『誇らしさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好奇心に溢れて怖いもの知らず
たくさんのワクワクドキドキとともに
冷やひやしながら見守った日々
自分で失敗しなきゃ納得しない
大きな小さな失敗をたくさん重ねて
不器用にゆっくりゆっくり成長
いつの間にかたくましくなって
口癖は「何も心配いらないから」
何か役立つことしたいのにな
巣立つその時が来て
寂しい気持ちをどう閉じ込めよう
「何も心配いらないから」
今度はわたしがそう言って
振り返らずに飛び立ってほしい
好奇心も怖いもの知らずもそのままで
見たことのない遠くへ高く
自由に思い切り羽ばたけ
親指立てて笑ったきみが誇らしい
巣はいつもここにあるよ
「誇らしさ」
#484
誇りを持って生きていく
それを持たぬ人間は、ただ息をしているだけの傀儡に過ぎない
我らの矜持を見失わずに、いつか救いの時を待つ
これこそが人の生
人である誇りなのだ
一番になった!
は 子どもの頃の 誇らしさ
今の自分が一番好き!
は いろいろ経た大人の 誇らしさ
誇らしさ
私には誇らしいと思う人がいる。
勉強が出来る人。
スポーツが出来る人。
気遣いが出来る人。
何かに夢中な人。
そして、何より、
誰かを愛して、自分を愛せる人。
誇らしさは人それぞれ違うと思う。
だからいいんだと思う。
誇らしさがあるだけで、私は幸せだ。 ❦
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誇らしさ
貴方は私が誇らしいと言った。
勉強が出来て、
スポーツが出来て、
気遣いが出来て、
何かに夢中で、
そして、何より、
僕を愛してくれて、自分も愛してる。
誇らしさは人を救うかもしれない。
でも、傷つける場合もある。
誇らしさ、裏を返せば見えてくるものがある。 ❧
「誇らしさ」
誇らしさとは?
自分の人生の中で「誇らしさ」を感じることはあっただろうか?
そもそも「誇らしさ」を感じるようなことをしたかで
自分の肯定的概念が異なったかもしれない
やはり物心が付いた時から何かしらに興味を持ち維持し続けていれば
その趣味に対する知識が誇らしさになる可能性もあるし可能性も無い
ただ誇らしさの履き方をまちがえてしまえば、
傲慢なるかもしれないしならないかもしれない
(誇らしさ)
今、これから空腹になることを誇る
甘い、しょっぱい誘惑とのやりとり
午前は余裕
午後はお腹満たされたい。何かで一度
夜がやってくる。
夜の台所、寝る前の空腹とのやりとり
アルコール、紙タバコ、好きだけどまたね。できている。これは誇らしさ。かもしれない
台風がいって、今日はまた暑くなる。胡瓜を探して連れて帰ろう
誰にもバレないようにゴミを拾えた日。
人間らしいことができたと無性に嬉しく思う。
『誇らしさ』
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ひたひたと一歩ずつ足を進める。
滑らかな海水の感触が心地よくて、全身で浴びようとさらに歩む。
海水が腹を覆った時、急に冷たい感覚が全身を襲った。腕をさすると鳥肌が立っていることに気がついた。
このまま沖まで進んでしまおうか。
それともやはり引き返すべきか。
立ち止まって悩んだのはほんの一瞬だった。沖を見れば、暗くて深い色に目を奪われる。あの奥に何が隠されているのか途端に気になって仕方ない。まるで吸い込まれるように足を動かした。
瞬間。
「何やってんだよ!」
ドン、という音と後ろからの強い衝撃に前のめりになり、海面へ倒れ込んだ。バシャンと派手な音と水飛沫をあげた俺は、何も構えていなかったため浅瀬にも関わらず溺れかけた。
もがきながら手足のつく場所まで辿り着いた。俺は四つん這いになりながら息を整える。鼻や耳の穴に海水が入って気持ちが悪い。
咳き込む俺の背中に、俺を蹴ったその人は容赦なく吠えてきた。
「夢見が悪すぎるだろう! やめろよ! 今日は地元でセンチメンタルジャーニーしているこの私がいるんだ! 場所変えろ! この海で自殺なんてやめろ!!」
自殺?
心当たりのない言葉に首を振った。自殺なんて考えてない。ただなんとなく海が見たくて、毎日仕事があるから自由に出かけられるのが夜しかなくて、それで。
「なんだ無自覚か」
その人はため息をつくと、咳がおさまった俺の腕を掴んで引っ張り上げた。そこでようやくその人の顔を見て驚いた。俺よりも随分若い女性だったからだ。
女性は俺が立ったことに頷くと、ぐいぐい腕を引っ張った。慣れない浜辺の砂に足を取られて転びそうになると、女性がサッと支えてくれた。
「あの、どこへ」
「とりあえずお腹空いたからあの居酒屋行こう。汚いけど美味いから」
女性が指差した先には、オレンジ色の提灯に明かりがついている小さな店だった。優しくて温かい雰囲気が、離れたこの場所まで伝わってきて目が緩む。
「あそこなら服も借りられっから」
ぐいぐいと容赦なく腕を引っ張られる。俺はされるがままに足を動かした。
『夜の海』
テレビの向こうで、メダルを逃した選手が目尻に涙を浮かばせている。申し訳ない、と顔をくしゃっと歪めた。応援してくれた皆さんに申し訳ないと。
そんなこと言う必要ない。
あなたが立つその場所。その舞台にたどり着くこと自体が素晴らしいのだ。
だから、誇ってほしい。
世界の広さを伝える役目を果たせたと。私たちに勇気と、夢を与えてくれたことをどうか誇って。
胸を張って、この国に帰ってきてほしい。
「昔は私の方が強かったのになあ」
夢を諦めなかったあなただからその場所に立てた。
「……またジムでも行こうかな」
テレビを消し、トレーニングウェアを閉まったはずのクローゼットに向かう。
一緒に頑張った仲間が何かを得たとき
誇らしさを感じた
周りのために自分のために
諦めずに頑張ろう。
俺は7人兄弟の長男だ。
家は貧乏で父は他界、母の収入と俺のバイト代だけで生活にかかる金を賄っている。
俺は兄弟に少しでもいい生活をして欲しくて、寝る間を惜しんで勉強、バイトを行った。
正直言えば苦しかった。毎日毎日繰り返されるルーティンに家族にかけた思いに、救いはあるのだろうか。
終わりはあるのだろうか。
幼少期に抱いたサッカー選手という夢は、直ぐに諦めた。理想を抱くのを辞めた。
同級生が外で遊んでいたり、恋愛をしているのを見ても唇を噛んで努力し続けた。
そして俺が高校を卒業した時、母が死んだ。
その時俺は覚悟を決めた。
兄弟を支えていけるのは俺しかいない。
そんな思いで毎日働き続けた。
ずっと、ずっと。
兄ちゃんはお前らにとって「誇らしい兄」になれましたか。
そう1文だけ書き綴った白い紙を何回か折りたたみ「遺書」と記した。
誇らしさ
オリンピックを観て「誇らしさ」を感じた!
勝ってメダルをもらっても
負けて悔し涙を流しても
やっぱり誇らしかったです!
「ありがとう」
ピュアでストレートに伝わる
感謝の言葉
恥ずかしがり屋の娘が
ようやく外で言えた時に
振り返って
今、「ありがとう」って
ちゃんと言えた…と
満面の笑みと誇らしさで
顔を赤らめた
私は胸が熱くなった
✴️121✴️誇らしさ
誇れることがない
人前で謙遜してつい言ってしまう
他人と比べることで自分よりできる人を知ってしまっているから
自分の能力で決めよう
相対評価で構わない
誇りに思えるまで得意なことを磨くのだ
わたし思うの
努力をしても
叶わない夢があるって。
たとえばわたしは
小説みたいに長い物語を
何回死んでも
書く事は出来ないのだけど
アメリカ映画のような
シニカルで下品極まりないジョークは
息をするみたいに出てくるの
もし
私が悪魔に生まれていたら
良い事をするよりも
悪い事をする方がとても簡単だし
きっと
悪くて悪魔に向いている事をする方が
周りの仲間の悪魔にも
いっぱい褒めて貰えると思うの
わたしはそれでいいと思ってる
悪魔が天使になることは出来ないって
100年くらい生きてきて
なんとなくわかってるつもりだし
こころが痛くない生き方をしても
こころはちゃんと細胞分裂をするって
なんとなくわかってるから
だからいいよね
わたしも
あなたも
悪魔のままでいよう。
コツコツと育て上げた力を、誇らしさを今こそ掲げる時だ、出し惜しみなんてして、後悔してたまるものか。思う存分、乱舞してこい。
いつからだろう。誇らしさ、なんて感情を忘れ去ってしまったのは。
小さい頃なんて、簡単なコトでも成し遂げられたら、すぐに誇らしさでピッカピッカに輝いた自分になれていたような気がしていた。
……まあ、幼い子供ゆえに周囲の大人が「良くできたわねえ」と誉めてくれたのも、凄く大きかったんだろうけど。
「そーんな単純な自分(コト)で良かったんだろうな……」
日々の過労と対人関係で精神を病んだ己には、そんな簡単なことすら難解で。
ストレスが心のコップから溢れてしまい、他の感情が後から湧き出る余地すらなくコップの下で根腐れを起こしてしまい、気持ちが枯れてしまった。
シンプルな感情すら、今はただ途轍もなく遠かった。
『土曜日がやってきて』
土曜日がやってきて 遊園地 雑草が列をつくる
酷暑だ酷暑だ とんでもなく暑いのだ それでも列に並び 万歳をする ぐぅんとぐぅんと まだ背が伸びる 大雨降れば もっともっと伸びていく 地球がなんだか小さいと 誇らしげに伸びていく
彼の誇らしさが
眩しいなって
思う
私もそうなりたいって思う
私もいつか彼に
なれたらいいな
─────『誇らしさ』
誇らしさ
誇らしいってなんだろう
楽しいって意味かな
褒めるって意味が近いか
誇らしいは誇ると意味が等しい
だから誇ると同じ意味なんだ
褒めるであってるんだろうか
誇らしさの意味がわかった僕も誇らしい
・5『誇らしさ』
「初めてピアノを弾いてるのを見た時、オッサンかと思いました」
「こっちに越してきたばっかりの時かな、頭もヒゲもなんもしてなかったっす」
彼は俺より全然若かった。こっちが地元で一度は上京したけど馴染めず戻ってきたこと、今は子供にピアノを教えていることなどを話してくれた。
でお兄さんは?何してる人ですか
「俺は全然……普通のリーマンでつまらない男ですよ」
と答えた。
彼は「つまんなくなんかないですよ」と言いこちらをハッキリと見た。暗くて表情はよく見えない。が、なぜか
あなたは自分を誇っていいんだ、とでも言っているような気がした。
【続く】