誰よりも、ずっと』の作文集

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誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/9/2024, 2:59:22 PM

"誰よりも、ずっと"

 早朝の散歩。今日は一人。
 手術後という事で、興奮して傷口が開いたりしてはいけないと思い、二、三日は一人で散歩する事にした。
「……」
 静かだ。
 早朝の住宅街が静かなのは当たり前だ。聞こえてくるのは木の葉が擦れる音と雀のさえずりくらい。ハナと散歩し始める前はこれが当たり前だった。
 ハナがいないだけでこんなにも静かなのかと、少し寂しく思いながら、ちょうど折り返しの所に来た。
 戻るか、と身を翻す。
「大我」
「お」
 向こうから、スーツ姿の青年──飛彩が片手に鞄を持ちながら歩いてきた。「おはよう」「はよ」と挨拶を交わして、横並びになって歩き出す。
「一人か」
「念の為二、三日安静」
「そうか」
 主語が無くとも成り立つ会話を交わしながら、一人ともすれ違わない住宅街を歩いていく。
「なんでここに来てんだ?」
「ハナの様子を見に行くように頼まれた」
 誰が頼んだのか、容易に想像がついて「あぁ……」と声を漏らす。
 時間にすれば一分程だろうか、お互い無言で歩く。
 聞こえてくるのは、お互いの靴音と、木の葉が擦れる音、雀の鳴き声。
 何の会話もしていないのに、ただ横並びで歩いているだけで心が満たされていく。
 ふと飛彩の顔を見る。少し顔を顰めて口を開き、静寂を切った。
「徹夜してねぇだろうな?」
 驚いた顔で「は?」と小さく漏らしながらこちらを向いた。
「惚けんじゃねぇ」
 そう言うと目の下を指さして、更に言葉を続ける。
「隠してんだろうが、薄く塗りつぶしてるだけで隠しきれてねぇぞ」
「隠せていないのか?」
「よく見たら薄ーく隈が見える」
 すると懐から、小さなスティック型の物を取り出し、差し出してきた。
「塗ってくれないか。自分ではよく分からない」
 そう言われて差し出された物を手に取る。渡されたのは化粧品で、【コンシーラー】と書かれていた。
「全く、慣れねぇもんで隠そうとすっから……」
 呆れながら蓋を開けて「こっち向け」と指示すると、静かに瞼を閉じて端正な顔を間近に向けてきた。そうするように指示したが、ドキリと心臓が跳ね、身体も小さく跳ねた。
 どう付けるのか分からないが、自然な感じに隠せればいいかと、点を打つように重ねて、指の腹で優しく伸ばしてなるべく自然に、違和感がないように馴染ませる。
 こんくらいか、と離れてコンシーラーの蓋を閉める。
「多分上手く隠せたと思う」
 ほらよ、とコンシーラーを差し出す。すると「ありがとう」と言いながら受け取り、懐に仕舞った。
「ちゃんと鏡見ながらやったか?」
 煽るように言うと、「済まない」と小さく謝った。
「あれで俺を誤魔化せると思ったら大間違いだかんな。……何年傍で顔見てきたと思ってんだよ」
 文句を言ってやる。後者は小声で尻すぼみになった。
 すると、形の整った綺麗な唇が弧を描いた。
「そうだな。ありがとう」
 またドキリと心臓が跳ねる。
 医院が見えてきたので、小走りで裏口に向かい、扉の鍵をシリンダー錠に刺して回す。ガチャリ、と錠が外れる音が聞こえると、取っ手を回して扉を開く。
「おら、入るんなら早く入れ」
 慌てるように早口で言う。少し声が裏返ったが気にしないフリをする。
「お邪魔します」
 そう言うと近付き中に入る。入ったのを確認して扉を閉めた。

4/9/2024, 2:58:46 PM

「一番近くて、一番遠い」



家が隣で年も一歳違い。
まるで兄妹みたいだと、お互いの家族も言っていた。

おままごと、かいじゅうごっこ、かくれんぼ、ひみつきち、たんけんごっこ、ゲーム……

制服を着るようになるまで、いっしょに遊ぶのが当たり前だった。


部活、試験、生徒会、文化祭の準備……
ランドセルを背負っているあたしには、わからなかったことが増えていって、顔を合わせることも少なくなってしまった。

同じ制服を着て、同じ学校に一年遅れて通って、初めて気がついたんだ。
兄妹なんかじゃ嫌だということに。

だけど、あなたにとってのあたしは今でも「家族じゃないけど家族同然」の妹分。


隣に住んでいなければ、良かったのかな。
中学で初めて出会う、ただの先輩後輩だったら違ったのかな。

だけど、ずっと一緒に遊んでいた思い出は、なくしたくない。



たぶんきっと、一番近くて、一番遠い。




────誰よりも、ずっと

4/9/2024, 2:55:20 PM

誰よりも、ずっと

人々を驚嘆させるような人達は
誰よりも、ずっと努力している
努力しているから輝けるのだと
強く自分に言ってやりたい

4/9/2024, 2:54:30 PM

誰よりも、ずっと
努力してる、頑張ってる、思いが強い
なんて私は言えない
週6・7で遅くまで働いても、
部活を4つ兼部して、先生の理不尽に耐えても、
ほんとーに色々あって、失敗して、心が折れそうでも、
誰よりもずっと、何かをしてるなんて言えない。
私が知らないだけで皆何かしらしてる。
私が皆に勝てるものなんてなんもない。

4/9/2024, 2:53:36 PM

誰よりも、ずっと。
ずっと? 私は何を欲しているのだろう。
幸せになる? 自由になる? 金持ちになる? 遠くに行く? てっぺんに上る?
欲がありすぎてわからなくなる。私の本当の望み。

4/9/2024, 2:51:57 PM

お題 誰よりも、ずっと
短歌

世界中の誰よりもずっと君のこと
愛しているよと毎晩練習

4/9/2024, 2:50:58 PM

誰よりも、ずっと
僕は僕と生きている
だけど僕には自分と向き合ってない時間もたくさんあって、
僕なんかより僕のことを見てくれている人がいる
だから大丈夫
きっと自分が心配する以上に、僕の心は誰かに包まれえて生きている

4/9/2024, 2:50:41 PM

誰よりも、ずっと

誰よりも君の一番近くにいると思っていた。
君のためにやれることを探して、思いつくことは全部してきた。
いつか別れが来ることを知っていて、その存在を遠ざけていた。
もっと、ずっと、できるだけ長く。
この平穏と幸せが続くように。

君は何も知らない。
知らないままでいるから愛おしい。
君は知らなくていい。
誰よりも、ずっと俺が君を愛しているから。

────────────────

自創作 赤い祝日 より

4/9/2024, 2:49:09 PM

誰よりも、ずっと


最近、楽を覚えてしまったように感じる。
仕事がテレワークになって手を抜きやすくなったのもあるだろう。
若い頃にあった情熱や集中力も衰えてきたように感じてしまう。
一回り前の頃は、やるならば誰よりも、なんて思いながら物事に取り組んでいたけれど、今はできる範囲で、などと保守的になってしまった。
良いように言うと要領がよくなったのかも知れないけれど、勉強したいことが増えてきた今、もう一度気合を入れて学びたいと思う。
誰よりも、ずっと。そんな気持ちで勉強がしたい。

4/9/2024, 2:48:52 PM

誰よりも、いちばんうまく動かせる よき友バイクLIKE A ガンダム

誰よりも、ずっと

4/9/2024, 2:47:36 PM

誰よりも、ずっと


何で…こうなるんだろう?

お前と顔を合わせると、直ぐに口喧嘩になって、
お前の前では、何か素直になれなくて。
態と煽る様な事を言っちまったり、
矢鱈、腹を立てて、ムキになったり。

心の底では、
お前と飯を食いに行ったり、
何処かに遊びに行ったり、
そんな、普通の友達みたいに、
過ごしたいって、思ってるのに。

だけど。
お前には、そんな事、言えなくて。
何気ないお前の言葉の揚げ足を取って、
思ってもいない、悪態を吐いて。
お前を無駄に怒らせて…。

そして、お前は。
半分怒った様な、半分呆れた様な顔をして、
俺の前から、立ち去ってしまう。

本当は、
誰よりも、ずっと…。
側に居たいのに。

何で…こうなるんだろう?

4/9/2024, 2:46:44 PM

誰よりも、ずっと。

「3人の魔女へ」

いつまでも、ずっと。
誰よりも、ずっと。
そんな、ことを簡単に口にするのは嘘つきの始まりで、ずっと愛してる、ずっと友達、ずっと見つめてる、ずっと君だけ、あなただけ…。嘘を積み重ね、そんなつもりじゃなかった、ごめんなさいと許してもらう為に直ぐに口先だけ謝る狡賢さ。アナタは何も分かっていないなんて平気で言えて、自分の傷には敏感で他人の傷には鈍感で、優しく有りたいと素直ぶり、正しい正しくないと騒ぐ魔女。

そんな可哀想な3人の魔女が昔々におりました。

ひとりは、甘いチョコレートが大好きでした。
ひとりは、桜もちが大好きでした。
ひとりは、麦茶が大好きでした。

3人の魔女たちは、嘘をつき夜ごと姿を変える不実な月を見上げては呪文を唱えます。何故なら3人は3人ではなく1人きりの寂しい魔女の自慰行為だったからです。

寂しい1人の魔女は夜ごと姿を変える月に名前をつけてソウルメイトにしたのでした。

これで、1人も怖くない。
あいつに仕返しだ。

魔女は月明かりの下呟くのでした。

これからも、ずっと
誰よりも、ずっと

私だけ見つめてる。

嘘を隠し夜ごと姿を変える月に誓う。

私を見つめ、私を傷つけるものを私は決して許さない…。

いつまでも、誰よりもずっとずっと追いかけ続ける、悲しい欲望の本当は1人の3人の魔女の自慰行為を月は見ていた。

誰よりも、そっと、ずっと。

2024年4月9日 

                心幸

4/9/2024, 2:44:17 PM

以前に付き合っていたあの人に
そのときは、何もかも夢中だった。

夜中、平気で抜け出して、
あの人に会おうと。

他の誰よりも、きっと、何か別人のように
あの人と手を握り合って
隠れて抱きしめ合ってた。

ずっと一緒にいると、思ってた。
魔法が切れるまでは。
今、僕は、別の誰かに魔法をかけられた。
お互いに守り合える人に。

4/9/2024, 2:42:15 PM

詩『入学式』
(裏テーマ・誰よりも、ずっと)


入学式。
期待と不安に押し潰されそうな会場には、
スマホをこちらに向けた親たちがいた。

同じ新入生には、
ニコニコしてる者や
ガッポーズして親のカメラに写ろうとする者
ひどく緊張して俯きつまづいてる者
早くも友達を作っている者
ひとり言を喋ってる者

先生も様々だ。
笑ってる、睨んでる、苛々してる、無表情、
年齢も幅広い。

私は「誰よりも、ずっと」努力した。
逆に言えば、ギリギリ入れた学校だった。
底辺からの出発だ。

みんなが頭が良くて優秀に見えて、
どんどん私は小さくなって、
教室に行った頃には、ほとんど消えていた。

ぱっ!と視界が明るくなる瞬間があった。

衝撃だった。

人はそれを、ひと目惚れと言うだろう。
どうでもいい。
でも、私はがんばる意味を手に入れた。

誰よりも、ずっと。
そう誓った。

未来の記念日にしたい四月だった。
暖かだけど、少し風の強い、
君の笑顔が似合う、晴れた日だった。

4/9/2024, 2:40:10 PM

誰よりも ずっと



誰よりも家族が ずっと好き

そう思うこの瞬間が愛おしい
辛くても寂しくても支えてくれる

家族の偉大さを尊さを感じている今日この頃

4/9/2024, 2:40:07 PM

「誰よりも、ずっと」

毎日必死にもがき生きている貴方が、誰よりも、ずっと強いと思います。
誰かが毎日必死に生きていることが、私が頑張る糧になります。
今日も頑張ってくれて、ありがとう。

4/9/2024, 2:35:54 PM

誰よりも ずっと

自分だけは自分の味方でいたい
お前は今日も頑張ったと 言葉を掛けたい

誰かに一つ 勇気を分けて貰った
今日は私の為に使うけど
明日は 誰かに返したい

自分を自分で味方につけて

貴方はとても頑張ったねと
誇れる勇気で返したい

4/9/2024, 2:30:27 PM

こっそり、彼の横顔を見つめる。頬杖を付きながら忙しくなく仕事をする彼を見ていた。

彼の真剣な表情、整った目鼻立ち、潤っている唇、柔らかそうな頬、夜色の瞳。

ずっと見ていても飽きないな、と思った。こうして彼が仕事をしているのを俺がここで見ている。ずっと、今日が終わっても明日になっても1週間後休日が訪れても、ずっと、ずっと。その案はひどく魅力的に思えた。

4/9/2024, 2:30:14 PM

あなたは本当に優しくて、
とてもとても強い心を持った人だった。

必要に駆られて
身につけざるを得なかったものがあったとしても
きっと生まれついての素養が大きかったのだと思う。

けれど、そんな元々強く優しい人が
もっと強く、もっと優しく、と
そうあり方を変えなければならない程に
あなたに降りかかった試練は厳しかったのだ。

私は、あなたが誰よりも優しくて
誰よりも強かったことを知っている。

そして、あなたが誰よりも、ずっと、
苦しんでいた事も。

到底、生きていたいと望めるような
体では、病ではなかった。

それでもあなたに会いに病室に訪れれば
柔らかな微笑みを浮かべて、
うれしそうに迎えてくれた。

人前で、弱音なんて吐かなかった。


自分を見て苦しそうな顔をする人に
そんなこと言えなかったのかもしれない。

言ってしまえばぼろぼろと自分が崩れて
生きていけなくなると恐れたからかもしれない。

でも全ては私の妄想で、
真実はあなたが全て煙と共に持って行ってしまった。


そばで寄り添うだけで良かったのか。
きっと、気を遣わせていただろう。
私は、頼れる相手ではなかったのだろうか。

棺の中で、綺麗に死化粧を施され、
穏やかに眠るあなたを見たとき、
後悔とも言えないような、
心残りと罪悪感を感じて
他の皆が泣きながら、頬に触れながら言う

「よく頑張ったね、ありがとうね」

なんて言葉、足も手も口も
凍ったみたいに動かなくて言えなかった。
現実じゃないみたいで、でも現実で、
気がつけば両手を腹の前で震えるほど握りしめていて
視線だけは釘付けで。
意識の私が棒立ちの私を後ろから見ていた。


誰よりも、誰よりもあなたが頑張ったことを
私は知っている。

誰よりも、誰よりもあなたが苦しみを抱えていたことを
私は知っている。

安堵したような、本当に安らかな顔をして
棺に横たわるあなたが忘れられない。
そんなふうに眠るあなたを見たのは、
それが最初で最後だったから。

あなたが私にくれたものは
あまりにも多くて
私があなたにしてあげられたことなんて
ほとんどなかった。

そうだ、私はきっと、“死”に負けたのだ。
私のちっぽけな両手では到底与えることのできぬ
安寧を容易く“死”はあなたにもたらしたのだ。

きっと私は、あなたの救いになりたかった。
誰よりも、ずっと、あなたに光を見た者として。
傲慢で、愚かだ。
でも、真実あなたを愛していたから。
“死”にさえ嫉妬するほどに。


「誰よりも、ずっと」

4/9/2024, 2:23:58 PM

誰よりも、ずっと努力しないと手に入れられないって気づいた。

もっと早く気づけば良かった。

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