『誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題が「誰にも言えない秘密」だそうです。
人は人生を重ねるたびにいろいろな経験をするものです、成功や失敗と名前がつけれるものがある一方で、自分や他人からの評価が得られない、つけれない経験もあるはずです、そんな中に他人には打ち明けることが出来ない自分の中にだけに留めておきたい拠り所があることもあります。
しかし、綺麗な物だけではないはずです、「誰にもいえない秘密」とはそれを表に出してしまうと知った人が傷ついてしまう、もしくは傷つかなくとも同じぐらい悩ませてしまうかもしれないことがあるかもしれません、どちらにしても他人と共有することに相応のリスクを抱えることになるかもしれないから秘密というのかもしれませんね。
なので人の誰にも言えない秘密をしることはそれ相応の覚悟が必要ですよ、ドキドキワクワクのその場の好奇心で聞くのもいいですが、それを受け止めるには少なからず覚悟を持ってきくことですね。
私の誰にも言えない秘密ですか?
知りたければまた次の機会でね
「実は誰にも言えない秘密があるんだけどね、」
君になら話しても大丈夫かなって。もちろん他の人には内緒だよ?
そう言って頬を赤く染めて話す彼女は、まさに恋する乙女そのものでとても可愛らしい。なんせ、これまで誰にも言えなかったという秘めた想いを打ち明けてくれているのだから。
想い人を思い浮かべながら、ようやく自分の想いを口に出すことができた彼女の笑顔は、これまでにないほど輝いていて、それでいて蕩けるような様相をしていた。
心の中をひっくり返されたのかと思った。
秘密の共有を許された歓喜。
初めて見る彼女の表情への驚愕。
その想いと表情を向けられた誰かへの嫉妬。
甘く苦しい締め付けられるような彼女への恋情。
「実は誰にも言えない秘密があるんだけどね、」
そうやっていつの日か、彼女と同じように自身のこの感情を誰かへ、はたまた彼女自身へ打ち明ける時が来るんだろうか。
ひとつわかるのは、今はまだ、到底言えそうにないということだけ。正真正銘、誰にも言えない秘密のまま。
そうして今日も、何食わぬ顔で彼女の秘密を受け入れる。
『誰にも言えない秘密』
借金が500万ある事 そのうち200万は学費の返済
「誰にも言えない『けど言いたくなる』秘密、
誰にも言えない『けどガッツリバレてる』秘密、
言えない『けど君には暴露する』秘密。
言えない『まま時間が過ぎて時効になった』秘密ってのも、まぁ、あるだろうな」
拝啓✕✕様。アンタが俺の◯◯◯をバチクソにディスってもう△年ですが、俺はアンタの知らねぇ場所で、幸せに□□しています。ざまぁみろ。
ひとつ「誰にも言えない秘密」に思い当たるところのある某所在住物書きである。
「相変わらずネタは浮かべど文章にならねぇ」
ひとしきり自己中心的に勝ち誇った後、物書きは毎度恒例にため息をつき、物語組立の困難さと己の固い頭の岩石っぷりを嘆いた。
「そもそも日頃、小説も漫画も読んでねぇから文章のストックが無いとか、さすがに誰にも、な……」
――――――
6月6日はアンガーマネジメントの日で、かつロールケーキの日とらっきょうの日と、麻婆豆腐の日でもあるそうですね。不機嫌になったら少しギルティーな美味を食べて自分の機嫌をとる物書きです。
ローカロリーな食生活の日?いや知りませんね。ところで今回はこんなおはなしをご用意しました。
最近最近の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人間に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりまして、
なんと、その内母狐と父狐は、それぞれ茶っ葉屋さんの女店主と某病院の漢方医。戸籍もあって労働もして、きちんと納税までしておるのでした。
今日は父狐の仕事風景を、少し覗いてみましょう。
平日もそこそこ賑わう某病院の漢方内科、朝から患者さんがいっぱいです。
『受付番号55番でお待ちの方、55番でお待ちの方。診察室5番へどうぞ』
患者さんのプライバシーを守るため、名前ではなく番号でお呼び出し。父狐のお部屋はコンコン5番。
最初の人間は55番、中性的でパッと見では女性とも男性とも分からないひとでした。
「最近、倦怠感と肩こりが酷くて」
加元という55番さん、席につくなり言いまして、
「最初の病院では、何も異常は無いと言われて」
小さな小さなため息を、ひとつ吐きました。
「そうですか。つらかったですね」
舌診と触診をするフリをして、母狐の茶っ葉屋さんの薬茶ティーバッグにお湯を注ぎ、それを飲むよう差し出して、コンコン父狐言いました。
「たしかに目立った悪い特徴は特に無さそうです」
実は父狐、患者さんの不調の理由が、ガッツリばっちり見えていました。
55番さんの不調の理由は、55番さんが今まで付き合って理想に合わなくてディスって捨ててきた、誰かと誰かの恨みや悲しみや未練でした。
55番さんは恋に恋するタイプの厳選厨で、
見た目に惚れてあの人この人アクセサリーよろしく手にとっては、中身が地雷だの解釈違いだのと、ポイちょポイちょ捨てておったのでした。
その数人分の負の感情が、55番さんの肩と魂に食い込んで、悪さをしておったのです。
食い物にした10人のうち、厳選厨の55番さんに悪さをしているのは計9人分。
足りない1人は母狐の茶っ葉屋のお得意様。魂清く心優しい人間でした。
なんて、さすがに言えません。
科学の発達した現代社会です。おまじないも魔法も非現実的と笑われる昨今です。
「あなたの不調の原因は日頃の行いです」なんて、
誰にも、一言も、言えない秘密なのです。
「血の巡りや気の停滞を整える漢方で、ゆっくり症状を改善させることはできるかもしれません」
「確実に、すぐ治す方法は無いんですか」
「漢方にはその方との相性がありますので」
「頂いた薬茶、飲んでから結構楽になったし、効いてると思うんです。コレを処方してもらうことは?」
「それは私の妻の茶っ葉屋で出しているお茶なので、それそのものを処方することはできないんです」
「じゃあいりません。診察だけで結構です」
「そうですか。分かりました」
そりゃ効くよ。効くと思うよ。
コンコン父狐、漢方の処方箋も何も受け取らず帰っていく55番さんを見送りながら、思いました。
だってそのお茶は不思議なお茶、稲荷のご利益と狐のおまじないが少しずつ入った魔法のお茶。
少しだけ、ちょっとだけ、心と魂を優しく包んで、悪いものを追い払ってくれるのです。
なんて、さすがに言えません。
令和の現代、そんなこと誰にも、言えないのです。
『受付番号58番でお待ちの方、58番でお待ちの方。診察室5番へどうぞ』
こやーん、こやぁぁーん。
次の患者さんも、診察して説明して、処方して。
日がとっぷり暮れるまで、今日もコンコン父狐、きっちり労働しましたとさ。
お題『誰にも言えない秘密』
学校から帰ると自分の部屋に戻って制服を脱いで、元の姿に戻る。
私の本当の姿は地球人が言う『アメーバ』のような見た目だ。ちなみに高校生で一人暮らしをしているのは、世間ではすごいことらしい。「もう自立しててすごい」って。
どうやら日本の地球人は、大人と子供のはざまの姿をしていても、基本的には親と一緒に暮らす家へ帰り、親に世話をして貰うのを当たり前だと思っているから驚きだ。
私は机に備え付けられたボタンを押す。すると、起動音がフォンッと鳴って、その場で半透明な青いモニターとキーボードを空中に浮かび上がらせた。
「さて、報告書書くか」
私は体から触手を伸ばすと、キーボードに文字を打ち込む。
私はいわゆる特派員で、元いた星が隣国の星に乗っ取られ住む場所を失ったから、こうして移住先として見繕っている星の調査をしているのだ。もしそこの星がよければ、移住命令が出るだろう。
私は特派員の中では一番若い。ゆえに割り当てられたのは高校生だった。とはいえ、派遣された場所は繁華街で知られているところではなく、住宅街である。そこで私は一般的な若者がどういう生活をしているのか体感し、日々それを報告書にまとめて上司に報告している。
時々同じく地球の日本に派遣されてる年配の仲間もいるが、こちらは『残業』だの『上司の機嫌を取る飲み会』だのというワードが出てきてなんだか大変そうだ。
今の私は高校で友達ができて、喫茶店でパフェをつつきつつくだらない会話をするのが楽しい。
だが、一方で思う。今のこの姿を見られたら友達関係が壊れてしまうだろう、と。だから、私の素性も本当の姿も、誰にも言えない秘密なのだ。
誰にも言えない秘密
「あー痛…」
撃たれて先程から痛む左足を引き摺る
「毎回毎回しつこいんだよな…ったく」
今日は弟の誕生日,包帯から血が滲むがもうそろそろ行かないと心配される…
「電車が遅延してるから兄ちゃん遅れそうだ…っと」
誰にも言えない秘密・・・・
ムフフ知りたい?
美人なお姉さんに監禁
拘束されてあんな事は
そんなことされちゃう
ASMR聴きながら
毎晩しこってる事かな?
幼い頃、自転車に乗る練習をサボった結果、大人になった今も乗れない。
バスは十分以上乗ると酔う。
タクシーは座席の匂いで酔う。
自動車は運転していれば酔わないけど、免許取得以降運転していない。
船は乗る機会がなかったが、おそらく揺れで酔うと思う。
最近、新幹線に乗ったら激しい吐き気に襲われた。
つまり、移動手段が徒歩と電車の在来線しかないこと。
『誰にも言えない秘密』
君の燃える眼差しに焼き尽くされるのが怖かった。
僕が君の姿で犯したすべての罪を、君は黙って見ていた。
僕は間違っていただろうか。
薄闇の部屋で一人、君は登れもしない螺旋階段をよく眺めていた。
タバコの煙で誤魔化せない苦しみに苛まれていた。
僕より高い体温が、命の矛盾を痛いくらいに伝えてきた。
君のすべて。
僕は君のすべてを貰った。
僕は間違っていただろうか。
君を焼き尽くした炎を燃料にして、僕は旅立つ。
君の瞳で僕は宇宙を見ている。
僕らは誰にも言えない秘密で繋がっていた。
誰にも言えない秘密がある。
いや、"秘密"と言うには少し大袈裟かもしれない。
けれどあっけらかんと話すには不謹慎すぎること。
これは、そう、『誰を優先するか』という話である。
恋人か肉親か。
親友か恩人か。
子どもか老人か。
あるいは男か女か。
心理テストのような『命の優先順位』の話。
例えばもし。いや、"もし"や"万が一"なんて事が起こらない事を前提とし、それでも何らかの理不尽な出来事のせいで大切な者が失われかけた場合、私は果たして誰を優先するのだろうか?
答えは誰も知らない。
私の胸の内にしかないから。
けれどいざその時が来たら?
苦しんで苦しんで苦しんで、それでも最後には決めていた優先順位通りに手を伸ばす。手を離した命に、永遠に懺悔することになるのだとしても。
順位は所詮順位。
覚悟とは全くの別物だ。
失う後悔も苦しみも、本当は、何一つだっていらない。
(だから。失わない、力を)
秘密を秘密のまま。
誰にも知られず、そっと胸の内に閉まっておく為に。
【題:誰にも言えない秘密】
誰にも言えない秘密
みんなある?私は、ある。
自分の口から発して仕舞えば、その事実を認めなくてはいけない気がして。
自分の中の”もしかして”が、”多分”に変容してきている今日この頃。ひみつを口にした瞬間に事実としてのしかかってくるのでしょう?こわい!!
その重みを受け止められる日が来たら、貴方にだけ言える秘密、に変えられたなら。
そんな日がいつか来ることを願って。
誰にも言えない秘密
(本稿を下書きとして保管)
2024.6.5 藍
私の心は、トップシークレット。
だれにもその領域は犯させやしない。
義は裏を返せば欺となり、この気持ちは反転する。
さあ、暴いてごらんなさい。
その御心と忠誠が、どこまで通用するのか
身をもって味わわせてあげる。
誰にも言えない秘密
私には誰にも言えない秘密が望んでいないのに増える
「わたし、◯◯くんが好きなの……これ、絶対に秘密ね!」
また、待ったをかける前に増えてしまった
「誰にも言えない(言っちゃあいけない)秘密」が
私は言いやすいタイプのようだ
最後まで聞いてくれて、口が硬いと
こちらは、減らぬノルマを積み上げられたかのように少々、心苦しい
本音をいうと
日頃、言えぬ秘めた想いを聞く分には、全く問題はないのだ
……ただ、相手の想いだけでいいの、固有名詞要らない
匿名希望でお願いしたい
徐々にその秘密は私の中で順調に増えていっている
今じゃ、このクラスの女子の簡易的な「相関図」が頭で浮かび上がるほどだ
私の誰にも言えない秘密は、
聞いてしまった、誰かの言えない秘密を
全消しに、したいこと
私の秘密は腹の中。
吐き出せやしない奥の奥。
私の秘密は脳の中。
焼いたら無くなる桐の箱。
骨と肺には仕舞わない。
焼けど残るし息に乗る。
私の秘密は脈の中。
堂々巡りの籠の鳥。
「秘密」
『誰にも言えない秘密』
墓場へと 続く旅路はひとりきり 秘したる想い 胸に抱きつ
たばかりを 共に成し遂げたる友は 今や私の手にかからんとす
猛火燃え 形無くしてくずおちる かつての秘密灰の中にぞ
光避け 卑しき好奇の目をつぶし 嘘はまことを庇いせしめん
静かな夜の月明かりに
心の中で叫ぶ声
誰にも言えない秘密を
抱えたままで歩いてる
友達と笑うその影に
本当の自分を隠してる
涙の理由も言えなくて
ひとりぼっちで見つめてる
心の奥に沈む影
誰も知らないこの痛み
だけどいつかは言えるかな
この秘密も、自由に
鏡に映る顔はいつも
偽りの笑顔ばかりで
本当の自分を見失い
深い闇に迷ってる
夜空に光る星たちに
祈りを込めて願うだけ
いつの日かこの重荷から
解き放たれる日が来る
もしも君がそばにいて
優しく耳を傾けて
この心の中の痛みを
分かち合えるなら
いつの日か、心の影も
光に変わるその日まで
歩き続ける僕の道
希望を胸に、進んでく
誰にも言えない秘密
なんか結構前にも似たようなお題があったのを覚えてる。これは気のせいじゃなくて確かな記憶、だと思う。
年を取ると記憶があやふやになるから断言はできないけど確かにあったと思う。それでその時は誰にも言えないんだからここにも書けるわけないみたいな感じだったはず。
しかし人生とは悩みが尽きないものだな。一つ悩みが消えたらまた一つ悩みが増える。本当に人生とはめんどくさいものだ。
当面の悩みはスマホで買った覚えのないアプリの購入履歴があることだ。そのスマホは決済方法を入力してないから買えないはずなんだけど一体どうなっているのやら。
スマホを修理に出しにショップに行った
店員さんに
電話番号はわかりますか?
と聞かれ、
「えーつと……夫のスマホなんです」
と答えた
怪しかっただろうか
訝しんだ顔をした店長さんに
「今朝旅行に行く夫のスマホが故障したので
私のを貸して代わりに修理にきたんです」
SIMカードを入れ替えるだけで
本体はそのまま使えるし
幸い同じメーカーのものを使っていたので
旅行先で友達と連絡が取れないと
困るだろうと貸したのだ
本体に写真やアドレス、メールなどが残るため
店員さんに
「ご夫婦で、秘密とかないんですか」
とたいそう驚かれた
そうか
そういえば特に秘密とか
考えもしなかったな
まあ少なくとも
誰にも言えない秘密は
スマホには残さないものだが
お題:誰にも言えない秘密
しかしまぁ、「誰にも言えない秘密」ときたか。
ふぅむ、と考えてしまう。
寧ろ、大切なことほど誰にも言いたくないものである。
自分の大切なものを他人に晒した時に、こちらの思いを笑われたり、大切にしている思い出ごと傷つけられてしまうのは本当にきついものがあるから。
人それぞれ生い立ちが違えば、当然ながら価値観は違う。育った環境などにもよるだろう。だが、得てしてそのことを忘れている人間があまりに多い。
「え、普通そんなことしなくない?」
などと、その人個人が思う「普通」のラインからはみ出るものを追及したり、疑義を呈したりする。
色々考えすぎてしまう性質ゆえに、そういう風に絡まれること自体がしんどい。自分の大切なものを、大切にする思いを、ほんのひとかけらでも損ねられたくない。
世間の「普通」より自分がずれているのだろうなと思う日もあるけれど、少なくとも、他人が大切にしているものが自分には理解しづらいものだとしても、大勢の前で批判したり、自分で考える「普通」の枠からはみ出ていると主張したりはしないようにしようと心がけている。
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執筆時間…10分もかかってないな…(ちゃんと時間を見ていなかった)