誰にも言えない秘密』の作文集

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誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/5/2024, 1:40:35 PM

今日は、地区総体で好きな人がいなかった!
だから、頭で好きな人が出てくる。
どうして、告白出来ないのだろうっていつも思ってる。けど、告白したら返事がくるのが怖いって言うのが分かった。でも、告白しないと返事は分からない。先延ばしにしたら、好きな人取られちゃうから嫌だ。

6/5/2024, 1:40:11 PM

《誰にも言えない秘密》

「愛してる」

その言葉が嘘だってことは、分かっていた。

でもね、私はそれでもいいの。

ほら、おいしいでしょう?私の料理。

これで、離れてもずっと一緒よ。

あなたの中に、私自身が入っているんだもの。

血の滲む指を見て、私はうっとりと笑った。

6/5/2024, 1:38:00 PM

____隠してること、ある?

″ いや?ないと思うけど 。″





____本当?

″ え?何?急に ″



____んーん!ないなら良かった!

″ ふふっ、心配症なんだから。 ″


















・ ・ ・ ーーー ・・・

6/5/2024, 1:36:55 PM

誰にも言えない秘密なんて、誰にでもある。

「じゃあ、貴方にはあるの?」

「あるよ。もちろん」

「おぉ、ちなみに何?」

「誰にも教えられないって言ってるでしょ~」

「そっかそっか。ちなみに私もあるよ」

「えぇ、それってなに?」

「あ、貴方も人のこと言えないね!」

「あ……」

貴方の顔を見て、照れくさそうに笑う私は、きっと偽物。

私は、人に嫌われるのが、怖い。

それがバレるのが嫌で、バレて気を使われるのが嫌だから、笑顔で隠してた。

だから、貴方にも教えられない、誰にも教えられない秘密。

「秘密があるからこそ、自分にしか分からないことが分かるようになるよね。秘密を、大事にしてね」

そういう貴方は、天使のような笑顔で私を包み込んだ。

天使の裏に隠されている秘密は、可愛らしいものなのか、それとも悪魔なのか。

それが分かるのは、貴方自身だけらしい。

6/5/2024, 1:34:19 PM

【誰にも言えない秘密】

聞くに堪えない

黒歴史でも

秘すれば花と

勘違い

6/5/2024, 1:33:35 PM

『誰にも言えない秘密』


言えないよ、いとこが好きだなんて…

LINEなんて二回しかしてないのに…

相手は忙しそうだからあまりLINEは出来ないし

それにこんな薄情者誰が愛してくれるのか…

一回だけでいい…

【 愛してる】っていとこに言われたい。

6/5/2024, 1:31:14 PM

誰にも言えない秘密

実は私 既婚者で
半年前まで随分年下の子と不倫してました

夫とはもう10年近くセックスレスで
だけど私は女として見られたかったのです

そんな時に出会ったその子は
私に好意を抱いてくれて
私はその子と体の関係を持ったのです

私の容姿は良い方で
学生時代から異性からの告白が多くありました
今も実年齢よりもだいぶ若く見られます

随分年下のその子も私に年齢差を感じないほど可愛いと
会う度に私の身体を満たしてくれました

私はその子から女として扱ってもらえる事に
とても満足していました

女にも当然性欲はあります
けれど夫は私に触れてはくれません
不倫はいけない事なのは充分承知しています
でも だったら
私はどこで自分の性欲を満たせば良かったのでしょう

夫と離婚して 子供の進路を絶って
働き詰めでも少ない給料で
生活をしていくべきだったのでしょうか

そうしていたら 堂々と好きな人を作って
身体の関係を持っていれば良かったのでしょうか

毎日朝から晩まで働き詰めで
くたくたに疲れる毎日に精一杯で
好きな人とセックスする体力なんて
残ってると思いますか

私の行為を責める人に聞いてみたいです
特に既婚男性に
あなたの妻は女ですか
あなたは妻を女にしてあげていますか

6/5/2024, 1:28:26 PM

そうなの
あの人とのこと
誰にも言えないから
辛くて……

言ったら
たくさんの人を
傷つけてしまう

世の中的に
許されない……

墓場まで持って行く
誰にも言えない秘密

6/5/2024, 1:28:19 PM

誰にも言えない秘密…✨

ヒ・ミ・ツ

なので 残念ですが

教えられません😁

6/5/2024, 1:26:44 PM

#澄浪さんの好きなひと (BL)

Side:Ichiru Suminami



友人の恭士の紹介で最近知り合った外園さんは、俺の想像していた以上に大きな秘密を抱えている人だった。

ただ…その秘密を知ってしまったあの夜から、外園さんは突然姿を見せなくなってしまった。


「…CHiMAさんのSNSの更新も、ピアノの演奏動画の投稿も先月から全部止まってる…。外園さん…どうしてるんだろう」

「外園君、ああいう失敗めちゃくちゃ引きずりそうだもんねぇ…。僕も最近全然顔見てないなぁ」

「えっ…。外園さん、あれから1回もここに来てないの?俺がたまたま見ていないわけじゃなくて?」

「そうそう。さっき伊智瑠が来る前にも僕ら3人して今日は来るかな〜とか話してたとこ」

「オレ、外園さんがここにいないと何か寂しい!4人もいいけどやっぱ5人がいい!」

「僕も同感。また来てほしいのになぁ…」


外園さんを入れて5人でイツメンだったのに、またもとの4人に戻ってしまった。

俺達の間だけで共有していることとはいえ誰にも言えない秘密を知られてしまったのだから、外園さんの精神的ショックはきっと俺が想像している以上のものだろう。

…もし、外園さんとこれっきり会えなくなったら…?


「…嫌だ、想像したくない…!」

「うおぉっ!急にどうしたんだよ兄貴!?」

「あ…ごめん、声に出てた?」

「…もしかして外園さんのこと、考えてたんですか」

「あはは…うん、実はね」

「僕ら以外の人に滅多に心を開かない伊智瑠が、外園君のことはそんなに気に入ってるなんてねぇ。それは推しだから?」

「確かにCHiMAさんは俺の人生史上最高で最強の推しだけど…でも…」

「うん?」

「外園さんがCHiMAさんだから好意的になってるんだとか、CHiMAさんのほうにしか興味がないんだなとか思われてないかなって、時々怖くなるんだ」


…そう。あれからずっと、怖かった。
こちら側が外園さんをCHiMAさんと知ったうえで接することで、外園さんがまた心に距離を置いてしまうことが。

もしかしたらそれが今、現実となってしまったのかもしれない。

…それでも、会いたい…。


「…あの…こ、こんばんは…」

「ほ、外園さん!?どうしたんすかそんなくたびれた顔して!」

「噂をすれば何とやら…!久しぶりだね、外園君!」

「…外園さん、どうも」

「…!」


待って…待って、一旦待ってほしい。

今、この1ヶ月間ずっとずっと聞きたかった穏やかな声が聞こえた気がする。

おそるおそる振り返ると、間違いなくそこには外園さんがいた。俺の聞き間違いではなかった…!


「…外園さん…!」

「み、皆さんお久しぶり…です。あの…その…」

「もおおおお外園さん!連絡ないから心配してたんすよぉ!!?」

「おっと、篤月に先に全部言われてしまいました…お久しぶりです」

「さぁさぁそこに立ってないで、久しぶりに5人全員揃ったことだし一緒に飲もう!」

「…は、はい…ありがとう、ございます」


外園さんが遠慮がちにカウンター席に近づいた時、彼と俺の視線が一瞬重なった。

外園さんは最後に見た時よりもさらに疲れきった顔をしていて、この1ヶ月の間に彼に何があったのかと俺は不安になった。


「外園さん…もし良ければ、この1ヶ月の間に何があったのか教えていただけませんか?」

「…え…?で、でも…そんな、大したことはない…ですよ?」

「…そんな顔をして、何もなかったというほうがおかしいですよ。絶対に何かありましたよね」

「せ、世古くんまで…」

「外園さぁ〜ん…なぁんで教えてくれないんすかぁ〜…」

「…篤月、酔うの早すぎ」

「酔ってなぁ〜い!!」


それから数分後、外園さんは恥ずかしそうに俯いて沈黙を破った。


「…実は…その、き…曲が書けない…って、もがいてただけなんです…。仕事から帰ったら疲れて寝るの繰り返しで、書く時間もあまりとれなくて…」

「…え…っ?」

「だ、だからっ…決して皆さんを避けてたとかじゃ、ないんです…。それは絶対、ないので…!」

「外園さぁああん!もう二度と会えないかと思ったっすうううううう!」

「わわっ…!あ、篤月くん…!?苦し…」

「…コラ、篤月。外園さんに抱きつかない。伊智瑠さんが妬く」

「世古くん…さすがに弟に妬きはしないよ」


正直、誰にでも素直に絡みに行ける篤月がこの時は少し羨ましいと思った。
でも…そんなこと言えない。

何故なら、俺にとっての外園さんが俺の心を生まれ変わらせてくれた推しでも、外園さんにとっての俺はまだ知り合って間もないただの飲み友達でしかないからだ。


誰にも言えない秘密…というよりかは、もう既に外園さん以外のイツメンにはバレバレになってしまっているけど、こちらがどんなに想っていても相手が同じように想ってくれるとは限らない。

だからこの息苦しくなるほどに溢れ出して止まらない感情は…まだ外園さんには隠しておこうと思う。




【お題:誰にも言えない秘密】


◾︎今回のおはなしに出てきた人◾︎
・外園 摩智 (ほかぞの まち)/CHiMA (ちま) 攻め 25歳 リーマン ノンケで童貞

・ミナミ/澄浪 伊智瑠 (すみなみ いちる) 受け 31歳 ショーバーのパフォーマー ゲイのネコ


・澄浪 篤月 (すみなみ あつき) 21歳 伊智瑠の弟 恭士の経営しているバーのウェイター バイのタチ

・名渚 恭士 (ななぎ きょうじ) 31歳 伊智瑠の友人 バー "Another Garden" のオーナー バイのバリタチ

・世古 諒 (せこ りょう) 21歳 篤月の彼氏 大学生 元ノンケ

6/5/2024, 1:22:06 PM

私には誰にも言えない秘密がある。
それはついこの間のことだ。
雲ひとつない蒼い空の下、ツバメの雛が道路の真ん中に落ちていた。
まだ目も見えていないようで、私を母親と思ったようで「ピィピィ」と頭の重さをおぼつかないながらも支え力強く泣いた。
そんなツバメに情が湧いたのか、いつのまにか私はツバメを手に乗せ車通りの多い道路から巣の下まで運んでいた
良い行いをしたおかげか、その日の私はとても晴れやかな気分だった。

次の日、雛の様子が気になったので昨日と同じ場所に訪れた。
昨日のように力強い鳴き声は聞こえない。
ふと足元を見ると、そこには昨日移動させたツバメの雛が力無くうなだれていた。
きっと私が触ったことで人間の匂いがつき、親鳥から見捨てられたのだろう。
頭上から「ピィ」と声がした。
見上げれば、親鳥と目が合った。
流れる雲、消えた命、進み続ける時間。
どこまでも黒い瞳は、じっと私を見つめていた。

6/5/2024, 1:21:59 PM

【誰にも言えない秘密】

私はどんな風に他の人に写っているのか
明るい
面白い
よく笑う
優しい
よく言われるのはここら辺かな

でもどれも私からしてみたら
他の子のことを言っているみたい

本当の私はそんなにできた人間じゃない

常に笑顔を貼り付けて
心の中では相手に興味なんかない
1人の方が楽
でも1人は不安になる

なんて冷淡でめんどくさい人間なんだろう

こんな自分を知っているのは私だけ
他の人に教える気は無いし
言えるはずもない

醜い自分は自分の中に隠す
他の人は悪くないから
周りに迷惑かけないように
私の中だけにおさめる

これは誰にも言えない私だけの秘密

6/5/2024, 1:16:41 PM

誰にも言えない。
私の秘密。
多分誰かに言っても共感して貰えない。
分かり合えない。
だけど秘密は隠し事。
友達に隠し事してる気がして少し後ろめたい。
けど、秘密を話して、友達から距離置かれるのも嫌。
だから、誰にも言えない。
私の中に閉まっている秘密。

(誰にも言えない秘密)

6/5/2024, 1:16:18 PM

誰にもいえない秘密、
それはどんな人でも一つは持っているだろう

まるで心臓のように
胸の奥の中に眠っている

それは、勇者の剣のように

運命の人が引き抜いてくれるのを
一生待っている

6/5/2024, 1:13:54 PM

誰にも言えない秘密

まあ、そんなの色々ありまして

結局はさ、ありのままなんぞや

この世の中は受け入れてくれず

それこそ、秘密だなんて

あってもなくても

他人から見たらそれは

空白に過ぎないんだろうな。

6/5/2024, 1:10:30 PM

誰にも言えない秘密

棺桶まで持っていくしかない。
誰にも言えない秘密とは、そういうものだ。
話したところで、わかってもらえない。
むしろ非人格者だと思われるような秘密だ。
今でも自分の心を苦しめる秘密だ。
なぜそんなことをしたのかと後悔している。
でも、自分がやったことには間違いがない。
一生苦しみながら、亡くなったら自分と一緒に
消え去るものなのだろう。
辛いが仕方がない。
若い時にやってしまったことだから。

6/5/2024, 1:09:46 PM

『誰にも言えない秘密』

毎朝の身だしなみは欠かさずにやること。
どんなに寝坊したとしても。何があっても。
それは、死んだじいちゃんとの約束だった。

そんなわけで今日も私は鏡の前に立っていた。
出かける二時間前に起きて、家事をして、髪を整える。去年から通い始めた高校のセーラー服を着る。
もちろんアイロンはばっちりで皺はほとんどない。
月曜日じゃないからと、自分に目をつむる。
じいちゃん特製の尻尾と耳をつけたら完璧だ!

「おはよう」
「おはよー!」

元気な挨拶が飛び交う中、異形たちにまぎれて校門をくぐる。
生まれてすぐにこちらへ迷い込んだ私は孤児だ。両親は人間だとバレた途端に殺されたらしい。
化け上手なじいちゃんが助けてくれなかったら、私もとっくにお陀仏してただろう。
そんな命の恩人は、数年前、化学の神に選ばれて転生してしまった。神になっても見守ってるぞ。それが遺言?となった。

とにかくこの世界の住民に人間だとバレないこと。
それは誰にも知られてはいけない秘密だったのに。

「お~はよっ、ヒトちゃん」

誘導に乗せられてつい、この耳がお手製だとこぼしてしまった。半年くらい前の森林合宿で。
この、犬の大将に!

同じイヌ科なのに臭いがしないと指摘されて焦ったのがいけなかった。風で香水が消えかけていただけだったのかもしれないのに。

これ以上ヘマはしないと威嚇する私と、それを見てにやける犬の大将。
本日一戦目のゴングが鳴ろうとしていた。

6/5/2024, 1:09:45 PM

みんなが持っている誰にも言えない秘密。僕だって持っている。だけど、言ってしまったらそこで終わり。誰にも言えない秘密というのは言わないから価値があると思っている。言わない事で自分の純粋な考え方や気持ちができるからだ。秘密はあっては行けないものでは無い。大げさかもしれないが、秘密があることで僕は生きているかもしれない、そんなふうに思えるほど、秘密は大切にしている。誰にも言えない秘密なんてもっとだ、言えない秘密というのは自分の本音、つまり愚痴を言える場所だ。隠したかったら隠せばいい、だから、隠し事があるということに自信を持って生きて欲しい。もしも隠し事がない人がいるとしたらその人は愚痴も吐けず苦しんでいるはずだ。だから、自分を責めず誰にも言えない秘密を大切にしよう。

6/5/2024, 1:05:42 PM

静かだ。
白い清潔な壁には、澄ました顔で並ぶ肖像画。
その中で、彼女は澄まして、柔らかな微笑みを浮かべていた。

流れるようなウェーブのかかった、ブロンドの髪。
長いまつ毛を跳ね上げた、アーモンド型のパッチリとした目。
形良く、ツンと立った鼻の横に、ふっくらと赤みを持った頬を持ち上げて。
控えめに挿した紅をさりげなく見せて、笑っている。

「本当は私、こんなに綺麗じゃないの」
地下のアトリエで、冴えない画材に囲まれた貴女はそう言って笑った。

「私じゃなくて、私の見本だけど。お父様が可愛い方が良いっていうから、仕方なく、ね」
そう言って、貴女は柔らかく、卑屈に微笑んだ。
それでも、額縁の中の名画のように美しかった。

この肖像画を買ったのは、ちょうど一年前の雨の日だった。
狂ったようにカメラを抱えて、冴えないフィルムを焼く友人が、いつものように、持ち込んできたものだった。

芸術が好きで、かつて同じ夢を志す同志であった俺に、“鑑賞”という趣向を知ってもらいたい。そう彼は言った。

その日も俺は、彼のように狂気に魅入られることも、天才のように神に魅入られることもなく、人型の炭素循環器としてダラダラと稼働していた。

だからかもしれない。

彼の持ってきた二束三文の絵の中に、気怠げに額縁の外を見下ろす、妙に大人びた少女のその肖像に、どうしようもなく惹かれた。

言い値で買い取り、使わなくなってカビの生えたアトリエへ運び込み、一息ついたところでその肖像の少女は、眉を顰めた。
「随分と辛気臭いお部屋ね」

御伽噺のお姫様か、貴族のお嬢様のように、美しく上品な顔立ちとは裏腹に、辛辣で、卑屈で、皮肉屋だった。
貴族調の、洗練された所作と丁寧な口調が、彼女の言葉の端に吊り下げられた、陰とした真意を却ってよく引き立てていた。

彼女はよく笑った。
ピクピクと片頬を引き攣らせる、皮肉な笑みで。

そんな清濁を呑んだ彼女と会話を交わすたびに、俺は刺激された。
いつの間にか、俺は考えるようになった。
元のようにやりたいことを見つけるようになった。
スケッチブックを、また手にとるようになった。

一応は深窓の姫なのよ、俺が笑うようになってから、彼女はいつもの皮肉な笑みでそう言うようになった。
「深窓の姫って設定なの。その方が評判も綺麗で箔が付くし、何かの間違いで哀れな殿方が付くかもしれないでしょう?」
彼女は、いたいけな少女のように、両手で口元を覆って、くすくすと笑った。
「私はどう足掻いても部屋から出てはダメなんですの。こんな身体と器量では、家の爵位に泥を塗ることになりかねないもの。出れませんわ。だから」
一拍置いて、彼女は悲しみと諦めの混じった微笑みを浮かべた。
「ずっと、深窓の姫ですの。そして、私はこの絵の私しか、残ってはいけないのよ」

とあるニュースが美術界を騒がせた。
ネットニュースから始まったそれは、瞬く間に平和な先進国のニュース番組を征服した。
『有名画家の日記、発見される! 未発見の作品発見の期待!!』
そこに載っていたとある貴族の娘の肖像画。
その特徴は、完璧に彼女と一致していた。

「私、美術館へ行きますわ」
ある日、彼女は言った。
「美術館へ行って、良家の完璧なお嬢様、少女肖像画の名作を演じてやりますの。そして、私を地下に閉じ込めた世間の人々というものを拝んで、騙して、“詐欺”というやつを成し遂げてみせますわ」
ですから、彼女は、俺の手元にある請求書とカタログをチラリと見やり、ぴくりと頬を引き攣らせて笑った。
「私を引き渡すと良いですわ。御礼をたんまりとってね」
彼女は笑みを深めた。
「ここで話したことは全部秘密ですわよ?誰にも言わないでね。レディの秘密を話すのは紳士の風上にもおけないですわよ?」

彼女は、辛辣で、卑屈で、皮肉屋で、頑固だった。
彼女の決断を翻すことは、俺には一度もできなかった。

だから。
彼女と過ごした一年間の思い出は、秘密だ。
彼女の口の悪さも。翳りのある苛烈な性格も。抹消された悲しい過去も。本当の笑い方も。
誰にも言えない秘密。誰にも言ってやるものか。

美術館の額縁にかけられた彼女は、無邪気に微笑んでいる。
本当に大した女優だよ、憎まれ口を小声で叩いてやる。
美術館の柔らかな照明が、彼女の額縁の影を、くっきりと壁に照らし出していた。

6/5/2024, 1:04:35 PM

・誰にも言えない秘密

私には秘密がある
でも君にだけ教えてあげるね

私実は異世界から飛ばされたんだ〜
私の住んでる世界は好きなことばっかりできる
自分がしたいようにしても周りに迷惑がかからない
学校も行かなくていいし、勉強も仕事も嫌ならしなくていい

こんな世界行ってみたくない?

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