
別段、自分にとって彼女が特別だった訳ではない。
だけれど、どうしてだか彼女はいつも自分を特別にしてくれた。
彼女は思い出す限り非常に感情豊かで情の深い女性であったから、『それ』自体は珍しいことではなかったのだろう。
そしてそのことを証明するかのように、彼女の特別は沢山あって、自分はのうちの一人であると理解しながら、それでも自分が彼女の『特別の特別』であることも理解していた。
だから、己にとって彼女は特別ではないけれど、思い出深い存在だと言わざるを得ない。
「まあ、いつまで覚えていられるかはわかんねーケド」
高層ビルの上から見下ろす街は目が眩む程に眩く、そして果てしなく冥い。
メゾソプラノの響きを持つ呟きを聞く者は勿論その高さ故に誰もおらず、強い夜風に吹かれて消える。
「人の営みは変わらず、見上げる月も変わらず、……お前が何処にも居ないのも、変わらず、だ」
独り言を紡ぐ、細く華奢なシルエット。
その好き放題に跳ねた柔らかくしなやかな黒髪の短髪は、だがしかし冷たく強い風にそよとも動かない。
その身に纏う白い燕尾裾のドレスシャツも、やはり靡いてはいない。
そこにありながら、『それ』は『そこ』には居ない。
その存在はただの投影であり、誰かが『そこに在る』と認識しない限り、その次元には存在していないのだ。
非常にややこしい存在だと、自分でも思う。
だが自分は最初から『そう』であり、『そう』でしかないのだから 『そう』だと諦める他ないだろう。
認識さえして貰えば、認識した相手の認識した通りの存在になるのだから問題がある訳でもない。
見た目も声も温度も質感も全て自分のモノではないが、だからと言って自意識が揺らぐようなことも最早ないのだし、便利といえば便利でもある。
ただ少し、本当にほんの少しだけ───寂しいと感じることはあるけれど。
「あれから随分経ったのか、それともやっと追いついたのか、はたまたまだ先の話なのかも分からないが───」
誰も聞くことのない、だから誰も知ることのない、そしてそれ故存在しない言葉は何処にも行けずに溢れ落ちる。
「……それでも、俺は 多分お前を忘れないよ、燭(ともしび)の黒姫」
もう誰も、それこそ彼女の創造主さえもその存在を忘れたとしても。
こうして自分はいつまでも彼女を忘れないだろう。
例え記憶がなくなっても、かつて彼女が自分を『特別』扱いしてくれたように、自分も彼女を、そして彼女が生きた世界を、どうしたって無かったことには出来ないのだ。
それは呪いのようで、祈りのようで、ただの事実で、果てしない戯言、だから。
「あいしているよ」
その言葉が真実かどうかなんて、きっとどうでもいい。
誰よりも、何よりも。
ずっと、どうしようもなく。
「あいしている」
───これは何処にでもいて何処にも居ないケモノが唄うモノ。
決して特別では無い貴女に捧げ続ける、
全く特別ではない『あい』のウタ。
──────
AAA SS「其れは何時迄も限り無く」
(お題:誰よりも、ずっと)
𖧷誰よりも、ずっと𖧷
これは書いたことがあるぞ!
世界中の〜♪̊̈♪̆̈って。
今日はスキップしよう!
自分を最も理解している人物は自分だと理解していた。
「オレが一番コイツのことをよく知ってる」なんて、
馬鹿みたいにでかい声で宣言する君が現れるまでは。
誰よりもずっと
若い時は誰よりも優れていると思っていた。でも世の中を知るたびに、自分がどれだけ無能だったか、思い知らされた。
若気の至りとはよく言われるが、まさにその通り。歳を重ねると自分の限界も見えて、慎重に行動しているが、いまだに自信過剰なところが出てしまうこともある。
今はその頃の自分が恥ずかしく思えるくらい、自責の念に駆られている。謙虚に常に感謝も忘れずに生きていこうとしている。なかなかできることではないが、少しでもできるようにしている。
最近はあまりにも自分を卑下し過ぎないようにしている。そうしているとつまらない人生を送ってしまうように思えるからだ。歳をとると新しいことにチャレンジしようと思っても、二の足を踏んでしまう。だから、謙虚にでも大胆に行動しようとも思っている。
そうすることで新しいことに、チャレンジできるような気になるからだ。
気になる彼の周りには、女の子が沢山いる。
彼が優しい人だから、普通に悩みを聞いているうちに〝その気〟になっちゃうみたい。
私は悩みと言うより偶然の重なりで、色々話しているうちに……ああ、でもやっぱり彼の優しいところが気になっちゃう。
でもね、私知っているんだ。
クリームソーダが大好きなこと。
青が好きなこと。
うさぎが大好きなこと。
あと、ちょっとイジワルなところがあること!
他にも、他にも……。
仕事のことは、いそがしいってことは知っているけれど。そこはお互い様かな。
誰よりも、ずっと。
なんて言えないけど。
私は瞳と閉じて、彼の笑顔を思い出す。
その笑顔は太陽みたいに輝いていて、とても眩しい。
私だけ知っている笑顔、だったらいいな。
おわり
六九三、誰よりも、ずっと