いつからだろう。誇らしさ、なんて感情を忘れ去ってしまったのは。
小さい頃なんて、簡単なコトでも成し遂げられたら、すぐに誇らしさでピッカピッカに輝いた自分になれていたような気がしていた。
……まあ、幼い子供ゆえに周囲の大人が「良くできたわねえ」と誉めてくれたのも、凄く大きかったんだろうけど。
「そーんな単純な自分(コト)で良かったんだろうな……」
日々の過労と対人関係で精神を病んだ己には、そんな簡単なことすら難解で。
ストレスが心のコップから溢れてしまい、他の感情が後から湧き出る余地すらなくコップの下で根腐れを起こしてしまい、気持ちが枯れてしまった。
シンプルな感情すら、今はただ途轍もなく遠かった。
8/16/2024, 11:14:10 PM